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| | 真名 = 荊軻 | | | 真名 = 荊軻 |
| | 読み = けいか | | | 読み = けいか |
− | | 外国語表記 = ''Jing Ke'' | + | | 外国語表記 = Jing Ke |
| | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] |
| | 声優 = 田中敦子 | | | 声優 = 田中敦子 |
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| | 好きな物 = 酒、月、花、友 | | | 好きな物 = 酒、月、花、友 |
| | 苦手な物 = 家族 | | | 苦手な物 = 家族 |
− | | 天敵 = [[始皇帝]] | + | | 天敵 = |
| | デザイン = 高橋慶太郎 | | | デザイン = 高橋慶太郎 |
| | 設定作成 = 東出祐一郎 | | | 設定作成 = 東出祐一郎 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| 「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。 | | 「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。 |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『[[永続狂気帝国 セプテム]]』でははぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに召喚されローマ帝国の将となっている。 | + | : 第二特異点『[[永続狂気帝国 セプテム]]』でははぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに召喚されローマ帝国の将となっている。 |
| : 呂布と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っており、主人公たちにどちらが多くの「皇帝」を仕留められるか競争をしようと持ちかけている。 | | : 呂布と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っており、主人公たちにどちらが多くの「皇帝」を仕留められるか競争をしようと持ちかけている。 |
| :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]と交戦する。 | | :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]と交戦する。 |
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| : 男の口調で話すが、酒が入るとやや素に戻り、酒に酔いつぶれると凛々しい外面はどこへやら、陽気でだらしない姿をあらわにする一面がある。 | | : 男の口調で話すが、酒が入るとやや素に戻り、酒に酔いつぶれると凛々しい外面はどこへやら、陽気でだらしない姿をあらわにする一面がある。 |
| : カルデア女子会があると、何故か高確率で参加していたり、王様系のサーヴァントを見かけると暗殺者の性なのか刺したくなるという意外な顔を見せる。 | | : カルデア女子会があると、何故か高確率で参加していたり、王様系のサーヴァントを見かけると暗殺者の性なのか刺したくなるという意外な顔を見せる。 |
− | :
| + | |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 暗殺用に使われたとされる毒を焼き入れた匕首(あいくち、ひしゅ)という暗器を以てして戦う。 | | : 暗殺用に使われたとされる毒を焼き入れた匕首(あいくち、ひしゅ)という暗器を以てして戦う。 |
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| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[アサシン]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || E || A || E || D || B || 気配遮断:B || 抑制:A<br />プランニング:B<br />傍若無人:A<br />十歩殺一人:B+ || style="text-align:left"|強化クエストで「プランニング」→「十歩殺一人」に変化。 | + | | [[アサシン]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || E || A || E || D || B || 気配遮断:B || 抑制:A<br>プランニング:B<br>傍若無人:A<br>十歩殺一人:B+ || style="text-align:left"|強化クエストで「プランニング」→「十歩殺一人」に変化。 |
| |} | | |} |
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| ==[[宝具]]== | | ==[[宝具]]== |
| ; 不還匕首(ただ、あやめるのみ) | | ; 不還匕首(ただ、あやめるのみ) |
− | : ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1<br />最大捕捉:1人<br />由来:秦王を殺めるために持ち込んだ地図と、それに隠した匕首。 | + | : ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:1人<br>由来:秦王を殺めるために持ち込んだ地図と、それに隠した匕首。 |
| : 始皇帝暗殺のために用意した匕首。地図に巻いて隠したという逸話により、隠匿面に非常に優れている。 | | : 始皇帝暗殺のために用意した匕首。地図に巻いて隠したという逸話により、隠匿面に非常に優れている。 |
| : 対象に匕首を突き刺して仕留める。毒はかすり傷程度でも即死であるが、耐毒の逸話があるものは有利な判定を行える。しかしこの宝具の真価は別のところに有る。 | | : 対象に匕首を突き刺して仕留める。毒はかすり傷程度でも即死であるが、耐毒の逸話があるものは有利な判定を行える。しかしこの宝具の真価は別のところに有る。 |
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| == 真名:荊軻 == | | == 真名:荊軻 == |
− | :荊軻。中国戦国時代、秦代の人物。燕の太子の命を受け、始皇帝暗殺を企んだ刺客。暗殺を果たせば、中国の歴史は大きく違った形になりえた。<br>史実では男性として伝えられている。 | + | :荊軻。中国戦国時代、秦代の人物。燕の太子の命を受け、始皇帝暗殺を企んだ刺客。暗殺を果たせば、中国の歴史は大きく違った形になりえた。史実では男性として伝えられている。 |
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− | :暗殺を生業としていたわけではないが、友から始皇帝を暗殺する依頼を受けた荊軻は快く引き受け、用心深い皇帝を暗殺するために計画を練りに練った。<br>始皇帝に捧げる手土産を持ち、暗殺用に毒を焼き入れた短刀を手に入れ、計画実行まで後少しと迫った頃、暗殺の助手として命を捨てる友を待っている荊軻に、丹は「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱いてしまう。 | + | :暗殺を生業としていたわけではないが、友から始皇帝を暗殺する依頼を受けた荊軻は快く引き受け、用心深い皇帝を暗殺するために計画を練りに練った。 |
| + | :始皇帝に捧げる手土産を持ち、暗殺用に毒を焼き入れた短刀を手に入れ、計画実行まで後少しと迫った頃、暗殺の助手として命を捨てる友を待っている荊軻に、丹は「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱いてしまう。 |
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− | :疑念を抱かれた荊軻は、やむなく太子が推薦した男を助手として泰へと旅立ち、始皇帝の暗殺を実行する。<br>だが、暗殺の際に助力となるはずの男が恐怖で動けなくなり、荊軻は単独での暗殺に挑むも幾つもの不運が重なり、その一撃は始皇帝には届かなかった。 | + | :疑念を抱かれた荊軻は、やむなく太子が推薦した男を助手として泰へと旅立ち、始皇帝の暗殺を実行する。 |
| + | :だが、暗殺の際に助力となるはずの男が恐怖で動けなくなり、荊軻は単独での暗殺に挑むも幾つもの不運が重なった事で、その一撃は始皇帝には届かなかった。 |
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− | :暗殺は失敗し、覚悟を決めた荊軻は始皇帝を嘲りながら臣下に殺されたと伝わっている。「暗殺者」でありながら、始皇帝の暗殺を果たすことなく露と消えた荊軻。<br> | + | :暗殺は失敗し、覚悟を決めた荊軻は始皇帝を嘲りながら臣下に殺されたと伝わっている。「暗殺者」でありながら、始皇帝の暗殺を果たすことなく露と消えた荊軻。 |
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− | ::''「風蕭蕭として易水寒し」''<br>''「壮士 ひとたび去ってまた還らず」'' | + | ::''「風蕭蕭として易水寒し」'' |
| + | :''「壮士 ひとたび去ってまた還らず」'' |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ; [[楊貴妃]] | | ; [[楊貴妃]] |
| : 前々から「いけるクチ」だというのは知っていたようで、彼女の幕間の物語にて、逃げてきた彼女を酒席に招き入れて意気投合した。 | | : 前々から「いけるクチ」だというのは知っていたようで、彼女の幕間の物語にて、逃げてきた彼女を酒席に招き入れて意気投合した。 |
| + | ; 王様系サーヴァント全般 |
| + | : なんとなく刺したい様子。 |
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| === 生前 === | | === 生前 === |
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| : サンタオルタからのプレゼント――概念礼装「優雅たれ」を見ての感想。やめてあげてください。 | | : サンタオルタからのプレゼント――概念礼装「優雅たれ」を見ての感想。やめてあげてください。 |
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− | ;「それでは全員、杯は持ったな?<br/> ……コホン。<br/> 紆余曲折多々あったものの、我らは再びこうして集い、マスターの剣となることができた!<br/> 今年も一年、頑張っていこうじゃないか!<br/> <font size="5">かんぱーい!</font>」 | + | ;「それでは全員、杯は持ったな?<br> ……コホン。<br> 紆余曲折多々あったものの、我らは再びこうして集い、マスターの剣となることができた!<br> 今年も一年、頑張っていこうじゃないか!<br> <font size="5">かんぱーい!</font>」 |
| :期間限定イベント『閻魔亭繁盛記』にて、団体としてやってきた彼女達の宴会開始の一言。 | | :期間限定イベント『閻魔亭繁盛記』にて、団体としてやってきた彼女達の宴会開始の一言。 |
| :一見単なる新年会の挨拶だが、時間軸は「カルデア壊滅後の新年」のため、2年前の12月の強制退去からこの直前までの丸一年カルデアからはご無沙汰だったわけで、彼女達にして見れば感激もひとしおであろう。 | | :一見単なる新年会の挨拶だが、時間軸は「カルデア壊滅後の新年」のため、2年前の12月の強制退去からこの直前までの丸一年カルデアからはご無沙汰だったわけで、彼女達にして見れば感激もひとしおであろう。 |
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| ====幕間の物語==== | | ====幕間の物語==== |
− | ;「君は私を使え。そして私が消えて果てたとき、慟哭してくれ。」<br />「君の涙が、我が全て。」<br />「そうすれば、私は私が命を捧げただけの甲斐はあると思うのだ。」 | + | ;「君は私を使え。そして私が消えて果てたとき、慟哭してくれ。」<br>「君の涙が、我が全て。」<br>「そうすれば、私は私が命を捧げただけの甲斐はあると思うのだ。」 |
| : 幕間『風蕭蕭として易水寒し』にて、かつて失敗した王の暗殺をシミュレーションで成功させて。 | | : 幕間『風蕭蕭として易水寒し』にて、かつて失敗した王の暗殺をシミュレーションで成功させて。 |
| : ただし成功しても死ぬという結果は変わらず、それを悲しみ死んでほしくないと願う主人公に対しての言葉。 | | : ただし成功しても死ぬという結果は変わらず、それを悲しみ死んでほしくないと願う主人公に対しての言葉。 |
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| ; 史実上の人物像 | | ; 史実上の人物像 |
| : Fate上の彼女はどちらかと言えばクールな性格だが、史実上で伝られている彼女は現在の人物像とは若干ながらも異なっており、そこまでクールという訳でもない模様。 | | : Fate上の彼女はどちらかと言えばクールな性格だが、史実上で伝られている彼女は現在の人物像とは若干ながらも異なっており、そこまでクールという訳でもない模様。 |
− | : 『傍若無人』という言葉の語源となった人物としても知られ酒を何よりも愛した荊軻はしばしば酒を飲んでは傍に人がいないかのように大騒ぎをしていた<br>という故事からこの言葉が生まれたとされる。 | + | : 『傍若無人』という言葉の語源となった人物としても知られ、酒を何よりも愛した荊軻はしばしば酒を飲んでは傍に人がいないかのように大騒ぎをしていた───という故事からこの言葉が生まれたとされる。 |
− | : マテリアルでも「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱かれる場面があるが、史実でも臆病者と言われる面があり<br>蓋聶(こうじょう)という者と言い争って喧嘩になりかけたが、蓋聶が荊軻を睨むと荊軻はすぐに退散し。<br>双六の規定をめぐって魯句践(ろこうせん)という者と双六盤の道争いで喧嘩になりかけたが、魯句践が凄んで荊軻に対して大声を出すと荊軻はすぐに退散した。という逸話が残っている。(なお、魯句践は後に荊軻がほぼ単独で始皇帝暗殺に望んだことを聞き、己の見る目の無さを嘆いている) | + | : マテリアルでも「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱かれる場面があるが、史実でも臆病者と言われる面があり、蓋聶(こうじょう)という者と言い争って喧嘩になりかけたが、蓋聶が荊軻を睨むと荊軻はすぐに退散したという。 |
| + | : 他にも双六の規定をめぐって魯句践(ろこうせん)という者と双六盤の道争いで喧嘩になりかけたが、魯句践が凄んで荊軻に対して大声を出すと荊軻はすぐに退散した。という逸話が残っている。(なお、魯句践は後に荊軻がほぼ単独で始皇帝暗殺に望んだことを聞き、己の見る目の無さを嘆いている) |
| : 官僚を志して衛(荊軻の出生とされる国)の君主である元君に旅で学んだ遊説術に基づいた国家議論を大いに述べたのだが、全く聞き容れず、そうして荊軻は挫折し以来遊侠に身を投じていたとされている。 | | : 官僚を志して衛(荊軻の出生とされる国)の君主である元君に旅で学んだ遊説術に基づいた国家議論を大いに述べたのだが、全く聞き容れず、そうして荊軻は挫折し以来遊侠に身を投じていたとされている。 |
| : 近年では主に政治的理由から始皇帝に対する評価が変化して「最初の皇帝」として尊敬を集める一方、荊軻の評価は「始皇帝の暗殺を計ったテロリスト」という具合に下降の一途を辿っている。 | | : 近年では主に政治的理由から始皇帝に対する評価が変化して「最初の皇帝」として尊敬を集める一方、荊軻の評価は「始皇帝の暗殺を計ったテロリスト」という具合に下降の一途を辿っている。 |