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| :マイルーム会話『[[妖精騎士トリスタン]]』。 | | :マイルーム会話『[[妖精騎士トリスタン]]』。 |
| :サーヴァントになりカルデアに来ても尚、生前の悪癖が抜けない彼女を<del>言葉足らずではあるが</del>「母親」としてやんわりと窘めつつ優しく慰める。 | | :サーヴァントになりカルデアに来ても尚、生前の悪癖が抜けない彼女を<del>言葉足らずではあるが</del>「母親」としてやんわりと窘めつつ優しく慰める。 |
− | :妖精國ブリテンでは、お互いを心から思いやりながらも上手く伝え合うことが出来ず、更には周囲の悪意ある<ruby><rb>連中</rb><rt>妖精</rt></ruby>の所為で身も心も壊されずっと苦しみ続けてきた二人。<br>せめて邪魔する輩が誰も居らず、『冷酷な女王』と『悪辣な性格』の仮面で上辺を取り繕う必要もない<ruby><rb>此処</rb><rt>カルデア</rt></ruby>にいる間だけは、モルガンが望んでいた「穏やかで幸福な人生」を一緒に送って欲しいものである…
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| ;「糞虫。寄るな。……お前など、すぐに見つけてすり潰してしまえばよかった」 | | ;「糞虫。寄るな。……お前など、すぐに見つけてすり潰してしまえばよかった」 |
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| ;「私はお前たちを許さぬ。私はお前たちを救わぬ。<br>忘れるな。ブリテンは小石ひとつに至るまで我が所有物。<br>我が庇護なくして、妖精國の明日はないと知れ。」 | | ;「私はお前たちを許さぬ。私はお前たちを救わぬ。<br>忘れるな。ブリテンは小石ひとつに至るまで我が所有物。<br>我が庇護なくして、妖精國の明日はないと知れ。」 |
| : Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』前編。キャメロットにおける氏族長会議の場にて。 | | : Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』前編。キャメロットにおける氏族長会議の場にて。 |
− | : 従来の国王であれば、何よりも第一に優先すべきであるはずの国民を、真正面から堂々と「切り捨てる」と言い放つ。一見すると冷酷非情な妖精國の女王モルガンという有り様を強く印象づけているが、この言葉の真の意味と理由をプレイヤーが知る事になるのは、もっと後のことである…… | + | : 従来の国王であれば、何よりも第一に優先すべきであるはずの国民を、真正面から堂々と「切り捨てる」と言い放つ。一見すると冷酷非情な妖精國の女王モルガンという有り様を強く印象づけている。 |
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| ;「……そうか。あれは、そういう事だったのか」 | | ;「……そうか。あれは、そういう事だったのか」 |
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| ;「血走った眼だ。醜いことこの上ない。<br>だが…毛並みだけは変わらないな。幼き勇者。勇敢なウッドワス。<br>お前の毛並みは、このブリテンで最も温かく、愛らしかった……」 | | ;「血走った眼だ。醜いことこの上ない。<br>だが…毛並みだけは変わらないな。幼き勇者。勇敢なウッドワス。<br>お前の毛並みは、このブリテンで最も温かく、愛らしかった……」 |
− | :オーロラにかどわかされ、モルガンへの憎しみと怒りから心を喪い、衝動のままに彼女を攻撃したウッドワス。<br>だが、妖精眼で嘘と心情を見抜けるモルガンからすれば全て筒抜けであり、それは間違いだと気が付いていたものの、たとえ真っ向から指摘したとしても、彼がモース化寸前で助からない以上はその言葉も届かず、最早どうする事も何も出来ないのも分かっていた為、'''全てを飲み込んだ上であえて真正面から迎撃を受けた'''。投げかけた言葉もまた、憐れみや蔑みではなく、まるで幼子を宥めるかの様な'''心からの慈しみ'''であった… | + | :オーロラにかどわかされ、モルガンへの憎しみと怒りから心を喪い、衝動のままに彼女を攻撃したウッドワス。 |
− | :皮肉にもこれがモルガンが見せた、最初で最後の『感謝の愛情表現』となってしまった。
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| ;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと彼女が可哀想なので、少し優しく設定しました。」 | | ;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと彼女が可哀想なので、少し優しく設定しました。」 |
| :モルガンの独白の一部分。自分が救おうとした妖精たちに何度も最後の最後で全てを台無しにされ、憎悪に狂った末に冷酷な支配者へ堕ちても、心の底では完全に非情にはなり切れていなかった。 | | :モルガンの独白の一部分。自分が救おうとした妖精たちに何度も最後の最後で全てを台無しにされ、憎悪に狂った末に冷酷な支配者へ堕ちても、心の底では完全に非情にはなり切れていなかった。 |
− | : 台詞の中の『彼女』というのは、全てを捨ててまでも守りたい存在となっていた[[妖精騎士トリスタン|愛娘]]か、それともその身を犠牲にしてまで「理想のブリテンを創る」という目的を託した[[モルガン|汎人類史のモルガン]]か、一体どちらの事を指して言ったのだろうか……
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| ;「私の国はどうですか?美しい国でしょうか?夢のような国でしょうか?」 | | ;「私の国はどうですか?美しい国でしょうか?夢のような国でしょうか?」 |
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| ;「妖精國ブリテンにようこそ。お客様。<br>どうかこの風景が、いつまでもあなたの記憶に残りますように…」 | | ;「妖精國ブリテンにようこそ。お客様。<br>どうかこの風景が、いつまでもあなたの記憶に残りますように…」 |
| : そして女王モルガンがブリテン異聞帯を現れたカルデア一行…ひいては異邦の魔術師に手を出すことをしなかった一番の理由である所の『目的』。 | | : そして女王モルガンがブリテン異聞帯を現れたカルデア一行…ひいては異邦の魔術師に手を出すことをしなかった一番の理由である所の『目的』。 |
− | : それは「自分の国をよく見てもらいたかった」「自分の国に来た感想を知りたかった」「<ruby><rb>汎人類史</rb><rt>アーサー王</rt></ruby>以上に素晴らしく良い国だと'''褒めて欲しかった'''」という、とてもありふれていて切実な望みだった。
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| ;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」 | | ;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」 |
| :オーロラとスプリガン、そして裏で手を引いていたオベロンの策略により、臣下であった妖精たちに寄ってたかって物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。 | | :オーロラとスプリガン、そして裏で手を引いていたオベロンの策略により、臣下であった妖精たちに寄ってたかって物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。 |
| :ブリテンを救うために救世主として振舞おうと、女王として支配に徹しても、最後は妖精たちの手によって何度も台無しにされてきた。そんなモルガンの悲痛な<ruby><rb>叫び</rb><rt>願い</rt></ruby>は誰にも届かないまま息絶えた。 | | :ブリテンを救うために救世主として振舞おうと、女王として支配に徹しても、最後は妖精たちの手によって何度も台無しにされてきた。そんなモルガンの悲痛な<ruby><rb>叫び</rb><rt>願い</rt></ruby>は誰にも届かないまま息絶えた。 |
− | :妖精たちは彼女の真意は勿論、そもそもの非が自分たちにあった事など露とも思わず、『ずっとこの<ruby><rb>女王</rb><rt>魔女</rt></ruby>に騙され支配されていた』という嘘と結果論だけを鵜呑みにしてあっさりと手の平を返し、まるで今までの憂さ晴らしの如く武器を向けて殺害した後「いい気味だ」「自業自得」と清々した様子で話す。
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− | :多くのプレイヤーはこの時点で、物語の顛末を見るまでもなく「妖精は滅びるべき」との結論に至ったのだとか。
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| ;「たった一度、たった一度で良いのだ…<br>お前が幸福である生き方ができるのなら……<br>私はその為に、私の<ruby><rb>夢</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>を捧げても良い…!!」 | | ;「たった一度、たった一度で良いのだ…<br>お前が幸福である生き方ができるのなら……<br>私はその為に、私の<ruby><rb>夢</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>を捧げても良い…!!」 |
| : たとえ何度裏切られても、『汎人類史の自分』に報いるべく頑張ってきたモルガン。だが、周りの妖精に振り回され疲れ果てる中、自身が魔女と呼ばれ蔑まれていた頃からただ1人一途に慕ってくれた、バーヴァン・シーというイレギュラーに出逢ったことで一変する。 | | : たとえ何度裏切られても、『汎人類史の自分』に報いるべく頑張ってきたモルガン。だが、周りの妖精に振り回され疲れ果てる中、自身が魔女と呼ばれ蔑まれていた頃からただ1人一途に慕ってくれた、バーヴァン・シーというイレギュラーに出逢ったことで一変する。 |
− | : 自分と同じ様な目に会いながらも、優しさと真心を失わない彼女に'''『誰にも邪魔されない、自分だけの人生を歩ませてあげたい』'''。上書きの記憶よりもはるかに強く、それでいて切実なその目的は、<ruby><rb>救世主</rb><rt>トネリコ</rt></ruby>としてでも<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>ヴィヴィアン</rt></ruby>としてでもない、紛れもなくモルガン個人の純粋な思いから生まれた願いだった。だが、そんな思いもまた、妖精の気まぐれによって無惨に踏み潰され壊されてしまうのだった……
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