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{{登場人物概要
{{登場人物概要
| 読み =
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| 外国語表記 = phoenix
| 別名 =
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
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==概要==
==概要==
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魔術王[[ソロモン]]の[[使い魔]]である七十二柱の[[魔神柱]]の一柱。特使五柱の一人。
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魔術王[[ソロモン]]の[[使い魔]]である七十二柱の[[魔神柱]]の一柱。特使五柱の1人。
; 略歴
; 略歴
: 最初の登場は終局特異点で、Ⅴの座においてイ・プルーリバス・ウナムに登場したサーヴァント達と決戦を繰り広げた。
: 最初の登場は終局特異点で、Ⅴの座においてイ・プルーリバス・ウナムに登場したサーヴァント達と決戦を繰り広げた。
: 時間神殿崩壊時には延々と生と死を繰り返すことと死ぬために生きることへの恐怖から逃亡。
: 時間神殿崩壊時には延々と生と死を繰り返すことと死ぬために生きることへの恐怖から逃亡。
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: その後、自身と同じ考えを持つ[[シェヘラザード]]の同胞となり、共に神秘の秘匿という概念を破壊するために2000年の地底に「伝承地底世界 アガルタ」を作りだした。
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: その後、自身と同じ考えを持つ[[シェヘラザード]]の同胞となり、共に神秘の秘匿という概念を破壊するために2000年の地底に「[[伝承地底世界 アガルタ]]」を作りだした。
: 終盤、浮上した「空中幻想都市 ラピュタ」で自身の持つ死と再生を司る能力でサーヴァント達に優位をとるが、途中で姿を現した[[武則天]]の「告密羅職経」によって死と再生の概念が制御不能となり、[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]の宝具「極・虹霓剣」を受けて致命傷を負わされた。
: 終盤、浮上した「空中幻想都市 ラピュタ」で自身の持つ死と再生を司る能力でサーヴァント達に優位をとるが、途中で姿を現した[[武則天]]の「告密羅職経」によって死と再生の概念が制御不能となり、[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]の宝具「極・虹霓剣」を受けて致命傷を負わされた。
: 消滅寸前、シェヘラザードを材料として利用し生存を図ったが、フェルグス達に説得されたシェヘラザードに拒絶され断末魔を上げながら消滅した。
: 消滅寸前、シェヘラザードを材料として利用し生存を図ったが、フェルグス達に説得されたシェヘラザードに拒絶され断末魔を上げながら消滅した。
; 人物
; 人物
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、本来は独立した人格は持たないが『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が発動されたことで個体に自我が生まれ、湧き上がった感情が切欠で変化が起きてしまう。
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、本来は独立した人格は持たないが『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が発動されたことで個体に自我が生まれ、湧き上がった感情が切欠で変化が起きてしまう。
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: 西洋における霊鳥フェニックスと同一視される、死と再生を司る魔神。
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: 西洋における霊鳥フェニックスと同一視される、死と再生を司る魔神<ref group = "注">悪魔としては'''フェネクス'''と呼ばれることも多い。</ref>。
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: 話す言葉が自然と詩になると言われており、独特な喋り方をするが<ref group = "注">文体はクランチ文体が使われている。</ref>、詩のセンスに関しては[[シャーロック・ホームズ]]曰くノーコメント。バアル同様人型にもなるが、その時の声も伝承通りに醜い声をしている<ref group = "注">文体のサイズと色がバラバラになっている形で再現されている。</ref>。寄り代を人間にしたのか、それとも詩的な言葉に飽きたのかは不明。
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: 話す言葉が自然と詩になると言われており、独特な喋り方をするが<ref group = "注">文体はクランチ文体が使われている。</ref>、詩のセンスに関しては[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]曰くノーコメント。バアル同様人型にもなるが、その時の声も伝承通りに醜い声をしている<ref group = "注">文体のサイズと色がバラバラになっている形で再現されている。</ref>。寄り代を人間にしたのか、それとも詩的な言葉に飽きたのかは不明。
: また、互いに経験した幾多の死をシェヘラザードとともに教え、人知を超越した魔神という存在であるこの身ですら、たどり着いたのはシェヘラザードと同じ「死の恐怖と残酷に満ちている生」という結論であった。
: また、互いに経験した幾多の死をシェヘラザードとともに教え、人知を超越した魔神という存在であるこの身ですら、たどり着いたのはシェヘラザードと同じ「死の恐怖と残酷に満ちている生」という結論であった。
: 幾多の生を持つ者に幾多の死があるのは間違いだと断じ、人の世を終わらせんとした七十二柱の魔神の志を完遂させようとするが、[[ゲーティア|魔神王]]のように惑星を造り替える気も、一からやり直す気もなく、ただ自分が二度と召喚されないために世界を巻き添えにして自殺するというものである。
: 幾多の生を持つ者に幾多の死があるのは間違いだと断じ、人の世を終わらせんとした七十二柱の魔神の志を完遂させようとするが、[[ゲーティア|魔神王]]のように惑星を造り替える気も、一からやり直す気もなく、ただ自分が二度と召喚されないために世界を巻き添えにして自殺するというものである。
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: [[ゼパル]]同様人間を見下しており、シェヘラザードを同胞と呼びながら、追い詰められている際に罵詈雑言を放つことから、それが伺える。
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: [[ゼパル]]同様人間を見下しており、シェヘラザードを同胞と呼びながら、追い詰められている際に罵詈雑言を放つことからもそれが伺える。
: 漫画版で登場した際は、フェルグスの些細な挑発に激高したり演技たっぷりに死んだふりをしてこちらが喜ぶ様をこっそり嘲笑っていたりとかなり嫌な性格の小物に描かれているが……。
: 漫画版で登場した際は、フェルグスの些細な挑発に激高したり演技たっぷりに死んだふりをしてこちらが喜ぶ様をこっそり嘲笑っていたりとかなり嫌な性格の小物に描かれているが……。
; 能力
; 能力
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; [[ゲーティア]]
; [[ゲーティア]]
: 自分達魔神柱を統括する存在。
: 自分達魔神柱を統括する存在。
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: ゲーティア同様「人の世の終焉」を実行するが、ゲーティアは第一部で行った人理焼却はあくまでも「手段」に過ぎず、創世からリセットして不完全な人類を死の苦しみから救済するのが最終目的だが、フェニクスの場合は死の恐怖と生の残酷さを終わらせるために生命を永久に滅ぼすことと、決定的に異なっている。
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: ゲーティア同様「人の世の終焉」を実行するが、ゲーティアは第1部で行った人理焼却はあくまでも「手段」に過ぎず、創世からリセットして不完全な人類を死の苦しみから救済するのが最終目的だが、フェニクスの場合は死の恐怖と生の残酷さを終わらせるために生命を永久に滅ぼすことと、決定的に異なっている。
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: 事実、フェニクスの目的を聞いたダ・ヴィンチから「ゲーティアもこの場にいれば『このような魔神(しそう)は我らの中に不要なり!』と頭を抱えるだろう」と酷評している。
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: 事実、フェニクスの目的を聞いたダ・ヴィンチから「ゲーティアもこの場にいれば『このような<ruby><rb>魔神</rb><rt>しそう</rt></ruby>は我らの中に不要なり!』と頭を抱えるだろう」と酷評している。
; [[シェヘラザード]]
; [[シェヘラザード]]
: 同胞。
: 同胞。
: 消滅する運命でありながら召喚されることへの恐怖に共感し同志となり、亜種特異点Ⅱで「地底世界アガルタ」を作り上げた。
: 消滅する運命でありながら召喚されることへの恐怖に共感し同志となり、亜種特異点Ⅱで「地底世界アガルタ」を作り上げた。
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: しかし自分が追い詰められた際には「グズ」とひどく罵倒した上で彼女を利用したため、本質的には彼女を見下している。
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: しかし自分が追い詰められた際には「グズ」とひどく罵倒した上で彼女を利用したため、本質的には彼女を見下している<ref group = "注">漫画版では罵倒する件が削られており、理解者としての印象がより強くなっている。</ref>。
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: 一方漫画版では、最期まで良好な関係を築いているが、それが逆に敗因の一つとなった。
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: 一方漫画版では最期まで良好な関係を築いているが、それが逆に敗因の1つとなった。
; [[武則天]]
; [[武則天]]
: 天敵。
: 天敵。
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: と言ってもいちサーヴァントと魔神柱という存在のスケールの違いのために彼女一人でどうにかされてしまうまでではなかったが、「拷問」と言う概念を象徴するかのような「殺し続け、終わらせないために生かし続ける」宝具はまさにフェニクスを殺せる状態にできる宝具であった。
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: と言ってもいちサーヴァントと魔神柱という存在のスケールの違いのために彼女1人でどうにかされてしまうまでではなかったが、「拷問」と言う概念を象徴するかのような「殺し続け、終わらせないために生かし続ける」宝具はまさにフェニクスを殺せる状態にできる宝具であった。
; [[フェルグス・マック・ロイ]]
; [[フェルグス・マック・ロイ]]
: 彼の説得によってシェヘラザードが翻意するきっかけとなった。
: 彼の説得によってシェヘラザードが翻意するきっかけとなった。
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: コミック版では「お前の言葉は面白くない」と特異点のルールでは全否定されるような事を言われて逆上してしまった。
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: 漫画版では「お前の言葉は面白くない」と特異点のルールでは全否定されるような事を言われて逆上してしまった。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
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==== 戦闘 ====
==== 戦闘 ====
; 「嫉妬の炎!」「嫉妬の猛炎!」<br>「渇望の炎!」「渇望の猛炎!」<br>「羨望の炎!」「羨望の猛炎!」<br>「限りある命……なんと羨ましい!」<br>「当てつけがましい生者!」
; 「嫉妬の炎!」「嫉妬の猛炎!」<br>「渇望の炎!」「渇望の猛炎!」<br>「羨望の炎!」「羨望の猛炎!」<br>「限りある命……なんと羨ましい!」<br>「当てつけがましい生者!」
−
:攻撃時、及びクリティカル攻撃時の台詞。
+
: 攻撃時、及びクリティカル攻撃時。
: 限りあり、終わりのある命を彼は望み、それを持つ者達を怨嗟する。
: 限りあり、終わりのある命を彼は望み、それを持つ者達を怨嗟する。
==== 本編 ====
==== 本編 ====
;「告げるはフェニクスという我が音韻。“七十二柱の魔神”の一柱/真実/再開因果。」
;「告げるはフェニクスという我が音韻。“七十二柱の魔神”の一柱/真実/再開因果。」
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:『伝承地底世界 アガルタ』で登場して最初に喋った台詞。詩うように喋るが、詩のセンスは[[シャーロック・ホームズ]]によるとよくないらしい。
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:『伝承地底世界 アガルタ』で登場して最初に喋った台詞。詩うように喋るが、詩のセンスは[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]によるとよくないらしい。
;「我がここに在る故由/<ruby><rb>友愛徴憑</rb><rt>ゆうあいちょうひょう</RT></RUBY>。認容せしはシェヘラザードという在り方。」<br>「生と死/不可避/合致・自己命題/不可避/生と死! 只なる死→再生は不適。我との同化によりて既得。」<br>「彼女の希求/不死/<ruby><rb>不生</rb><rt>・・</RT></RUBY>! 見つけたり、おお、見つけたり! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>!」
;「我がここに在る故由/<ruby><rb>友愛徴憑</rb><rt>ゆうあいちょうひょう</RT></RUBY>。認容せしはシェヘラザードという在り方。」<br>「生と死/不可避/合致・自己命題/不可避/生と死! 只なる死→再生は不適。我との同化によりて既得。」<br>「彼女の希求/不死/<ruby><rb>不生</rb><rt>・・</RT></RUBY>! 見つけたり、おお、見つけたり! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>! <ruby><rb>解</rb><rt>快</RT></RUBY>!」
:同上。どうやら[[シェヘラザード]]を利用したのではなく、その想いに感じ入って同志となった感じらしい。
:同上。どうやら[[シェヘラザード]]を利用したのではなく、その想いに感じ入って同志となった感じらしい。
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:[[主人公 (Grand Order)]]はなんとなく言ってることがわかったが、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]には全然わからなかった。
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:[[主人公 (Grand Order)|主人公]]はなんとなく言ってることがわかったが、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]には全然わからなかった。
;(あの英霊の言った通りだ。我は面白いと思ってしまった。シェヘラザードの語る物語を)
;(あの英霊の言った通りだ。我は面白いと思ってしまった。シェヘラザードの語る物語を)
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;(ああ…面白い物語など知らなければよかった)
;(ああ…面白い物語など知らなければよかった)
;「お前のような女を、喚んだ我が間違って…いた」
;「お前のような女を、喚んだ我が間違って…いた」
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:漫画版における最期のシーン。シェヘラザードと決裂し見捨てられたゲーム版と異なり、最期まで良好な関係を保ったまま消えていった。
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:漫画版における最期。シェヘラザードと決裂し見捨てられたアプリ版と異なり、最期まで良好な関係を保ったまま消えていった。
== メモ ==
== メモ ==