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==アサシン (第五次/真アサシン)==
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==アサシン (第五次/真アサシン) ==
 
* 真名:ハサン・サッバーハ(呪腕のハサン)
 
* 真名:ハサン・サッバーハ(呪腕のハサン)
 
* 身長:215cm / 体重:62kg
 
* 身長:215cm / 体重:62kg
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; 略歴
 
; 略歴
 
: [[キャスター]]により召喚されたルール違反のアサシン・[[アサシン|佐々木小次郎]]を核に召喚された本来のアサシン。特異な召喚方法もあってか現界直後は知性に乏しく、言語もたどたどしかったが、[[ランサー]]の心臓を取り込む事により高い知性と戦闘能力を手に入れた。
 
: [[キャスター]]により召喚されたルール違反のアサシン・[[アサシン|佐々木小次郎]]を核に召喚された本来のアサシン。特異な召喚方法もあってか現界直後は知性に乏しく、言語もたどたどしかったが、[[ランサー]]の心臓を取り込む事により高い知性と戦闘能力を手に入れた。
:真名は、ハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主、「山の老翁」。この名は個人のものではなく、教団の教主に代々襲名されてきたもの。複数いる「ハサン・サッバーハ」を継承した暗殺者の内の1人が彼であり、暗殺者という出自から「反英雄」に分類される。
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: 真名は、ハサン・サッバーハ。イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主、「山の老翁」。この名は個人のものではなく、教団の教主に代々襲名されてきたもの。複数いる「ハサン・サッバーハ」を継承した暗殺者の内の1人が彼であり、暗殺者という出自から「反英雄」に分類される。
:召喚者である間桐臓硯の目的「不老不死」に応じ、同種の望みを持つ個体として呼び出され、共に永遠を目指す者として聖杯戦争に参加する。
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: 召喚者である間桐臓硯の目的「不老不死」に応じ、同種の望みを持つ個体として呼び出され、共に永遠を目指す者として聖杯戦争に参加する。
:HFルート終盤、アインツベルンの森で臓硯と共に[[言峰綺礼]]を追い込むが、宝具を無効化されて生まれた一瞬の隙をつかれ、マスターである臓硯を洗礼詠唱で消滅させられる。臓硯本体の元に消滅間近の状態で帰還するが、黒化した[[間桐桜|桜]]に飲み込まれてしまった。
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: HFルート終盤、アインツベルンの森で臓硯と共に[[言峰綺礼]]を追い込むが、宝具を無効化されて生まれた一瞬の隙をつかれ、マスターである臓硯を洗礼詠唱で消滅させられる。臓硯本体の元に消滅間近の状態で帰還するが、黒化した[[間桐桜|桜]]に飲み込まれてしまった。
:『[[Fate/Grand Order]]』では序章のAD.2004の冬木に登場。冬木の聖杯戦争で[[セイバーオルタ|セイバー]]に敗北し、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化していた。[[武蔵坊弁慶|ランサー]]と共に主人公たちに襲いかかる。
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: 『[[Fate/Grand Order]]』では序章のAD.2004の冬木に登場。冬木の聖杯戦争で[[セイバーオルタ|セイバー]]に敗北し、泥に汚染されたシャドウ・サーヴァントと化していた。[[武蔵坊弁慶|ランサー]]と共に主人公たちに襲いかかる。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 髑髏の仮面に黒いローブ、棒のような右手と不気味な外見をしている。髑髏の仮面の下の顔は削ぎ落とされており仮面をとっても顔は無い。「ハサン・サッバーハ」を襲名するにあたり、それまであった彼個人としてのものは全て捨てさられた。
 
: 髑髏の仮面に黒いローブ、棒のような右手と不気味な外見をしている。髑髏の仮面の下の顔は削ぎ落とされており仮面をとっても顔は無い。「ハサン・サッバーハ」を襲名するにあたり、それまであった彼個人としてのものは全て捨てさられた。
:人間的には善人とは言えないものの、主の命令には忠実で、主と認めた人物はどれほど劣勢に陥っても裏切らず、多少無理な命令でも黙って従う。また殺しはあくまで仕事としており、そこに哀楽を感じることは無く、外道の人物ではない。
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: 人間的には善人とは言えないものの、主の命令には忠実で、主と認めた人物はどれほど劣勢に陥っても裏切らず、多少無理な命令でも黙って従う。また殺しはあくまで仕事としており、そこに哀楽を感じることは無く、外道の人物ではない。
:[[聖杯]]への望みは自らの顔を取り戻し、オリジナルのハサン・サッバーハとして永遠に名を残すこと。
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: [[聖杯]]への望みは自らの顔を取り戻し、オリジナルのハサン・サッバーハとして永遠に名を残すこと。
 
; 能力
 
; 能力
 
: クラススキルである気配遮断の恩恵もあって諜報・隠密行動に優れる。衛宮家程度の結界ならば誰にも気付かれずに出入りすることも可能。気配遮断中の彼は[[衛宮士郎]]程度では近距離で会話していてもどこにいるのか位置が全く掴めず、聴覚・嗅覚・触覚・魔力探査で視覚以上に正確に外界を捉えているライダーにすら短時間なら全く気付かせなかった。
 
: クラススキルである気配遮断の恩恵もあって諜報・隠密行動に優れる。衛宮家程度の結界ならば誰にも気付かれずに出入りすることも可能。気配遮断中の彼は[[衛宮士郎]]程度では近距離で会話していてもどこにいるのか位置が全く掴めず、聴覚・嗅覚・触覚・魔力探査で視覚以上に正確に外界を捉えているライダーにすら短時間なら全く気付かせなかった。
:近接戦闘は殆ど行わず、専ら「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短剣を投擲するアウトレンジ戦法が基本。ダークの投擲はノーモーションかつスキル「投擲(短刀)」により弾丸として放たれる。その腕前は夜間ならばセイバーやランサーでさえ投擲されたダークを視ることは出来ない(二人とも視覚以外の感覚であっさり防いでしまったが)。なお、ダークは有限であり愛着があるため投げたものは戦闘後に拾って帰っている。
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: 近接戦闘は殆ど行わず、専ら「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短剣を投擲するアウトレンジ戦法が基本。ダークの投擲はノーモーションかつスキル「投擲(短刀)」により弾丸として放たれる。その腕前は夜間ならばセイバーやランサーでさえ投擲されたダークを視ることは出来ない(二人とも視覚以外の感覚であっさり防いでしまったが)。なお、ダークは有限であり愛着があるため投げたものは戦闘後に拾って帰っている。
:暗殺者のスタンスからか、敵サーヴァントと対峙しても正面戦闘することはあまり無く、専ら罠への誘導や陽動役を努める。「蜘蛛か蛇、それとも蠍」と称される奇妙な歩法の使い手で、逃げ足ならばあのランサーと互角とされる。ライダーとの戦いでは室内を四方八方に飛び回りながらダークを乱射するという士郎の見立てでは「セイバーでさえ防ぎきれるか」という猛攻の戦いを見せたが、マスターが桜に移り本気を出せるようになったライダーには通じず全て躱された上に釘と鎖で逆にボロボロにされてしまった。
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: 暗殺者のスタンスからか、敵サーヴァントと対峙しても正面戦闘することはあまり無く、専ら罠への誘導や陽動役を努める。「蜘蛛か蛇、それとも蠍」と称される奇妙な歩法の使い手で、逃げ足ならばあのランサーと互角とされる。ライダーとの戦いでは室内を四方八方に飛び回りながらダークを乱射するという士郎の見立てでは「セイバーでさえ防ぎきれるか」という猛攻の戦いを見せたが、マスターが桜に移り本気を出せるようになったライダーには通じず全て躱された上に釘と鎖で逆にボロボロにされてしまった。
:自己改造スキルを有しており、他のサーヴァントの心臓(霊核)を取りこむことによって知性と能力を増強してゆくことが可能で、ランサーを葬りその心臓を取り込んだ。なおこれは良くも悪くも人格にも取り込んだ者の影響を受ける。
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: 自己改造スキルを有しており、他のサーヴァントの心臓(霊核)を取りこむことによって知性と能力を増強してゆくことが可能で、ランサーを葬りその心臓を取り込んだ。なおこれは良くも悪くも人格にも取り込んだ者の影響を受ける。
:これは彼らが“アサシン”という名で群をなしているだけの亡霊(英霊候補)であり正純な英霊と比較して能力は低く、これを秘儀によって肉体改造を施しサーヴァントに対抗している為である。
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: これは彼らが“アサシン”という名で群をなしているだけの亡霊(英霊候補)であり正純な英霊と比較して能力は低く、これを秘儀によって肉体改造を施しサーヴァントに対抗している為である。
:魔術にはあまり通じていないが暴風の悪霊に対するため台風避けの呪いによるスキル「風除けの加護」を持ち、[[セイバー]]の「風王鉄槌」すら無効化し掻い潜ることが出来る。
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: 魔術にはあまり通じていないが暴風の悪霊に対するため台風避けの呪いによるスキル「風除けの加護」を持ち、[[セイバー]]の「風王鉄槌」すら無効化し掻い潜ることが出来る。
:また、再生能力はないがハシシ(麻薬)を使用しているため、痛みを無視して行動できる。(コンシューマ版ではさすがにまずかったのか、「ブットンでる」という穏当な表現に変更された)
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: また、再生能力はないがハシシ(麻薬)を使用しているため、痛みを無視して行動できる(コンシューマ版ではさすがにまずかったのか、「ブットンでる」という穏当な表現に変更された)。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
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{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| rowspan="2"|[[クラス (アサシン)|アサシン]] || [[間桐臓硯]] || B || C || A || C || E || C ||style="text-align:left"|気配遮断:A+||投擲(短刀):B<br>風除けの加護:A<br>自己改造:C|| style="text-align:left"|
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| rowspan="2"|[[クラス (アサシン)|アサシン]] || [[間桐臓硯]] || B || C || A || C || E || C || rowspan="2"|気配遮断:A+ || rowspan="2"|投擲(短刀):B<br />風除けの加護:A<br />自己改造:C || style="text-align:left"|
 
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|| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A || C || E || C ||style="text-align:left"|気配遮断:A+||投擲(短刀):B<br>風除けの加護:A<br>自己改造:C|| style="text-align:left"|
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|| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A || C || E || C || style="text-align:left"|
 
|}
 
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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 妄想心音(ザバーニーヤ)
 
; 妄想心音(ザバーニーヤ)
:ランク:C<br>種別:対人宝具<br>レンジ:3~9<br>最大捕捉:1人
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: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:3~9<br />最大捕捉:1人
 
: 普段は長い布に包まれているシャイターンの右腕。使用時には折りたたんでいた腕を伸ばし、その赤い異形の腕を開放する。
 
: 普段は長い布に包まれているシャイターンの右腕。使用時には折りたたんでいた腕を伸ばし、その赤い異形の腕を開放する。
:対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出す。この鏡面存在を握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる(いわゆる類感呪術)。要は即席の呪いの藁人形。如何に硬い鎧で身を護ろうとも心臓を掴み上げることができるが、幸運や魔力で対抗可能。
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: 対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出す。この鏡面存在を握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる(いわゆる類感呪術)。要は即席の呪いの藁人形。如何に硬い鎧で身を護ろうとも心臓を掴み上げることができるが、幸運や魔力で対抗可能。
:作中の描写から接触していないと鏡面存在を作れないようだが腕の長さがその弱点を補っている。
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: 作中の描写から接触していないと鏡面存在を作れないようだが腕の長さがその弱点を補っている。
:人を罰するモノ故、言峰綺礼のようにアンリマユの泥に汚染され既に人のモノではない心臓は呪えず<!--HFルートより「それは人を罰するモノ故、同種の存在を呪えるものではない。……既に人のモノではない私の心臓は、“呪い”には滅法強いのだ」-->、また心臓限定であるがゆえに既に心臓がないものや心臓を潰されても活動可能な相手には効果や必殺性や即死性が薄い。
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: 人を罰するモノ故、言峰綺礼のようにアンリマユの泥に汚染され既に人のモノではない心臓は呪えず<!--HFルートより「それは人を罰するモノ故、同種の存在を呪えるものではない。……既に人のモノではない私の心臓は、“呪い”には滅法強いのだ」-->、また心臓限定であるがゆえに既に心臓がないものや心臓を潰されても活動可能な相手には効果や必殺性や即死性が薄い。
:『Fake』では女アサシンの宝具『幻想血統』で再現される能力の一つとして登場している。『幻想血統』の仕様上全く同じ性能かは不明だが、幾重にも魔術防護が施された概念核の心臓を破壊する、背中から触れても鏡像の心臓を形成可能、宝具の日本刀が食い込んだくらいでは止まらないなど、御業に恥じない性能を見せている。
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: 『Fake』では女アサシンの宝具『幻想血統』で再現される能力の一つとして登場している。『幻想血統』の仕様上全く同じ性能かは不明だが、幾重にも魔術防護が施された概念核の心臓を破壊する、背中から触れても鏡像の心臓を形成可能、宝具の日本刀が食い込んだくらいでは止まらないなど、御業に恥じない性能を見せている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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: 世話をしている臓硯の具合が悪い。何か精の付く物でも、と町に出ると、謎の占い師が治療のために聖杯を手に入れることを勧めてきて……。
 
: 世話をしている臓硯の具合が悪い。何か精の付く物でも、と町に出ると、謎の占い師が治療のために聖杯を手に入れることを勧めてきて……。
 
: アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
 
: アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
;[[Fate/Ace Royal]]
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; [[Fate/Ace Royal]]
:[[英霊カード]]の一枚として登場。原作の不遇振りを払拭するかのように、一撃必殺の「妄想心音」が強力。万能型の能力で、能力的にはどんなクラスでも活躍できる。……だが悲しい事に「アサシン」以外の適性を持っていないため、その有用性を生かせない。
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: [[英霊カード]]の一枚として登場。原作の不遇振りを払拭するかのように、一撃必殺の「妄想心音」が強力。万能型の能力で、能力的にはどんなクラスでも活躍できる。……だが悲しい事に「アサシン」以外の適性を持っていないため、その有用性を生かせない。
:[[ギルガメッシュ]]や[[アサシン|小次郎]]よりは強いのだが、やはり不遇。
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: [[ギルガメッシュ]]や[[アサシン|小次郎]]よりは強いのだが、やはり不遇。
;[[Fate/Labyrinth]]
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; [[Fate/Labyrinth]]
:四人のサーヴァントのうちの一人。
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: 四人のサーヴァントのうちの一人。
;[[Fate/Grand Order]]
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; [[Fate/Grand Order]]
:「呪腕のハサン」という名称で、アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はUC(☆2)。イラストはタスクオーナ。
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: 「呪腕のハサン」という名称で、アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はUC(☆2)。イラストレーターはタスクオーナ。
 
: メインシナリオでは序章に黒化した姿で敵として登場。
 
: メインシナリオでは序章に黒化した姿で敵として登場。
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: ランサーと戦い、髑髏面を剥ぎ取られた際に。それまで奇声ばかりだった真アサシンの最初のセリフ。
 
: ランサーと戦い、髑髏面を剥ぎ取られた際に。それまで奇声ばかりだった真アサシンの最初のセリフ。
 
: この後ランサーの心臓を取り込むことで確固たる人格を形成するのだが、最初のうちはこんな感じである。
 
: この後ランサーの心臓を取り込むことで確固たる人格を形成するのだが、最初のうちはこんな感じである。
   
; 「■■■■■■■■■■■■!」
 
; 「■■■■■■■■■■■■!」
 
: セイバー戦で「風王結界」に飛び込んだ際に。
 
: セイバー戦で「風王結界」に飛び込んだ際に。
:彼らの神を讃えるセリフが入る予定であったが、大人の事情で黒塗りに。PS2版では音声のみ追加されている。
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: 彼らの神を讃えるセリフが入る予定であったが、大人の事情で黒塗りに。PS2版では音声のみ追加されている。
 
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; 「数百年の妄念か。私には理解できぬが――――」<br />「理解できぬが―――魔術師殿は、この私のマスターに相応しい。<br /> よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう――――」
;「数百年の妄念か。私には理解できぬが――――」<br>「理解できぬが―――魔術師殿は、この私のマスターに相応しい。<br> よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう――――」
   
: ランサーの心臓を食らい望みを思い出した仮面の暗殺者は、「死にたくない」と願う召喚者の在り方を見極め忠誠を誓う。
 
: ランサーの心臓を食らい望みを思い出した仮面の暗殺者は、「死にたくない」と願う召喚者の在り方を見極め忠誠を誓う。
 
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; 「一人で乗り込んでくるとはな。見下げ果てた馬鹿者だ」<br />「私は魔術師殿とは違う。速やかに、その苦悶から解放してやる」<br>「眠れ。その身に救いは与えられぬであろうが、あのような怪物に食われるよりは上等だろうよ」
;「一人で乗り込んでくるとはな。見下げ果てた馬鹿者だ」<br>「私は魔術師殿とは違う。速やかに、その苦悶から解放してやる」<br>「眠れ。その身に救いは与えられぬであろうが、あのような怪物に食われるよりは上等だろうよ」<br>
   
: HFルートDEADENDにて一人でアインツベルン城に乗り込んだ士郎を逃さず殺害する。士郎を瞬殺し、また殺しを愉しむこともないなど、いぶし銀な仕事人気質が伺える。惜しむらくはこれが彼の唯一の単独暗殺成功シーンなところか。
 
: HFルートDEADENDにて一人でアインツベルン城に乗り込んだ士郎を逃さず殺害する。士郎を瞬殺し、また殺しを愉しむこともないなど、いぶし銀な仕事人気質が伺える。惜しむらくはこれが彼の唯一の単独暗殺成功シーンなところか。
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=== フェイト/タイガーころしあむ ===
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=== フェイト/タイガーころしあむ ===
;「なんと悪辣な……。<br> 人を騙してはいけないと教わらなかったか!」
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;「なんと悪辣な……。<br /> 人を騙してはいけないと教わらなかったか!」
 
: 真アサシンルートでタイガから騙されていたことを知らされて。えーと、あなたの職業なんでしたっけ?
 
: 真アサシンルートでタイガから騙されていたことを知らされて。えーと、あなたの職業なんでしたっけ?
 
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; 「まあ、感心はしませんが、一応これも「聖杯戦争」ですから、卑怯、とは言いませんよね?」<br />「おお怖い。では策士策に溺れることなく頑張りましょう。心苦しいですがこれもまた定め。すみやかにその首差し出していただきます」
;「まあ、感心はしませんが、一応これも「聖杯戦争」ですから、卑怯、とは言いませんよね?」<br>「おお怖い。では策士策に溺れることなく頑張りましょう。心苦しいですがこれもまた定め。すみやかにその首差し出していただきます」
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: 無印の葛木先生ルートで、連戦で疲弊したところを慎二と共に襲撃して。
: 無印の葛木先生ルートで、連戦で疲弊したところを慎二と共に襲撃して。<br>葛木先生ルートは登場人物ほぼ全員が徹頭徹尾シリアスだが、アサシンも例に漏れず本編の仕事人のイメージとホロウ以降の剽軽なイメージがうまく和合している。
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: 葛木先生ルートは登場人物ほぼ全員が徹頭徹尾シリアスだが、アサシンも例に漏れず本編の仕事人のイメージとホロウ以降の剽軽なイメージがうまく和合している。
 
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; 「あ!ぼっちゃんがやられている!?<br /> ……うむ!命を懸けてもいいほどにぼっちゃんが悪いんでしょうが、ここは加勢いたしますぞ!」
;「あ!ぼっちゃんがやられている!?<br> ……うむ!命を懸けてもいいほどにぼっちゃんが悪いんでしょうが、ここは加勢いたしますぞ!」
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: 『アッパー』で凛にボコられる慎二を見つけて。しかし揃って叩きのめされてしまい、2人並んで己の立ち位置をグチることに。
: 「アッパー」で凛にボコられる慎二を見つけて。しかし揃って叩きのめされてしまい、2人並んで己の立ち位置をグチることに。
      
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;「愚か。あまりにも愚か。子供を盾にした事ではない。子供をさらった事でもない。」<br> 「才能の在り無しさえ計れぬ者が暗殺者を育てようとは、これほど愚かな事はない。」<br> 「その子供に殺し屋は務まらぬ。酬われぬ場に幼子を置かんとするその能無しぶり」<br> 「もはや生きるに能わず。永劫の闇の中に消え去るが良し。」
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; 「愚か。あまりにも愚か。子供を盾にした事ではない。子供をさらった事でもない。」<br /> 「才能の在り無しさえ計れぬ者が暗殺者を育てようとは、これほど愚かな事はない。」<br /> 「その子供に殺し屋は務まらぬ。酬われぬ場に幼子を置かんとするその能無しぶり」<br /> 「もはや生きるに能わず。永劫の闇の中に消え去るが良し。」
:彼の仕事人としての哲学が見える一面である。
+
: 彼の仕事人としての哲学が見える一面である。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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* マスターに対して忠実な一方で、臟硯が油断して言峰にやられた際は自身の不手際ならともかく自らに落ち度はないので敵討ちなどそんな酔狂な事をする気など毛頭ないと語っている。良くも悪くも仕事人気質と言える。
 
* マスターに対して忠実な一方で、臟硯が油断して言峰にやられた際は自身の不手際ならともかく自らに落ち度はないので敵討ちなどそんな酔狂な事をする気など毛頭ないと語っている。良くも悪くも仕事人気質と言える。
 
* 前述の通り戦闘力はサーヴァントの中では低く、単独での闘いは常に苦戦している。しかし、臟硯によると慎二がマスター時のライダーなら勝てるらしい。……が実際に闘った際のライダーは桜がマスターだったので逆に捻られてしまった。
 
* 前述の通り戦闘力はサーヴァントの中では低く、単独での闘いは常に苦戦している。しかし、臟硯によると慎二がマスター時のライダーなら勝てるらしい。……が実際に闘った際のライダーは桜がマスターだったので逆に捻られてしまった。
* 出番にも活躍にも恵まれないサーヴァントであり、型月界隈の一部では影が薄くて不憫なことへの代名詞に使われることも。PC版『[[Fate/hollow ataraxia]]』ではおまけゲームの『[[トラぶる花札道中記]]』のみ、さらにパッチを当てて初めて登場する扱いだったのを皮切りに、格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では五次サーヴァントで唯一出演できず、vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『[[カプセルさーばんと]]』からも出演漏れした。四次でもハサンは悲惨な目に会っており、Fate/EXTRA CCCでは[[ギルガメッシュ]]から「'''サーヴァント界でもっとも不遇なもの。その名をハサンというのだ'''」とまで言われてしまった。
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* 出番にも活躍にも恵まれないサーヴァントであり、型月界隈の一部では影が薄くて不憫なことへの代名詞に使われることも。PC版『[[Fate/hollow ataraxia]]』ではおまけゲームの『[[トラぶる花札道中記]]』のみ、さらにパッチを当てて初めて登場する扱いだったのを皮切りに、格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では五次サーヴァントで唯一出演できず、Vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『[[カプセルさーばんと]]』からも出演漏れした。四次でもハサンは悲惨な目に会っており、『Fate/EXTRA CCC』では[[ギルガメッシュ]]から「'''サーヴァント界でもっとも不遇なもの。その名をハサンというのだ'''」とまで言われてしまった。
 
* 最近はアサシンも例外だらけで暗殺者のサーヴァントとしての存在意義を本気で失いつつある。具体的に言うと[[アサシン (EXTRA)|書文先生]]とか[[アサシン (Apocrypha・黒)|ジャックちゃん]]とか。EXTRAのアサシンは拳法の達人としての気配絶断でありまだ差別化出来ているが、Apocryphaの黒のアサシンは暗殺者ではなく殺人鬼にも関わらず、クラススキルの恩恵だけで気配遮断A+に加えて自身の固有スキルで攻撃時にも気配遮断の恩恵があり、破格の性能の宝具を持つなど上位互換である。もっとも妄想心音は男女共通に作用するため場合によってはこちらの方が有効な場合もある。
 
* 最近はアサシンも例外だらけで暗殺者のサーヴァントとしての存在意義を本気で失いつつある。具体的に言うと[[アサシン (EXTRA)|書文先生]]とか[[アサシン (Apocrypha・黒)|ジャックちゃん]]とか。EXTRAのアサシンは拳法の達人としての気配絶断でありまだ差別化出来ているが、Apocryphaの黒のアサシンは暗殺者ではなく殺人鬼にも関わらず、クラススキルの恩恵だけで気配遮断A+に加えて自身の固有スキルで攻撃時にも気配遮断の恩恵があり、破格の性能の宝具を持つなど上位互換である。もっとも妄想心音は男女共通に作用するため場合によってはこちらの方が有効な場合もある。
 
** 更にApocryphaでは、'''19人のハサン全員の能力が解析されて対処法が確立'''されてしまっており、ハサンの召喚=「勝利か死のどちらか」という非常にリスキーな英霊となっている。最初の内はマスターの暗殺に度々成功している他、召喚したハサンの能力を最大限に活用して3日で聖杯戦争を終わらせた強者も存在していたが、前述の理由から魔術師達はハサンに見切りをつけている。魔術協会もハサン以外の触媒を用意して聖杯大戦に臨んでおり、「暗殺者」のサーヴァントとしての存在意義はかなり危うい。
 
** 更にApocryphaでは、'''19人のハサン全員の能力が解析されて対処法が確立'''されてしまっており、ハサンの召喚=「勝利か死のどちらか」という非常にリスキーな英霊となっている。最初の内はマスターの暗殺に度々成功している他、召喚したハサンの能力を最大限に活用して3日で聖杯戦争を終わらせた強者も存在していたが、前述の理由から魔術師達はハサンに見切りをつけている。魔術協会もハサン以外の触媒を用意して聖杯大戦に臨んでおり、「暗殺者」のサーヴァントとしての存在意義はかなり危うい。
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
;歴史関連
+
; 歴史関連
*史実のハサン・サッバーハは勿論19人いた訳ではなく、暗殺教団の教主も代々その名前を受け継いだ訳ではない。そもそもハサン自身は暗殺者ではなく、禁欲的な生活を送る'''宗教家'''であった。
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: 史実のハサン・サッバーハは勿論19人いた訳ではなく、暗殺教団の教主も代々その名前を受け継いだ訳ではない。そもそもハサン自身は暗殺者ではなく、禁欲的な生活を送る'''宗教家'''であった。
*詳しい生年は不明だが、11世紀半ば過ぎにテヘランの南にあるゴムの町で誕生したとされる。7歳で志学し、17歳頃までテヘランで数学・天文学・イスラム教の教義の研究と研鑽を行っていたとされる。
+
: 詳しい生年は不明だが、11世紀半ば過ぎにテヘランの南にあるゴムの町で誕生したとされる。7歳で志学し、17歳頃までテヘランで数学・天文学・イスラム教の教義の研究と研鑽を行っていたとされる。
**残されている自伝によれば、この研鑽の最中にシーア派の派閥であるイスマーイール派の教義に感化されて、イスマーイール派を国教としていたファティマ朝のカリフに忠誠を誓ったと言われている。
+
: 残されている自伝によれば、この研鑽の最中にシーア派の派閥であるイスマーイール派の教義に感化されて、イスマーイール派を国教としていたファティマ朝のカリフに忠誠を誓ったと言われている。
*1094年にファティマ朝の第8代カリフが死去すると、その後継を巡ってイスマーイール派は2つに分裂し、廃嫡された長男ニザールを支持した人々はニザール派と呼ばれ、ハサンはニザール派の指導的な地位に着く。
+
: 1094年にファティマ朝の第8代カリフが死去すると、その後継を巡ってイスマーイール派は2つに分裂し、廃嫡された長男ニザールを支持した人々はニザール派と呼ばれ、ハサンはニザール派の指導的な地位に着く。
*指導者となってからは、布教活動で信者や拠点を確保する一方で、暗殺部隊を組織。彼自身や後継のニザール派指導者はセルジューク朝、ザンギー朝、十字軍などの敵対者に対してこれを放ち、抵抗した。
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: 指導者となってからは、布教活動で信者や拠点を確保する一方で、暗殺部隊を組織。彼自身や後継のニザール派指導者はセルジューク朝、ザンギー朝、十字軍などの敵対者に対してこれを放ち、抵抗した。
*コーランの教えに基づく禁欲的な生活を送る事を尊守しており、禁を破った息子を処刑したとも言われる。
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: コーランの教えに基づく禁欲的な生活を送る事を尊守しており、禁を破った息子を処刑したとも言われる。
*1124年、拠点としていたアラムート城で死去。
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: 1124年、拠点としていたアラムート城で死去。アラムート城はその後、1256年にモンゴル帝国の攻勢の前に降伏し、ニザール派の教義が記された多数の文書をモンゴル帝国が接収している。この中にハサンの自伝も含まれており、それによればアラムート城を拠点としてからは自室から出る事は少なく、ニザール派の教義に関する著作活動と教団内外の政策活動に没頭したという。
**アラムート城はその後、1256年にモンゴル帝国の攻勢の前に降伏し、ニザール派の教義が記された多数の文書をモンゴル帝国が接収している。この中にハサンの自伝も含まれており、それによればアラムート城を拠点としてからは自室から出る事は少なく、ニザール派の教義に関する著作活動と教団内外の政策活動に没頭したという。
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: また、イスラム世界の古典歴史書「完史」によれば数学、幾何学、'''魔術'''に精通した人物とされる…………つまり、原典通りのハサンは「暗殺者」ではなく「魔術師」のクラスが一番妥当になるかもしれない。
**また、イスラム世界の古典歴史書「完史」によれば数学、幾何学、'''魔術'''に精通した人物とされる…………つまり、原典通りのハサンは「暗殺者」ではなく「魔術師」のクラスが一番妥当になるかもしれない。
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: この史実とは別に、マルコ・ポーロが東方から「山の老人」伝説を持ち帰り、近世のヨーロッパにおいてハサンら少数教派の指導者と同一視され、ハサンのイメージは大きく揺らぐことになる。
*この史実とは別に、マルコ・ポーロが東方から「山の老人」伝説を持ち帰り、近世のヨーロッパにおいてハサンら少数教派の指導者と同一視され、ハサンのイメージは大きく揺らぐことになる。
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: 「山の老人」伝説は次のようなものである―――山中に秘密の庭園を築いた老人がいた。彼は下界から若者を連れてきて、秘伝の麻薬と美女で心行くまで楽しませる。そのうえで老人は、若者に「再び楽園の歓びを味わいたければ、この使命を達成せよ」と指示し、欲望に燃える若者を暗殺や陰謀に駆り立てた―――。
**「山の老人」伝説は次のようなものである―――山中に秘密の庭園を築いた老人がいた。彼は下界から若者を連れてきて、秘伝の麻薬と美女で心行くまで楽しませる。そのうえで老人は、若者に「再び楽園の歓びを味わいたければ、この使命を達成せよ」と指示し、欲望に燃える若者を暗殺や陰謀に駆り立てた―――。
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: この伝説に麻薬が登場していたことで山の老人=ハサン、麻薬に魅了された若者=ハシーシ=アサシン=暗殺者の図式が流布されてしまったのだが、実際のところ「ハシーシ」は麻薬中毒者に限らず罵倒語として使われていたようで、ハサンが自分や部下に麻薬を使ったという史料もない。
**この伝説に麻薬が登場していたことで山の老人=ハサン、麻薬に魅了された若者=ハシーシ=アサシン=暗殺者の図式が流布されてしまったのだが、実際のところ「ハシーシ」は麻薬中毒者に限らず罵倒語として使われていたようで、ハサンが自分や部下に麻薬を使ったという史料もない。
      
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* [[登場人物]]
 
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