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* 属性:秩序・悪
 
* 属性:秩序・悪
 
* CV:宮野真守
 
* CV:宮野真守
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*イラストレーター:しまどりる
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『[[Fate/Grand Order]]』に登場する、「[[クラス (バーサーカー)|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。<br>黒の外套を纏った青年。
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『[[Fate/Grand Order]]』に登場する、「[[クラス (アサシン)|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。<br>黒の外套を纏った青年。
    
;略歴
 
;略歴
:真名はシャルル=アンリ・サンソン。代々、パリにおいて死刑執行を務めたサンソン家四代目の当主。
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:シナリオ上では第一章で[[ジャンヌ・オルタ]]にバーサーク・サーヴァントとして召喚され、敵として登場。主人公側のマリー・アントワネットを狙い何度も現れる。
    
;人物
 
;人物
:性格と口調は落ち着いているが、己の人生を罪人の処刑に費やした事からそれに関連する言葉が多い。
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:パリにおいて死刑執行を代々務めたサンソン家四代目当主。フランス革命期という激動の時代、人道的配慮を突き詰めた処刑器具『ギロチン』を用いてあらゆる階層の人間を斬首した処刑人。
:が、自身が敬愛するマリーに対しては変態じみた妄執を発露させており、彼女と敵対した時や持っていた場合にそういった一面を見せている。
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:好きな物は「平和」、「幸福」、「慈愛」。嫌いな物は「冤罪」。
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:処刑人という家柄から貴族並みに優雅な生活を営んでいたこともあり、落ち着いた性格をしている。国王ルイ十六世と王妃[[マリー・アントワネット]]を敬愛し、彼らが治める国民をこよなく慈しみ、処刑によって培かわれた最先端の医療技術を貧しい人々に無償で提供した人格者。
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:ただ、その処刑人という職業故に周囲の人々の偏見と無理解から蔑まれることも多く、若き日の彼は苦悩していたという。そしてフランス革命が起きてもなお、処刑者の職務を押しつけられた彼は、やがてフランス国王とその妃の処刑に立ち会うことになった。
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:人類史上2番目に多くの死刑を執行した人物だが、本人は死刑廃止論者であったとされ、召喚された理由がその殺しの腕を買われたということからマスターに対する心中はやや複雑で、最初は「自分は主の刃であるが、主の天秤でもある」、「正道を進んでいる限りは従う」と中立的なスタンスで接する。
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:聖杯に対する願いはあるが、とても声高に言うほどのものではないらしい。
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:なお、基本的に冷静沈着な人物だが、生前に最も敬愛していたマリーに対してだけ感情を爆発させてしまう。シナリオ上ではバーサーク・サーヴァントとして召喚されて思考が歪められていたのを含めても、彼女にかなり過激なアプローチをしてしまった。
    
;能力
 
;能力
:暗殺者ではなく処刑人であるため、気配遮断はDと低めだが、殺しの腕は相当なもので、召喚されたのもそれが理由。
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:正確には暗殺者ではなく処刑人であるため、アサシンのスキル「気配遮断」のランクは低い。しかし斬撃を相手に気づかせないほどの卓越した剣士であり、固有スキルによって、その断罪の刃は「悪」属性の英霊に対して絶大な効果を発揮する。
:また、医者を副業としているため、スキルにもその名残が見られる。
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:独自に編み出されたサンソン家の医術を会得しており、医者としての顔も持っていた彼の医療技術は平均的な水準を上回っていたとされ、スキルにもその名残が見られる。
    
== ステータス ==   
 
== ステータス ==   
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:ランク:A<br>種別:対人宝具<br>由来:罪人を斬首する処刑器具ギロチン。
 
:ランク:A<br>種別:対人宝具<br>由来:罪人を斬首する処刑器具ギロチン。
 
:真の処刑道具、ギロチンの具現化。死ぬ確率は呪いへの抵抗力や幸運ではなく、運命の打破を強い精神で成し得るかどうかで判定される。
 
:真の処刑道具、ギロチンの具現化。死ぬ確率は呪いへの抵抗力や幸運ではなく、運命の打破を強い精神で成し得るかどうかで判定される。
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:ゲーム的には、敵単体に超強力な攻撃+低確率で「即死」効果(オーバーチャージで確率UP)+「防御力ダウン」(オーバーチャージで効果UP)。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
:アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はUC(☆2)。イラストレーターはしまどりる。
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:アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はUC(☆2)。
    
==人間関係==
 
==人間関係==
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:とりわけマリーに対しては普段の人物像とは想像もつかない程の執着を見せている。
 
:とりわけマリーに対しては普段の人物像とは想像もつかない程の執着を見せている。
 
;[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]
 
;[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]
:音楽家。
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:犬猿の仲。人間への考え方もマリーとの関係も全部ひっくるめて互いに相容れない存在。
 
:死を与える処刑人としては葬送曲という芸術で死を貶める彼は気に食わないらしく、ともにマリーと関わりがあったこともあって敵視している。
 
:死を与える処刑人としては葬送曲という芸術で死を貶める彼は気に食わないらしく、ともにマリーと関わりがあったこともあって敵視している。
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==名台詞==
 
==名台詞==
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===Fate/Grand Order===
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;「僕は貴方の刃でありますが、同時に貴方を量る天秤でもあります」
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:マイルーム・初期の会話。前述の複雑な心境から、やはり距離感がある。
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;「首を刎ね、血に染まった手。そんなものに触れて何になると?」
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:マイルーム・絆レベル2にて。
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;「罪人の命と罪を分かつ。それが自分の役割なのだと誓い続けてきた人生ですが……<br> 怖いですね、あなたの目は僕の迷いをあぶり出すようだ」
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:マイルーム・絆レベル3。
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;「貴方の刃は、曇りなく正しい。地獄の底まで、天の果てまでつきあいましょう」
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:マイルーム・絆レベル5。
    
;「どうか聞かせてくれマリー。僕の断頭はどうだった? 君、最期に絶頂を迎えてくれたかい?」
 
;「どうか聞かせてくれマリー。僕の断頭はどうだった? 君、最期に絶頂を迎えてくれたかい?」
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:マリー・アントワネットを所持している状態で発生するマイルームの特殊台詞。
 
:マリー・アントワネットを所持している状態で発生するマイルームの特殊台詞。
 
:他の台詞は落ち着いたものばかりのなか、この時だけは'''狂化が付されていないのにも関わらずテンションがおかしい'''。
 
:他の台詞は落ち着いたものばかりのなか、この時だけは'''狂化が付されていないのにも関わらずテンションがおかしい'''。
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===その他===
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;サンソン「(アレはアマデウスの超推理モード……!<br> アマデウスは推理をする時に霊基再臨その3になる事で、こわ、アマ3こわ! と言われるほどのトランス状態になるんだ!)」<br>アマデウス「じっ―――――」(じっとサンソンを見抜く)<br>サンソン「はじまるぞ、アマデウスの名推理が……! 一体どうなってしまうんだ――――!」<br>アマデウス「じ―――――っ」(さらにサンソンを見抜く)<br><br>カメラ、サンソンの足下にズーム。マリーのガラスのヒールを履いている。<br>画面暗転の後、処刑台に連れられていくサンソン。<br><br>サンソン「確かにボクはマリーに関してのみ変態さ…… でもこれだけは覚えていてほしい。<br> ボクもマリーの魅力に踊らされた、被害者だという事を……」
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:竹箒日記より。ついに公式最大手からネタにされてしまった。さらに担当イラストレーターのしまどりる氏が自身のTwitterにてイラスト[https://twitter.com/simadoriru/status/636549388010033152]を掲載している。―――どうしてこうなった。
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:元ネタは漫画『ギャグマンガ日和』の「名探偵うさみちゃんシリーズ」より。
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:一応のフォローとして、元ネタのキャラクター「クマ吉くん」は女子の私物を盗むのは勿論、露出、ストーカー、盗撮などの犯罪行為を何人もの女性に行っている救いようもない変態だが、サンソンがおかしくなるのは本人が言っている通りにマリーに対してのみである。
    
==メモ==
 
==メモ==
*史実での彼は死刑執行人と言う立場でありながら何度も死刑廃止の嘆願書を出す熱心な死刑廃止論者であり、当時としては異例なほど身分の分け隔てなく接した平等論者であると伝えられている。
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**……いるのだが、作中で見られたマリーへの変態じみた執着を皮切りに原作者である奈須きのこ氏に竹箒日記でマリーフェチの変態キャラとして描かれる始末。
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**そしてそれを元に担当絵師のしまどりる氏がTwitterでイラストを投下した[https://twitter.com/simadoriru/status/636549388010033152]。―――どうしてこうなった。
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*サンソン家は当時においては極めて現代的な医術の使い手でもある。彼は裕福な人物だったそうだが、その収入はむしろ医者としてのものが多かったらしい。そう考えるとAランクも非常に納得できる。
   
==リンク==
 
==リンク==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]