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後の口伝、伝承や形作られたイメージの結果、生前、実在の人物から歪められてしまったものや、<ruby><rb>誇張</rb><rt>カリカチュア</rt></ruby>されているものも存在する。前者は吸血鬼としてのイメージを付与されてしまった[[ヴラド三世 (Apocrypha)]]や、無辜の怪物のスキル持ちが該当する。後者は例えば[[チャールズ・バベッジ]]は英霊として機械の鎧を纏っており、[[トーマス・エジソン]]は特殊な現界だったため生前の情報とはかけ離れた姿になっている。また、[[ナポレオン]]は生前に使っていない大砲を装備していたり、後に登場するエクストラクラス「アルターエゴ」にもこの事例が関わっている。それ以外にも実在とは異なる形で伝承が後世に伝わった結果、男性として伝えられていたが実は女性であるケースや、純粋な人間ではなかったケースもある。
 
後の口伝、伝承や形作られたイメージの結果、生前、実在の人物から歪められてしまったものや、<ruby><rb>誇張</rb><rt>カリカチュア</rt></ruby>されているものも存在する。前者は吸血鬼としてのイメージを付与されてしまった[[ヴラド三世 (Apocrypha)]]や、無辜の怪物のスキル持ちが該当する。後者は例えば[[チャールズ・バベッジ]]は英霊として機械の鎧を纏っており、[[トーマス・エジソン]]は特殊な現界だったため生前の情報とはかけ離れた姿になっている。また、[[ナポレオン]]は生前に使っていない大砲を装備していたり、後に登場するエクストラクラス「アルターエゴ」にもこの事例が関わっている。それ以外にも実在とは異なる形で伝承が後世に伝わった結果、男性として伝えられていたが実は女性であるケースや、純粋な人間ではなかったケースもある。
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『Fate/Grand Order』ではこの辺りがより複雑かつ異例化しており、特異点および異聞帯で縁を結んだ[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の認識<ref group = "注">汎人類史側でありながら異聞帯の外見で召喚された[[イヴァン雷帝]]と[[項羽]]、[[キングゥ]]のスキルや戦闘能力を所有している[[エルキドゥ]]、後天的に「狂化」を付与されたことで『吸血鬼』要素が強まりバーサーカークラスで現界したApocrypha外見の[[ヴラド三世 (Grand Order)|ヴラド三世]]などがこれに該当する。他にも本来のバーサーカーとは違う[[クー・フーリン〔オルタ〕]]やブリテン異聞帯の[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]、平行世界の存在である女性の[[宮本武蔵]]や男性の[[アーサー・ペンドラゴン]]が召喚可能になったのもこの影響を受けている。</ref>に加え、常夏の島に召喚された、ハロウィンやクリスマスの様に特別な時期になった、その場のノリ等の理由で、自ら霊基をいじって調整する、聖杯の力を使うといった手段を使い元になったサーヴァントからクラスチェンジが為される事もある。この場合普段と異なる服装、クラスにより多少性格が開放的になるなど変化は見られるが基本的には同一人物ではある。だが、チェンジ前後の霊基が分離するのか、上記のように同一人物が別クラスで召喚されるようになる(実質分裂、あるいは増殖に近い)。ただし、サーヴァントがきちんと水着に着替えるには、霊基を弄くらなければならない。<br>また、この関係性から実質的に'''同じ人物が一堂に会する'''事態が多く発生しているものの、現界時と同様に『自分じゃない自分がいる』という認識が発生するのみに留まっている。ただし、別クラスであっても'''同じ<ruby><rb>霊基</rb><rt>魂</rt></ruby>を持つ同一個体'''と見なされているサーヴァントはこのパラドックスを矛盾なく解消するため、双方が互いを人型の靄としか認識出来ないという処置が取られている<ref group="注">作中では[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]と[[両儀式〔セイバー〕|『両儀式』]]、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバーのアルトリア]]と[[アルトリア・キャスター]]、[[酒呑童子]]と[[伊吹童子]]が該当する。</ref>。
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『Fate/Grand Order』ではこの辺りがより複雑かつ異例化しており、特異点および異聞帯で縁を結んだ[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の認識<ref group = "注">汎人類史側でありながら異聞帯の外見で召喚された[[イヴァン雷帝]]と[[項羽]]、[[キングゥ]]のスキルや戦闘能力を所有している[[エルキドゥ]]、後天的に「狂化」を付与されたことで『吸血鬼』要素が強まりバーサーカークラスで現界したApocryphaの[[ヴラド三世 (Grand Order)|ヴラド三世]]などがこれに該当する。他にも本来のバーサーカーとは違う[[クー・フーリン〔オルタ〕]]やブリテン異聞帯の[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]、平行世界の存在である女性の[[宮本武蔵]]や男性の[[アーサー・ペンドラゴン]]が召喚可能になったのもこの影響を受けている。</ref>に加え、常夏の島に召喚された、ハロウィンやクリスマスの様に特別な時期になった、その場のノリ等の理由で、自ら霊基をいじって調整する、聖杯の力を使うといった手段を使い元になったサーヴァントからクラスチェンジが為される事もある。この場合普段と異なる服装、クラスにより多少性格が開放的になるなど変化は見られるが基本的には同一人物ではある。だが、チェンジ前後の霊基が分離するのか、上記のように同一人物が別クラスで召喚されるようになる(実質分裂、あるいは増殖に近い)。ただし、サーヴァントがきちんと水着に着替えるには、霊基を弄くらなければならない。<br>また、この関係性から実質的に'''同じ人物が一堂に会する'''事態が多く発生しているものの、現界時と同様に『自分じゃない自分がいる』という認識が発生するのみに留まっている。ただし、別クラスであっても'''同じ<ruby><rb>霊基</rb><rt>魂</rt></ruby>を持つ同一個体'''と見なされているサーヴァントはこのパラドックスを矛盾なく解消するため、双方が互いを人型の靄としか認識出来ないという処置が取られている<ref group="注">作中では[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]と[[両儀式〔セイバー〕|『両儀式』]]、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバーのアルトリア]]と[[アルトリア・キャスター]]、[[酒呑童子]]と[[伊吹童子]]が該当する。</ref>。
    
サーヴァントは召喚された時、生前の記憶の他に聖杯からその時代・地域の基本的知識や言語能力などを与えられている。また、英霊の座においてはあらゆる時代の他の英雄の逸話をある程度学ぶことができる。逆に召喚された年齢によっては生前の記憶にも一部制限がかかり、召喚された時代に適合しない知識は逆におぼろげになってしまう。実際、異聞帯で召喚されたサーヴァントには、その異聞帯には存在し得ない家族の記憶や、犬や猫のような「異聞帯には存在しなくなった動物」についての知識が不確かになってしまった例も存在している。
 
サーヴァントは召喚された時、生前の記憶の他に聖杯からその時代・地域の基本的知識や言語能力などを与えられている。また、英霊の座においてはあらゆる時代の他の英雄の逸話をある程度学ぶことができる。逆に召喚された年齢によっては生前の記憶にも一部制限がかかり、召喚された時代に適合しない知識は逆におぼろげになってしまう。実際、異聞帯で召喚されたサーヴァントには、その異聞帯には存在し得ない家族の記憶や、犬や猫のような「異聞帯には存在しなくなった動物」についての知識が不確かになってしまった例も存在している。
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