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『[[Fate/hollow ataraxia]]』冒頭で語られた、冬木市で噂されている怪談の一つ。
『[[Fate/hollow ataraxia]]』冒頭で語られた、冬木市で噂されている怪談の一つ。
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冬木市の玄木坂にある蝉名マンションの一室に大学生「A」が在住していた。<br/>
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冬木市の玄木坂にある蝉菜マンションの一室に大学生「A」が在住していた。<br/>
「A」の隣家には夫婦と三歳くらいの赤いフードの娘が居住していたが、夫婦は喧嘩ばかりで騒音が時折漏れてくる上に娘にも虐待を加えているようだった。<br/>
「A」の隣家には夫婦と三歳くらいの赤いフードの娘が居住していたが、夫婦は喧嘩ばかりで騒音が時折漏れてくる上に娘にも虐待を加えているようだった。<br/>
「A」は時折エレベーターで娘と一緒に乗る事があり、背が低い上に怪我で腕が上がらない娘から「ボタンを押して」と頼まれて階数ボタンを押すこともある程度の間柄だった。<br/>
「A」は時折エレベーターで娘と一緒に乗る事があり、背が低い上に怪我で腕が上がらない娘から「ボタンを押して」と頼まれて階数ボタンを押すこともある程度の間柄だった。<br/>
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実は『[[Fate/stay night]]』から半年ほど前に発生した実在の事件を元ネタにした物語であり、一家心中も「赤ずきん」と「A」の失踪も実際に発生している。<br/>
実は『[[Fate/stay night]]』から半年ほど前に発生した実在の事件を元ネタにした物語であり、一家心中も「赤ずきん」と「A」の失踪も実際に発生している。<br/>
調査した警察の調査によると部屋からは用途不明の器具が大量に見つかり、血痕を含めて使用された痕跡がある事から相当に酷い虐待が行われていた事が示唆されている。
調査した警察の調査によると部屋からは用途不明の器具が大量に見つかり、血痕を含めて使用された痕跡がある事から相当に酷い虐待が行われていた事が示唆されている。
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=== 真相 ===
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実は一連の事件及び「赤ずきん」は魔術絡みの存在であり、「赤ずきん」の正体とは'''自意識を持ったエルメロイの先代の至上礼装。'''<br/>
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敬意が非常に複雑なため、段階を追って記載する。
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==== 誕生 ====
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もともとは神代に生まれた一つの幻想であり、当時のろくにんの勤勉な人間によって切り刻まれて六つのパーツに分けられた。<br/>
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そして星の内海へ向かおうとした[[竜種]]であるアルビオンに「ろくにん」ごと巻き込まれ、未来に[[霊墓アルビオン]]と呼ばれる場所に埋もれることになる。
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後に発掘隊によって発見され、当時のエルメロイの当主によって買い取られて礼装として改造され、無尽蔵の魔力を生み出す三位一体の至上礼装となった。<br/>
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本来であれば六つのパーツを完全に一つにすることも可能であったが、より多くの魔力を生み出せる代わりに一つの存在として完結して意志を持ってしまうために礼装としては不適切で、何より不吉な予感がしたために完全な復元は行わなかった。
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『[[Fate/Zero]]』の時に[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]によって冬木に持ち込まれたが、冬木ハイアットホテルの爆破事件の際に紛失。<br/>
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当時火事場泥棒に来ていた魔術師夫妻によって回収され、蝉菜マンションの工房を作って潜伏した。<br/>
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彼らは発見したエルメロイの当主のように自重しなかったために七年の時間をかけて「完全な復元」を行い、最終的に金髪の子供のような存在「赤ずきん」となった。
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== 関連人物 ==
== 関連人物 ==
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;[[氷室鐘]]
;[[氷室鐘]]
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:[[美綴綾子]]や一家ともども舞台となった蝉名マンションに在住している人物。彼女の部屋は現場のちょうど真下になる。
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:[[美綴綾子]]や一家ともども舞台となった蝉菜マンションに在住している人物。彼女の部屋は現場のちょうど真下になる。
:現実に起きてそれほど経っていない痛ましい事件を怪談のネタにされているのには若干思うところもあり、父親の[[氷室道雪]]がマンションのオーナーでもあり事故物件扱いで入居者が寄り付かず頭を痛めているため、解決方法を模索している。
:現実に起きてそれほど経っていない痛ましい事件を怪談のネタにされているのには若干思うところもあり、父親の[[氷室道雪]]がマンションのオーナーでもあり事故物件扱いで入居者が寄り付かず頭を痛めているため、解決方法を模索している。