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:期間限定イベント『水怪クライシス』で、散策中にたまたま遭遇した[[徴姉妹]]の妹。
 
:期間限定イベント『水怪クライシス』で、散策中にたまたま遭遇した[[徴姉妹]]の妹。
 
:彼女が製作していた竹馬に興味を持ち自分のぶんも作ってもらう。
 
:彼女が製作していた竹馬に興味を持ち自分のぶんも作ってもらう。
:徴弐の方はモルガンを助っ人で呼ばれたカルデア側のサーヴァントの一人だと思い込み、まさか勝手に独自行動して来ていたとは考えてもいなかった。
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:徴弐の方はモルガンを助っ人で呼ばれたカルデアのサーヴァントの一人だと思い込んでおり、まさか勝手に独自行動して来ていたとは考えてもいなかった。
    
;[[エレシュキガル]]、[[謎のアルターエゴ・Λ]]、[[武則天]]
 
;[[エレシュキガル]]、[[謎のアルターエゴ・Λ]]、[[武則天]]
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;北の女王マヴ
 
;北の女王マヴ
:トネリコ時代のライバルであり当代の北の妖精の女王。
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:トネリコ時代のライバルであり、同時に親友でもあった当代の北の妖精の女王。
 
:ウーサー王擁立の折には北の妖精代表として政略結婚を交わす予定だったが、彼とトネリコが相思相愛である事に気付いていたのもあり、戴冠式では最終的に自ら身を引いた。
 
:ウーサー王擁立の折には北の妖精代表として政略結婚を交わす予定だったが、彼とトネリコが相思相愛である事に気付いていたのもあり、戴冠式では最終的に自ら身を引いた。
 
:また、同時に妖精國にまつわる全ての事情を知らせていた唯一の妖精で同志でもあり、「夏の戦争」においてマヴは話し合いによって事情を知ると自らが「後継者」足り得る妖精を生み出すと決意。モルガンの身に何かがあった時、モルガンが作り上げた妖精國を受け継ぐための準備を整えることとし、自らをエディンバラそのものに作り変える。その結果生まれたのがマヴの次代であり、「真の次代女王」たる資格を持つ王の氏族長・[[ノクナレア]]だった。
 
:また、同時に妖精國にまつわる全ての事情を知らせていた唯一の妖精で同志でもあり、「夏の戦争」においてマヴは話し合いによって事情を知ると自らが「後継者」足り得る妖精を生み出すと決意。モルガンの身に何かがあった時、モルガンが作り上げた妖精國を受け継ぐための準備を整えることとし、自らをエディンバラそのものに作り変える。その結果生まれたのがマヴの次代であり、「真の次代女王」たる資格を持つ王の氏族長・[[ノクナレア]]だった。
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: 「救世主トネリコ」の最後の巡礼の旅を共にした一人の少女騎士。<ruby><rb>最果て</rb><rt>オークニー</rt></ruby>に置かれた『棺』の正体。
 
: 「救世主トネリコ」の最後の巡礼の旅を共にした一人の少女騎士。<ruby><rb>最果て</rb><rt>オークニー</rt></ruby>に置かれた『棺』の正体。
 
: この時全てを悟った彼女の口調は、記憶の片隅に残っていた「誰か」を懐かしんでいるようにも聞き取れる。
 
: この時全てを悟った彼女の口調は、記憶の片隅に残っていた「誰か」を懐かしんでいるようにも聞き取れる。
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;「血走った眼だ。醜いことこの上ない。<br>だが…毛並みだけは変わらないな。幼き勇者。勇敢なウッドワス。<br>お前の毛並みは、このブリテンで最も温かく、愛らしかった……」
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:オーロラにかどわかされ、モルガンへの憎しみと怒りから心を喪い、衝動のままに彼女を攻撃したウッドワス。<br>だが、妖精眼で嘘と心情を見抜けるモルガンは、モース化寸前で助からない彼には最早どうする事も何も出来ないのも分かっており、'''全てを飲み込んだ上であえて真正面から迎撃を受けた'''。それでいて投げかけたのもまた、憐れみではなく幼子を宥めるかの様な'''心からの慈しみの言葉'''であった…
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:皮肉にもこれがモルガンが見せた、最初で最後の『感謝の愛情表現』となってしまう。
    
;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと[[妖精騎士トリスタン|彼女]]が可哀想なので、少し優しく設定しました。」
 
;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと[[妖精騎士トリスタン|彼女]]が可哀想なので、少し優しく設定しました。」
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;「そうであれば、これに勝る喜びはありません。」
 
;「そうであれば、これに勝る喜びはありません。」
 
;「妖精國ブリテンにようこそ。お客様。<br>どうかこの風景が、いつまでもあなたの記憶に残りますように…」
 
;「妖精國ブリテンにようこそ。お客様。<br>どうかこの風景が、いつまでもあなたの記憶に残りますように…」
: そして女王モルガンがブリテン異聞帯を現れたカルデア一行、ひいては異邦の魔術師に手を出すことをしなかった一番の理由である所の『目的』。
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: そして女王モルガンがブリテン異聞帯を現れたカルデア一行…ひいては異邦の魔術師に手を出すことをしなかった一番の理由である所の『目的』。
: それは「自分の国をよく見てもらいたかった」「自分の国に来た感想を知りたかった」という、ありふれていて切実な望みだった。
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: それは「自分の国をよく見てもらいたかった」「自分の国に来た感想を知りたかった」「<ruby><rb>汎人類史</rb><rt>アーサー王</rt></ruby>以上に素晴らしく素敵な国だと'''褒めて欲しかった'''」という、とてもありふれていて切実な望みだった。
    
;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」
 
;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」
 
:オーロラとスプリガン、そして裏で手を引いていたオベロンの策略により、臣下であった妖精たちに寄ってたかって物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。
 
:オーロラとスプリガン、そして裏で手を引いていたオベロンの策略により、臣下であった妖精たちに寄ってたかって物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。
:ブリテンを救うために救世主として振舞おうと、女王として支配に徹しても、最後は妖精たちの手によって何度も台無しにされてきた。そんな彼女の悲痛な<ruby><rb>叫び</rb><rt>願い</rt></ruby>は誰にも届かないまま息絶えた。
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:ブリテンを救うために救世主として振舞おうと、女王として支配に徹しても、最後は妖精たちの手によって何度も台無しにされてきた。そんなモルガンの悲痛な<ruby><rb>叫び</rb><rt>願い</rt></ruby>は誰にも届かないまま息絶えた。
:妖精たちは彼女の真意は勿論、そもそもの非が自分たちにあった事など露とも思わず、『ずっとこの<ruby><rb>女王</rb><rt>魔女</rt></ruby>に騙され支配されていた』という嘘と結果論だけを鵜呑みにし、今までの憂さ晴らしの如く武器を向けて殺害した後「いい気味だ」「自業自得」と清々した様子で話す。
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:妖精たちは彼女の真意は勿論、そもそもの非が自分たちにあった事など露とも思わず、『ずっとこの<ruby><rb>女王</rb><rt>魔女</rt></ruby>に騙され支配されていた』という嘘と結果論だけを鵜呑みにしてあっさりと手の平を返し、まるで今までの憂さ晴らしの如く武器を向けて殺害した後「いい気味だ」「自業自得」と清々した様子で話す。
 
:多くのプレイヤーはこの時点で、物語の顛末を見るまでもなく「妖精は滅びるべき」との結論に至ったのだとか。
 
:多くのプレイヤーはこの時点で、物語の顛末を見るまでもなく「妖精は滅びるべき」との結論に至ったのだとか。
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;「たった一度、たった一度で良いのだ…<br>お前が幸福である生き方ができるのなら……<br>私はその為に、私の<ruby><rb>夢</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>を捧げても良い…!!」
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: たとえ何度裏切られ心身を壊されても、その身を犠牲にしてまで「理想のブリテンを創る」という目的を託した『汎人類史の自分』に報いるべく頑張ってきたモルガン。だが、自身が魔女と呼ばれ蔑まれていた頃から周りの妖精に振り回され疲れ果てる中、ただ一途に慕ってくれたバーヴァン・シーというイレギュラーに出逢ったことで一変する。
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:  '''『彼女に誰にも邪魔されない、自分だけの人生を歩ませてあげたい』'''。上書きの記憶よりもはるかに強く、それでいて切実なその目的は、<ruby><rb>救世主</rb><rt>トネリコ</rt></ruby>としてでも<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>ヴィヴィアン</rt></ruby>としてでもない、紛れもなくモルガン個人の純粋な思いから生まれた願いだった。そしてそんな思いもまた、妖精の気まぐれによって無惨に踏み潰され壊されてしまうのだった……
    
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