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*実の家族については余り語られていない。作中では大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなど断片的に回想されるのみである。
 
*実の家族については余り語られていない。作中では大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなど断片的に回想されるのみである。
 
**『[[月姫]]』の主人公[[遠野志貴]]が過去のことを語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。志貴は記憶を暗示で封じられていたが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念など心理的要因から思い出さないように努めている点で異なっている。この「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状を『Fate/EXTRA』の[[無銘]]は「サバイバーズ・ギルト」<ref group="注">大災害や大事故などに遭遇しながら、生存した人々に発症しやすい精神疾患の一種。症状は個人によって様々だが、重症になると鬱を発症して自殺する事も多い。</ref>と判断している。
 
**『[[月姫]]』の主人公[[遠野志貴]]が過去のことを語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。志貴は記憶を暗示で封じられていたが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念など心理的要因から思い出さないように努めている点で異なっている。この「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状を『Fate/EXTRA』の[[無銘]]は「サバイバーズ・ギルト」<ref group="注">大災害や大事故などに遭遇しながら、生存した人々に発症しやすい精神疾患の一種。症状は個人によって様々だが、重症になると鬱を発症して自殺する事も多い。</ref>と判断している。
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**一応最初期のおけるファンブックのインタビューにおいては、魔術師とは関係の無い一般家庭の子であったことが奈須きのこ氏より語られている。<ref group="注">「まぁ養父に関しては主人公のあこがれというか理想ではあるんで、しょっちゅう出てくるんですが、あくまで昔の回想で。本当のお父さんもその魔術師の家系だろう? とか言われますけども、本当に普通の家庭の子なんで。特別言うことはないかなぁと。」</ref><ref group="出">フェイト/ステイナイト プレミアムファンブック P.43</ref>
 
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*『TYPE-MOONエース』Vol.9のインタビューによると士郎は奈須曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
 
*『TYPE-MOONエース』Vol.9のインタビューによると士郎は奈須曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
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*魔術協会における才能の評価は魔術使いとしては切嗣と同等。単純に数値化すると士郎は10(特定条件下で40)、シエルが100、凛が70〜100。<ref group="出">『Game Japan』2007年2月号</ref>
 
*魔術協会における才能の評価は魔術使いとしては切嗣と同等。単純に数値化すると士郎は10(特定条件下で40)、シエルが100、凛が70〜100。<ref group="出">『Game Japan』2007年2月号</ref>
 
**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらい。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』" />
 
**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらい。<ref group="出" name="「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night[UBW] Animation Material Ⅱ』" />
*武具以外の複製が出来ないとされる「無限の剣製」だが、武具類に突出しているだけで全く出来ない訳ではない。まず投影の原理は構造把握(設計図作成)からの連想(具現化)というもので、武具(主に剣)が得意な理由は武具の構造把握に長けているためであり、設計図を明確に作れるなら理論上何でも造れる。神造兵装が投影出来ないのは人間が作成した物でないがゆえに構造の把握が出来ないからである。強いて言えば、士郎がガラクタ修理の条件に「素人知識で直せるもの」としていることから、連想するうえで作成の知識がある程度必要と思われる。本編開始時から、士郎は物の設計図を明確に再現出来るがゆえに、ガワだけは投影出来ていた。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
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*武具以外の複製が出来ないとされる「無限の剣製」だが、武具類に突出しているだけで全く出来ない訳ではない。まず投影の原理は構造把握(設計図作成)からの連想(具現化)というもので、武具(主に剣)が得意な理由は武具の構造把握に長けているためであり、設計図を明確に作れるなら理論上何でも造れる。ただし神造兵装の投影は出来ないとされており、作中では神造兵装であるエアに対して構造の解析すら出来ない描写がなされた(構造の解析すら出来ないのが神造兵装全般の話なのかエア単独の話かは不明)。強いて言えば、士郎がガラクタ修理の条件に「素人知識で直せるもの」としていることから、連想するうえで作成の知識がある程度必要と思われる。本編開始時から、士郎は物の設計図を明確に再現出来るがゆえに、ガワだけは投影出来ていた。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
 
*構造把握の難易度の差異。
 
*構造把握の難易度の差異。
 
**ストーブ→触れて構造を把握している。
 
**ストーブ→触れて構造を把握している。
 
**武器→視認しただけで構造を把握している。
 
**武器→視認しただけで構造を把握している。
**神造兵装(アヴァロン)→セイバーと契約し、体内にある時のみ構造を把握している。体内から無くなると時間と共に忘れていく。
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**アヴァロン→セイバーと契約し、体内にある時のみ構造を把握している。体内から無くなると時間と共に忘れていく。
    
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ"/>。
 
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ"/>。