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88 バイト除去 、 2024年7月27日 (土)
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ビーストの形は一つではなく、獣性に親和・適合した存在がビーストになる。
 
ビーストの形は一つではなく、獣性に親和・適合した存在がビーストになる。
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そもそも人類悪とは、文字通り人類の汚点であり、人類を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害を指している<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。<br>
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そもそも人類悪とは、文字通り人類の汚点であり、人類を脅かし、人類を滅ぼす七つの災害を指している。<br>
言うなれば人類史に溜まる澱みであり、人類が発展するほど強大な存在となって、その社会を内側から食い破る人類種の癌細胞のようなもの<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。<br>
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言うなれば人類史に溜まる澱みであり、人類が発展するほど強大な存在となって、その社会を内側から食い破る人類種の癌細胞のようなもの。<br>
 
そして、「文明より生まれ文明を食らうモノ」「霊長の世を阻み、人類と築き上げられた文明を滅ぼす終わりの化身」とも言われる<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。
 
そして、「文明より生まれ文明を食らうモノ」「霊長の世を阻み、人類と築き上げられた文明を滅ぼす終わりの化身」とも言われる<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。
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これは聖杯と由来を近しくする「救世主が持ち去った人類の七罪」ではなく、人が人であるが故の性質・知恵持つ生き物であるが故の切り捨てる事の叶わないモノである<ref group = "出" name="「英霊伝承~ヘンリー・ジキル / ハイド~」">Type-Moon ACE Vol. 11「英霊伝承~ヘンリー・ジキル / ハイド~」より。</ref>。<br>
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これは聖杯と由来を近しくする「救世主が持ち去った人類の七罪」ではなく、人が人であるが故の性質・知恵持つ生き物であるが故の切り捨てる事の叶わないモノである。<br>
全人類が内包しているであろうこの大いなる悪に誰も克つ事はできず、知恵を人類が捨てられないのと同じく、悪もまた捨てることができない<ref group = "出" name="「英霊伝承~ヘンリー・ジキル / ハイド~」"/>。<br>
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全人類が内包しているであろうこの大いなる悪に誰も克つ事はできず、知恵を人類が捨てられないのと同じく、悪もまた捨てることができない<ref group = "出">Type-Moon ACE Vol. 11「英霊伝承~ヘンリー・ジキル / ハイド~」より。</ref>。<br>
なぜならその在り様は敵意によって人類を滅ぼそうとした[[ゴルゴーン]]のような復讐者や、[[茨木童子]]のような人類に仇なす人外とは完全に逆だからである。彼女たちが人類「を」滅ぼそうとする悪(外的要因)なら、ビーストは人類「が」滅ぼす悪(内的要因)だといえる<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。
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なぜならその在り様は敵意によって人類を滅ぼそうとした[[ゴルゴーン]]のような復讐者や、[[茨木童子]]のような人類に仇なす人外とは完全に逆だからである。彼女たちが人類「を」滅ぼそうとする悪(外的要因)なら、ビーストは人類「が」滅ぼす悪(内的要因)だといえる<ref group = "出" name="第七特異点 第16節"/>。<br>
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即ち「人類が発展する際に生み出される業」によって生まれる悪である<ref group ="出">『Fate/Grand Order material ⅩⅢ』 P.174</ref>。
    
人類「が」滅ぼす悪。その人理を脅かすものの本質は人間への悪意という一過性のものではなく、人理を守ろうとする願いそのもの。即ち、'''人類愛'''である<ref group = "出" name="終局特異点 第14節">『冠位時間神殿 ソロモン』第14節「Fate/Grand Otder」より。</ref>。<br>
 
人類「が」滅ぼす悪。その人理を脅かすものの本質は人間への悪意という一過性のものではなく、人理を守ろうとする願いそのもの。即ち、'''人類愛'''である<ref group = "出" name="終局特異点 第14節">『冠位時間神殿 ソロモン』第14節「Fate/Grand Otder」より。</ref>。<br>
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