差分

438 バイト追加 、 2024年1月17日 (水)
編集の要約なし
26行目: 26行目:     
;人物
 
;人物
:浅草の外れにある「幽霊屋敷」とも呼ばれるボロ屋に住む、浪人ではあるがそれなりに整った見た目をした青年。
+
:浅草の外れにある「幽霊屋敷」とも呼ばれるボロボロの長屋に住む、浪人ではあるがそれなりに整った見た目をした青年。
 
:剣の道と魔術の道を生きてはいるが、江戸に住む無辜の住民が騒乱に巻き込まれるのを良しとしない善良な性格。
 
:剣の道と魔術の道を生きてはいるが、江戸に住む無辜の住民が騒乱に巻き込まれるのを良しとしない善良な性格。
:…だが、本来生まれ持った性質は[[セイバー・エンピレオ|剣の道を極めることに餓える剣鬼そのもの]]。さらに自らの「剣」が「相手を理解することで勝つ」合理として定められているため、上記する表向きの性格は'''相手を理解して斬るため、つまり勝ち・殺めるための過程として'''存在しているにすぎない。
+
:しかし、剣の道を極めようとするあまり空腹で倒れる、といった困った一面も持つ。
 +
:……だが、本来生まれ持った性質は[[セイバー・エンピレオ|剣の道を極めることに餓える剣鬼そのもの]]。さらに自らの「剣」が「相手を理解することで勝つ」合理として定められているため、上記する表向きの性格は'''相手を理解して斬るため、つまり勝ち・殺めるための過程として'''存在しているにすぎない。
 
:この生来の渇望故に、幼少の頃、自らを拐かした山賊たちを一瞬にして鏖殺した剣聖の技に惹かれ、いつかそれを超えるためだけに、今までその餓えを抱えながら生きてきた。
 
:この生来の渇望故に、幼少の頃、自らを拐かした山賊たちを一瞬にして鏖殺した剣聖の技に惹かれ、いつかそれを超えるためだけに、今までその餓えを抱えながら生きてきた。
 
:この本性は盈月の儀による命の取り合いの中でも数人に感づかれており、それを指摘されもするが、本人はその事を抵抗なく肯定している。とはいえ表向きの性格上、盈月の儀が終わったあともなおそれに蓋をしながら生きていくことも辞さない。<br/>しかし、戦いに際すれば相手がサーヴァントであろうが本気で殺しにかかっており、あまつさえその死合において、無自覚に高揚感をも感じているという。
 
:この本性は盈月の儀による命の取り合いの中でも数人に感づかれており、それを指摘されもするが、本人はその事を抵抗なく肯定している。とはいえ表向きの性格上、盈月の儀が終わったあともなおそれに蓋をしながら生きていくことも辞さない。<br/>しかし、戦いに際すれば相手がサーヴァントであろうが本気で殺しにかかっており、あまつさえその死合において、無自覚に高揚感をも感じているという。
34行目: 35行目:  
:養父である宮本武蔵から習った剣技である二天一流を使って戦う。
 
:養父である宮本武蔵から習った剣技である二天一流を使って戦う。
 
:それぞれ特徴がある最大五種類の型を使い分けての戦闘が可能であり、浪人や忍者の集団程度なら一蹴可能で幻想種とも渡り合えるほどの腕前であるが、さすがにサーヴァントに対して正面から立ち向かえるほどの強さは持っていなかった<ref group="注">ゲームの基本的な調整としてもプレイヤー操作で伊織がサーヴァントに対して直接戦って勝利するのは'''「理論上可能ではあるが非常に困難」という難易度設定にしてある'''とのこと。</ref>。
 
:それぞれ特徴がある最大五種類の型を使い分けての戦闘が可能であり、浪人や忍者の集団程度なら一蹴可能で幻想種とも渡り合えるほどの腕前であるが、さすがにサーヴァントに対して正面から立ち向かえるほどの強さは持っていなかった<ref group="注">ゲームの基本的な調整としてもプレイヤー操作で伊織がサーヴァントに対して直接戦って勝利するのは'''「理論上可能ではあるが非常に困難」という難易度設定にしてある'''とのこと。</ref>。
:魔術に関しては紅玉の書から学んだ[[宝石魔術]]による火炎攻撃(「火遁」と称する)を主とする。
+
:魔術に関しては紅玉の書から学んだ[[宝石魔術]]による火炎攻撃(「火遁」と称する)を主とする。戦いの中で逸れのサーヴァントたちから学んだ技を、剣技に魔術を組み込むといった形で再現することもある。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
45行目: 46行目:  
;[[ヤマトタケル|セイバー]]
 
;[[ヤマトタケル|セイバー]]
 
:召喚したサーヴァント。無鉄砲にサーヴァントに向かう姿を度々非難されるが、儀を進めるうちに信頼関係を築く傍ら、その本性も見抜かれることになる。
 
:召喚したサーヴァント。無鉄砲にサーヴァントに向かう姿を度々非難されるが、儀を進めるうちに信頼関係を築く傍ら、その本性も見抜かれることになる。
 +
:物語を進めていく内に無二の相棒となるが、「可惜夜に希う」ルートでは彼に殺害される。
    
;[[紅玉の書]]
 
;[[紅玉の書]]
 
:魔術の師であり、第二の育ての親(自称)。
 
:魔術の師であり、第二の育ての親(自称)。
 +
:「爺さん」と呼んで頼りにしている。
    
;[[小笠原カヤ]]
 
;[[小笠原カヤ]]
62行目: 65行目:  
: 自身の住まいの近くに「巴比倫弐屋」なる縮緬問屋を開店した逸れのサーヴァント。
 
: 自身の住まいの近くに「巴比倫弐屋」なる縮緬問屋を開店した逸れのサーヴァント。
 
: その強引な姿勢には度々驚かされるが、その王気や強さは肌で感じ取っている。
 
: その強引な姿勢には度々驚かされるが、その王気や強さは肌で感じ取っている。
: 偉く気に入られているようで、彼のおつかいを進めると、供として旅をしないかと勧誘される。
+
: 彼の異傅を進めるとえらく気に入られ、供として旅をしないかと誘われる。
    
;[[佐々木小次郎]]
 
;[[佐々木小次郎]]
 
: 生前の師の宿敵に当たる人物。武蔵の死後、墓前に花を添えに来た彼に師を請う。
 
: 生前の師の宿敵に当たる人物。武蔵の死後、墓前に花を添えに来た彼に師を請う。
 
: 小次郎の回想によれば、所謂巌流島の決闘は武蔵の「作戦勝ち」で、腕前自体は小次郎に及ばなかったようである。
 
: 小次郎の回想によれば、所謂巌流島の決闘は武蔵の「作戦勝ち」で、腕前自体は小次郎に及ばなかったようである。
: 伊織も師から回顧した内容を聞き及んでおり、おのが目的のために、師が恐れた剣をも取り込もうと目論んだ。
+
: 伊織も師から回顧した内容を聞き及んでおり、己が目的のために、師が恐れた剣をも取り込もうと目論んだ。
 
: 物語の終盤では、空の型の奥義が彼から教わったであろう秘技「燕返し 比翼の段」に変化する。
 
: 物語の終盤では、空の型の奥義が彼から教わったであろう秘技「燕返し 比翼の段」に変化する。
   100行目: 103行目:  
** 史実の宮本武蔵が剣豪としてはかなり高い社会的地位に就けたのも本人の実力もさることながら伊織の社会的地位の影響があるという見方もあるほどである。
 
** 史実の宮本武蔵が剣豪としてはかなり高い社会的地位に就けたのも本人の実力もさることながら伊織の社会的地位の影響があるという見方もあるほどである。
   −
; お揃いの飾り
+
; お揃いの根付
* 伊織の剣とカヤの着物にはお揃いの飾りが付けられており、オープニングなど至る箇所で映っている。
+
* 伊織の刀の鵐目とカヤの着物にはお揃いの根付が付けられており、オープニングなど至る箇所で映っている。
**「可惜夜に希う」ルートでは、伊織の剣に付いていた飾りが彼の血に塗れるシーンがあるが、これは作中で唯一飾りに変化がある描写である。
+
**「可惜夜に希う」ルートでは、伊織の刀に付いていた根付が彼の血に塗れるシーンがあるが、これは作中で唯一根付に変化がある描写である。
*** 該当ルートは唯一「伊織とカヤが引き裂かれる」結末であるため、この飾りは「伊織とカヤの平穏な日々の象徴」であるともとれる。
+
*** 該当ルートは唯一「伊織とカヤが引き裂かれる」結末であるため、この根付は「伊織とカヤの平穏な日々の象徴」であるともとれる。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
5,984

回編集