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:それでも地右衛門が江戸城を起点として“地獄”を降ろそうとした際には伊織と共に彼と戦い、これを撃破。彼の目論見を打破することに成功する。
 
:それでも地右衛門が江戸城を起点として“地獄”を降ろそうとした際には伊織と共に彼と戦い、これを撃破。彼の目論見を打破することに成功する。
 
:その後は自身の持っていた盈月の器を賭けて主人公らに決闘を申し込み、後に伊織或いは主人公と対話<ref group ="注">選択肢によってどちらと対話するかは変わるのだが、主人公から「自分と対話したいのか」と問われた際の回答が歯切れの悪いものであったことから、本来は伊織と対話することを目的としていたと思われる。</ref>。僅かな迷いを断ち切って決戦へと臨む。
 
:その後は自身の持っていた盈月の器を賭けて主人公らに決闘を申し込み、後に伊織或いは主人公と対話<ref group ="注">選択肢によってどちらと対話するかは変わるのだが、主人公から「自分と対話したいのか」と問われた際の回答が歯切れの悪いものであったことから、本来は伊織と対話することを目的としていたと思われる。</ref>。僅かな迷いを断ち切って決戦へと臨む。
:そうして浅草寺で決闘を行うが、自身らは敗北。しかし自身の持っていた盈月の器が偽物であったことが発覚した上、ライダーを名乗っていた丑御前が自身から離反。<br>さらには自身の正体が'''人間ではなくサーヴァント、逸れのキャスターであった'''ことが判明し、[[令呪]]も右手の甲に刻まれておらず、さらにその事を認識できない状態にあることが発覚。
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:そうして浅草寺で決闘を行うが、自身らは敗北。しかし自身の持っていた盈月の器が偽物であったことが発覚した上、ライダーを名乗っていた丑御前が自身から離反。<br>加えて自身が'''人間ではなくサーヴァント、逸れのキャスターであった'''ことが判明し、[[令呪]]も右手の甲に刻まれておらず、さらにその事を認識できない状態にあることが発覚。
:困惑の最中、丑御前は贋作空想樹・盈月を露見させ、飛んできた空想樹の種子が戦いの中で自身───由井正雪に変貌した様子を目の当たりにする。さらには丑御前から自身が元々ホムンクルスであったために、英霊となった際その在り方が宝具と化した事を聞かされて気絶し、そのまま消滅してしまう。
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:困惑の最中、丑御前は贋作空想樹・盈月を露見させ、飛んできた空想樹の種子が戦いの中で自身───由井正雪に変貌した様子を目の当たりにするとともに、丑御前から本来正雪が生み出された目的を聞いてしまったことで気絶し、そのまま消滅してしまう。
 
:それからは空想樹の種子が変化した正雪が多数登場。この正雪たちも認識が改竄されており、自らを本物の正雪と思うのみならず怪異や空想樹の種子をライダーと呼んでいた。特に田安門の個体は、虚ろな目でシステマチックな言動をしていた。
 
:それからは空想樹の種子が変化した正雪が多数登場。この正雪たちも認識が改竄されており、自らを本物の正雪と思うのみならず怪異や空想樹の種子をライダーと呼んでいた。特に田安門の個体は、虚ろな目でシステマチックな言動をしていた。
 
:江戸城の結界を突破され丑御前が倒された後に、ヤマトタケルが宝具によって空想樹のみを切断し、伊織とタケルによって本体であったキャスター・由井正雪が救出された。
 
:江戸城の結界を突破され丑御前が倒された後に、ヤマトタケルが宝具によって空想樹のみを切断し、伊織とタケルによって本体であったキャスター・由井正雪が救出された。
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; 能力
 
; 能力
 
:異常編成ながらも上質な人造の魔術回路を有しており、主な攻撃手段として魔術を用いる。系統としては、生みの親である森宗意軒から賜った西洋魔術を扱う。また、宗意軒からは錬金術も学んだようで宝具の一つにその要素が取り込まれている。
 
:異常編成ながらも上質な人造の魔術回路を有しており、主な攻撃手段として魔術を用いる。系統としては、生みの親である森宗意軒から賜った西洋魔術を扱う。また、宗意軒からは錬金術も学んだようで宝具の一つにその要素が取り込まれている。
:ところが、宗意軒が仕込んでいた本質として「霊脈、或いは魔力源と接続すると強制的に'''自身を増殖させる'''」機能が組み込まれており<ref group = "注">本来であれば増殖のペースは非常に遅く、仮に霊脈に接続したとしても年に1体増える程度であるとされていた。</ref>、これがサーヴァントとなるにあたって強制発動型の宝具「五蘊盛苦・夢幻泡影」になってしまったことが『盈月剣風帖』で判明。
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:ところが、宗意軒が仕込んでいた本質として「霊脈、或いは魔力源と接続すると強制的に'''自身を増殖させる'''」機能が組み込まれたホムンクルスであったために、英霊となるにあたってその在り方が強制発動型の宝具「五蘊盛苦・夢幻泡影」になってしまったことが『盈月剣風帖』で判明。
 
::実のところ彼女は異星の使徒である「伯爵」に贋作[[空想樹]]・盈月の核として鋳造され、自らの与り知ること無く“盈月の儀”を行う江戸特異点の源とされており、特異点で活動していたのは空想樹の種子が変化した個体に過ぎなかった(主だって登場していた個体は、確認できる限り最初の種子から生み出されたと思われる)。空想樹・盈月自体も、増殖した正雪自身の残骸で組み上げられている。
 
::実のところ彼女は異星の使徒である「伯爵」に贋作[[空想樹]]・盈月の核として鋳造され、自らの与り知ること無く“盈月の儀”を行う江戸特異点の源とされており、特異点で活動していたのは空想樹の種子が変化した個体に過ぎなかった(主だって登場していた個体は、確認できる限り最初の種子から生み出されたと思われる)。空想樹・盈月自体も、増殖した正雪自身の残骸で組み上げられている。
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:正雪の精神の在り方が昇華された宝具。自身及び周囲に対し、一時的ながらも爆発的な強化をもたらす。
 
:正雪の精神の在り方が昇華された宝具。自身及び周囲に対し、一時的ながらも爆発的な強化をもたらす。
 
:理想と名誉がため、己が心身のすべてを捧ぐと誓った正雪の峻烈なる精神性、そして師にして父にも等しき森宗意軒から賜った錬金術のわざが、互いに交じりあい、宝具の域へと達するまでに至った。
 
:理想と名誉がため、己が心身のすべてを捧ぐと誓った正雪の峻烈なる精神性、そして師にして父にも等しき森宗意軒から賜った錬金術のわざが、互いに交じりあい、宝具の域へと達するまでに至った。
:『Grand Order』では「味方全体のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>+〔Quickカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体の攻撃力をアップ[Lv](3ターン)+〔Artsカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体のクリティカル威力をアップ[Lv](3ターン)+〔Busterカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体の宝具威力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のArts宝具。
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:『Grand Order』では「味方全体のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>+〔Quickカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体の攻撃力をアップ[Lv](3ターン)+〔Artsカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体のクリティカル威力をアップ[Lv](3ターン)+〔Busterカード性能アップ状態(解除不能な状態は除く)〕の味方全体の宝具威力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のArts宝具であり、''味方それぞれに予めかけられたカード性能アップに応じて追加効果が生じる''特殊な強化支援宝具となっている。
    
; 五蘊盛苦・夢幻泡影(ごうんじょうく・むげんほうよう)
 
; 五蘊盛苦・夢幻泡影(ごうんじょうく・むげんほうよう)
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:魔力の続く限り自身を無限増殖させ、世界を理想(自分自身)で埋め尽くさんとする。
 
:魔力の続く限り自身を無限増殖させ、世界を理想(自分自身)で埋め尽くさんとする。
 
:この宝具は真名の解放を必要とせず、正雪の意志とは無関係に条件(霊脈、或いは[[聖杯]]のような魔力源との接続)を満たすことで自動的に発動する。
 
:この宝具は真名の解放を必要とせず、正雪の意志とは無関係に条件(霊脈、或いは[[聖杯]]のような魔力源との接続)を満たすことで自動的に発動する。
:ホムンクルス・由井正雪とは元々森宗意軒によって「現行人類に成り代わるべき新人類の発生・増幅装置」として作られたもの。
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:ホムンクルス・由井正雪とは元々森宗意軒によって「現行人類に成り代わるべき新人類の発生・増幅装置」として作られたもの。<br>「デウスの国到来」という理想がために、デウスの国に住まうべき者としてデザインされた正雪だが、生前は終ぞこの機能を発動することは無かった。
:「デウスの国到来」という理想がために、デウスの国に住まうべき者としてデザインされた正雪だが、生前は終ぞこの機能を発動することは無かった。
   
:設計時の想定では、霊脈に接続しても年に1体のペースで増殖するのがせいぜいであったが、宝具として昇華されるにあたって増殖数は爆発的に増加している(ただし相応の魔力は必要)。
 
:設計時の想定では、霊脈に接続しても年に1体のペースで増殖するのがせいぜいであったが、宝具として昇華されるにあたって増殖数は爆発的に増加している(ただし相応の魔力は必要)。
    
== 真名:由井正雪==
 
== 真名:由井正雪==
 
:汎人類史においては、慶安四年に起こった江戸幕府転覆計画「慶安の変」の首謀者であるとされる男性。その出自は定かでない。
 
:汎人類史においては、慶安四年に起こった江戸幕府転覆計画「慶安の変」の首謀者であるとされる男性。その出自は定かでない。
:しかし、この由井正雪は剪定事象(亜種並行世界とも)において駿府の武家に預けられ、偶然にも汎人類史の「由井正雪」と同様に「由井正雪」を名乗り、江戸に軍学塾を開くに至った女性である。
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:しかし、この由井正雪は剪定事象(亜種並行世界とも)において駿府の武家に預けられ、偶然にも汎人類史の「由井正雪」と同様に「由井正雪」を名乗り、江戸に軍学塾を開くに至った女性である。<br>
:その正体は森宗意軒によって作られたホムンクルス。しかし人間の女性を母体としているため、正確には疑似的なホムンクルスである。
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その正体は森宗意軒によって作られたホムンクルス。しかし人間の女性を母体としているため、正確には疑似的なホムンクルスである。<br>剪定事象において慶安四年に行われた「盈月の儀」にはマスターの一人として、サーヴァント・[[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]と共に参戦する。
:剪定事象において慶安四年に行われた「盈月の儀」にはマスターの一人として、サーヴァント・[[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]と共に参戦する。
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:神デウスの愛を信じ人々の安寧を夢見た理想家の森宗意軒は、「デウスの国到来」という理想を叶えるために、血塗られた伴天連妖術を使うという狂気の一面を隠し持っていた。
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:神デウスの愛を信じ人々の安寧を夢見た理想家の森宗意軒は、「デウスの国到来」という理想を叶えるために、血塗られた伴天連妖術を使うという狂気の一面を隠し持っていた。<br>宗意軒はその目的のために殺戮を繰り返し、海を渡って魔術や[[アインツベルン]]の奥義の一端を盗み、自らの手で人造生命・由井正雪を作り出した。「デウスの国に住むべきは完成された存在のみである」という考えの下、現行人類に取って代わる新人類とする為に。<br>しかし宗意軒は良心の呵責によってその目的を手放し、そして歴史の表舞台から消え去った。それは正雪の無垢さに触れたため。
:宗意軒はその目的のために殺戮を繰り返し、海を渡って魔術や[[アインツベルン]]の奥義の一端を盗み、自らの手で人造生命・由井正雪を作り出した。「デウスの国に住むべきは完成された存在のみである」という考えの下、現行人類に取って代わる新人類とする為に。
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:しかし宗意軒は良心の呵責によってその目的を手放し、そして歴史の表舞台から消え去った。それは正雪の無垢さに触れたため。
      
:彼女の心は、透き通った水晶のように煌めき続ける───真に平らかな世という、届かぬ夢を追い続けるために。
 
:彼女の心は、透き通った水晶のように煌めき続ける───真に平らかな世という、届かぬ夢を追い続けるために。
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;[[源頼光/丑御前]]
 
;[[源頼光/丑御前]]
 
:生前、[[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]として召喚したサーヴァントがアヴェンジャーに霊基を変えた姿。
 
:生前、[[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]として召喚したサーヴァントがアヴェンジャーに霊基を変えた姿。
:『盈月剣風帖』では特異点「夢幻泡影盈月」にて彼女と共に再び「盈月の儀」を戦うこととなるが、その実彼女は特異点の黒幕と繋がっていた。
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:『盈月剣風帖』では特異点「夢幻泡影盈月」にて彼女と共に再び「盈月の儀」を戦うこととなるが、その実彼女は特異点の黒幕と裏で通じていた。
 
:彼女からは生前の自身に向けていた想いを変わらずに抱いているようだが、カルデアに召喚された正雪自身は一度彼女とじっくり話し合うべきだと考えている。
 
:彼女からは生前の自身に向けていた想いを変わらずに抱いているようだが、カルデアに召喚された正雪自身は一度彼女とじっくり話し合うべきだと考えている。
  
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