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:サーヴァント。宝具が自分の望むものとは違うものだった事に対する失望や魔術の技量の差に対する劣等感を抱き、どんどん関係が拗れていく。
 
:サーヴァント。宝具が自分の望むものとは違うものだった事に対する失望や魔術の技量の差に対する劣等感を抱き、どんどん関係が拗れていく。
 
:彼女の方も見た目が[[イアソン|生前の夫]]の生き写しのような人物であるマスターに不安感を抱き、後に子供達の命を余りに軽視する態度と彼女自身を魔女扱いしてきたことから、令呪で自害させようとした彼を返り討ちにして殺害した。
 
:彼女の方も見た目が[[イアソン|生前の夫]]の生き写しのような人物であるマスターに不安感を抱き、後に子供達の命を余りに軽視する態度と彼女自身を魔女扱いしてきたことから、令呪で自害させようとした彼を返り討ちにして殺害した。
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;[[言峰綺礼]]
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:キャスターを召喚後に別のサーヴァントとの契約を試み、彼を介して[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]にキャスターの始末を依頼する。
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:しかし、キャスターの始末を命じられた[[クー・フーリン|ランサー]]がやってきたのは彼女が自分を殺した後だった。
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:余談だが、この時言峰は既にランサーと契約していたと思われるため、恐らくバゼットには依頼が届いていない。
    
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
 
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
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: 財力を武器にする戦略があるというキャスターの模範的な回答が気にくわなかったアトラムは自分がマスターとの戦いで優位に立つ準備があると工房を披露し、それが下記の台詞にも後々でつながる。
 
: 財力を武器にする戦略があるというキャスターの模範的な回答が気にくわなかったアトラムは自分がマスターとの戦いで優位に立つ準備があると工房を披露し、それが下記の台詞にも後々でつながる。
 
;「やはり材料は新鮮なのに限る」
 
;「やはり材料は新鮮なのに限る」
: 目の前でカプセルに収められた六人の子供が赤い液体へと変貌していくのを見ながら。やはり典型的な魔術師の例に違わない価値観の持ち主である。キャスター自身はそんなもののためだけに目の前で子供達の尊い生命が生贄に捧げられると言う事に表面上は平静を装ってはいたが、内心では自身の弟のような犠牲者が自分のせいで出た事を深く悲しんでおり、この時点で彼女のトラウマを抉っていた。
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: 目の前でカプセルに収められた六人の子供が赤い液体へと変貌していくのを見ながら。やはり典型的な魔術師の例に違わない価値観の持ち主である。
 
: 普通にやれば一月かけて作るマナの結晶が一瞬で完成するという、現代技術によってより効率的なシステムとなった工房の出来自体は申し分ない。[[遠坂時臣|骨の髄まで魔術師の男]]や彼が馬鹿にしている男から見れば、魔術の冒涜だが戦局が逐一変化する聖杯戦争ならば彼の考案したこの工房は間違っていなかっただろう。
 
: 普通にやれば一月かけて作るマナの結晶が一瞬で完成するという、現代技術によってより効率的なシステムとなった工房の出来自体は申し分ない。[[遠坂時臣|骨の髄まで魔術師の男]]や彼が馬鹿にしている男から見れば、魔術の冒涜だが戦局が逐一変化する聖杯戦争ならば彼の考案したこの工房は間違っていなかっただろう。
 
: しかし、相手はギリシャ神話の時代の魔術師で扱う魔術も規格外のものばかり。キャスターはアトラムが作った物よりも遙かに巨大なマナの結晶を指を振るだけで作り上げた。収支の合わない工房と断じられ、彼のプライドは傷つけられたが…キャスターを甘く見すぎているとも言える。
 
: しかし、相手はギリシャ神話の時代の魔術師で扱う魔術も規格外のものばかり。キャスターはアトラムが作った物よりも遙かに巨大なマナの結晶を指を振るだけで作り上げた。収支の合わない工房と断じられ、彼のプライドは傷つけられたが…キャスターを甘く見すぎているとも言える。
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: 令呪の重要性を鑑みれば、聖杯戦争開始前に全ての令呪を使ってしまったのは、明らかな愚策としか言いようがなく、令呪を単なる強制命令権と軽く見ていた可能性が高い。ただし、メディアは自分の宝具で既にアトラムの制御から脱しており、既に令呪でも従える事はできないため、結局は同じ運命を辿っただろう。
 
: 令呪の重要性を鑑みれば、聖杯戦争開始前に全ての令呪を使ってしまったのは、明らかな愚策としか言いようがなく、令呪を単なる強制命令権と軽く見ていた可能性が高い。ただし、メディアは自分の宝具で既にアトラムの制御から脱しており、既に令呪でも従える事はできないため、結局は同じ運命を辿っただろう。
 
;「なんだ!? なんだコレは! こんな最後があってたまるか! 聖杯戦争は始まってもいない! まだ戦ってすらいないのに……こんなッ!」
 
;「なんだ!? なんだコレは! こんな最後があってたまるか! 聖杯戦争は始まってもいない! まだ戦ってすらいないのに……こんなッ!」
: キャスターの術により暗闇の迷宮を明りの魔術も使えず魔術師として屈辱であろうライターで照らし逃げまどう幻覚に囚われ、半ば錯乱しながら迷宮内を走り回るが当然出口が見つかるはずもない。
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: キャスターの術により暗闇の迷宮を明りの魔術も使えずに、魔術師として屈辱であろうライターで照らし逃げ惑う幻覚に囚われ、半ば錯乱しながら迷宮内を走り回るが当然出口が見つかるはずもない。
: 聖杯戦争が始まる前に自分の命が奪われかけているという事態を受け入れがたかった様だが、キャスターから「始まる前に結果を出そうとしたのだから、似合いの末路」と嘲笑される。
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: 聖杯戦争が始まる前に自分の命が奪われかけているという事態を受け入れ難かった様だが、キャスターから「始まる前に結果を出そうとしたのだから、似合いの末路」と嘲笑される。
: その直後には彼には目もくれず、残った魔力で生贄として捕らえられていた生き残った子供達を遠くまで逃すべく魔術を振るったキャスターは、ほぼ全魔力を使い果たした。
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: キャスターからして見れば、自分に全く非が無いとは言え自分に実力を見せ付ける、単にそれだけのためだけに子供達を生贄にした彼を許す事など到底、無理な話で魔術師としても人ととしても心底から軽蔑していた。
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: そして、逃がした子供達がアトラムの手の者達に捕まらないように祈りながらキャスター自身は街を彷徨うことになる。その後は知っての通りである。
   
;「……裏切りの、魔女め」
 
;「……裏切りの、魔女め」
 
;「……熱いな……」
 
;「……熱いな……」
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