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:そしてウッドワスの隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果巻き起こった村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。
 
:そしてウッドワスの隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果巻き起こった村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。
 
:村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも「予言の子」として何をすればいいのか分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上にマシュの名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。
 
:村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも「予言の子」として何をすればいいのか分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上にマシュの名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。
:そして旅の過程の中で[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目的と秘密を知り、仲間になった[[ガレス]]との死別を経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアをもってしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底叶わず、自身を庇ったオベロンの消滅と戦力差に戦意喪失しかけた所へ、玉座に[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。
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:そして旅の過程の中で[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目的と秘密を知り、仲間になった[[ガレス]]との死別を経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアをもってしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底叶わず、自身を庇ったオベロンの消滅と戦力差に戦意喪失しかけた所へ[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。
:戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に戴冠式まで英気を養っていたが、その戴冠式にて当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へ[[パーシヴァル]]が放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活したストーム・ボーダーに間一髪の所で逃げ込む。それでも大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[ビーストⅣ:L|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。
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:戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に戴冠式まで英気を養っていたが、そこで当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へ[[パーシヴァル]]が放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活したストーム・ボーダーに間一髪の所で逃げ込むも、大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[ビーストⅣ:L|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。
:そこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』並びに楽園の妖精の真の目的たる『聖剣鋳造』の方法を教えられ、主人公とマシュ、村正と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術が解かれ、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。一度目にロンゴミニアドを発動するが、反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は消滅した。
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:するとそこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』、並びに楽園の妖精の真の目的たる『聖剣鋳造』の方法を教えられ、主人公・マシュ・村正と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術により、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。一度目にロンゴミニアドを発動するが反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は杖を残して消滅した。
 
:そのままアルトリアは『星の内海』に帰り永遠の眠りにつくはずだったが、今際で主人公に言われた「(前に進む)理由は見つかった?」という言葉に、自分にはまだやり残したこと='''「嵐の向こうにある『小さく輝く青い星』が何なのか知りたい」'''という『答え』をまだ見つけていないから、まだ走り続けたいと願う様になる<ref group="注">竹箒日記によると「もう何も考えずにここで◯◯になればゴールだよ?それ以上頑張ると永遠に頑張る事になるよ?」現在は文面削除済み。</ref>。しかし妖精國ブリテンを『終わらせた』結果、この先も進むと決めた道の先に立ちはだかる『輝く星』さえも見えなくなる位の巨大な悪意の嵐を目前に、足は止まり心も折れかけてしまう。だが、かつて貰った恩返しのためだけに自身を嵐から必死に庇う[[ホープ|一人の妖精]]の姿を見つけ、自分の小さな気まぐれが彼女に希望をもたらしたように、たとえ周りから見れば取るに足らない事であろうとも、'''「あの星だけは絶対裏切りたくない」'''、'''「あの輝きに辿り着くまでは絶対に立ち止まらない」'''という決意を新たにし、その思いの昇華によって『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置となった存在――'''『アルトリア・アヴァロン』'''という守護者の英霊へと新生。その恩を返すため主人公の召喚に応じ、この影響で目を覚ましたマシュと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした真の黒幕たる『奈落の虫』を倒した。
 
:そのままアルトリアは『星の内海』に帰り永遠の眠りにつくはずだったが、今際で主人公に言われた「(前に進む)理由は見つかった?」という言葉に、自分にはまだやり残したこと='''「嵐の向こうにある『小さく輝く青い星』が何なのか知りたい」'''という『答え』をまだ見つけていないから、まだ走り続けたいと願う様になる<ref group="注">竹箒日記によると「もう何も考えずにここで◯◯になればゴールだよ?それ以上頑張ると永遠に頑張る事になるよ?」現在は文面削除済み。</ref>。しかし妖精國ブリテンを『終わらせた』結果、この先も進むと決めた道の先に立ちはだかる『輝く星』さえも見えなくなる位の巨大な悪意の嵐を目前に、足は止まり心も折れかけてしまう。だが、かつて貰った恩返しのためだけに自身を嵐から必死に庇う[[ホープ|一人の妖精]]の姿を見つけ、自分の小さな気まぐれが彼女に希望をもたらしたように、たとえ周りから見れば取るに足らない事であろうとも、'''「あの星だけは絶対裏切りたくない」'''、'''「あの輝きに辿り着くまでは絶対に立ち止まらない」'''という決意を新たにし、その思いの昇華によって『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置となった存在――'''『アルトリア・アヴァロン』'''という守護者の英霊へと新生。その恩を返すため主人公の召喚に応じ、この影響で目を覚ましたマシュと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした真の黒幕たる『奈落の虫』を倒した。
    
;人物
 
;人物
:セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間くらいの年齢の少女。
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:セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間位の年齢の少女。
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも。<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref>
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも。<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref>
 
:だが、自身の今までにおける生活環境と周りの妖精達の影響でその内面はとても弱くいじけ気質で、悲観主義者。『予言の子』であった自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。<ref group = "注">主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があったのに、星の内海で楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が一つとして出てこなかったのもこれが原因である。</ref><br/>しかしながら周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情である。
 
:だが、自身の今までにおける生活環境と周りの妖精達の影響でその内面はとても弱くいじけ気質で、悲観主義者。『予言の子』であった自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。<ref group = "注">主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があったのに、星の内海で楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が一つとして出てこなかったのもこれが原因である。</ref><br/>しかしながら周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情である。
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