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; 人物
 
; 人物
 
: およそあらゆるコミュニケーションが成立せず、ただ本能に従って惑星を破壊していくだけの存在とされる。地球上の生物で言う所の人格のようなものは認められない。
 
: およそあらゆるコミュニケーションが成立せず、ただ本能に従って惑星を破壊していくだけの存在とされる。地球上の生物で言う所の人格のようなものは認められない。
: ただし素のままではORT自身はそこまで明確な目的を持っている訳ではなく(このため汎人類史のORTに比べると攻撃性で劣ると言われる)、確実に地球を破壊させるならば、そういう明確な目的の意志を持つ存在を心臓として捧げる必要がある。作中では生贄として考えられていた[[イスカリ]]は直前で疑問を持ってしまい不適切とされたため、異星の神の心臓を奪って持っていたデイビット自身が生贄になった。
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: ただし素のままではORT自身はそこまで明確な目的を持っている訳ではなく(このため汎人類史のORTに比べると攻撃性で劣ると言われる)、確実に地球を破壊させるならば、そういう明確な目的の意志を持つ存在を心臓として捧げる必要がある。作中では当初こそ生贄として考えられていた、「汎人類史への憎悪」を抱きテスカトリポカの右肺を移植されていた[[イスカリ]]は直前で疑問を持ってしまい不適切とされたため、保険のために奪った異星の神の心臓を自身に移植し「地球およびカルデアスの破壊」の意志を持っていた一連の計画の立案者であったデイビット本人が生贄になった。
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; 能力
 
; 能力
 
: 人類の理解が及ばない領域の能力を持つ。
 
: 人類の理解が及ばない領域の能力を持つ。
: 人間などの通常の生物であれば、身体の一部を失う怪我を負っても移植などをする事で回復できるが、一定以上を一度に失ったら死んでしまう。そして一度死んでしまったら、その後身体を修復し生前と寸分たがわぬ状態に戻しても二度と再起動しないのが生物である。しかしORTにはそれが無く、心臓であろうと脳であろうとORTにとっては替えの効くパーツに過ぎず、ここまで・ここを失ったら死ぬというラインが存在しない。そして身体のどの部分でも僅かでも残ればそこから全身を修復する能力を持ち、修復が終わればどんな状態からでも再起動する。故に'''「死なない」'''。例え心臓を失ったとしても出力が低下するのみで、身体の部位そのものか動力源となる。
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: 人間などの通常の生物であれば、身体の一部を失う程の大怪我を負っても医学治療による移植手術などを施す事で回復できるが、一定以上を一度にまたは重要臓器である心臓や脳を失ったら死んでしまう。そして一度死んでしまったら、その後どれだけ身体を修復し生前と寸分たがわぬ状態に戻しても二度と再起動しないのが生物である。しかしORTにはそれが無く、心臓であろうと脳であろうとORTにとっては機械のように替えの効くパーツに過ぎず、ここまで・ここを失ったら死ぬというラインが存在しない。そして身体のどの部分でも僅かでも残ればそこから全身を修復する能力を持ち、修復が終わればどんな状態からでも再起動する。故に'''「死なない」'''。例え心臓を失ったとしても出力が低下するのみで、身体の部位そのものが動力源となる。すなわち、身体の全ての部位が代替として機能するのである。
 
: 規格外の耐久力以外にも「周囲を自身に適した環境に作り替える」能力を持ち、これが空想樹と同化した事で変質したのか、周囲を無差別に空想樹に作り替える能力を持つ。またサーヴァントを捕食する事ができ、捕食されたサーヴァントを通じて高次元に存在する英霊の座の本体情報にも損傷を与え、サーヴァントと座のリンクを破壊された上で取り込まれるため、ORTに捕食された英霊は退去する事ができず、ORT自体が完全に破壊されるまで英霊の座から再び召喚する事もできなくなる。
 
: 規格外の耐久力以外にも「周囲を自身に適した環境に作り替える」能力を持ち、これが空想樹と同化した事で変質したのか、周囲を無差別に空想樹に作り替える能力を持つ。またサーヴァントを捕食する事ができ、捕食されたサーヴァントを通じて高次元に存在する英霊の座の本体情報にも損傷を与え、サーヴァントと座のリンクを破壊された上で取り込まれるため、ORTに捕食された英霊は退去する事ができず、ORT自体が完全に破壊されるまで英霊の座から再び召喚する事もできなくなる。
: このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、本体は背後に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。
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: このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、それをあたかも本体のように見せかけているだけの囮のようなものである。真の本体は背後、蜘蛛型の頭上に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。
 
: 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で自身の再召喚を行なっている。
 
: 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で自身の再召喚を行なっている。
 
:またデイビットの目的から察するに、ORTの力を用いれば地球の破壊を行うこともできる様子。
 
:またデイビットの目的から察するに、ORTの力を用いれば地球の破壊を行うこともできる様子。
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;[[カマソッソ]]
 
;[[カマソッソ]]
 
:600万年前に一度再起動した際、撃退されミクトラン最下層に押し戻された相手。
 
:600万年前に一度再起動した際、撃退されミクトラン最下層に押し戻された相手。
:本編終盤のORTは心臓を取り戻していない状態で完全には程遠い強さしか発揮できておらずカルデアによる攻略が成った訳だが、そもそもそれは600万年前にカマソッソが全てを犠牲にしてORTの心臓を奪っていたからである。そのこともあってユーザーの間では「ORT討伐の真のMVPはカマソッソ」等と言われている。<ref group="注">しかも、心臓を抜き取った事で結果的にククルカンの誕生を、テスカトリポカから譲り受けた主人公の令呪を用いてキングプロテア、紅閻魔、エレシュキガルをオルタ化させた事で戦力強化に繋がり、彼女らはORT侵攻の防衛ラインに大きく貢献する事が出来た。</ref>
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:本編終盤のORTは心臓を取り戻していない状態で完全には程遠い強さしか発揮できておらずカルデアによる攻略が成った訳だが、そもそもそれは600万年前にカマソッソが全てを犠牲にしてORTの心臓を奪っていたからである。そのこともあってユーザーの間では「ORT討伐の真のMVPはカマソッソ」等と言われている。<ref group="注">しかも、当時のORTは'''心臓が健在のフルスペック状態'''であり、それを討ち取るという驚嘆に値する偉業であったばかりか、決着時に心臓を抜き取った事で結果的にククルカンの誕生を、本編ではテスカトリポカから譲り受けた主人公の令呪を用いてキングプロテア、紅閻魔、エレシュキガルをオルタ化させた事で戦力強化に繋がり、彼女らはORT侵攻の防衛ラインに大きく貢献する事が出来た。</ref>
 
;[[ククルカン|オルト・ククルカン]]
 
;[[ククルカン|オルト・ククルカン]]
 
:ミクトラン世界における、汎人類史で言う所の「神」に相当する存在「太陽の教え」。
 
:ミクトラン世界における、汎人類史で言う所の「神」に相当する存在「太陽の教え」。
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:デイビットを生贄としたORTは、彼の持つ「カルデアスの破壊」の意思を行動原理としている。
 
:デイビットを生贄としたORTは、彼の持つ「カルデアスの破壊」の意思を行動原理としている。
 
;[[イスカリ]]
 
;[[イスカリ]]
:当初のデイビットらの計画においてORTを再起動させるためのトリガーキー(生贄)の役割を担っていた、汎人類史に憎悪と復讐心を抱くオセロトルの王。
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:当初のデイビットらの計画においてORTを再起動させるためのトリガーキー(生贄)の役割を担っていた、汎人類史に憎悪と復讐心を抱くオセロトルの王。受肉したテスカトリポカの右肺が移植されており、「一年テスカトリポカ」として試練を積んでいきその集大成としてORTに自身を生贄として捧げるはずであった。
 
:しかし、テスカトリポカの「事象交差」による「再起動したORTによる滅亡の未来」を目の当たりにし疑問を抱いてしまった事で、最終段階で生贄になる事を拒絶し、資格を失ったとしてテスカトリポカによって射殺された。その結果、前述のデイビット自らが生贄となったが、これがORTにとっても後の運命を大きく変える事となる。
 
:しかし、テスカトリポカの「事象交差」による「再起動したORTによる滅亡の未来」を目の当たりにし疑問を抱いてしまった事で、最終段階で生贄になる事を拒絶し、資格を失ったとしてテスカトリポカによって射殺された。その結果、前述のデイビット自らが生贄となったが、これがORTにとっても後の運命を大きく変える事となる。
 
;[[朱瑞鳥・紅閻魔]]
 
;[[朱瑞鳥・紅閻魔]]