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| : 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。 | | : 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。 |
| : 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦する。 | | : 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦する。 |
− | : 『Fate/Labyrinth』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。 | + | : 『[[Fate/Labyrinth]]』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 仮面を着けた全身傷跡だらけの牛頭人身の怪物。 | | : 仮面を着けた全身傷跡だらけの牛頭人身の怪物。 |
| : 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。 | | : 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。 |
| + | : そんな言動や知能に反して極めて聡明であり、人の倫理や常識も理解しているので自身の生命に罪悪感を抱いている。怪物として振る舞っていたのも周囲から「怪物」と呼ばれていたため。 |
| : 生前の事からか当初は突き放す態度も見られるが、彼の本当の「名前」を呼んでくれるものに対しては身を呈して守る一面がある。 | | : 生前の事からか当初は突き放す態度も見られるが、彼の本当の「名前」を呼んでくれるものに対しては身を呈して守る一面がある。 |
− | :第三章での船旅は宝石のように輝く大切な記憶となっている。 | + | : 第三章での船旅は宝石のように輝く大切な記憶となっている。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 本来両刃の斧であるラブリュスを分割した片刃の二丁の斧で戦う。 | | : 本来両刃の斧であるラブリュスを分割した片刃の二丁の斧で戦う。 |
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| :ミノス王の牛を意味する「異名」が世界的に知られていたからだ。その名こそが[[ミノタウロス]]。 | | :ミノス王の牛を意味する「異名」が世界的に知られていたからだ。その名こそが[[ミノタウロス]]。 |
| :今回は捨て名であるアステリオスとして召喚されている。 | | :今回は捨て名であるアステリオスとして召喚されている。 |
− | | + | : |
| :かつてクレタ島の王ミノスは、海神[[ポセイドン]]に彼から与えられた牡牛を捧げる約束を取り交わしていたが、その神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げてしまう。 | | :かつてクレタ島の王ミノスは、海神[[ポセイドン]]に彼から与えられた牡牛を捧げる約束を取り交わしていたが、その神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げてしまう。 |
| :約束を反故にされたポセイドンはミノス王の妻であるパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけ、アステリオスはそうして生まれたのだ。 | | :約束を反故にされたポセイドンはミノス王の妻であるパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけ、アステリオスはそうして生まれたのだ。 |
| :その巨躯と怪力、頭蓋から伸びた角と、何より不義の子である事実に困り果てたミノスは、それを隠すために侍女を皆殺しにし、残った『彼』を封じ込める為の場として高名な工匠ダイダロスに建造を命じた。 | | :その巨躯と怪力、頭蓋から伸びた角と、何より不義の子である事実に困り果てたミノスは、それを隠すために侍女を皆殺しにし、残った『彼』を封じ込める為の場として高名な工匠ダイダロスに建造を命じた。 |
| :そう「決して出られぬ迷宮」――ラビリンスを。 | | :そう「決して出られぬ迷宮」――ラビリンスを。 |
− | | + | : |
| :迷宮に閉じ込められたアステリオスは、ミノス王に命じられるまま、何も知らない子供を殺していったが、生贄にされた彼らは既に人としての権利を剥奪された。 | | :迷宮に閉じ込められたアステリオスは、ミノス王に命じられるまま、何も知らない子供を殺していったが、生贄にされた彼らは既に人としての権利を剥奪された。 |
| :まるで生きること自体が罪で、進んでその身を捧げる事が自然の摂理であるように。 | | :まるで生きること自体が罪で、進んでその身を捧げる事が自然の摂理であるように。 |
− | | + | : |
| :その噂を聞きつけ、ラビリンスに忍び込んだテセウスに倒されてしまった。 | | :その噂を聞きつけ、ラビリンスに忍び込んだテセウスに倒されてしまった。 |
| :<ruby>生まれついての怪物<rb></rb><rt>アステリオス</rt></ruby>は<ruby>生まれついての英雄<rb></rb><rt>テセウス</rt></ruby>に倒される事が<ruby>宿命<rb></rb><rt>さだめ</rt></ruby>られたからだ。 | | :<ruby>生まれついての怪物<rb></rb><rt>アステリオス</rt></ruby>は<ruby>生まれついての英雄<rb></rb><rt>テセウス</rt></ruby>に倒される事が<ruby>宿命<rb></rb><rt>さだめ</rt></ruby>られたからだ。 |
− | | + | : |
| :たとえ彼の本質が邪悪ではなかったとしてもその所業が悪である以上、罰を受けることは必然だったからだ。 | | :たとえ彼の本質が邪悪ではなかったとしてもその所業が悪である以上、罰を受けることは必然だったからだ。 |
| :たとえ、闇しかない陰鬱な迷宮ではなく、光のもとにある涼やかな自然の風を、豊かな森を求めていたとしても。 | | :たとえ、闇しかない陰鬱な迷宮ではなく、光のもとにある涼やかな自然の風を、豊かな森を求めていたとしても。 |
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| : オケアノスで縁ができたのか、その後もイベント等が開催されると彼女と絡むケースが多い。<del>負担が減って[[メドゥーサ|末妹]]も喜んでいるかもしれない</del> | | : オケアノスで縁ができたのか、その後もイベント等が開催されると彼女と絡むケースが多い。<del>負担が減って[[メドゥーサ|末妹]]も喜んでいるかもしれない</del> |
| : なお、彼女が必ずしも善良なだけの存在とは思っていないようで、[[タマモキャット]]の幕間の物語「みなぎる野生」では「ちょっとだけじゃあく」とのこと。 | | : なお、彼女が必ずしも善良なだけの存在とは思っていないようで、[[タマモキャット]]の幕間の物語「みなぎる野生」では「ちょっとだけじゃあく」とのこと。 |
− | :普段の彼はカルデア内をうろうろしているか、エウリュアレに遊ばれてるんだとか。忘れがたい記憶を刻んでくれた彼女が笑っていると自分も楽しい。 | + | : 普段の彼はカルデア内をうろうろしているか、エウリュアレに遊ばれてるんだとか。自身に輝きや慈しみを伝え、忘れがたい記憶を刻んでくれた彼女が笑っていると自分も楽しい。 |
| : アステリオスが登場すれば殆どの場合エウリュアレの存在がそこにあり、セイレムのお芝居や異聞の姿で登場したロシアでも彼女の存在が彼にとってのキーになっている。 | | : アステリオスが登場すれば殆どの場合エウリュアレの存在がそこにあり、セイレムのお芝居や異聞の姿で登場したロシアでも彼女の存在が彼にとってのキーになっている。 |
| ; [[主人公 (Grand Order)]] | | ; [[主人公 (Grand Order)]] |
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| : エウリュアレの妹。 | | : エウリュアレの妹。 |
| : 彼女がいるとエウリュアレとステンノが「喜ぶ」から一緒にいてほしいとのこと。 | | : 彼女がいるとエウリュアレとステンノが「喜ぶ」から一緒にいてほしいとのこと。 |
| + | ; [[テュフォン・エフェメロス]] |
| + | : 期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』における黒幕。 |
| + | : 聖杯を用いた際に彼女に乗っ取られ、『器』にされてしまった。 |
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| === Fate/Labyrinth === | | === Fate/Labyrinth === |
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| : あらゆる理不尽を納得出来ないという性格の持ち主であり、怪物であることを強いられただけの人間であったアステリオスを本当の怪物であると思い込み、言葉も交わさずに殺してしまったことに死ぬその時まで煩悶することとなった。 | | : あらゆる理不尽を納得出来ないという性格の持ち主であり、怪物であることを強いられただけの人間であったアステリオスを本当の怪物であると思い込み、言葉も交わさずに殺してしまったことに死ぬその時まで煩悶することとなった。 |
| : 『Grand Order material Ⅱ』では死の直前に彼と語らった事により、互いに呪いと祝福を得たとされている。 | | : 『Grand Order material Ⅱ』では死の直前に彼と語らった事により、互いに呪いと祝福を得たとされている。 |
| + | : 期間限定イベント『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』では同じ陣営として共に戦った。 |
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| ; ミノス | | ; ミノス |
| : 義父。異形であったアステリオスを忌み嫌い、「怪物」としての役割を押し付けて城の地下迷宮に閉じ込めた。 | | : 義父。異形であったアステリオスを忌み嫌い、「怪物」としての役割を押し付けて城の地下迷宮に閉じ込めた。 |
| : アステリオスに名前を与えたことは、彼が気まぐれで見せた唯一の人間らしさであり、同時に義理とはいえ父が息子に与えた唯一のものである。その名が自身の義父と同名だったのは、皮肉か偶然かは分からないとしても…… | | : アステリオスに名前を与えたことは、彼が気まぐれで見せた唯一の人間らしさであり、同時に義理とはいえ父が息子に与えた唯一のものである。その名が自身の義父と同名だったのは、皮肉か偶然かは分からないとしても…… |
| + | : なお、生前のアステリオスは怪物として倒される際に「ちちうえはただしかった」と言及しており、彼に対しての嫌悪感は無い模様。 |
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| ; パーシパエー | | ; パーシパエー |
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| ; ダイダロス、イカロス | | ; ダイダロス、イカロス |
| : アステリオスを封印する為の迷宮を造築した建築家父子。 | | : アステリオスを封印する為の迷宮を造築した建築家父子。 |
− | : 迷宮の攻略方法をテセウスに教えた…あるいは怪物の正体を知ってしまったが故に、出入口の無い高台の塔に幽閉された。この塔からの脱出劇が後に'''『ダイダロスと聖イカロス伝説』'''の物語となる。 | + | : 迷宮の攻略方法をテセウスに教えた、あるいは怪物の正体を知ってしまったが故に、出入口の無い高台の塔に幽閉された。この塔からの脱出劇が後に'''『ダイダロスと聖イカロス伝説』'''の物語となる。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |