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::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされることとなる。なお『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の物語内では、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」となる。しかし、マシュに『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、彼女の協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後はマシュを「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と<ruby><rb>同様の結末</rb><rt>軌道修正</rt></ruby>を迎えた。
 
::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされることとなる。なお『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』の物語内では、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」となる。しかし、マシュに『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、彼女の協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後はマシュを「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と<ruby><rb>同様の結末</rb><rt>軌道修正</rt></ruby>を迎えた。
 
:;妖精國の女王モルガン
 
:;妖精國の女王モルガン
::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。バーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのもこちらである。
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::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。<ruby><rb>主人公</rb><rt>プレイヤー</rt></ruby>がバーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのもこちらである。
::上記の妖精暦1年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を召喚する形で復活。名前を「モルガン」と再度改めて冬の戦争を起こし、妖精國の「冬の女王」として君臨する。その折にモルガンは年号を「女王暦」に改め、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
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::上記の妖精暦500年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形でブリテン異聞帯に住まう妖精を召喚する形で復活させ、名前を「モルガン」に戻すと年号を『女王暦』に改めて妖精國ブリテンの「冬の女王」として君臨し、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
 
::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言通りに「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
 
::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言通りに「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
 
::最終的に戦はモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし本体のモルガンの元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。そうして満身創痍となっても、その場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあり、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精達によって無惨に殺害されてしまった。
 
::最終的に戦はモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし本体のモルガンの元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。そうして満身創痍となっても、その場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するが、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあり、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精達によって無惨に殺害されてしまった。
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; 人物
 
; 人物
 
: 青地に白と黒のドレスを着た白銀の髪の女性。
 
: 青地に白と黒のドレスを着た白銀の髪の女性。
:: 「救世主トネリコ」として活躍していた妖精暦時代は同じ『楽園の妖精』であるアルトリア・キャスターと瓜二つの少女。
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:: 「救世主トネリコ」として活躍していた妖精暦時代は、同じ『楽園の妖精』であるアルトリア・キャスターと瓜二つの少女で、手に持っているのが選定の杖でない事、帽子の側面についている紋章がわずかに違う事、胸元のリボンが黒色な事以外は彼女の第二再臨時の姿と同じ。
:: 手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外はアルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。
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:: 異聞帯の王となった女王暦時代の彼女は、フェイスベールのついた黒い王冠と黒のローブに似た衣装を纏っている。(こちらの服装はブリテン異聞帯クリア後に、霊衣開放権を取得することでプレイアブルでの使用が可能)
:: 異聞帯の王となった女王暦時代の彼女はフェイスベールのついた黒い王冠と黒のローブに似た衣装を纏っている。(こちらの服装は2部6章クリア後に霊衣開放権を取得することでプレイアブルでの使用が可能)
   
:自分の力のみを信じ、冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると『悪の支配者』或いは『悪の化身』そのものに見える。
 
:自分の力のみを信じ、冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると『悪の支配者』或いは『悪の化身』そのものに見える。
 
:しかし厳密には嫌いといっても『不要』という事ではなく、ただ『相容れないもの』という事に過ぎない。彼女にとっての正義は「自分が支配している状態」で、悪とは「自分の支配を乱す者がいる状態」。そのためモルガン個人の「好きか嫌いか」と、支配者としての「善か悪か」や「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。
 
:しかし厳密には嫌いといっても『不要』という事ではなく、ただ『相容れないもの』という事に過ぎない。彼女にとっての正義は「自分が支配している状態」で、悪とは「自分の支配を乱す者がいる状態」。そのためモルガン個人の「好きか嫌いか」と、支配者としての「善か悪か」や「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。
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