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| ;略歴 | | ;略歴 |
| :[[繰丘椿]]の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初の[[サーヴァント]]となった。おそらく単なる運命の悪戯が幾重にも重なった結果ではあろうが、マスターに移植されていた細菌が召喚の触媒になったとも考えられる。 | | :[[繰丘椿]]の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初の[[サーヴァント]]となった。おそらく単なる運命の悪戯が幾重にも重なった結果ではあろうが、マスターに移植されていた細菌が召喚の触媒になったとも考えられる。 |
− | :自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、その力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。椿を脅かすモノは人であれサーヴァントであれ動物であれ外敵と判断した時点でマスターの椿の命令及び令呪を一切必要とせずに何の躊躇もためらいもなく持てる力の全てを振るい容赦なく排除、または無力化しようとする。ただし自身に向けられる感情については良きにつけ悪しきに付け気にする事はなく、椿に害が及ぶ危険性が無いと判断すれば彼女との友人関係も許容する柔軟性も持ち合わせている。 | + | :自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、その力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。 |
| :神により「騎兵」のクラスに据えられた所以は「それ」が有史以前から今日に至るまで人々の畏怖と忌避を集めてきた存在であり、風や水、鳥や人、あらゆるものに「乗って」世界に広がり多くの命を奪ってきた「もの」であること、何より「人々が『災厄』に与えたある二つ名」と共に、擬似的な人格を与えられてきたがためである。 | | :神により「騎兵」のクラスに据えられた所以は「それ」が有史以前から今日に至るまで人々の畏怖と忌避を集めてきた存在であり、風や水、鳥や人、あらゆるものに「乗って」世界に広がり多くの命を奪ってきた「もの」であること、何より「人々が『災厄』に与えたある二つ名」と共に、擬似的な人格を与えられてきたがためである。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
| :世界史上、もっとも多くの命を奪ってきた力を持ち、魔術的攻撃にはある程度の耐性を持つ魔術師であっても、生身の肉体を持つ以上、対策なしにその力から逃れる事は出来ない。 | | :世界史上、もっとも多くの命を奪ってきた力を持ち、魔術的攻撃にはある程度の耐性を持つ魔術師であっても、生身の肉体を持つ以上、対策なしにその力から逃れる事は出来ない。 |
− | :半ば本能的な欲求から感染させた相手の魔力を吸収し、昏倒させ、椿が望むなら夢の世界へと引きずり込む。感染したものは体中に黒い斑点が浮かび上がるほか、通常の生活や受け答えをさせたり、特定の行動を強制したりするなどある程度操ることもできる。[[ギルガメッシュ]]をして『我の目すら欺く賊。死の呪い』と呼ばれるステルス能力。ただし、これは完璧なものではなく一定以上の実力を持つサーヴァントには看破される。 | + | :半ば本能的な欲求から感染させた相手の魔力を吸収し、昏倒させ、椿が望むなら夢の世界へと引きずり込む。感染したものは体中に黒い斑点が浮かび上がるほか、通常の生活や受け答えをさせたり、特定の行動を強制したりするなどある程度操ることもできる。 |
| :元々が定まった形を持たないもののため、本体を椿の傍らに残したまま分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。 | | :元々が定まった形を持たないもののため、本体を椿の傍らに残したまま分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。 |
| :自分自身の感情や聖杯にかける望みなども一切持たない「それ」はただ椿の望みを叶え、椿を脅かすものを排除するためにだけ、淡々と持てる力を振るい続け、相手にも恐怖することなく襲いかかって行く。 | | :自分自身の感情や聖杯にかける望みなども一切持たない「それ」はただ椿の望みを叶え、椿を脅かすものを排除するためにだけ、淡々と持てる力を振るい続け、相手にも恐怖することなく襲いかかって行く。 |
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| :ランク:EX<br>種別:対界宝具<br>レンジ:-<br>最大捕捉:- | | :ランク:EX<br>種別:対界宝具<br>レンジ:-<br>最大捕捉:- |
| :自らの与えた『死』という結果の受け皿として、マスターを起点として擬似的な『冥界』となる結界世界を作り上げる宝具。 | | :自らの与えた『死』という結果の受け皿として、マスターを起点として擬似的な『冥界』となる結界世界を作り上げる宝具。 |
− | :マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国のようになることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。 | + | :マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国のようになることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。 |
− | :英雄王ギルガメッシュに言わせれば正確には『死の呪い』と称される極めて性質の悪い凶悪な呪いで、本来は人のみならず『生物全て』に『死』しかもたらさない呪いであるとのこと。
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− | :ギルガメシュ当人は『いざとなれば『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』で『死の呪い』程度は吹き飛ばせる』との事。ただし、この場合は住民達がどうなるかは定かではない。
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− | :緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。
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| :本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結び付いた結果、『Fake』作中現在通常召喚時より広い結界を造り出している。 | | :本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結び付いた結果、『Fake』作中現在通常召喚時より広い結界を造り出している。 |
− | :ギルガメッシュと[[エルキドゥ]]が戦っていた時に観測した時点では、時すでに遅くスノーフィールド市内のほぼ全域を支配下に入れていた。 | + | :ギルガメッシュとエルキドゥが戦っていた時に観測した時点では、スノーフィールド市内のほぼ全域を支配下に入れていた。 |
| :6巻やプロフィールでは「結界世界」としか呼ばれていない能力だったが、7巻から[[固有結界]]と呼ばれるようになった。 | | :6巻やプロフィールでは「結界世界」としか呼ばれていない能力だったが、7巻から[[固有結界]]と呼ばれるようになった。 |
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| :それゆえに黄泉(ハデス)を連れ、疫病や獣をもちいて地上の人間に死をもたらす存在とされる。 | | :それゆえに黄泉(ハデス)を連れ、疫病や獣をもちいて地上の人間に死をもたらす存在とされる。 |
| :ジェスター・カルトゥーレによれば、その存在は遥かな昔より「星の従僕」と呼ばれる存在だとされる。 | | :ジェスター・カルトゥーレによれば、その存在は遥かな昔より「星の従僕」と呼ばれる存在だとされる。 |
− | :「それ」は生命体ではなく「病」という災厄、生物の「死」への恐れ、そして「神の怒り」そのものがサーヴァントになった異質な存在。 | + | :「それ」は生命体ではなく「病」という災厄、または「神の怒り」そのものがサーヴァントになった異質な存在。 |
− | :人類の『病と死への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は存在しない。 | + | :人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は存在しない。 |
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| ===関連=== | | ===関連=== |
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| ===Fate/strange Fake=== | | ===Fate/strange Fake=== |
| ;[[繰丘椿]] | | ;[[繰丘椿]] |
− | :契約を交わしたマスター。 | + | :契約を交わしたマスター。現実の肉体は昏睡状態であったため、彼女の夢の中で接触を持つ。 |
| :聖杯から与えられた、サーヴァントはマスターに従うものという知識に拠って彼女の望むままに自身の力の及ぶ範囲内で動物達を友人として与え、[[繰丘夕鶴|両親]]をはじめとした犠牲者を夢の中へと引きずり込む。 | | :聖杯から与えられた、サーヴァントはマスターに従うものという知識に拠って彼女の望むままに自身の力の及ぶ範囲内で動物達を友人として与え、[[繰丘夕鶴|両親]]をはじめとした犠牲者を夢の中へと引きずり込む。 |
| :またマスターに危害を加えようとする者、並びにマスターが怖がるものをこの世界から排除しようと行動する。 | | :またマスターに危害を加えようとする者、並びにマスターが怖がるものをこの世界から排除しようと行動する。 |
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| ;「此処ハ」「死ノ道也」<br>「冥府也」「黄泉路也」<br>「其ハ裁キ」「其ハ福音」<br>「永遠ノ安寧也」「苦シミ也」<br>「安寧タレ」<br>「惨痛タレ」<br>「黄泉路ハ我ガ僕トナリテ」<br>「我ガ主ヲ護ラン」<br>「聖杯ヲ」<br>「聖杯ヲ」<br>「我ガ主ノ」<br>「我ガ友ノ手ニ」<br>「聖杯ヲ」 | | ;「此処ハ」「死ノ道也」<br>「冥府也」「黄泉路也」<br>「其ハ裁キ」「其ハ福音」<br>「永遠ノ安寧也」「苦シミ也」<br>「安寧タレ」<br>「惨痛タレ」<br>「黄泉路ハ我ガ僕トナリテ」<br>「我ガ主ヲ護ラン」<br>「聖杯ヲ」<br>「聖杯ヲ」<br>「我ガ主ノ」<br>「我ガ友ノ手ニ」<br>「聖杯ヲ」 |
− | :「魔法使いになりたい」(魔術師にではない)という椿の無邪気な願いを叶えるため、世界を侵食する[[抑止力]]の1人ペイルライダー。 | + | :「魔法使いになりたい」という椿の無邪気な願いを叶えるため、世界を侵食するペイルライダー。 |
− | :魔法は人類と世界にとって異物であり、魔法と魔法使いは2つの[[抑止力]]によって排斥される。しかし椿は何故か肯定されている。<br>最も早くスノーフィールドに召喚された英霊が、ついに上げた聖杯戦争への参戦の狼煙。 | + | : 最も早くスノーフィールドに召喚された英霊が、ついに上げた聖杯戦争への参戦の狼煙。 |
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| ===氷室の天地 Fate/school life=== | | ===氷室の天地 Fate/school life=== |
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| *[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。 | | *[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。 |
− | *[[アンリマユ]]が『この世全ての悪』であるのに対してペイルライダーの名前の由来は『災厄をはこぶ者』。死と病の概念そのものと言う事もあり、性質も似通っている。
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| *[[アルケイデス]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。 | | *[[アルケイデス]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。 |
− | **とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]]」と混ざってしまうと地球レベルでの危機になってしまうとか。確かに、明確な害意や方向性を持たない「病と死の概念」に人間に対する悪意の固まりの「泥」を混ぜてしまったらそうなってもおかしくはない。 | + | **とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]]」と混ざってしまうと地球レベルでの危機になってしまうとか。確かに、明確な害意や方向性を持たない「病」に人間に対する悪意の固まりの「泥」を混ぜてしまったらそうなってもおかしくはない。 |
| **「某サーヴァント」の候補については、読者の間でいくつか上がっている。まず特に有力なのが[[メディア]]で、『ルールブレイカー』によって魔術結界だろうがマスターとの一体化状態だろうが強制的に断ち切れるであろうと推測される。さらにライダーは魔術には比較的弱い部類にあり、その点においても相性が良い。特にメディアは治癒魔法と薬学も習得している(当人曰く、以前の自分よりは治癒魔法の腕は数段落ちたとのことだが)。 | | **「某サーヴァント」の候補については、読者の間でいくつか上がっている。まず特に有力なのが[[メディア]]で、『ルールブレイカー』によって魔術結界だろうがマスターとの一体化状態だろうが強制的に断ち切れるであろうと推測される。さらにライダーは魔術には比較的弱い部類にあり、その点においても相性が良い。特にメディアは治癒魔法と薬学も習得している(当人曰く、以前の自分よりは治癒魔法の腕は数段落ちたとのことだが)。 |
| **基本的に相手を害する手段が『病』頼りであるため、それを「単一の攻撃手段」と考えれば、十二の試練で克服出来る[[ヘラクレス]]も候補に上がる。その他、[[メドゥーサ]](その血が[[アスクレピオス]]の不死薬の原料となった)や[[ギルガメッシュ]](王の財宝の中に貴重な薬もある可能性が高い)も候補。 | | **基本的に相手を害する手段が『病』頼りであるため、それを「単一の攻撃手段」と考えれば、十二の試練で克服出来る[[ヘラクレス]]も候補に上がる。その他、[[メドゥーサ]](その血が[[アスクレピオス]]の不死薬の原料となった)や[[ギルガメッシュ]](王の財宝の中に貴重な薬もある可能性が高い)も候補。 |