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2,456 バイト追加 、 2022年10月12日 (水) 05:08
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; 命乞いの謎
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: FGOにおけるゼノビアは、「凱旋式の屈辱でそれ以降を覚えていない」「その後の裁判で命乞いをした事を認めたくない」と言う設定になっている。が、これは実はおかしく、実際の記録は「凱旋式の'''前に'''裁判で命乞いをした」、となっている。そのため、もし戴冠式までの事を覚えているのなら、本来は命乞いしたかどうかも覚えていなくてはならない。
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: Fateにおいては「記録では○○だが史実では本当は✕✕だった」と言うサーヴァントは非常に多いが、彼女の場合は「記録自体が現実と違う」と言う事になってしまっており、こうした例は非常に珍しい。
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: 敢えてそうしているのか、単なるミスなのかは不明。ミスでないとすれば、「戴冠式の姿をサーヴァントにしたい」「惨めに命乞いしたと言う設定では無くしたい」と言う事情による改変、と言うのが一番予想しやすい理由だろうか。
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: 実際の所ゼノビアが捕らえられてから凱旋式までに関しては年を跨いでいるため、この間に裁判が行われていないとは考えにくい。特に、女王であるゼノビア自身はともかく部下の将兵に関しては「護送の手間と経費をかけて長期間生かした挙げ句、わざわざローマに連れ帰ってから処刑」と言う流れは考えにくく、現地で待遇を決められているはずである。
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: 実際、歴史学者の研究としては「凱旋式には連れ出されており、おそらくその後も命を長らえた」と言うのが主流の見解。一応、「食を絶って自決した」「ローマまでの連行中に息子ともども病死した」などの、彼女の誇りを守れる記録もあるのだが、凱旋式に連れ出されている時点で、これらの記録はFGO世界では事実ではない事になる。「凱旋式の後に首を斬られて死んだ」と言う記録もあるのだが、繋がりを考えると不自然さは否めない。
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: つまり、「生きて凱旋式に参加させられている時点で、すでに命乞いしてしまった可能性は高い」と思われる。その事実を認めたくないサーヴァントの彼女にとっては、なんとも非情な話であるが……。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
匿名利用者