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→‎概要: 実装に伴いプレイアブル情報追加
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{{サーヴァント概要
 
{{サーヴァント概要
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| タイトル = アルターエゴ
 
| 真名 = グレゴリー・ラスプーチン
 
| 真名 = グレゴリー・ラスプーチン
 
| 外国語表記 = Grigori Rasputin
 
| 外国語表記 = Grigori Rasputin
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 依代 = [[言峰綺礼]]
 
| 依代 = [[言峰綺礼]]
 +
| 声優 = 中田譲治
 +
| 演者 =
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| 身長 = 193cm
 +
| 体重 = 82kg
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| 出典 = 史実、ゾロアスター教、オーストラリアの伝承、[[Fate/stay night]]
 +
| 地域 = ロシア、日本<ref group = "注">依代の出身地。</ref>
 +
| 属性 = 秩序・悪
 +
| 隠し属性 = 地
 +
| 異名 = 怪僧ラスプーチン、ゲー・ラスプーチン
 +
| 性別 = 男性
 +
| 一人称 = 私
 +
| 二人称 = 君
 +
| 三人称 = ○○殿/○○氏
 +
| 好きな物 = 香辛料(第一、第二再臨)<br>迷える隣人の悩み相談と解決(第三再臨)
 +
| 苦手な物 = 思い当たらない<ref group = "注">それとは別に「頭が痛くなるもの」として[[カレン・C・オルテンシア|とある神霊の依代になったシスター]]の言動を挙げている。</ref>(第一、第二再臨)学ぶ事で発生する不平等(第三再臨)
 
| デザイン = 武内崇
 
| デザイン = 武内崇
 +
| レア度 = ☆5
 
}}
 
}}
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==概要==
 
==概要==
 
+
『[[アルターエゴ]]』の[[疑似サーヴァント]]。
『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[疑似サーヴァント]]。
      
;略歴
 
;略歴
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:Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では北欧に向かうシャドウ・ボーダーを追撃し、捕らわれていた[[カドック・ゼムルプス|カドック]]を仮死状態にすることでカルデアを欺き奪還する。その後はギリシャ異聞帯で汎人類史勢力との戦いに身を投じていたが、カルデアがキリシュタリアに勝利した後は、アナスタシアの願いに従って[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]に重症を負わされたカドックの身柄をシャドウ・ボーダーに引き渡した。
 
:Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では北欧に向かうシャドウ・ボーダーを追撃し、捕らわれていた[[カドック・ゼムルプス|カドック]]を仮死状態にすることでカルデアを欺き奪還する。その後はギリシャ異聞帯で汎人類史勢力との戦いに身を投じていたが、カルデアがキリシュタリアに勝利した後は、アナスタシアの願いに従って[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]に重症を負わされたカドックの身柄をシャドウ・ボーダーに引き渡した。
 
;人物
 
;人物
:深い藍色の法衣を着た神父。性格は依り代に近く、「外側も内側も神の従僕ではない」「エゴの塊」と評されている。
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:深い藍色の法衣を着た神父。性格面は依り代に近く、「外側も内側も神の従僕ではない」「エゴの塊」といった悲観的な考えと言葉遣いを多様するものの、一見すればウイットに富んだ人当たりのいい人物で、長身もあいまって威圧感はあるが誰であっても分け隔てなく会話をする人格者。
 
:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』でアナスタシアを皇帝にした後はラスプーチン自体は消滅し、完全に言峰綺礼になっている。
 
:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』でアナスタシアを皇帝にした後はラスプーチン自体は消滅し、完全に言峰綺礼になっている。
 
:一方ラスプーチンの方は自らの在り方、持って生まれた自らの悪性に悩み、苦しむ人物であったこと、アナスタシアをツァーリにする為に死体を依り代にした疑似サーヴァントになることを受け入れた事が伺える。
 
:一方ラスプーチンの方は自らの在り方、持って生まれた自らの悪性に悩み、苦しむ人物であったこと、アナスタシアをツァーリにする為に死体を依り代にした疑似サーヴァントになることを受け入れた事が伺える。
 
:『異星の神』に仕える3騎のサーヴァントの1人で、赦しがなければ次の異聞帯に行く事が出来ない、中間管理職のような存在。
 
:『異星の神』に仕える3騎のサーヴァントの1人で、赦しがなければ次の異聞帯に行く事が出来ない、中間管理職のような存在。
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:他の誰がマスターであっても契約した以上は人生成就のために微力ながら助力し、それは例え相手がどれほど悪の道をひた走ろうとスタンスは変わらず、善なり悪なりそれに相応しいと思う道を示してくれる。
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;能力
 
;能力
 
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]に気付かれずに背後に接近して素手の一突きで心臓を貫く、時速90キロで移動するなど、サーヴァント相応の能力を持つ。
 
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチ]]に気付かれずに背後に接近して素手の一突きで心臓を貫く、時速90キロで移動するなど、サーヴァント相応の能力を持つ。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| ? || - || ? || ?|| ? || ? || ? || ? ||  ||  || style="text-align:left"|
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| rowspan="2"|[[アルターエゴ]] || [[異星の神]]|| ? || ?|| ? || ? || ? || ? ||  ||  || style="text-align:left"|
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || B || D || D || A || 代行者:B<br>洗礼秘蹟:A<br>対毒(機密):B || 信仰の加護(独):A+<br>悪心祝祭:A<br>死なずのバールー:EX || style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
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==[[宝具]]==
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;零れ氾く暗黒心臓(ザジガーニエ・アンリマユ)
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: ランク:A<br />種別:対界宝具<br />レンジ:測定不可能<br />最大捕捉:断定不能
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:由来:英霊、神性、依代。三者三様の『世界を破滅させた』概念そのもの。
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:怪僧ラスプーチン、悪竜アジ・ダハーカ、嘲笑者バールー。出自も霊基も異なるがいずれもそれぞれの世界観を呑み込んだという共通事象を、何処かの編纂事象において『聖杯によって世界を焼いた』経歴を持つ言峰神父が三つ首の蛇、あるいは竜を触媒にし、世界に混乱をまき散らす最強の複合神性にして最悪の悪性宝具。
 +
:同時に'''『悪の心を<ruby><rb>糧</rb><rt>薪</rt></ruby>にして世界を燃やす』'''概念そのものでもあり、人間が存在しなければまず成立しない宝具。あふれ出した呪いは質量すら持ち、触れた者の悪心、そして悪しき行いを重ねた肉体を燃やす炎となる。
 +
:『Grand Order』では「自身のArtsカード性能をアップ+敵全体に強力な〔悪〕特攻攻撃&やけど状態を付与&延焼状態を付与&呪い状態を付与&呪厄状態を付与&〔善〕特性の敵全体に確率で即死効果」という効果のArts宝具。
    
==真名:グレゴリー・ラスプーチン==
 
==真名:グレゴリー・ラスプーチン==
聖職者でありロマノフ王朝の守り手であるが、その姿から「'''怪僧'''」とも呼ばれ結果的に帝国の崩壊の遠因となった。なおフルネームはグリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン。
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:グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン。ロマノフ朝ロシア末期の聖職者兼祈祷師。
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:シベリアの寒村で生まれ、幼少期は貧しさから読み書きも満足に出来ず素行不良な子供だったが、突如として「巡礼に出る」と言い残し村を出奔。帰郷した際は打って変わって信仰熱心な修行僧に変貌。巡礼として国中の大修道院へ足を運び教えを説く姿が上流貴族の目に留まる事となった。<br>また、万病を祈祷によって治療する『奇跡』を起こした霊能力者としても重宝される様になり、当時は不治の病とされた皇太子アレクセイの血友病を祈祷治療によって回復させた事から、時の皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラ夫妻からの信頼を勝ち得ると、「ロマノフ王朝の守り手」「神の人」と称され讃えられるが、そのあまりにも神秘を通り越してオカルトじみた様から『'''怪僧'''』とも呼ばれ、反感を持つ輩によって聖職には不道徳とされた度重なる不純異性交遊を主とした数々のスキャンダルな噂が飛び交う事となるも、彼を信頼する皇帝一家の権限によってそれらは尽く握りつぶされ、しまいには政治にまで影響を与える程の権力を掌する。
 +
:しかし、ニコライ二世が平和主義だったラスプーチンの請願を無視してドイツへ宣戦布告し、区切りに第一次世界大戦に突入すると事態は急変。度重なる敗戦とそれに伴う戦争の長期化および戦況の悪化によって国民の間で皇室への不平不満が爆発し、ラスプーチンもまたその一端として暗殺され、結果的に帝国の崩壊の遠因となった。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
:『第二部/序』で登場。
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:『第二部/序』で登場し、以降は第2部「Cosmos in the Lostbelt」の敵側キャラクターとして度々シナリオに登場する事にやる。
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: ストーリー上は敵対関係状態であったが、2023年の正月に期間限定の新規サーヴァントとして実装される。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]
 
;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]]
 
:異星の神に仕える同志。殺戮猟兵を率いて、共にカルデアを襲撃した。
 
:異星の神に仕える同志。殺戮猟兵を率いて、共にカルデアを襲撃した。
 +
:自身がカルデアに召喚後は、[[ビースト]]の件を経たとはいえ[[光のコヤンスカヤ|二人に]][[闇のコヤンスカヤ|分裂]]していた事には流石に耳を疑っている。
 
;[[カドック・ゼムルプス]]
 
;[[カドック・ゼムルプス]]
:イヴァン雷帝の相手をする傍ら、彼の拗れた行き先に皮肉たっぷりにアドバイスしていた。
+
:イヴァン雷帝の相手をする傍ら、彼の拗れた行き先に皮肉たっぷりにアドバイスしていたが、終盤では重傷を負った彼の身柄をカルデアに預けた。
 
;[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]
 
;[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]
 
:異星の神に仕える同志。インドの異聞帯に滞在していることが示唆されていたが、後に大西洋異聞帯で合流。
 
:異星の神に仕える同志。インドの異聞帯に滞在していることが示唆されていたが、後に大西洋異聞帯で合流。
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;[[千子村正]]
 
;[[千子村正]]
 
:異星の神から召喚されたアルターエゴの1人。大西洋異聞帯では彼と共同で汎人類史のサーヴァントを何騎も撃破していた。
 
:異星の神から召喚されたアルターエゴの1人。大西洋異聞帯では彼と共同で汎人類史のサーヴァントを何騎も撃破していた。
:依り代同士の縁もあり互いに性格が真面目なためか、相手からは蟠りを持たれているもののリンボと異なり関係性は比較的良好。
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:[[衛宮士郎|依り代]]同士の縁もあり互いに性格が真面目なためか、相手からは蟠りを持たれているものの、リンボと異なり関係性は比較的良好。
 +
:[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
 +
:『第二部/序』にて殺害したサーヴァント。
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:彼女が今際に残した『仕事』については敬意を払っている。
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;依代となる言峰綺礼の関係者。
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:『[[Fate/stay night]]』に連なる時空を筆頭に.作品を跨いで多数の関わりが確認されているが、霊基再臨毎に異なっている。
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'''第一再臨'''
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:;[[ギルガメッシュ]]
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::[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]において契約したサーヴァントかつ自身を唆した張本人。
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::この世界における言峰はそういった影響を受けなかった様子。
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:;[[クー・フーリン]]
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::第五次聖杯戦争において騙し討ちの末に契約したサーヴァント。
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::[[クー・フーリン〔オルタ〕|刺々しい方の別側面]]を引き合いに出し煽っている。
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:;[[カレン・C・オルテンシア]]
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::[[Fate/hollow ataraxia|第五次聖杯戦争後]]において[[カレン・オルテンシア|依代]]同士が親子関係にある事が示唆されている人物。
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::苦手なものに彼女のが放つ''(十中八九冷たい棘のある)''言動と、何処で聞いたのが『将来の夢』を懐古するなど父親の一面をのぞかせている。
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'''第二再臨'''
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:;[[イシュタル]]、[[エレシュキガル]]
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::第五次聖杯戦争において[[遠坂凛|依代]]が妹弟子かつ後見人であった。
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::片や奔放な能動の女神、片や冥府を司る受動の女神でありながら、彼女の影響を受けて善属性となっているため興味を抱いている。
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:;[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕]]
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::第五次聖杯戦争において騙し討ちにした人物。
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::何も知らないバゼットは『相変わらず穏やかで理解力に満ちた笑顔』と評しているが、海神マナナンの方は彼の内面と依代にやらかした事を覚えているのか、右ストレートをボディに打ち込もうとした。<del>いいぞもっとやれ</del>
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:;[[BB (Grand Order)]]
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::[[Fate/EXTRA|とある月の世界の聖杯戦争]]においてタッグを組んでいたAI。ちゃっかりとだが『stay night』で知り合いだった[[間桐桜|同じ顔の少女]]の名前を引きあいに出している。
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'''第三再臨'''
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:;[[アンリマユ]]
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::生前依代が求めた「答えの果て」といえる存在。
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::同じくゾロアスター教に準ずる神性を取り込んでいる為、ラスプーチン第三再臨の姿には類似点が多い。
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;[[ヴリトラ]]
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:「他者が苦痛を浮かべている所を見るのがが好き」という共通点を持っているが、ヴリトラはそれを乗り越えて成長する様を悦びとしている為、そもそもの根幹が全く異なる。
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;[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕]]
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:元となった[[ビーストⅢ/R|ビースト]]の姿もあって『規格外の怪物』と評している。
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:ちなみに『Grand Order』における彼女も根は真面目で善良な人物だったが、[[ゼパル|第三者]]の介入によって変貌してしまった共通点がある。
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 +
=== その他 ===
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;[[天草四郎時貞]]
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:[[Fate/Apocrypha|とある聖杯大戦]]においては「シロウ・コトミネ」の名で義兄弟だった人物。
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;[[エミヤ〔アサシン〕]]
 +
:第四次聖杯戦争においての因縁相手かつ天敵の別時空の姿。その為か現時点で互いに言及はない。
   −
===生前===
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=== 生前 ===
 
;[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]
 
;[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]
 
:生前仕えたロマノフ家の皇女。何かと気にかけていたらしい。
 
:生前仕えたロマノフ家の皇女。何かと気にかけていたらしい。
:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』では、彼女がツァーリとなったことに満足し、綺礼に肉体を譲り渡して自身は消滅した。
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:Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』では彼女がツァーリとなったことに満足し、綺礼に肉体を譲り渡して自身は消滅。その後彼女の頼みでマスターのカドックを救出、カルデアに託す事になる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
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'''時節ネタ'''
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*元旦に召喚されると律儀にも'''新年のご挨拶'''をしながらやって来てくれる。
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**ちなみに偶然だが、実装日となる元旦は男性主人公や巌窟王等の声優でお馴染みの「回す方のノッブ」こと島崎信長氏が'''結婚発表をした日'''でもある。なのでプレイヤーの中には''「神父が結婚祝いに来たけど全然嬉しくない」''という声もあったとかなかったとか…
    
==脚注==
 
==脚注==
124行目: 200行目:     
{{DEFAULTSORT:くれこりい らすふうちん}}
 
{{DEFAULTSORT:くれこりい らすふうちん}}
   
[[category:登場人物か行]]
 
[[category:登場人物か行]]
 
[[category:サーヴァント]]
 
[[category:サーヴァント]]
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[[Category:アルターエゴ]]
 
[[category:Fate/Grand Order]]
 
[[category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
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