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:このモリアーティの悪意の具現、社会に害を与えるという行為の最高峰、人類社会そのものを惑星ごと根本から木っ端微塵に粉砕するという究極の犯罪として「終局的犯罪」の名が冠されている。
 
:このモリアーティの悪意の具現、社会に害を与えるという行為の最高峰、人類社会そのものを惑星ごと根本から木っ端微塵に粉砕するという究極の犯罪として「終局的犯罪」の名が冠されている。
 
: また元ネタを同じとされると思われるアメリカのテレビ映画「アステロイド/最終衝撃」も存在する。
 
: また元ネタを同じとされると思われるアメリカのテレビ映画「アステロイド/最終衝撃」も存在する。
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;モリアーティとは『何』であるか
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:ホームズの宿敵として知られるモリアーティだが、前述の真名解説にある通り登場した作品はわずか三作にすぎす、しかもその登場シーンはほぼ、ホームズによって語られるのみ。
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:これはそもそも彼が、「ホームズを殺すための存在」としてドイルに設定されたため。そもそもドイルは歴史小説を好んでおり、当時、ホームズシリーズばかり求める世間に辟易していた<ref group = "注">「とにかくホームズを書いて欲しい」と言う雑誌社に辟易して破格の報酬をふっかけた所、その条件をあっさり呑まれて後に引けなくなってしまった、と言うエピソードもある。</ref>。そのため、「ホームズを殺してこのシリーズを終わらせたい」と言う欲求を抱き、ホームズを殺すに相応しい悪役としてモリアーティを生み出したのである。
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:そうした事情もあって、原作におけるモリアーティの設定は非常に曖昧。だがその曖昧さが逆にミステリアスさを生み、多くのシャーロキアンを惹きつけた。そんな彼の曖昧な正体に関する考察は諸説ある。
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:その中には、「ホームズがコカイン中毒で見た妄想」「姿を晦ますための狂言」「ホームズと同一人物」といった、'''実は存在しない人間'''説も有る。
    
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