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| {{サーヴァント概要 | | {{サーヴァント概要 |
| | 真名 = グレゴリー・ラスプーチン | | | 真名 = グレゴリー・ラスプーチン |
| + | | 外国語表記 =Grigori Rasputin |
| | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] |
| | 依代 = [[言峰綺礼]] | | | 依代 = [[言峰綺礼]] |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :『Grand Order』世界での言峰は西暦2004年の日本で死亡しており、遺体もその際に焼失している為、2017年末の時点で聖堂協会に所属していない<ref group = "出">『永久凍土帝国 アナスタシア』第二幕「ヤガ」より。</ref>。 | + | :『FGO』世界での言峰は西暦2004年の日本で死亡しており、遺体もその際に焼失している為、2017年末の時点で聖堂協会に所属していない<ref group = "出">『永久凍土帝国 アナスタシア』第二幕「ヤガ」より。</ref>。 |
| :『序/2017年』では[[聖堂教会]]からの査問官と偽って[[ゴルドルフ・ムジーク]]と共に[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]に侵入し、異聞帯のサーヴァントである[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]率いる[[殺戮猟兵]]を用いてカルデアを襲撃させた。 | | :『序/2017年』では[[聖堂教会]]からの査問官と偽って[[ゴルドルフ・ムジーク]]と共に[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]に侵入し、異聞帯のサーヴァントである[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]率いる[[殺戮猟兵]]を用いてカルデアを襲撃させた。 |
| :カルデアから脱出する直前、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]の心臓を背後から貫いて消滅させた後、管制室にあるカルデアスのアナスタシアによる物理凍結を見届けた。 | | :カルデアから脱出する直前、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]の心臓を背後から貫いて消滅させた後、管制室にあるカルデアスのアナスタシアによる物理凍結を見届けた。 |
− | :『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』ではマカリー枢機卿を騙ることで[[イヴァン雷帝]]の眠りを維持する等、アナスタシアに協力。彼女が雷帝を下した後は正体を明かすと共に姿を消す。 | + | :Lostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』ではマカリー枢機卿を騙ることで[[イヴァン雷帝]]の眠りを維持する等、アナスタシアに協力。彼女が雷帝を下した後は正体を明かすと共に姿を消す。 |
− | :『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では北欧に向かうシャドウ・ボーダーを追撃し、捕らわれていたカドックを仮死状態にすることでカルデアを欺き奪還する。その後はギリシャ異聞帯で汎人類史勢力との戦いに身を投じていたが、カルデアがキリシュタリアに勝利した後は、アナスタシアの願いに従ってアルターエゴ・リンボに重症を負わされたカドックの身柄をシャドウ・ボーダーに引き渡した。 | + | :Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では北欧に向かうシャドウ・ボーダーを追撃し、捕らわれていた[[カドック・ゼムルプス|カドック]]を仮死状態にすることでカルデアを欺き奪還する。その後はギリシャ異聞帯で汎人類史勢力との戦いに身を投じていたが、カルデアがキリシュタリアに勝利した後は、アナスタシアの願いに従って[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]に重症を負わされたカドックの身柄をシャドウ・ボーダーに引き渡した。 |
| ;人物 | | ;人物 |
| :深い藍色の法衣を着た神父。性格は依り代に近く、「外側も内側も神の従僕ではない」「エゴの塊」と評されている。 | | :深い藍色の法衣を着た神父。性格は依り代に近く、「外側も内側も神の従僕ではない」「エゴの塊」と評されている。 |
− | :『永久凍土帝国 アナスタシア』でアナスタシアを皇帝にした後はラスプーチン自体は消滅し、完全に言峰綺礼になっている。 | + | :Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』でアナスタシアを皇帝にした後はラスプーチン自体は消滅し、完全に言峰綺礼になっている。 |
| :一方ラスプーチンの方は自らの在り方、持って生まれた自らの悪性に悩み、苦しむ人物であったこと、アナスタシアをツァーリにする為に死体を依り代にした疑似サーヴァントになることを受け入れた事が伺える。 | | :一方ラスプーチンの方は自らの在り方、持って生まれた自らの悪性に悩み、苦しむ人物であったこと、アナスタシアをツァーリにする為に死体を依り代にした疑似サーヴァントになることを受け入れた事が伺える。 |
− | :『異星の神』に仕える3騎のサーヴァントの1つで、赦しがなければ次の異聞帯に行く事が出来ない、中間管理職のような存在。 | + | :『異星の神』に仕える3騎のサーヴァントの1人で、赦しがなければ次の異聞帯に行く事が出来ない、中間管理職のような存在。 |
| ;能力 | | ;能力 |
| :[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]に気付かれずに背後に接近して素手の一突きで心臓を貫く、時速90キロで移動するなど、サーヴァント相応の能力を持つ。 | | :[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]に気付かれずに背後に接近して素手の一突きで心臓を貫く、時速90キロで移動するなど、サーヴァント相応の能力を持つ。 |
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| ;[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]] | | ;[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]] |
| :生前仕えたロマノフ家の皇女。何かと気にかけていたらしい。 | | :生前仕えたロマノフ家の皇女。何かと気にかけていたらしい。 |
− | :『永久凍土帝国 アナスタシア』では、彼女がツァーリとなったことに満足し、綺礼に肉体を譲り渡して自身は消滅した。 | + | :Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』では、彼女がツァーリとなったことに満足し、綺礼に肉体を譲り渡して自身は消滅した。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ;「お初にお目にかかる。私は言峰綺礼。」<br>「<ruby><rb>聖堂教会</rb><rt>せいどうきょうかい</RT></RUBY>から<ruby><rb>査問団顧問</rb><rt>さもんだんこもん</RT></RUBY>として派遣された神父だ。査問が終わるまでの数日、ここに滞在する。」<br>「よろしく、人理継続を果たしたカルデアの諸君。短い間だが、どうか苦楽を共にせん事を。」 | | ;「お初にお目にかかる。私は言峰綺礼。」<br>「<ruby><rb>聖堂教会</rb><rt>せいどうきょうかい</RT></RUBY>から<ruby><rb>査問団顧問</rb><rt>さもんだんこもん</RT></RUBY>として派遣された神父だ。査問が終わるまでの数日、ここに滞在する。」<br>「よろしく、人理継続を果たしたカルデアの諸君。短い間だが、どうか苦楽を共にせん事を。」 |
− | :『序/2017年』にて、初登場時に発したセリフ。 | + | :『序/2017年』における初登場時。 |
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| ;「神父で結構だ。特に理由のある名前ではない。」 | | ;「神父で結構だ。特に理由のある名前ではない。」 |
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| ;「……フッ。してやったりという顔だが、それは違う。私はラスプーチンではない。」<br>「たった今、その役割は終わったのだよ。カドック・ゼムルプス。」 | | ;「……フッ。してやったりという顔だが、それは違う。私はラスプーチンではない。」<br>「たった今、その役割は終わったのだよ。カドック・ゼムルプス。」 |
− | :『永久凍土帝国 アナスタシア』第22節「獣国の皇女」にて、カドックから正体を明かされた際に発した台詞。 | + | :『永久凍土帝国 アナスタシア』第22節「獣国の皇女」にて、カドックから正体を明かされたことに対して。 |
| :この時アナスタシアは彼をマカリー枢機卿と信じていたために驚いていた。 | | :この時アナスタシアは彼をマカリー枢機卿と信じていたために驚いていた。 |
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| ;「貴方はかつて、人理焼却を『神話級の殺人事件』と呼称した。であれば、この侵略も同じようにラべリングするがいい。」<br>「これは『誰が、どのようにして行った犯罪』なのか。それが貴方の中で組みあがった時、もう一度お会いしよう。」<br>「いったい誰に咎があったのか。それを貴方自身の口から聞き出す為に。」 | | ;「貴方はかつて、人理焼却を『神話級の殺人事件』と呼称した。であれば、この侵略も同じようにラべリングするがいい。」<br>「これは『誰が、どのようにして行った犯罪』なのか。それが貴方の中で組みあがった時、もう一度お会いしよう。」<br>「いったい誰に咎があったのか。それを貴方自身の口から聞き出す為に。」 |
− | :『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro2‐1」にて、[[シャーロック・ホームズ]]から「その遺体はどこから手に入れたものなのか。死体が無い者にいかにして憑依したのか」を問われた際に返した言葉。 | + | :Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro2‐1」にて、[[シャーロック・ホームズ|ホームズ]]から「その遺体はどこから手に入れたものなのか。死体が無い者にいかにして憑依したのか」を問われた際に返した言葉。 |
| :ただホームズがかつて[[ゲーティア]]の起こした人理焼却を『神話級の殺人事件』と形容したのは、カルデアに知られないようにアトラス院で語っている時。 | | :ただホームズがかつて[[ゲーティア]]の起こした人理焼却を『神話級の殺人事件』と形容したのは、カルデアに知られないようにアトラス院で語っている時。 |
| :そのためカルデアの記録にも残っておらず、いつどこで知ったのかは不明である。 | | :そのためカルデアの記録にも残っておらず、いつどこで知ったのかは不明である。 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *『FGO MaterialⅢ』では[[アイリスフィール〔天の衣〕|天の衣]]から辛辣なコメントを投げかけられたことから、寄り代が[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|彼女]]と[[言峰綺礼|因縁のある人物]]ではないかと考察されたが、後に第二部では予想通りの答えであったことが明らかとなった。 | + | *『FGO MaterialⅢ』では[[アイリスフィール〔天の衣〕|天の衣]]から辛辣なコメントを投げかけられたことから、寄り代が[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|彼女]]と[[言峰綺礼|因縁のある人物]]ではないかと考察されたが、後に第2部では予想通りの答えであったことが明らかとなった。 |
− | **なお、依り代となった『Grand Order』での言峰は作中の年代においては既に死亡していたが、『永久凍土帝国 アナスタシア』ではラスプーチンが綺礼に肉体を譲り渡して消滅した。 | + | **なお、依り代となった『FGO』での言峰は作中の年代においては既に死亡していたが、『永久凍土帝国 アナスタシア』ではラスプーチンが綺礼に肉体を譲り渡して消滅した。 |
| *よく「怪僧」などとあだ名される人物だが、何の僧かと言うとキリスト教である。 | | *よく「怪僧」などとあだ名される人物だが、何の僧かと言うとキリスト教である。 |
| **ただし貧困ゆえにほぼ独学であったためどの宗派にも属しておらず、(一時期は「鞭身派」<ref group = "注">元々は文字通り肉体を鞭などで打ち、肉体を蔑む事で神の許しを請うたり、集団トランス状態になる事で神と交信する等を目的とした宗派だったが、そういった儀式がエスカレートした結果なのか、ラスプーチンの頃には何故か最終的に乱交を始める派閥と化していた。</ref>と呼ばれるカルト分派に熱心に参加していたとも言われるが、)宗教的な立場としては「自称」キリスト教徒の「自称」祈祷僧に過ぎない。 | | **ただし貧困ゆえにほぼ独学であったためどの宗派にも属しておらず、(一時期は「鞭身派」<ref group = "注">元々は文字通り肉体を鞭などで打ち、肉体を蔑む事で神の許しを請うたり、集団トランス状態になる事で神と交信する等を目的とした宗派だったが、そういった儀式がエスカレートした結果なのか、ラスプーチンの頃には何故か最終的に乱交を始める派閥と化していた。</ref>と呼ばれるカルト分派に熱心に参加していたとも言われるが、)宗教的な立場としては「自称」キリスト教徒の「自称」祈祷僧に過ぎない。 |
| ***比較的近代かつロシア史に大きな影響を与えた人物にしては経歴・人物像に曖昧な部分や謎が多いが、これには「胡散臭すぎるので当時研究対象にされず調査が遅れた」という冗談のようで手痛い理由や、「政敵が多かったため過剰な悪評や真偽不明の風評が多く検証が難しい」等といった理由がある。 | | ***比較的近代かつロシア史に大きな影響を与えた人物にしては経歴・人物像に曖昧な部分や謎が多いが、これには「胡散臭すぎるので当時研究対象にされず調査が遅れた」という冗談のようで手痛い理由や、「政敵が多かったため過剰な悪評や真偽不明の風評が多く検証が難しい」等といった理由がある。 |
− | **「自身の存在意義や人生の意味に悩んだ人物である」という言峰との共通点も、彼が宗教の道に入ったきっかけとして実際に唱えられている学説の一つである。 | + | **「自身の存在意義や人生の意味に悩んだ人物である」という言峰との共通点も、彼が宗教の道に入ったきっかけとして実際に唱えられている学説の1つである。 |
| ***結婚歴があり妻を愛せなかった(娘も居る)という点も共通だが、きちんと妻と向き合った言峰と違い、ラスプーチンのほうは信仰に目覚めた後に家出同然で出奔している。…愛のあり方について悩んだという点では同じだろうか。 | | ***結婚歴があり妻を愛せなかった(娘も居る)という点も共通だが、きちんと妻と向き合った言峰と違い、ラスプーチンのほうは信仰に目覚めた後に家出同然で出奔している。…愛のあり方について悩んだという点では同じだろうか。 |
| *よく言われる事として、彼は帝政ロシアの終わりを「早めた」人物であり、終わらせた人物ではない。 | | *よく言われる事として、彼は帝政ロシアの終わりを「早めた」人物であり、終わらせた人物ではない。 |