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:その後10年、第四次聖杯戦争の真実を隠し、時臣の長女[[遠坂凛]]の後見人を務めるなどしている。また代行者としての業務の中で[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]と知り合う。
 
:その後10年、第四次聖杯戦争の真実を隠し、時臣の長女[[遠坂凛]]の後見人を務めるなどしている。また代行者としての業務の中で[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]と知り合う。
 
:第五次聖杯戦争に際しては、聖堂教会と[[魔術協会]]の双方に顔が利くことも手伝い、正式に監督役に就任。
 
:第五次聖杯戦争に際しては、聖堂教会と[[魔術協会]]の双方に顔が利くことも手伝い、正式に監督役に就任。
:自らマスターに推薦したバゼットを騙し討ちし、[[令呪]]と[[クー・フーリン|サーヴァント]]を奪い、第五次聖杯戦争の裏で暗躍を始める。その目的は生まれ出るであろう「この世全ての悪」の誕生を見届け、それを祝福することにある。
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:自らマスターに推薦したバゼットを騙し討ちし、[[令呪]]と[[クー・フーリン|サーヴァント]]を奪い、第五次聖杯戦争の裏で暗躍を始める。その目的は生まれ出るであろう「[[アンリマユ|この世全ての悪]]」の誕生を見届け、それを祝福することにある。
 
;人物
 
;人物
 
:万人が「美しい」と感じるものを美しいと思えない破綻者。生まれながらにして善よりも悪を愛し、他者の苦痛に愉悦を感じる。悪党ではないが悪人。非道ではないが外道。
 
:万人が「美しい」と感じるものを美しいと思えない破綻者。生まれながらにして善よりも悪を愛し、他者の苦痛に愉悦を感じる。悪党ではないが悪人。非道ではないが外道。
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:優秀な代行者であり、代行者特有の投擲剣「黒鍵」の使い手。八極拳の達人でもあるが、実戦で鍛えられた綺礼のそれは、彼が理想とする父の正当な八極拳とは異なり、綺礼独自の人体破壊術になっている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96">「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96</ref>
 
:優秀な代行者であり、代行者特有の投擲剣「黒鍵」の使い手。八極拳の達人でもあるが、実戦で鍛えられた綺礼のそれは、彼が理想とする父の正当な八極拳とは異なり、綺礼独自の人体破壊術になっている。<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96">「Fate/Zero用語辞典-言峰綺礼」『Fate/Zero material』p.96</ref>
 
:魔術師の家系ではないが、璃正が長年の信仰によって得た秘蹟の恩恵で「秘蹟を再現する資格」(要は魔術回路)を持って生まれた<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>。といっても[[魔術師]]としての腕は「見習いの修了」レベルでたいていの[[魔術]]に通ずるが、どれも平凡の域を出ない。治癒魔術だけは「傷を開く」ことに特化した魔術特性<ref group="注">『Fate/stay night』では「魔術適性」だったが、『Fate/stay night[Réalta Nua]』では「魔術特性」に変更されている。</ref>のお陰で、師の時臣を凌駕する。また、教会の洗礼詠唱も習得しており、霊体に対する攻撃力は突出している。歪んではいるが信仰心は本物。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60">「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60</ref>
 
:魔術師の家系ではないが、璃正が長年の信仰によって得た秘蹟の恩恵で「秘蹟を再現する資格」(要は魔術回路)を持って生まれた<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>。といっても[[魔術師]]としての腕は「見習いの修了」レベルでたいていの[[魔術]]に通ずるが、どれも平凡の域を出ない。治癒魔術だけは「傷を開く」ことに特化した魔術特性<ref group="注">『Fate/stay night』では「魔術適性」だったが、『Fate/stay night[Réalta Nua]』では「魔術特性」に変更されている。</ref>のお陰で、師の時臣を凌駕する。また、教会の洗礼詠唱も習得しており、霊体に対する攻撃力は突出している。歪んではいるが信仰心は本物。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60">「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60</ref>
:第五次聖杯戦争の時点でも総合的な戦闘能力は非常に高く一流の代行者だが、[[シエル|埋葬機関の第七位]]には及ばない。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60"/>しかし全盛期とも言える第四次の時では話が違ってくる。最終決戦時にはその鍛えに鍛えた八極拳で切嗣を追い込み、[[死徒]]並み、まさに怪物と思わせる程の戦いぶりを見せた。奈須は「『Zero』の頃の言峰が強かったのは、彼が有していた異常なほどの令呪数と切嗣に対する妄執が要因であり、人生で一番輝いていた瞬間だったんですよ。あの頃の言峰ならシエルにも勝てる」と語っている。<ref group="出">「言峰綺礼-奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.69</ref>
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:第五次聖杯戦争の時点でも総合的な戦闘能力は非常に高く一流の代行者だが、[[シエル|埋葬機関の第七位]]には及ばない。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-言峰綺礼」『Fate/side material』p.60"/>しかし全盛期とも言える第四次の時では話が違ってくる。最終決戦時にはその鍛えに鍛えた八極拳で切嗣を追い込み、[[死徒]]並み、まさに怪物と思わせる程の戦いぶりを見せた。奈須氏は「『Zero』の頃の言峰が強かったのは、彼が有していた異常なほどの令呪数と切嗣に対する妄執が要因であり、人生で一番輝いていた瞬間だったんですよ。あの頃の言峰ならシエルにも勝てる」と語っている。<ref group="出">「言峰綺礼-奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談」『Fate/complete material Ⅱ Character material.』p.69</ref>
 
:20m強あるアインツベルン城の3階(日本のマンションなら間違いなく8階相当の高さ)から平然と飛び降りることができる。
 
:20m強あるアインツベルン城の3階(日本のマンションなら間違いなく8階相当の高さ)から平然と飛び降りることができる。
 
:また不確かな足場、乱立する木々の中、両手が塞がれ、イリヤを抱えたまま、魔力の発露もなく、魔術を行使した痕跡もないにも関わらず時速50㎞で走れる(魔術を行使した凛の全力疾走と同じくらいの速度)。
 
:また不確かな足場、乱立する木々の中、両手が塞がれ、イリヤを抱えたまま、魔力の発露もなく、魔術を行使した痕跡もないにも関わらず時速50㎞で走れる(魔術を行使した凛の全力疾走と同じくらいの速度)。
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=== グレゴリー・ラスプーチン ===
 
=== グレゴリー・ラスプーチン ===
『[[Fate/Grand Order]]』では[[疑似サーヴァント]]という形で登場している。クラスは第二部第一章時点では不明。
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『[[Fate/Grand Order]]』では[[疑似サーヴァント]]という形で登場している。クラスはLostbelt No.1時点では不明。
    
詳細は「[[グレゴリー・ラスプーチン]]」を参照。
 
詳細は「[[グレゴリー・ラスプーチン]]」を参照。
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:衛宮切嗣の願望を知り同類と思っていた男は自分と違うのだとアイリスフィールとの問答で認識を改める。
 
:衛宮切嗣の願望を知り同類と思っていた男は自分と違うのだとアイリスフィールとの問答で認識を改める。
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;「……ははッ」<br>「何なんだ? はははッ、何なんだ私は!?」<br>「こんな歪みが? こんな汚物が? よりにもよって言峰璃正の胤から産まれたと?<br> ははははっ、有り得ん! 有り得んだろうッ? 何だソレは!? 我が父は狗でも孕ませたというのか!?」
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;「……ははッ」<br>「何なんだ? はははッ、何なんだ私は!?」<br>「こんな歪みが? こんな汚物が? よりにもよって言峰璃正の胤から産まれたと?<br> ははははっ、有り得ん! 有り得んだろうッ? 何だソレは!? 我が父は狗でも孕ませたというのか!?」
 
:「この世全ての悪」による火災を見て。初めて識った、己と世界との繋がりを実感し、歓喜と絶望を込めての言葉。
 
:「この世全ての悪」による火災を見て。初めて識った、己と世界との繋がりを実感し、歓喜と絶望を込めての言葉。
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:同上。カレンの髪に米をつけるという、しょうもない嫌がらせをしていた。どちらが先に手を出したか定かではないがカレンの方も言峰の腹を肘でドスドスしてるのでお互い様といえるかもしれない。
 
:同上。カレンの髪に米をつけるという、しょうもない嫌がらせをしていた。どちらが先に手を出したか定かではないがカレンの方も言峰の腹を肘でドスドスしてるのでお互い様といえるかもしれない。
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;「ビューテホー。背伸びをしたがる子供のようで痛々しいが、それもじき消えよう。今のお前はそう、100点満点でいうなら――」<br>「1000点――だ」
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;「ビューテホー。背伸びをしたがる子供のようで痛々しいが、それもじき消えよう。今のお前はそう、100点満点でいうなら――」<br>「1000点――だ」
 
:黒桜シナリオで、今の桜(黒桜)は100点満点でいうなら1000点と大絶賛。
 
:黒桜シナリオで、今の桜(黒桜)は100点満点でいうなら1000点と大絶賛。
 
:元ネタは『超獣戦隊ライブマン』の大教授ビアス。要は中の人ネタである。
 
:元ネタは『超獣戦隊ライブマン』の大教授ビアス。要は中の人ネタである。
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*HFルートで真アサシンを壁に張り付けすることに成功しているが、あれは勝ちを確信した真アサシンの不意を突いたから成功したもので、宝具を使う前までの戦闘は一方的に消耗させられている(尺の都合で描写を削られている劇場版HFでも、服に土がつき消耗している様はちゃんと描かれている)。また、強靭な肉体と前回から残る令呪数画と黒鍵を武装する言峰であるが仮に攻撃を全弾直撃させることが出来たとしても真アサシンは倒しきれないと説明されている。マスター(間桐臓硯)を失った真アサシンであれば洗礼詠唱で消滅させることは可能とのこと。
 
*HFルートで真アサシンを壁に張り付けすることに成功しているが、あれは勝ちを確信した真アサシンの不意を突いたから成功したもので、宝具を使う前までの戦闘は一方的に消耗させられている(尺の都合で描写を削られている劇場版HFでも、服に土がつき消耗している様はちゃんと描かれている)。また、強靭な肉体と前回から残る令呪数画と黒鍵を武装する言峰であるが仮に攻撃を全弾直撃させることが出来たとしても真アサシンは倒しきれないと説明されている。マスター(間桐臓硯)を失った真アサシンであれば洗礼詠唱で消滅させることは可能とのこと。
 
**真アサシンの戦闘方法は、一定の距離を保ちながらダークを投擲し続け敵が消耗しきったところで宝具を確実に当てるというもの。ダークは宝具を当てるための布石ではあるが、だからと言って投擲に手を抜くことはなく必殺は狙っているため、真アサシンの本気の投擲を凌ぐ力量自体は言峰も持っていることになる。
 
**真アサシンの戦闘方法は、一定の距離を保ちながらダークを投擲し続け敵が消耗しきったところで宝具を確実に当てるというもの。ダークは宝具を当てるための布石ではあるが、だからと言って投擲に手を抜くことはなく必殺は狙っているため、真アサシンの本気の投擲を凌ぐ力量自体は言峰も持っていることになる。
*「もしかして美味いのか。あのラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげくオレ外道マーボー今後トモヨロシクみたいな料理が美味いというのか。」士郎の抱いた外道マーボーに対する評価。作る勿れ。
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*「もしかして美味いのか。あのラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげくオレ外道マーボー今後トモヨロシクみたいな料理が美味いというのか」士郎の抱いた外道マーボーに対する評価。作る勿れ。
 
**PS2版『Fate/unlimited codes』にはミニゲーム「衝撃のマーボー」が新録されている。言峰を操作して制限時間内に麻婆豆腐を完食するというものだが、この麻婆、'''食べるごとにライフが減っていく。'''もし完食できなかった場合、言峰は「くっ!」と言ってテーブルを叩き本気で悔しがる。
 
**PS2版『Fate/unlimited codes』にはミニゲーム「衝撃のマーボー」が新録されている。言峰を操作して制限時間内に麻婆豆腐を完食するというものだが、この麻婆、'''食べるごとにライフが減っていく。'''もし完食できなかった場合、言峰は「くっ!」と言ってテーブルを叩き本気で悔しがる。
 
**余談だが、アニメ版『Fate/Zero』放送終了後主要都市と徳島県で開催された『第四次聖杯戦争展』にて、綺礼イチ押しの『泰山の激辛麻婆豆腐』が販売された。怖いもの見たさからか、来場者のみならず出演声優陣も注目していた。味は確かに辛いが、外道というほどではない。ネタ的な意味でも、普通に食べられるという意味でも美味しい商品……と言えるかもしれない。ただし、辛いものが苦手な人はやはりやめておいた方が無難。
 
**余談だが、アニメ版『Fate/Zero』放送終了後主要都市と徳島県で開催された『第四次聖杯戦争展』にて、綺礼イチ押しの『泰山の激辛麻婆豆腐』が販売された。怖いもの見たさからか、来場者のみならず出演声優陣も注目していた。味は確かに辛いが、外道というほどではない。ネタ的な意味でも、普通に食べられるという意味でも美味しい商品……と言えるかもしれない。ただし、辛いものが苦手な人はやはりやめておいた方が無難。
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*後に同様の思いを父・璃正の死に際しても懐いたが、当時の綺礼はまだ自身の本質を理解したくなかった。認めたくなかった。それゆえに妻の時と同様にその思いを封じ込めた。<br>また、後に[[間桐臓硯]]が父の死を弄ぶような発言をした際には、悟りを得た後だったもののまだ直後だったゆえか、臓硯に反発している。
 
*後に同様の思いを父・璃正の死に際しても懐いたが、当時の綺礼はまだ自身の本質を理解したくなかった。認めたくなかった。それゆえに妻の時と同様にその思いを封じ込めた。<br>また、後に[[間桐臓硯]]が父の死を弄ぶような発言をした際には、悟りを得た後だったもののまだ直後だったゆえか、臓硯に反発している。
 
*『stay night』では妻の死の時泣いてないとされているが『Zero』だと妻の時も父の時も涙を流しているとされている。だがこの場面では黒塗りの表現が度々出ており、信頼できない語り手になっている。
 
*『stay night』では妻の死の時泣いてないとされているが『Zero』だと妻の時も父の時も涙を流しているとされている。だがこの場面では黒塗りの表現が度々出ており、信頼できない語り手になっている。
*奈須は綺礼の妻を「アルビノで、免疫機能が欠如した人でした。なので些細な傷でも死に繋がるし体もボロボロでした」と説明している。<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』"/>
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*奈須氏は綺礼の妻を「アルビノで、免疫機能が欠如した人でした。なので些細な傷でも死に繋がるし体もボロボロでした」と説明している。<ref group="出" name="「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』"/>
    
;綺礼の懊悩と悟り
 
;綺礼の懊悩と悟り
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::2. ある日の朝、父が美しくあれと祈って付けた綺礼という名を一度たりとも美しく感じたことがないと気付いたことで、自分と周囲との齟齬を理解し、人並みの事柄で幸福を得られない自分を人並みに戻し救おうと、神への信仰や様々な功徳や苦行を行う。
 
::2. ある日の朝、父が美しくあれと祈って付けた綺礼という名を一度たりとも美しく感じたことがないと気付いたことで、自分と周囲との齟齬を理解し、人並みの事柄で幸福を得られない自分を人並みに戻し救おうと、神への信仰や様々な功徳や苦行を行う。
 
::3. 10年に渡る試みの中で得られたのは自分には生まれつき「人並みの幸福を得た実感」がなく、「他者の苦しみ」に勝る悦びが見いだせないという結論と、それに伴い何故自分のような人間が存在するのかという疑問を抱いた。
 
::3. 10年に渡る試みの中で得られたのは自分には生まれつき「人並みの幸福を得た実感」がなく、「他者の苦しみ」に勝る悦びが見いだせないという結論と、それに伴い何故自分のような人間が存在するのかという疑問を抱いた。
::4. 「生まれながら欠陥している」という事実を受け入れた後、それを克服するためのあらゆる努力の中で最後の試みとして人並みの幸福を得ようと、一人の女を愛そうと考えた。
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::4. 「生まれながら欠陥している」という事実を受け入れた後、それを克服するためのあらゆる努力の中で最後の試みとして人並みの幸福を得ようと、1人の女を愛そうと考えた。
 
::5. 妻との生活は二年に渡り、子もできたが言峰にとっての幸福は女の苦しみ、我が子の絶望だった。愛そうとすればするほど愛する者の苦しみだけが救いであり、そんな自分を女が癒そうとすればするほどこの女の嘆きが見たいと思う自分がいるだけだった。妻ほど自分を理解し癒そうとする人間はこの先現れないだろう、そんな妻でも癒せないなら、もはや生きて是非を問うまでもないと、自分の誕生は間違いだったとして自害を決める。
 
::5. 妻との生活は二年に渡り、子もできたが言峰にとっての幸福は女の苦しみ、我が子の絶望だった。愛そうとすればするほど愛する者の苦しみだけが救いであり、そんな自分を女が癒そうとすればするほどこの女の嘆きが見たいと思う自分がいるだけだった。妻ほど自分を理解し癒そうとする人間はこの先現れないだろう、そんな妻でも癒せないなら、もはや生きて是非を問うまでもないと、自分の誕生は間違いだったとして自害を決める。
 
::6. 命を断つ前に妻に別れを告げに行くが、妻は言峰が自分を愛していることを証明するために自ら命を断つ。その時言峰は女の死を悲しむのではなく、どうせ死ぬのなら自分で殺したかったと残念に思い。結局どうあっても正すことはできず、『stay night』の際に主の教えに決別しに悪しか愛せない自身を受け入れ。
 
::6. 命を断つ前に妻に別れを告げに行くが、妻は言峰が自分を愛していることを証明するために自ら命を断つ。その時言峰は女の死を悲しむのではなく、どうせ死ぬのなら自分で殺したかったと残念に思い。結局どうあっても正すことはできず、『stay night』の際に主の教えに決別しに悪しか愛せない自身を受け入れ。
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:実際、当事者の3人──セイバー、ギルガメッシュ、言峰がそれぞれFateルート、UBWルート<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref>、HFルート<ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。で聖剣による聖杯破壊後に街が燃えたことに言及している。
 
:実際、当事者の3人──セイバー、ギルガメッシュ、言峰がそれぞれFateルート、UBWルート<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref>、HFルート<ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。で聖剣による聖杯破壊後に街が燃えたことに言及している。
 
:2006年版アニメ『stay night』第1話冒頭ではセイバーとギルガメッシュが火に燃えた街の中で戦っている他、同アニメの第19話と劇場版『Heaven's Feel』では、綺礼の回想で切嗣が聖杯破壊前に火の海と化した街でコンテンダーを持って狙っているシーンがある。
 
:2006年版アニメ『stay night』第1話冒頭ではセイバーとギルガメッシュが火に燃えた街の中で戦っている他、同アニメの第19話と劇場版『Heaven's Feel』では、綺礼の回想で切嗣が聖杯破壊前に火の海と化した街でコンテンダーを持って狙っているシーンがある。
:公式では最後のマスターとなった切嗣が聖杯の正体にいち早く気付き、セイバーに命じて聖杯を破壊させ閉じた事になっている。だかその前に、新都の住宅街に降臨した聖杯に言峰が触れた際に彼の願いか聞き届けられ、膨大な死傷者を生み出す大火災が引き起こされてしまった。<ref group="出">Fate/stay night Visual Story</ref>。
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:公式では最後のマスターとなった切嗣が聖杯の正体にいち早く気付き、セイバーに命じて聖杯を破壊させ閉じた事になっている。だがその前に、新都の住宅街に降臨した聖杯に言峰が触れた際に彼の願いが聞き届けられ、膨大な死傷者を生み出す大火災が引き起こされてしまった。<ref group="出">Fate/stay night Visual Story</ref>。
    
;聖杯戦争の事後処理
 
;聖杯戦争の事後処理
:「劇場版のランサーVSアサシンの戦闘だと、あの戦闘で多数の死亡者、目撃者が出たと思いますが、どう事後処理したのか?」 →きのこ「たぶんあれ途中で余所の市に入っているので言峰は知らないフリした。」
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:「劇場版のランサーVSアサシンの戦闘だと、あの戦闘で多数の死亡者、目撃者が出たと思いますが、どう事後処理したのか?」 →きのこ「たぶんあれ途中で余所の市に入っているので言峰は知らないフリした」
:「劇場版セイバーオルタVSバーサーカーの戦いはどう考えてもガス会社のせいに出来ないレベルでしたが、言峰はどう隠蔽したのか?」 →きのこ「いやだなあ。山火事ですよ山火事。何故か一瞬で鎮火したけど。」
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:「劇場版セイバーオルタVSバーサーカーの戦いはどう考えてもガス会社のせいに出来ないレベルでしたが、言峰はどう隠蔽したのか?」 →きのこ「いやだなあ。山火事ですよ山火事。何故か一瞬で鎮火したけど」
    
;地上波に綺礼
 
;地上波に綺礼
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