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=== パーシヴァル〔ブリテン異聞帯〕 ===
 
=== パーシヴァル〔ブリテン異聞帯〕 ===
 
: ロンディニウムにて[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]に対抗すべく円卓軍を統括している人間の騎士。最初はモースから商人を護る護衛団という肩書きの小規模な反乱軍だったが、[[オベロン]]と[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロン伯爵]]の支援により妖精騎士率いる親衛隊と同等にまで成し上げている。
 
: ロンディニウムにて[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]に対抗すべく円卓軍を統括している人間の騎士。最初はモースから商人を護る護衛団という肩書きの小規模な反乱軍だったが、[[オベロン]]と[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロン伯爵]]の支援により妖精騎士率いる親衛隊と同等にまで成し上げている。
:元々は[[オーロラ]]の「人工的に『予言の子』を作り出せばいい」という発案によって、ソールズベリーにある「養育院」に集められた人間の子供たちの一人。過酷な鍛錬と修行により周りの者たちが次々に脱落していく中、10歳の誕生日を迎えた日に救世主トネリコが遺した「選定の槍」に選ばれる。ところが最初に槍を手にした途端身体が急激に10年も成長を遂げてしまい<ref group = "注">精神面はそのままらしく、一人称が「僕」になったり、言葉使いに年相応の無邪気さが垣間見える様が時おり見られる。マシュも「(見た目は大人なのに)自分達と同年代に感じる」と首を傾げていた。</ref>『予言の子』には不適合と見なされ捨てられてしまった。
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:元々は[[オーロラ]]の「人工的に『予言の子』を作り出せばいい」という発案によって、ソールズベリーにある「養育院」に集められた人間の子供たちの一人。過酷な鍛錬と修行により周りの者たちが次々に脱落していく中、10歳の誕生日を迎えた日に多くの候補者の中から、救世主トネリコが遺した「選定の槍」を与えられる。その時に槍を使用したことで身体が10年分成長を遂げてしまい<ref group = "注">精神面はそのままらしく、一人称が「僕」になったり、言葉使いに年相応の無邪気さが垣間見える様が時おり見られる。マシュも「(見た目は大人なのに)自分達と同年代に感じる」と首を傾げていた。</ref>『予言の子』には不適合と見なされ捨てられてしまった。
 
:表面上は「『予言の子』を支援し、女王モルガンを打倒する」旗の下に戦っているが、個人的な本懐は女王に『縛られている』姉・[[妖精騎士ランスロット]]ことメリュジーヌを救うこと。かつて「鏡の氏族」滅亡の日に雨の中で泣き崩れる彼女を見た事から「強くなって彼女を守れるようになりたい」と決意を固めており、5年前の御前試合で一騎打ちをした際にその姿を直に垣間見た事で、姉を苦しめているのは女王モルガンのせいだと認識して敵視しているため。知略の師であり義父・ウッドワスの事も同等の理由で憎しみこそないが敵対している。
 
:表面上は「『予言の子』を支援し、女王モルガンを打倒する」旗の下に戦っているが、個人的な本懐は女王に『縛られている』姉・[[妖精騎士ランスロット]]ことメリュジーヌを救うこと。かつて「鏡の氏族」滅亡の日に雨の中で泣き崩れる彼女を見た事から「強くなって彼女を守れるようになりたい」と決意を固めており、5年前の御前試合で一騎打ちをした際にその姿を直に垣間見た事で、姉を苦しめているのは女王モルガンのせいだと認識して敵視しているため。知略の師であり義父・ウッドワスの事も同等の理由で憎しみこそないが敵対している。
 
:後編ではウッドワスを倒すものの遠征中にロンディニウムが陥落し、一人奮戦していた弟子のガレスと鍛冶場の子供たちを含めた住民達が軒並み虐殺され巡礼の鐘が鳴らされると、遺された彼女の兜の斬撃を見て意を決したパーシヴァルは涙を堪えつつ、主人公達と共闘を取り付けた「王の氏族」と共にキャメロットへ決戦の奇襲をかけ、さらに一行が密約を結んでいた[[妖精騎士ガウェイン]]の軍も加わり、モルガンの『分身』に苦戦しつつもなんとか勝利まで耐えしのぐ。
 
:後編ではウッドワスを倒すものの遠征中にロンディニウムが陥落し、一人奮戦していた弟子のガレスと鍛冶場の子供たちを含めた住民達が軒並み虐殺され巡礼の鐘が鳴らされると、遺された彼女の兜の斬撃を見て意を決したパーシヴァルは涙を堪えつつ、主人公達と共闘を取り付けた「王の氏族」と共にキャメロットへ決戦の奇襲をかけ、さらに一行が密約を結んでいた[[妖精騎士ガウェイン]]の軍も加わり、モルガンの『分身』に苦戦しつつもなんとか勝利まで耐えしのぐ。
 
:モルガンが倒された終編では残った円卓軍と共にキャメロットの後始末を請け負っていたが、着名が解かれたバーゲストに促され主人公とアルトリア達と共に戴冠式に出席。そこで「王の氏族」のノクナレアが目の前で裏切りを受けて毒殺され、さらにメリュジーヌが「予言の子」への不意打ちを狙って現れるが騎士の矜持を喝破して退散させ、一行のソールズベリー脱出を成功させる。
 
:モルガンが倒された終編では残った円卓軍と共にキャメロットの後始末を請け負っていたが、着名が解かれたバーゲストに促され主人公とアルトリア達と共に戴冠式に出席。そこで「王の氏族」のノクナレアが目の前で裏切りを受けて毒殺され、さらにメリュジーヌが「予言の子」への不意打ちを狙って現れるが騎士の矜持を喝破して退散させ、一行のソールズベリー脱出を成功させる。
:実は5年前の戦いで選定の槍を使ったことにより身体が呪いに蝕まれており、ウッドワスとの戦いで再び使用したことにより寿命を使いきりかけて<ref group = "注">この時の宝具発動で髪の色が黒くなっており、恐らくだが老化による白髪化と同作用の現象が起きたと思われる。</ref>立っているのもやっとの状態だった。そのため今度は大量のモースに囲まれてしまった主人公達だけでも逃がすべく殿役をかって出るが、そこへ事態を聞きつけて飛んで来た[[レッドラ・ビット]]の必死の疾走とダ・ヴィンチのゴリ押しにより海岸に待機していたストーム・ボーダーの医務室に担ぎ込まれ治療を受けている最中、「炎の厄災」に変貌したメリュジーヌの姿をモニター越しに捉えると自ら時間稼ぎとなるためにデッキに立ち、最後の力を振り絞って「厄災」を食い止める一撃を打ち込む。その身は正気を取り戻した彼女の目の前で灰塵と消えた。
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:しかしながら選定の槍を6年前の10歳の誕生日で一度、そしてウッドワスとの戦いで再び使用した<ref group = "注">この時の宝具発動で経年劣化により髪の色の大部分が黒くなる</ref>ことにより寿命を使いきりかけていた<ref group = "注">この異聞帯の「人間」の寿命は短く平均で30歳程度。</ref>ため立っているのもやっとの状態だった。そのため今度は大量のモースに囲まれてしまった主人公達だけでも逃がすべく瀕死の状態ながらも殿役をかって出るが、そこへ事態を聞きつけて飛んで来た[[レッドラ・ビット]]の必死の疾走とダ・ヴィンチのゴリ押しにより海岸に待機していたストーム・ボーダーの医務室に担ぎ込まれ治療を受けている最中、「炎の厄災」に変貌したメリュジーヌの姿をモニター越しに捉えると自ら時間稼ぎとなるためにデッキに立ち、最後の力を振り絞って「厄災」を食い止める一撃を打ち込む。その身は正気を取り戻した彼女の目の前で灰塵と消えた。
    
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