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| : 由来:聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口を全て封鎖し閉じ込めたというエピソード。 | | : 由来:聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口を全て封鎖し閉じ込めたというエピソード。 |
| : 己の願望を達成させる絶対皇帝圏。生前の彼女が自ら設計しローマに建設した劇場「ドムス・アウレア」を、魔力によって再現したもの<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』">「Fate/EXTRA用語辞典-招き蕩う黄金劇場」『Fate EXTRA material』p.154、「ネロ・クラウディウス」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.45</ref>。芸術家生命をかけた魔天。自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、[[固有結界]]とは似て非なる大魔術であり、自身が生前設計した劇場や建造物を魔力で再現し、彼女にとって有利に働く戦場を作り出す。世界を書き換える固有結界とは異なり、世界の上に一から建築するために、長時間展開・維持できる<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』"/>。 | | : 己の願望を達成させる絶対皇帝圏。生前の彼女が自ら設計しローマに建設した劇場「ドムス・アウレア」を、魔力によって再現したもの<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』">「Fate/EXTRA用語辞典-招き蕩う黄金劇場」『Fate EXTRA material』p.154、「ネロ・クラウディウス」『Fate/Grand Order material Ⅰ』p.45</ref>。芸術家生命をかけた魔天。自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、[[固有結界]]とは似て非なる大魔術であり、自身が生前設計した劇場や建造物を魔力で再現し、彼女にとって有利に働く戦場を作り出す。世界を書き換える固有結界とは異なり、世界の上に一から建築するために、長時間展開・維持できる<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』"/>。 |
− | : この宝具は彼女の想像力によるもので、それを強化するには、原点となる「黄金劇場」を豪華に作り直し、その姿を彼女の脳裏に刻む必要がある。元になる劇場が大規模に成るほどネロが描くイメージもリアルになる。宝具で展開される黄金劇場がその豪華さに合わせて更に絢爛になるという算段<ref group = "出">幕間の物語「黄金の大事業」</ref>。自身の[[幕間の物語]]「処女航海、再び」での、バミューダ・トライアングルの海域にある神秘の眠る孤島での宝探しにおいて、火薬の匂いのする洞窟で見つけた既に誰かに取られた後の、中にペリカンやペンギンの様に見える絵が描かれた宝箱に残っていた取り残し<ref group = "注">[[フランシス・ドレイク]]の幕間の物語でもバミューダ・トライアングルにある島で宝箱を見つけており、敢えて中身を全部持ち帰らずに幾つかの骨董品を残して、内部に「黄金の鹿」の絵を描いている。おそらく同じ島、同じ財宝。火薬の匂いはドレイクの拳銃かカルバリン砲のものだと思われる。</ref>などを資金に、続く自身の幕間「黄金の大事業」で後援者が平原に追い込んだゴーレムの大軍などを材料に改築した。 | + | : この宝具は彼女の想像力によるもので、それを強化するには、原点となる「黄金劇場」を豪華に作り直し、その姿を彼女の脳裏に刻む必要がある。元になる劇場が大規模に成るほどネロが描くイメージもリアルになる。宝具で展開される黄金劇場がその豪華さに合わせて更に絢爛になるという算段<ref group = "出">幕間の物語「黄金の大事業」</ref>。自身の[[幕間の物語]]「処女航海、再び」での、バミューダ・トライアングルの海域にある神秘の眠る孤島での宝探しにおいて、火薬の匂いのする洞窟で見つけた既に誰かに取られた後の、中にペリカンやペンギンの様に見える絵が描かれた宝箱に残っていた取り残し<ref group = "注">[[フランシス・ドレイク]]の幕間の物語「財宝の島」でもバミューダ・トライアングルにある島で宝箱を見つけており、敢えて中身を全部持ち帰らずに幾つかの骨董品を残して、内部に「黄金の鹿」の絵を描いている。おそらく同じ島、同じ財宝。火薬の匂いはドレイクの拳銃かカルバリン砲のものだと思われる。</ref>などを資金に、続く自身の幕間「黄金の大事業」で後援者が平原に追い込んだゴーレムの大軍などを材料に改築した。 |
| : 展開されている間、閉じ込められた敵は弱体化し、建造物をカスタマイズすれば形や機能も変更できる。わかりやすく言えば、建築過程を無視し建造物を投影、その中であれば自分の定めたルールを発動できる<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』"/>。 | | : 展開されている間、閉じ込められた敵は弱体化し、建造物をカスタマイズすれば形や機能も変更できる。わかりやすく言えば、建築過程を無視し建造物を投影、その中であれば自分の定めたルールを発動できる<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』『Fate/Grand Order material Ⅰ』"/>。 |
| :余談ではあるが、黄金劇場に降り立った時、ネロの剣はヴェスビィオスの火山の如く炎を帯び、大火を巻き起こす設定だったが、PSPという携帯ゲーム機の限界か、映像的に実現は難しいので没となった<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』p.154">「Fate/EXTRA用語辞典-招き蕩う黄金劇場」『Fate/EXTRA material』p.154</ref>。亜種として工芸品を作り上げるための「白銀工房」、料理勝負をするための「灼熱厨房」があるらしく、奈須きのこ氏も「なんでもアリですね皇帝様は」とコメントしている<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』p.154"/>。 | | :余談ではあるが、黄金劇場に降り立った時、ネロの剣はヴェスビィオスの火山の如く炎を帯び、大火を巻き起こす設定だったが、PSPという携帯ゲーム機の限界か、映像的に実現は難しいので没となった<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』p.154">「Fate/EXTRA用語辞典-招き蕩う黄金劇場」『Fate/EXTRA material』p.154</ref>。亜種として工芸品を作り上げるための「白銀工房」、料理勝負をするための「灼熱厨房」があるらしく、奈須きのこ氏も「なんでもアリですね皇帝様は」とコメントしている<ref group = "出" name="『Fate/EXTRA material』p.154"/>。 |
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| : メインシナリオや自身の幕間の物語でも度々彼の名を口に出してはいたが、第二特異点では彼が連合軍の総大将だと分かり、敬愛する彼が敵だった事を知ってしまった時は流石のネロも非常に動揺していた。一時期は連合軍に下りたいとまで思っていたが、最後にはやはり当代の皇帝として彼と対決する事に。 | | : メインシナリオや自身の幕間の物語でも度々彼の名を口に出してはいたが、第二特異点では彼が連合軍の総大将だと分かり、敬愛する彼が敵だった事を知ってしまった時は流石のネロも非常に動揺していた。一時期は連合軍に下りたいとまで思っていたが、最後にはやはり当代の皇帝として彼と対決する事に。 |
| ; [[マリー・アントワネット]] | | ; [[マリー・アントワネット]] |
− | : 彼女の幕間の物語にて、ローマ観光にやって来たマリーに「玉座に座ってみたい」とお願いされるが、それを「自分を倒して帝位を奪うつもり」と解釈し、戦う羽目に。 | + | : 彼女の幕間の物語「白百合の王妃と薔薇の皇帝」にて、ローマ観光にやって来たマリーに「玉座に座ってみたい」とお願いされるが、それを「自分を倒して帝位を奪うつもり」と解釈し、戦う羽目に。 |
| : が、戦闘後にはその気品と華やかさ、そして爛熟したローマには希有な清楚さを珍しがり、「ちょっとくらいならこっそり玉座に座ってもいい」と発言。 | | : が、戦闘後にはその気品と華やかさ、そして爛熟したローマには希有な清楚さを珍しがり、「ちょっとくらいならこっそり玉座に座ってもいい」と発言。 |
| : 更にはそのまま歓迎の宴を開く程に気に入っていた。 | | : 更にはそのまま歓迎の宴を開く程に気に入っていた。 |
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| *『Grand Order』第二章に登場する彼女は(ゲームシステム上仕方のないことだが)「ただの人間では戦えば死ぬ」とまで言われるサーヴァント戦に'''生身で参加'''し、'''宝具を使用'''し、'''サーヴァントや魔獣をボコる'''。[[佐々木小次郎|ただの農民でありながら第二魔法級の現象を引き起こす彼]]といい[[ギルガメッシュ|冬木大火災にも耐えられると言われるウルク人]]といいTYPE-MOON世界の昔の人は恐ろしい。 | | *『Grand Order』第二章に登場する彼女は(ゲームシステム上仕方のないことだが)「ただの人間では戦えば死ぬ」とまで言われるサーヴァント戦に'''生身で参加'''し、'''宝具を使用'''し、'''サーヴァントや魔獣をボコる'''。[[佐々木小次郎|ただの農民でありながら第二魔法級の現象を引き起こす彼]]といい[[ギルガメッシュ|冬木大火災にも耐えられると言われるウルク人]]といいTYPE-MOON世界の昔の人は恐ろしい。 |
| **ちなみに、『Grand Order』第二章の舞台は西暦60年であるため、この時の彼女は22~23歳となる。この8年後の68年に自刃して死去することとなる。 | | **ちなみに、『Grand Order』第二章の舞台は西暦60年であるため、この時の彼女は22~23歳となる。この8年後の68年に自刃して死去することとなる。 |
− | **ただし、第二章において度々「生きている人間なのに魔力を感じる」「どことなく様子がおかしい」という旨の言及が度々あったものの、その原因については第二章では明かされておらず、更に、第二章クリア後に解禁される[[マリー・アントワネット]]の幕間の物語において登場した際は、生きている人間としてはあり得ないサーヴァント並みの魔力を持っていることに[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が驚愕している。生身で戦えていたこと自体が今後の伏線の可能性もある。 | + | **ただし、第二章において度々「生きている人間なのに魔力を感じる」「どことなく様子がおかしい」という旨の言及が度々あったものの、その原因については第二章では明かされておらず、更に第二章クリア後に解禁される[[マリー・アントワネット]]の幕間の物語「白百合の王妃と薔薇の皇帝」において登場した際は、生きている人間としてはあり得ないサーヴァント並みの魔力を持っていることに[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が驚愕している。生身で戦えていたこと自体が今後の伏線の可能性もある。 |
| ***コミック版『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』の第二特異点でも実際にこれについては言及されており、ネロが人間とは思えない力を発揮する際には決まって頭痛を伴う上に目が白黒反転したり言動が傲慢なものになったりと明らかに不自然になっている。[[ビーストⅥ/S|素質]]について考えると杞憂とは言えず、懸念が深まっている。 | | ***コミック版『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』の第二特異点でも実際にこれについては言及されており、ネロが人間とは思えない力を発揮する際には決まって頭痛を伴う上に目が白黒反転したり言動が傲慢なものになったりと明らかに不自然になっている。[[ビーストⅥ/S|素質]]について考えると杞憂とは言えず、懸念が深まっている。 |
| **もっとも、それが伏線であったとしてもシナリオ上はローマ皇帝として主人公たちを客将にしている彼女が戦闘時には主人公を'''マスター'''と呼んでしまうため、その点にはどうしても不自然さはある。 | | **もっとも、それが伏線であったとしてもシナリオ上はローマ皇帝として主人公たちを客将にしている彼女が戦闘時には主人公を'''マスター'''と呼んでしまうため、その点にはどうしても不自然さはある。 |