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→‎概要: 厄災を過去に送っていたのは女王暦のモルガン。実際に『断章/6』ではトネリコがその発想に難色を示している。妖精暦1年の大厄災は異聞年表より。
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; 略歴
 
; 略歴
: Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場。
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: Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』にて登場。
 
: 本編では同名の人物が2人(同一人物が名前を変えた状態を含めると3人)登場するため、この項では時系列および活躍ごとに記述する。
 
: 本編では同名の人物が2人(同一人物が名前を変えた状態を含めると3人)登場するため、この項では時系列および活躍ごとに記述する。
 
:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
 
:;[[モルガン|妖精妃モルガン]]
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:: 最初にベリルが辿り着いた本来の歴史=「1回目の過去のブリテン」にいた、先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。
 
:: 最初にベリルが辿り着いた本来の歴史=「1回目の過去のブリテン」にいた、先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』たるモルガン。
 
::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れて結託した他の氏族たちの手により、一族諸共滅ぶこととなる。その結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た、本来のブリテン異聞帯である。
 
::当初は妖精暦4000年に「ヴィヴィアン<ref group = "注">この名前は崩壊編にて、『楽園の妖精』の本当の役割について話すマーリンの口から初めて明かされている。</ref>」という名前でとある使命のためにオークニーに流れ着き、そこに住む雨の氏族達に養育されていた。しかし「楽園の妖精」による断罪を恐れて結託した他の氏族たちの手により、一族諸共滅ぶこととなる。その結果として厄災への対抗手段が失われ、後の「大厄災」により妖精たちは滅亡。ブリテン異聞帯は無の大地と化した。これがベリルと汎人類史より召喚されたモルガンが見た、本来のブリテン異聞帯である。
::しかし、ルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女<ref group="注">恐らくこの時同時に「ヴィヴィアン」の名前を捨て、代わりに受け取った記録の大本である「モルガン」の名前を自らの『真名』と定めた事により、実質上『楽園の妖精』から変質してしまったと考えられる。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと、妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出す。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
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::しかし、ルーラーのモルガンのレイシフトによって知識の讓渡がなされたことにより、『この先のブリテン』と『ブリテンへの執着』を知った彼女<ref group="注">恐らくこの時に「ヴィヴィアン」の名前を捨て、代わりに受け取った記録の大本である「モルガン」の名前を自らの『真名』と定めた事により、実質上『楽園の妖精』から変質してしまったと考えられる。</ref>は雨の氏族への襲撃を逃れて生き永らえる。そこからは雨の氏族たちの「ブリテンを争いのない平和な国にする」という願いと、妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に、ブリテン本土へ渡り救世主としての道を歩み出す。また、その際に義母である雨の氏族の王妃から与えられた「トネリコ」の名を仮名として名乗り始める。
::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして、1000年ごとに発生する「大厄災」を祓い<ref group="注">ただしそのやり方は、カルデアのレイシフトを模倣した魔術『水鏡』を用いて、厄災を剪定された過去へ飛ばしてしまうという方法であり、実質的には発生のタイミングを先延ばしにしているだけに過ぎず、その結果[[ケルヌンノス|大元の呪い]]は、妖精達の好き勝手が段々度を超えるのと重なって勢いを増してしまう事となる。</ref>、その他にも氏族や人間との間の争い等、100年ごとに発生する「厄災」の火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、全てが終わると『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]]<ref group="注">カルデアのコフィンを模倣したもの。</ref>を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。また同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放していた。
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::最初は自身の役割を誰にも理解してもらえず、『魔女』と罵られ蔑まれながらも巡礼の鐘を鳴らしていたが、次第に仲間を増やして、100年毎の「厄災」や1000年ごとに発生する「大厄災」を祓い、その他にも氏族や人間との間の争い等、「厄災」の火種となりうる「悪意の種」といった小さな厄介事の始末も引き受けつつ、全てが終わると『棺』と呼ばれる[[魔術礼装]]<ref group="注">カルデアのコフィンを模倣したもの。</ref>を使って眠りに入り、次の厄災に備える…というサイクルを繰り返していた。また同時期には『[[オーディン|北欧における叡智の神]]』が彼女の召喚に応じ、[[セタンタ|グリム]]という妖精の少年を依代にして現界。彼から魔術の手ほどきを受けつつ、各地を放していた。
 
::だが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で、'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な言動から来る、『単純で些細な気まぐれと、その場における咄嗟の思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を一方的に押し付けられ、迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続け、その度に裏切った妖精を魔術で自分の姿に変えて記憶も消し、身代わりとして処刑させる事によって、傍から見れば死んで『次代』として蘇っている様に見せかけて生き延びていた。最後の活躍の年である妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みでウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
 
::だが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後の最後で、'''「全てを壊せば面白そう」'''、'''「トネリコ達が気に食わないからいらない」'''、'''「平和な世界などつまらないし飽きた」'''という妖精たちの本能的な言動から来る、『単純で些細な気まぐれと、その場における咄嗟の思いつき』によって全てをひっくり返され、それによって発生した数多くの不幸の責任を一方的に押し付けられ、迫害を受けた末に自身も殺害されかけるという仕打ちに幾度となく遭い続け、その度に裏切った妖精を魔術で自分の姿に変えて記憶も消し、身代わりとして処刑させる事によって、傍から見れば死んで『次代』として蘇っている様に見せかけて生き延びていた。最後の活躍の年である妖精暦400年では'''「人間のウーサーを王として擁立する」'''というこれまでにない試みに加え、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、戴冠式にまで漕ぎ着けるが、やはり不満を持つ一部の妖精の企みでウーサーと円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。そうして妖精暦500年に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
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::これにより溜まりに溜まっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、救世主として救うのではなく支配者として君臨することを決意。偽装工作を行った後に以降の厄災を見過ごすことを決め、仲間たちもそれぞれの理由で全員が離脱。そうして妖精暦1年に発生した「大厄災」によって、妖精とその文明は一旦滅亡を迎えるのであった。
::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされる。また、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」の分岐が発生するも、彼女に『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、マシュの協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後は彼女を「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
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::なお、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」の歴史ではここまでを「妖精暦」として遡った、汎人類史で云う所の紀元前に相当する扱いをされる事となる。また、妖精暦400年にマシュが迷い込んできた事により、実質的に「新しい2回目」の分岐が発生するも、彼女に『妖精騎士ギャラハッド』と名乗らせ、未来の出来事を自分と他の仲間以外誰にも話さない様に忠言してこの時代への介入を極力減らした為、マシュの協力により大穴の中にいる「大厄災」の正体に近づいた以外特に変化はなく、全てが終わった後は彼女を「棺」に入れてその事を忘却したので、「新しい2回目」は「2回目」と同様の結末を迎えた。
 
:;妖精國の女王モルガン
 
:;妖精國の女王モルガン
 
::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。バーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのも此方である。
 
::妖精國ブリテンに君臨する『[[異聞帯の王]]』たるモルガン。バーサーカーのサーヴァントとしてカルデアに召喚出来るのも此方である。
::上記の妖精暦500年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形で、ブリテン異聞帯に住まう妖精を召喚して復活させ、名前を「モルガン」に戻すと年号を『女王暦』に改めて妖精國ブリテンの「冬の女王」として君臨し、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
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::上記の妖精暦1年に起こった「大厄災」で妖精が全滅したのを見計らい、トネリコは活動を再開。まず[[空想樹]]の魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚を応用する形でブリテン異聞帯に住まう妖精を召喚して復活させ、名前を「モルガン」に変えると氏族たち相手に「冬の戦争」を仕掛けて勝利。妖精國の「冬の女王」として君臨することとなる。
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::それからは年号を『女王暦』に改め、妖精たちに冷酷な圧制を敷いた。なお、この時本来なら「汎人類史のモルガン」のマスターだったベリルの存在も、「空想樹が健在である、既に滅亡している更地のブリテン異聞帯」を知る=パラドックスを招く存在であったため消滅させており、妖精國再興の折に'''姿形まで瓜二つな存在'''として蘇らせている。
 
::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言通りに「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつ、ロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
 
::それから約2000年後、女王暦2017年に鏡の氏族の予言通りに「予言の子」と「[[主人公 (Grand Order)|異邦の魔術師]]」が現れるも、当初はさほど脅威と見ていなかったらしく神造兵器および礼装の譲渡までは行かずとも『ノリッジの厄災』を払った労い替わりに'''1億QPを進呈'''<ref group="注">シナリオ上だけでなく、ゲーム内アイテムとして'''実際に入手できる'''。</ref>したり、戦闘態勢を取るベリルを強制的に抑え込んだりと、あくまでもキャメロット内では「賓客」として扱っていた。だが、一行が「巡礼の鐘」を鳴らしつつ、ロンディニウムの円卓軍、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」のノクナレアを味方につけた事により宣言通り敵対し、キャメロットへの奇襲攻撃をきっかけとしてついに全面対決となる。
 
::最終的に戦いはモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし、玉座にいた彼女の元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。だが、満身創痍となって尚その場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するも、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で、救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、また事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあり、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精達によって無惨に殺害されてしまった。
 
::最終的に戦いはモルガンが自分の分身を生み出して反乱軍を殲滅し、その様に圧倒された主人公達が戦意喪失する一歩手前まで追い詰めた。しかし、玉座にいた彼女の元に乱心状態のウッドワスが現れ、重傷を負わされてしまう。だが、満身創痍となって尚その場で反旗を翻した[[スプリガン]]を制するも、[[妖精騎士トリスタン|バーヴァン・シー]]を人質にされた事で動揺。さらに[[オーロラ]]が「真実の告白」という名目で、救世主トネリコ時代に関する虚言混じりの吹聴を拡散し、また事前に自身が『楽園の妖精』であると無意識に漏らしていた事もあり、自身に持っていた懐疑心が確固たるものとなった周囲の上級妖精達によって無惨に殺害されてしまった。
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