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| : Lostbelt No.6 『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』にて、1万年以上呪いを蓄えた『呪いの厄災』として主人公たちの前に立ちはだかる。 | | : Lostbelt No.6 『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』にて、1万年以上呪いを蓄えた『呪いの厄災』として主人公たちの前に立ちはだかる。 |
| : ブリテン異聞帯においては、地球が[[セファール]]にて焼き尽くされた際、自身の巫女を守るために神霊で唯一星の内海である妖精郷に退避しており無事だった。そのため、この事態を引き起こした「はじまりのろくにん」という6翅の妖精たちに対して反省を促そうと、自身の巫女と共に彼らの下に現れる。 | | : ブリテン異聞帯においては、地球が[[セファール]]にて焼き尽くされた際、自身の巫女を守るために神霊で唯一星の内海である妖精郷に退避しており無事だった。そのため、この事態を引き起こした「はじまりのろくにん」という6翅の妖精たちに対して反省を促そうと、自身の巫女と共に彼らの下に現れる。 |
− | : はじまりのろくにんに対して罰を下すことはなかったが、反省をさせようとするケルヌンノスと彼の巫女は罪の意識など欠片もないろくにんにとって口うるさい邪魔者でしかなかった。そのために「セファールによって失われた大地が元に戻らないのはケルヌンノスのせい」だとろくにんは決めつけ、ケルヌンノスを祭り上げて騙したところに毒を盛ることを計画する。 | + | : はじまりのろくにんに対して罰を下すことはなかったが、反省をさせようとするケルヌンノスと彼の巫女は、罪の意識など欠片もないろくにんにとって口うるさい邪魔者でしかなかった。そのために「セファールによって失われた大地が元に戻らないのはケルヌンノスのせい」だとろくにんは決めつけ、ケルヌンノスを祭り上げて騙したところに毒を盛ることを計画する。 |
| : 結果、自身を祭り上げたことで「ろくにんが改心してくれた」と勘違いしたケルヌンノスは毒を飲まされ死亡。その体は大地になり、残った巫女は魔術をかけられて'''生きたままバラバラにされ'''、妖精たちが人間を作るための素材になってしまう。 | | : 結果、自身を祭り上げたことで「ろくにんが改心してくれた」と勘違いしたケルヌンノスは毒を飲まされ死亡。その体は大地になり、残った巫女は魔術をかけられて'''生きたままバラバラにされ'''、妖精たちが人間を作るための素材になってしまう。 |
− | : 一方ケルヌンノス自身は死亡した後、妖精國の中心にある「大穴」の奥で、妖精たちに罰を与えるため怒りと呪いを撒く存在──「厄災」となりくすぶっていた。しかし、この行為はブリテン島の底で封じられていた[[オベロン|奈落の虫]]を自身が蓋となることで抑え込む、という役割も兼ねていた。 | + | : ケルヌンノス自身は死亡した後、妖精國の中心にある「大穴」の奥で、妖精たちに罰を与えるため怒りと呪いを撒く存在──「厄災」となりくすぶっていた。しかし、この行為はブリテン島の底で封じられていた[[オベロン|奈落の虫]]を自身が蓋となることで抑え込む、という役割も兼ねていた。 |
| : 2部6章内ではブリテン異聞帯各地に現れる「厄災」として語られており、ノリッジでその姿を現す。その時は[[マシュ・キリエライト|マシュ]]たちの活躍で退散するものの、ケルヌンノスとしては一部分の姿を現したに過ぎなかった。 | | : 2部6章内ではブリテン異聞帯各地に現れる「厄災」として語られており、ノリッジでその姿を現す。その時は[[マシュ・キリエライト|マシュ]]たちの活躍で退散するものの、ケルヌンノスとしては一部分の姿を現したに過ぎなかった。 |
− | : そして同章の終盤、今まで魔術によって自身を封じていた[[モルガン_(Grand_Order)|ブリテン異聞帯の女王]]が[[ノクナレア|不在となってしまった]]ことと、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]が大穴に落とされたことで彼女を神核とする形で復活。ブリテン異聞帯中にモースを大量発生させ、今まで何事もなかった妖精たちもモースと化すという現象を引き起こし、島全土を呪いで包み込まんとする。 | + | : そして同章の終盤、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]が大穴に落とされたことで彼女を神核とする形で復活。ブリテン異聞帯中にモースを大量発生させ、今まで何事もなかった妖精たちもモースと化すという現象を引き起こし、島全土を呪いで包み込まんとする。 |
| : 一時はブリテン異聞帯を思うがままに蹂躙するも、モルガンがいなくなったことにより自由になった[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]によってカルデアに対抗策を準備され、さらに彼が島全体にかけた幻術で「ここ2時間の出来事が全て幻であった」ということにされ2時間前の状態に戻される。 | | : 一時はブリテン異聞帯を思うがままに蹂躙するも、モルガンがいなくなったことにより自由になった[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]によってカルデアに対抗策を準備され、さらに彼が島全体にかけた幻術で「ここ2時間の出来事が全て幻であった」ということにされ2時間前の状態に戻される。 |
| : そしてカルデアが[[妖精騎士ランスロット|炎の厄災]]と[[妖精騎士ガウェイン|獣の厄災]]、[[ベリル・ガット]]を下した後、ブリテン異聞帯最後にして最大の敵として立ち塞がる。 | | : そしてカルデアが[[妖精騎士ランスロット|炎の厄災]]と[[妖精騎士ガウェイン|獣の厄災]]、[[ベリル・ガット]]を下した後、ブリテン異聞帯最後にして最大の敵として立ち塞がる。 |
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| ; [[マシュ・キリエライト]] | | ; [[マシュ・キリエライト]] |
| : カルデアの職員で、サーヴァントでもある少女。ブリテン異聞帯においては「妖精騎士[[ギャラハッド]]」を着名している。 | | : カルデアの職員で、サーヴァントでもある少女。ブリテン異聞帯においては「妖精騎士[[ギャラハッド]]」を着名している。 |
− | : ノリッジにおいては自身の手の一部を退散させられ、物語終盤では[[概念武装|ブラックバレル]]を用いて自身を消滅させられる。 | + | : ノリッジにおいては自身の手の一部を退散させられ、水鏡でやってきた2回目のブリテン異聞帯では大穴でくすぶっている自身を発見する。 |
| + | : 物語終盤では[[概念武装|ブラックバレル]]を用いて自身を消滅させられる。 |
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| ; [[モルガン_(Grand_Order)|モルガン]] | | ; [[モルガン_(Grand_Order)|モルガン]] |
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| : 度々妖精國に発生していた「厄災」を撃退していた。 | | : 度々妖精國に発生していた「厄災」を撃退していた。 |
| : また自身の亡骸を監視するため、大穴付近にキャメロット城を建てており、そこに設置されていた12基のロンゴミニアドは自身への対抗策でもあった。 | | : また自身の亡骸を監視するため、大穴付近にキャメロット城を建てており、そこに設置されていた12基のロンゴミニアドは自身への対抗策でもあった。 |
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| + | ; [[救世主トネリコ]] |
| + | : モルガンが救世主として活動していた際の姿。 |
| + | : マシュが水鏡によってやってきた2回目のブリテン異聞帯で、マシュの目を通して大穴に自身の死骸があることを発見した。 |
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| ; [[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]] | | ; [[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]] |
| : ケルト神話の英雄であるためか元の姿を知っていたようであり、想像以上の変貌ぶりに愚痴を零していた。 | | : ケルト神話の英雄であるためか元の姿を知っていたようであり、想像以上の変貌ぶりに愚痴を零していた。 |
− | : 自身の呪いを抑えられるが、彼の呪詛返しを返して右目を潰すなど、呪いに関しては上回っている。 | + | : ストームボーダーに聖域を展開して自身の呪いを弾くも、彼の呪詛返しを返して右目を潰すなど、呪いに関しては上回っている。 |
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| ; [[マーリン (Grand Order)|マーリン]] | | ; [[マーリン (Grand Order)|マーリン]] |
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| == メモ == | | == メモ == |
| + | * ブリテン異聞帯の妖精たちは「はじまりのろくにん」を始めとする先祖の妖精たちの罪や、現在進行形で行っている非道な行為(巫女を使って人間を生み出す行為や身勝手な振る舞いなど)を悪いと思っておらず、罪を重ね続けているためにケルヌンノスによってモース化していた。 |
| + | ** [[ウッドワス]]や[[マイク]]など一部の妖精はモース化から解き放たれていたが、これは彼らが「心の底からの謝罪と、悔い改め」を行ったことによるものである。<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202107.html 竹箒日記2021/07/28]</ref> |
| + | *** [[モルガン_(Grand_Order)|彼らが謝罪]][[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕|をした存在]]はケルヌンノス自身ではなかったため、『自身の罪を認め、それを悔いる』という行為をすればモース化は免れることができると考えられる。 |
| + | * 大穴に落とされたバーヴァン・シーは「善き生贄」だったとのことだが、心優しいケルヌンノスの性格からして、いくら呪いを溜め続けるようになってしまったとはいえ「生贄を用いての復活」という行為は違和感があるように思われる。 |
| + | ** バーヴァン・シーは本来利他主義の善良な妖精であり、「善き生贄」とは「"善"良な性格の生贄」であった可能性がある。そうなると、バーヴァン・シーを生贄として復活したのも「善良な性格の妖精を殺して大穴に投げ捨てた妖精たちに、とうとうケルヌンノスも堪忍袋の緒が切れた」という見方もできる。 |
| + | * 奈須きのこ氏は厄災戦が本番で、妖精騎士戦はその前哨という扱いでBGMを発注しており、妖精騎士トリスタン戦のBGMについては「少女狂想。血まみれの舞踏会。ダンスミュージック、キラキラ舞踏会、本人は地獄、みたいな。『[[Fate/EXTRA_CCC|CCC]]』のエゴバトル風味」というように、ケルヌンノス戦は「『[[妖精騎士トリスタン|少女]]が見ている、幸せな夢(踊っている)』なので、華やかで、スピード感のある曲が好ましいです。ステージもクライマックスで、客席もみんな見蕩れていて、“私、生まれてきて良かった!”な感じの。人生の中でいちばんアがっている……みたいな。まあ全部夢なんだけど」という発注をしたらしい。 |
| + | ** この発注に対し、芳賀氏は「なんでそんなひどい注文してくるの?」と返答したとのこと。<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202108.html 竹箒日記2021/08/12、現在削除済]</ref> |
| + | *** ケルヌンノス戦でその周囲をストームボーダーでグルグルと回りながら戦う、という演出にしたのも上述のようなきのこ氏の意向かららしい。 |
| + | * 2022年になってStudio BBからデザインの裏話が公開されたが、初期デザインはおどろおどろしい、まさに「厄災」といった姿をしていた。しかし、奈須きのこ氏から「もっとだいたんに可愛く。ブリテンを脅かす最大級の呪いですが、邪悪さ、恐ろしさは出さない方向で」とオーダーされ、最終的に現在の形に落ち着いて「こちらでバッチリ!ちゃんとブラシいれればモフモフであろう獣の神さまがなんでこんなことに……感が素晴らしい」とオッケーを貰ったそうな。<ref group = "出">[https://note.com/studiobb/n/n68b26fe0568c Studio BBのお仕事紹介(note)]</ref> |
| + | ** 余談だが、初期デザインの姿は「ノリッジの厄災」に酷似している。 |
| + | * 「バーヴァン・シーがケルヌンノスと融合している」という情報は当初憶測でしか語られていなかったものの、2022年12月に行われた生配信番組「Spotlight Lostbelt No.6」において初めて明言された。<ref group = "出">[https://www.youtube.com/watch?v=jtLGCsFyKrU 「Fate/Grand Order」Spotlight Lostbelt No.6]</ref> |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| + | ; 高難易度の戦闘 |
| + | : ブリテン異聞帯で最大の戦闘となるケルヌンノス戦だが、まぁ'''難易度が高い'''。2部5章後半の[[デメテル]]戦も難易度が高かったが、彼女と同じく全体攻撃なので[[アルトリア・キャスター]]の対粛正防御がすぐに無くなってしまう点に加えて、こちらはほとんどのクラスに攻撃相性有利な'''バーサーカークラス'''であり、そのためまともに攻撃を喰らうとサーヴァントによっては'''1ターンで即退場'''ということも有り得る。 |
| + | : HPも高い上にゲージは全部で4つ持っており、さらに「呪層」状態が付与されていると'''「呪層1個に付き10%の攻撃耐性が付与される」'''上に呪層の付与ペースもかなり早く、解除方法が攻撃するしかないために手を緩めると途端にHPを削りにくくなる。なお、呪層を解除しても'''HPを10000回復される'''。……それでも、攻撃が通りにくくなるよりはマシである。 |
| + | : しかし、攻撃を加えると1回毎に「そのターン終了時にHPを1000減少」という効果の弱体状態「呪層汚染」が付与されるため残りHPにも気を配らねばならず、さらに「弱体状態の敵に応じて'''攻撃力をアップ'''」という永続効果を付与されているため、'''呪層汚染を付与されて攻撃力をアップされ、さらにターン終了時HPが減る'''という鬼のような攻め方をしてくる。<del>神霊なのに</del> |
| + | : 通常行動で使用するスキルも厄介で、チャージを1増加するスキルと1ターンの無敵を付与するスキルがある。さらにブレイク時には1回目で「こちら全体に1ターンずつのスキル封印と宝具封印」、2回目は「自身のクリティカル発生率をアップ」、3回目は「こちら全体に'''毎ターンNP10%減少'''状態を付与」という効果に加え、2回目と3回目では呪層状態を増やしてくる。 |
| + | : 一応毎ターン開始時にグリムからランダムな効果の援護がもらえたり、強制出撃のアルトリア・キャスターが前衛にいる間は3ターン毎にスキル1を発動してくれる。 |
| + | : アルトリア・キャスターの対粛正防御も[[卑弥呼]]などでオーバーチャージ段階を上げるなどすれば、行動回数が増える最終ゲージまでは比較的安定する。また[[エルキドゥ]]は宝具の特攻が刺さる上にHP回復量が高く、NP50%チャージと弱体解除も持ち併せる上に[[アペンドスキル]]でバーサーカー攻撃適正を持っているため、アタッカーとしてはかなり最適である。 |
| + | : ただ育成を万全に行っていなかったり、手持ちがある程度揃っていないとかなり苦戦するため、自信がない人は[[令呪]]や霊脈石による'''コンティニューを前提で挑む'''といいだろう。 |
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| + | ; モフモフのマスコット……? |
| + | : 2部6章の崩壊編に登場した際、体表がモフモフとしていそうな大量の毛で覆われていたこととシナリオ上での聖人っぷりから、SNSなどではマスコットキャラとして人気を博す。 |
| + | : デフォルメされた姿で描かれることも多く、主に「もふもふしていてずんぐりむっくりな体形で手足が短い」という特徴が見られるが、実際の全身像は「ゴワゴワの毛並みで肩幅ががっしりとしており、胴体は下に行くほど細くなり、手足も細長い」という姿であった。 |
| + | : 一応[[茨木童子〔ランサー〕]]などの宝具演出では下半身を含めた手足も確認できたり、[[概念礼装]]「翡翠の髪状」でバーヴァン・シーが抱えているケルヌンノスのぬいぐるみは手が長かったりと、ある程度は全身の情報が出されていた。 |
| + | : その後、2021年12月の「カルデアサテライトステーション 2021-2022」では「翡翠の髪状」のぬいぐるみが実際にグッズ化されるという発表がされたり、7周年記念イベントの「FGO Fes.2022」では会場で事前に伏せられていた区画に「約8mのケルヌンノスのオブジェ」が設置されるといったサプライズが用意されていた。 |
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