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| :しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに、自身の存在と愛が彼女にとって『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』でしかないことを痛感し何度も喪失感に陥る。だが、それがたとえ見せかけの愛情であっても彼女が『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実のためだけにひたすら自分を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、女王暦2011年で自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同氏族の妖精に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるためだけに出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った。<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセルと女王軍にいたポーチュン以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref> | | :しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに、自身の存在と愛が彼女にとって『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』でしかないことを痛感し何度も喪失感に陥る。だが、それがたとえ見せかけの愛情であっても彼女が『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実のためだけにひたすら自分を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、女王暦2011年で自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同氏族の妖精に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるためだけに出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った。<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセルと女王軍にいたポーチュン以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref> |
| :女王暦2017年。女王モルガンが斃され、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]が毒杯に斃れた際は、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加えソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生しついに『大厄災』が起きたことを察知し、運命を共にすべく彼女の元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでも一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の中で、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能のない彼女がまともに生きられる筈がないと判断していたメリュジーヌは、自分なりの感謝と思いやり、そして一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。 | | :女王暦2017年。女王モルガンが斃され、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]が毒杯に斃れた際は、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加えソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生しついに『大厄災』が起きたことを察知し、運命を共にすべく彼女の元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでも一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の中で、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能のない彼女がまともに生きられる筈がないと判断していたメリュジーヌは、自分なりの感謝と思いやり、そして一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。 |
− | :そして致命傷を負いくずおれたオーロラを前に嘆きと絶望の叫びを上げた彼女は、妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを本能のままに狙いシャドウ・ボーダーに攻撃を仕掛ける。しかし主人公とともに彼女を止めるべく、満身創痍をおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きる。<br>墜落際、消失するパーシヴァルの遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿に正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開けた後、空を駆ける流れ星の如くに残骸を燃やしながら消失した。 | + | :果たして致命傷を負いくずおれたオーロラを前に嘆きと絶望の叫びを上げた彼女は、妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを本能のままに狙いシャドウ・ボーダーに攻撃を仕掛ける。しかし主人公とともに彼女を止めるべく、満身創痍をおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きる。<br>墜落際、消失するパーシヴァルの遺灰とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿に正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開けた後、空を駆ける流れ星の如くに残骸を燃やしながら消失した。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
− | :青水色の鎧とゴーグルをまとった少女姿の妖精。 | + | :青水色の鎧とゴーグルをまとった小柄な美少女姿の妖精。 |
| :妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 | | :妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 |
| :自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。<br>一方で他者に接するときには常に“完璧な騎士”として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それが何を意味するかは彼女自身はあまり認知していない。 | | :自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。<br>一方で他者に接するときには常に“完璧な騎士”として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それが何を意味するかは彼女自身はあまり認知していない。 |
| :もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。それによると、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。 | | :もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。それによると、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。 |
| :妖精国では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に、カルデアでは自分を召喚してくれた[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。 | | :妖精国では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に、カルデアでは自分を召喚してくれた[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。 |
− | :朝に弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながらも早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。 | + | :朝にかなり弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は午後まで起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながら早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。 |
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