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;略歴
 
;略歴
:大西洋異聞帯において[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]と契約した異聞帯サーヴァントとして初登場。
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:[[星間都市山脈 オリュンポス|大西洋異聞帯]]において[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]と契約した異聞帯サーヴァントとして初登場。
 
:カルデアの前に強敵として立ち塞がるオリュンポスの神々の一員。
 
:カルデアの前に強敵として立ち塞がるオリュンポスの神々の一員。
 
;人物
 
;人物
:兄カストロと妹ポルクスの2人組のサーヴァント。2者で1個の英霊。
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:兄カストロと妹ポルクスの2人組のサーヴァント。2者で1箇の英霊。
:本来は古き神霊であったが、後にオリュンポスのゼウスの神話体系に組み込まれた。それに伴い、後世の伝説では純粋な人間のカストロと半神半人のポルクスの兄妹とされた。実際にその伝承の影響を受けて神核スキルのランクが低下している。
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:本来は古き神霊であったが、後にオリュンポスの[[ゼウス]]の神話体系に組み込まれた。それに伴い、後世の伝説では純粋な人間のカストロと半神半人のポルクスの兄妹とされた。実際にその伝承の影響を受けて神核スキルのランクが低下している。
 
:サーヴァントとしては、ギリシャ神話の双子座の英雄ではなく、本来の双子神の神霊としての側面が強い。
 
:サーヴァントとしては、ギリシャ神話の双子座の英雄ではなく、本来の双子神の神霊としての側面が強い。
:カストロは元々神であった自身を後付けの伝承で人へと零落させた人間たちへ強い怒りを抱いている。そのため常に尊大で不機嫌そうにしており人間であるマスターへの対応も辛辣。ただしそれはポルクスを他人から護ろうとするために攻撃的になっている<del>はた迷惑なブラコン振り</del>感が強く、一人でいるときは割と対応が柔らかくて大人しい。
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:カストロはサーヴァントとしては神霊での召喚が行われているものの、元々神であった自身を後付けの伝承で人へと零落させた人間たち、ひいては神々を含めた世界のすべてへ強い怒りを抱いている。そのため常に尊大で不機嫌そうにしており、人間であるマスターを信用せず、対応も辛辣。ただしそれはポルクスを他人から護ろうとするために攻撃的になっている<del>はた迷惑なブラコン振り</del>感が強く、一人でいるときは割と対応が柔らかくて大人しい。また、カルデアでは「妹と一緒に現界しているため、怒りのすべてを解き放ってはならない」という理由で自分を戒めている。
:一方のポルクスは穏やかな常識人。彼女が気難しい兄をたしなめるストッパー役を果たしているため、マスターとの関係はさほど問題になることはない。兄が零落し一時期人間となっていたこともあり、人間を守護の対象としている。反面、ディオスクロイの幕間にてボイジャー曰く、「きんいろで、まぶしくて、でもちょっぴりつめたい」。神としての側面はカストロよりも強く、兄に関する事柄以外だと平等ゆえのドライさがある。
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:一方のポルクスは穏やかな常識人。彼女が気難しい兄をたしなめるストッパー役を果たしているため、マスターとの関係はさほど問題になることはない。兄が零落し一時期人間となっていたこともあり、人間を守護の対象としている。反面、ディオスクロイの幕間にてボイジャー曰く、「きんいろで、まぶしくて、でもちょっぴりつめたい」。神としての側面はカストロよりも強く、兄に関する事柄以外だと平等ゆえのドライさがある。作中では描写されていないものの、狂化スキルの影響で兄カストロを深く傷つけられると狂乱し、意思疎通が困難な攻撃性の塊となってしまう。
 
;能力
 
;能力
 
:同一の存在でありながら二つの肉体に異なるクラスの性質を宿す特殊なサーヴァント。ある種のダブルクラスとも言える。
 
:同一の存在でありながら二つの肉体に異なるクラスの性質を宿す特殊なサーヴァント。ある種のダブルクラスとも言える。
 
:カストロは神から人へと零落させられた屈辱を怨念に変えたアヴェンジャー、ポルクスは傷付くことなき肉体と凄絶な剣技を以て戦うセイバーとしての性質を持つ。
 
:カストロは神から人へと零落させられた屈辱を怨念に変えたアヴェンジャー、ポルクスは傷付くことなき肉体と凄絶な剣技を以て戦うセイバーとしての性質を持つ。
 
:主武装としてはカストロは円盤、ポルクスは剣を用いている。
 
:主武装としてはカストロは円盤、ポルクスは剣を用いている。
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:ポルクスは「主神ゼウスの血を引く」という理由で不死身と伝わっているため、その伝承が最高ランクの耐久ステータスという形で反映されている。
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:両者ともに常に寄り添っており離れることはなく、基本的に数メートル以上は離れない。彼らの[[幕間の物語]]においては[[スカサハ]]と[[スカサハ=スカディ]]の[[ルーン魔術]]によって単独行動ができていたが、その場合霊基が不全になるので戦力としては期待できなくなる。
    
==バリエーション==
 
==バリエーション==
 
===ディオスクロイ〔大西洋異聞帯〕===
 
===ディオスクロイ〔大西洋異聞帯〕===
   
:『Fate/Grand Order』の大西洋異聞帯に登場したディオスクロイ。
 
:『Fate/Grand Order』の大西洋異聞帯に登場したディオスクロイ。
 
:元はギガントマキア以前に発生した神性であり、ゼウス・クリロノミア(ゼウスの血)を受けた事で神話体系に組み込まれた旧き神。キリシュタリアに殺されるまでは真正の神として存在していた。
 
:元はギガントマキア以前に発生した神性であり、ゼウス・クリロノミア(ゼウスの血)を受けた事で神話体系に組み込まれた旧き神。キリシュタリアに殺されるまでは真正の神として存在していた。
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;双神賛歌(ディオスクレス・テュンダリダイ)
 
;双神賛歌(ディオスクレス・テュンダリダイ)
 
:ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
 
:ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
:ポルクスとカストロが放つ完全・完璧なコンビネーション攻撃。
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:剣の達人だったというポルクスの技と神から零落したことへの憤りを持つカストロの力。天にて寄り添い続けた兄妹が放つ、完全・完璧なコンビネーション攻撃。
 
:絶大なまでの信頼が生み出す連携技は宝具の域にまで昇華されている。
 
:絶大なまでの信頼が生み出す連携技は宝具の域にまで昇華されている。
 
:真名解放時には、二人は古代の神としての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクのものとなる。神霊規模の魔力を行使した上での攻撃は、物理的・魔術的なあらゆる障害と防御とを無視して対象を粉砕する。
 
:真名解放時には、二人は古代の神としての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクのものとなる。神霊規模の魔力を行使した上での攻撃は、物理的・魔術的なあらゆる障害と防御とを無視して対象を粉砕する。
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==真名:ディオスクロイ==
 
==真名:ディオスクロイ==
   
:ギリシャ神話に登場する双子の英雄。ディオスクロイは「ゼウスの子」を意味する。
 
:ギリシャ神話に登場する双子の英雄。ディオスクロイは「ゼウスの子」を意味する。
 
:元来は古き双神であったというが、『イリアス』、『アルゴナウティカ』など後世の伝説においては神ではなく、人の英雄であったとされた。
 
:元来は古き双神であったというが、『イリアス』、『アルゴナウティカ』など後世の伝説においては神ではなく、人の英雄であったとされた。
 
:多くの伝説を持ちそれぞれに語られる背景は異なるが、よく知られている伝説においては、人間の父テュンダレオスと母レーダーの子で神の血を引かないカストロと、母は同じだが父親がゼウスで半神のポルクスとされる。
 
:多くの伝説を持ちそれぞれに語られる背景は異なるが、よく知られている伝説においては、人間の父テュンダレオスと母レーダーの子で神の血を引かないカストロと、母は同じだが父親がゼウスで半神のポルクスとされる。
:イアソン率いる[[アルゴノーツ]]の一員でもあり、後に航海者の守護神としても信仰を集めた。
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:[[イアソン]]率いる[[アルゴナウタイ|アルゴノーツ]]の一員でもあり、後に航海者の守護神としても信仰を集めた。
 
:アルゴノーツの冒険などを経た後、純粋な人間で神の不死性を持たないカストロは争いの中で死んでしまう。嘆くポルクスの願いに応えたゼウスは二人を共に天へ上げ、ディオスクロイは天の双子座になったのだという。
 
:アルゴノーツの冒険などを経た後、純粋な人間で神の不死性を持たないカストロは争いの中で死んでしまう。嘆くポルクスの願いに応えたゼウスは二人を共に天へ上げ、ディオスクロイは天の双子座になったのだという。
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===関連===
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;聖エルモの火
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:セントエルモの火ともされる、悪天候の際に船のマストの先端が光る現象。名称は船乗りの守護聖人である聖エルモに由来している。
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:その正体は持続的な弱い放電現象だが、大航海時代においては「嵐が収まる予兆」として信じられていた。また、[[クリストファー・コロンブス]]の航海でも目撃されていたという。
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:伝承ではアルゴー号が嵐に見舞われた際、カストロとポルクスの頭上に光が灯り嵐が止んだため、彼らは航海の守護神として崇められるようになった。
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:サーヴァントとして現界したディオスクロイは聖エルモの火と同一とされており、カストロのバレンタインシナリオでは彼がこの現象を起こしている。
    
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
   
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]
 
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]
:大西洋異聞帯におけるマスター。
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:大西洋異聞帯におけるマスター。純然たる神として一度彼に敗北した後、サーヴァントとなった。
 
:忠実に仕えるが、真の理解者からは程遠く、キリシュタリアもまたディオスクロイに信頼を置いてはいなかった。
 
:忠実に仕えるが、真の理解者からは程遠く、キリシュタリアもまたディオスクロイに信頼を置いてはいなかった。
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:ポルクスが行方不明になってしまった際に、カストロに協力してくれた導き手の星の子。
 
:ポルクスが行方不明になってしまった際に、カストロに協力してくれた導き手の星の子。
 
:後にポルクスが「ボイジャーには兄様は甘い」とポロッと漏らしている。
 
:後にポルクスが「ボイジャーには兄様は甘い」とポロッと漏らしている。
:機械仕掛けとはいえボイジャーも同じ「星」であるという事や、幕間の縁から何かと気に入っているのかもしれない。
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:兄妹共に星々の海へと漕ぎ出した彼を言祝がずにはいられないようで、その実そこに込められた想いは願いと祈りなのかもしれない。
    
;[[カルナ〔サンタ〕]]
 
;[[カルナ〔サンタ〕]]
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;[[徴姉妹]]
 
;[[徴姉妹]]
 
:同じくセイバークラスで姉妹(きょうだい)のサーヴァント。妹の徴弐はカストロと性格がそっくりである。
 
:同じくセイバークラスで姉妹(きょうだい)のサーヴァント。妹の徴弐はカストロと性格がそっくりである。
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;海賊系英霊たち
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:カストロは彼らを守護する事に否定的な態度だが、ポルクスは「兄も元は人間であり、同じ人間が死ぬのは悲しい」という理由で守護しようとしている。
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;ローマ系英霊たち
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:ローマにおいては、ディオスクロイは「ジェミニ」という呼び名で呼ばれている。
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:その呼び名に対して、カストロは「響きは悪くない」とまんざらでもない様子。
    
===生前===
 
===生前===
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:アルゴノーツ。共に冒険したかつての仲間。
 
:アルゴノーツ。共に冒険したかつての仲間。
 
:そのうちイアソン、ヘラクレス、アスクレピオスはケイローンの門下生だった頃の兄弟弟子でもある。
 
:そのうちイアソン、ヘラクレス、アスクレピオスはケイローンの門下生だった頃の兄弟弟子でもある。
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:イアソンは、生前のカストロを「口数の少ない精強の戦士」「船乗りとしても優秀で、頼りになる奴だった」「とかく迷うことが無かった」と評している。
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:ポルクス曰く、カストロは彼らをいたく気に入っているとのことだが当のカストロ本人は否定している。
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:またヘラクレスは実に良き戦士だった、とポルクスは評価している。
    
;イダス、リュンケウス
 
;イダス、リュンケウス
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:カストロのシスコンっぷりが目立つディオスクロイだが、ポルクスもしっかり過激なブラコンである。ちなみに、この時のカストロは非常に嬉しそうな声。
 
:カストロのシスコンっぷりが目立つディオスクロイだが、ポルクスもしっかり過激なブラコンである。ちなみに、この時のカストロは非常に嬉しそうな声。
 
====マイルーム====
 
====マイルーム====
;カストロ「ディオスクロイ、現界した。……何だ人間ではないか。つまらん! 死ね!」<br>ポルクス「死ななくて結構です。我らディオスクロイ、お力になりましょう」
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;カストロ「ディオスクロイ、現界した。……何だ人間ではないか。つまらん! 死ね!」<br>ポルクス「死ななくて結構です。我らディオスクロイ、お力になりましょう。」
 
:召喚時。
 
:召喚時。
 
:カストロはのっけから塩対応である。そしてポルクスのフォローが光る。
 
:カストロはのっけから塩対応である。そしてポルクスのフォローが光る。
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*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]
* [[アルゴナウタイ]]
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*[[アルゴナウタイ]]
 
*[[神霊]]
 
*[[神霊]]
  
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