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| :まず特筆すべき点として、彼はふたつの全盛期を有している。 | | :まず特筆すべき点として、彼はふたつの全盛期を有している。 |
| :ひとつは征服王イスカンダルと共に世界を征服した若き猛将。銀の鎧を身に纏い、槍と盾を装備した褐色の好漢。戦が身近だった時代に生きた人物であり、古代の将軍らしいシビアな価値観も時折見せるが非情なものでは決してない。根は書物と槍を愛し、最果ての海への情熱に満ちた清々しい好青年。 | | :ひとつは征服王イスカンダルと共に世界を征服した若き猛将。銀の鎧を身に纏い、槍と盾を装備した褐色の好漢。戦が身近だった時代に生きた人物であり、古代の将軍らしいシビアな価値観も時折見せるが非情なものでは決してない。根は書物と槍を愛し、最果ての海への情熱に満ちた清々しい好青年。 |
− | :ひとつはファラオとしてエジプトを統治した老王。星の意匠があしらわれた黒布を纏い、口元を覆う白髭を蓄えた偉丈夫の老輩。大柄な体躯も相まって厳かな印象を与え、周囲を緊張させることも多いが、その実態は誰よりも書物を愛した穏やかな賢王。忍術といった新鮮な情報に興奮するがあまり威厳が崩れてしまったり、時には冗談も口にしたりと気さくな一面は若い頃と同じ。 大きく異なるふたつの姿を持つ彼だが、その芯は変わらない。それはアトラス院の分割思考と似て非なる才能を持って生まれた彼の内側には若き自分も老いた自分も構築されているためであり、複数の価値観から事物・事象を見積もることにも長けている。さらに自分自身だけでなく、他人の思考の完全なる模倣を可能とする異能者。そしてこれらの優れた才能を持ちながらも、彼にとって戦とは「知略の限りを尽くし、奇襲謀略も当然だが最後は運否天賦で楽しむもの」である。 | + | :ひとつはファラオとしてエジプトを統治した老王。星の意匠があしらわれた黒布を纏い、口元を覆う白髭を蓄えた偉丈夫の老輩。大柄な体躯も相まって厳かな印象を与え、周囲を緊張させることも多いが、その実態は誰よりも書物を愛した穏やかな賢王。忍術といった新鮮な情報に興奮するがあまり威厳が崩れてしまったり、時には冗談も口にしたりと気さくな一面は若い頃と同じ。 |
| + | :大きく異なるふたつの姿を持つ彼だが、その芯は変わらない。それはアトラス院の分割思考と似て非なる才能を持って生まれた彼の内側には若き自分も老いた自分も構築されているためであり、複数の価値観から事物・事象を見積もることにも長けている。さらに自分自身だけでなく、他人の思考の完全なる模倣を可能とする異能者。 |
| + | :そしてこれらの優れた才能を持ちながらも、彼にとって戦とは「知略の限りを尽くし、奇襲謀略も当然だが最後は運否天賦で楽しむもの」である。 |
| :「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。 | | :「価値があるかどうか」が彼の基準であり、価値あるものへの協力は惜しまない。逆に、価値が失われ、今後戻ってくることがないと判断すれば、深い友情を結んだ相手であろうと処断する。 |
| ;能力 | | ;能力 |
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| :ギリシャ語では『ΒΙΒΛΙΟΘΗКΗ ΒΑΣΙΛΕΙΟΥ』。 老いたプトレマイオスが得意とする第二宝具。固有結界と似て非なるもの。 | | :ギリシャ語では『ΒΙΒΛΙΟΘΗКΗ ΒΑΣΙΛΕΙΟΥ』。 老いたプトレマイオスが得意とする第二宝具。固有結界と似て非なるもの。 |
| :アレクサンドリア大図書館を召喚し、フォトニック結晶の樹木が生え、アトラス院の知恵を味方全体に与えて一時的に高速思考・分割思考状態を付与・増強することでアトラス院の錬金術師が持つのと同じ未来私的な状態にする事と同時に防衛機構によって敵を攻撃する。他にも空間から切り離された内部へと避難することによる外敵の攻撃の回避、大図書館に残されたアトラス院の兵器の理論を劣化複製したアイテムの作成、同じ規格のカルデアへの通信の接続など、その機能は多岐に渡る。 | | :アレクサンドリア大図書館を召喚し、フォトニック結晶の樹木が生え、アトラス院の知恵を味方全体に与えて一時的に高速思考・分割思考状態を付与・増強することでアトラス院の錬金術師が持つのと同じ未来私的な状態にする事と同時に防衛機構によって敵を攻撃する。他にも空間から切り離された内部へと避難することによる外敵の攻撃の回避、大図書館に残されたアトラス院の兵器の理論を劣化複製したアイテムの作成、同じ規格のカルデアへの通信の接続など、その機能は多岐に渡る。 |
− | :この宝具としてのアレクサンドリア大図書館は表と裏の双方の性質を持っており、ふたつの大図書館が合一したものである。プトレマイオスとその息子が造り上げた「表向きのアレクサンドリア大図書館」は規模と質は桁外れに高いもののあくまで普通の図書館。その裏──プトレマイオスがアトラス院と協力することによって造った「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」は幾多の錬金術師や魔術師を招いて当時の神秘について蒐めさせたものとなっている。それと同時に、歴史上の大図書館とも合一したあまねく世界の叡智を集めた概念宝具でもあるため、ふさわしい機会が得られればふさわしい知識が自動的に増え、情報がアップデートされる。理屈としては『王の財宝』に似たようなもの。ほとんどの書物が光によって記録されており、水晶の輝きひとつずつが百万から数億ほどの書物に相当する。無論、本として実体化させる事も可能。 | + | :この宝具としてのアレクサンドリア大図書館は表と裏の双方の性質を持っており、ふたつの大図書館が合一したものである。プトレマイオスとその息子が造り上げた「表向きのアレクサンドリア大図書館」は規模と質は桁外れに高いもののあくまで普通の図書館。その裏──プトレマイオスがアトラス院と協力することによって造った「もうひとつのアレクサンドリア大図書館」は幾多の錬金術師や魔術師を招いて当時の神秘について蒐めさせたものとなっている。 |
| + | :それと同時に、歴史上の大図書館とも合一したあまねく世界の叡智を集めた概念宝具でもあるため、ふさわしい機会が得られればふさわしい知識が自動的に増え、情報がアップデートされる。理屈としては『王の財宝』に似たようなもの。ほとんどの書物が光によって記録されており、水晶の輝きひとつずつが百万から数億ほどの書物に相当する。無論、本として実体化させる事も可能。 |
| :『Fate/Grand Order』では霊基第3段階設定時に使用できる「自身に宝具威力アップ&必中状態を付与+敵全体に強力な攻撃&防御力をダウン」という効果のArts宝具。 | | :『Fate/Grand Order』では霊基第3段階設定時に使用できる「自身に宝具威力アップ&必中状態を付与+敵全体に強力な攻撃&防御力をダウン」という効果のArts宝具。 |
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| :ランク:EX 種別:対史/対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 | | :ランク:EX 種別:対史/対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 |
| :ギリシャ語では『ΣΩТΗΡ』。ソーテールとはプトレマイオスの二つ名。 | | :ギリシャ語では『ΣΩТΗΡ』。ソーテールとはプトレマイオスの二つ名。 |
− | :プトレマイオスの切り札である第三宝具。厳密には彼が持つふたつの宝具を融合させた二重融合宝具。 『王の書庫』に眠るアトラス院の情報を『月は知らず、久遠の光』で魔力に変換。双方の内蔵する魔力を相乗させ、宙も砕くような光として放出する。プトレマイオスの体中に結晶の樹木が絡みついて、彼を固定。その後、光をさらに拡大するための結晶レンズを複数生み出し、プトレマイオスというサーヴァントを砲門の一部に造り替えてしまう。アレクサンドリア大図書館が最後に燃え落ちたという伝承から生まれる光は、人類史を熱量に変えたかのビーストの光と本質的には同じもの。 上記の性質から『月は知らず、久遠の光』と『王の書庫』、そしてプトレマイオスの霊核をも砕く「三重の壊れた幻想」であり、それによって人間の霊基が放つものとは思えない規格外の威力を生み出す。 | + | :プトレマイオスの切り札である第三宝具。厳密には彼が持つふたつの宝具を融合させた二重融合宝具。 『王の書庫』に眠るアトラス院の情報を『月は知らず、久遠の光』で魔力に変換。双方の内蔵する魔力を相乗させ、宙も砕くような光として放出する。プトレマイオスの体中に結晶の樹木が絡みついて、彼を固定。その後、光をさらに拡大するための結晶レンズを複数生み出し、プトレマイオスというサーヴァントを砲門の一部に造り替えてしまう。アレクサンドリア大図書館が最後に燃え落ちたという伝承から生まれる光は、人類史を熱量に変えたかのビーストの光と本質的には同じもの。 |
| + | :上記の性質から『月は知らず、久遠の光』と『王の書庫』、そしてプトレマイオスの霊核をも砕く「三重の壊れた幻想」であり、それによって人間の霊基が放つものとは思えない規格外の威力を生み出す。 |
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| ==真名:プトレマイオス== | | ==真名:プトレマイオス== |