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23 バイト追加 、 2024年12月31日 (火) 13:24
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== あらすじ ==
 
== あらすじ ==
''―――その杯を手にした者は、あらゆる願いを実現させる。''
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''───その杯を手にした者は、あらゆる願いを実現させる。''
    
''聖杯戦争。''
 
''聖杯戦争。''
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* アニメオリジナル展開は奈須氏自らの手で制作・執筆されている。また、当時企画中であった『月姫(リメイク版)』『Grand Order』とシナリオをリンクさせる試みが行われるも、両作品の販売・配信延期により放送時期内の実現は叶わなかった。しかしアニメ第2期や『Grand Order』第1部にその名残が残っている。
 
* アニメオリジナル展開は奈須氏自らの手で制作・執筆されている。また、当時企画中であった『月姫(リメイク版)』『Grand Order』とシナリオをリンクさせる試みが行われるも、両作品の販売・配信延期により放送時期内の実現は叶わなかった。しかしアニメ第2期や『Grand Order』第1部にその名残が残っている。
 
* 前述のように奈須氏はアニメオリジナル展開に積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ関連については奈須氏自らが大胆な改変を加えている。また、士郎とアーチャーの戦いは、ufotableが用意した原作通りの流れの脚本に待ったをかけ、アニメという媒体向けに自ら脚本を執筆している。これは前述の通り「衛宮士郎という人物の思いを客観的に伝えるため」の改変である。奈須氏は自らが手掛けたオリジナル展開に対し、「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
 
* 前述のように奈須氏はアニメオリジナル展開に積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ関連については奈須氏自らが大胆な改変を加えている。また、士郎とアーチャーの戦いは、ufotableが用意した原作通りの流れの脚本に待ったをかけ、アニメという媒体向けに自ら脚本を執筆している。これは前述の通り「衛宮士郎という人物の思いを客観的に伝えるため」の改変である。奈須氏は自らが手掛けたオリジナル展開に対し、「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。
* 回想シーンではアニメ『Fate/Zero』を意識した演出も描かれており、これらの場面ではゲストコンポ―サーである梶浦氏が手掛けた音楽が使用されている。ただし、後述の理由もあるため『Zero』を視聴していない視聴者でも本作のみで話が分かる程度に演出は抑えられている。
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* 回想シーンではアニメ『Fate/Zero』を意識した演出も描かれており、これらの場面ではゲストコンポーサーである梶浦氏が手掛けた音楽が使用されている。ただし、後述の理由もあるため『Zero』を視聴していない視聴者でも本作のみで話が分かる程度に演出は抑えられている。
 
* セイバールート前提で語られる部分も奈須氏を中心に制作されており、奈須氏自身が『stay night』としては初めて小説として手掛けたセイバーの過去を描く小説『Garden of Avalon』がBD BOXⅠの特典として執筆されている。また、この特典小説は後に配信された『Grand Order』の伏線として執筆された面もある。
 
* セイバールート前提で語られる部分も奈須氏を中心に制作されており、奈須氏自身が『stay night』としては初めて小説として手掛けたセイバーの過去を描く小説『Garden of Avalon』がBD BOXⅠの特典として執筆されている。また、この特典小説は後に配信された『Grand Order』の伏線として執筆された面もある。
 
* 最終話でサプライズ的に展開された「ロンドン編」は、「原作通りのEDでは衛宮士郎の物語として話を終わらせるには少し弱いのではないか」というufotable代表の近藤氏の提案により制作が決定した。奈須氏はロンドン編に合わせ今まで未発表であった魔術協会の設定を提供し、ufotableが脚本を制作、奈須氏が監修と追加執筆を担当している。
 
* 最終話でサプライズ的に展開された「ロンドン編」は、「原作通りのEDでは衛宮士郎の物語として話を終わらせるには少し弱いのではないか」というufotable代表の近藤氏の提案により制作が決定した。奈須氏はロンドン編に合わせ今まで未発表であった魔術協会の設定を提供し、ufotableが脚本を制作、奈須氏が監修と追加執筆を担当している。
* 本作で新たに設定されたアニメオリジナル設定・展開・登場キャラクターは同時期に企画が進行され、後に発表される関連作品『strange Fake』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』などでも使用されている。
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* 本作で新たに設定されたアニメオリジナル設定・展開・登場キャラクターは同時期に企画が進行され、後に発表される関連作品『[[Fate/strange Fake]]』『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』などでも使用されている。
* 企画発表当時、別の作者が書いた『Zero』が『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にTVアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」という不安の声がファンの間で囁かれていた。<br>奈須氏もこの問題には気づいており竹箒日記で言及している<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201401.html 竹箒日記2014/1/31]</ref>。
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* 企画発表当時、別の作者である虚淵玄氏が書いた『[[Fate/Zero]]』において『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にTVアニメ版の『Zero』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」という不安の声がファンの間で囁かれていた。<br>奈須氏もこの問題には気づいており竹箒日記で言及している<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201401.html 竹箒日記2014/1/31]</ref>。
 
::竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。
 
::竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。
 
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『Zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『Zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はZeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。''
 
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『Zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『Zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はZeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。''
::''「勿論わかっています。これはZeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
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::''「勿論わかっています。これはZeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>───この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
 
::本作の監督を務めた三浦貴博氏もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
 
::本作の監督を務めた三浦貴博氏もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。
 
**とはいえ実際には明らかに『Zero』を意識としたと思われる描写や設定の大幅な変更なども非常に多く(流石に「『Zero』を見なければ意味が分からない」と言う事は無いが)、この点についてはファンの間で物議を醸すこととなった。ただ、奈須氏の改変癖は本作に限った話ではないし、また本作でも『Zero』とは関係ない設定改変も多い。そのため、「特別『Zero』を意識した訳ではないが、それはそれとして(原作通りにやる事よりも)最新の設定に変更する事を優先した」と考えれば矛盾はない。
 
**とはいえ実際には明らかに『Zero』を意識としたと思われる描写や設定の大幅な変更なども非常に多く(流石に「『Zero』を見なければ意味が分からない」と言う事は無いが)、この点についてはファンの間で物議を醸すこととなった。ただ、奈須氏の改変癖は本作に限った話ではないし、また本作でも『Zero』とは関係ない設定改変も多い。そのため、「特別『Zero』を意識した訳ではないが、それはそれとして(原作通りにやる事よりも)最新の設定に変更する事を優先した」と考えれば矛盾はない。
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* 第一章は累計動員数約98万人、累計興行収入約15億円を記録。Blu-ray・DVDの累計出荷本数は2019年1月17日時点で10万枚を突破している。
 
* 第一章は累計動員数約98万人、累計興行収入約15億円を記録。Blu-ray・DVDの累計出荷本数は2019年1月17日時点で10万枚を突破している。
 
* 第二章は第一章の初週週末動員・興行収入を上回り、日本テレビ系の番組「ZIP!」でも週間映画ランキング1位として取り上げられた<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/1085353625218560000 Fate/stay nightTwitter2019年1月16日10:50]</ref>。公開6週目の時点で累計動員数約100万人、累計興行収入約15億円を記録し、第一章を上回る形となった。
 
* 第二章は第一章の初週週末動員・興行収入を上回り、日本テレビ系の番組「ZIP!」でも週間映画ランキング1位として取り上げられた<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/1085353625218560000 Fate/stay nightTwitter2019年1月16日10:50]</ref>。公開6週目の時点で累計動員数約100万人、累計興行収入約15億円を記録し、第一章を上回る形となった。
*第三章は桜の開花時期に合わせ、2020年3月28日に公開される予定だったが、同年に発生した新型コロナウィルスによる世界的な[[ペイルライダー|パンデミック]]の影響で公開が8月15日へ延期となった。
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*第三章は桜の開花時期に合わせ、2020年3月28日に公開される予定だったが、同年に発生した新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックの影響で公開が8月15日へ延期となった。
 
**後に2021年3月31日のBlu-ray・DVDの発売に先駆けて、ビデオマスター版が全国各地の劇場で2021年3月22日から特別上映という形で、桜の季節での公開が叶った。
 
**後に2021年3月31日のBlu-ray・DVDの発売に先駆けて、ビデオマスター版が全国各地の劇場で2021年3月22日から特別上映という形で、桜の季節での公開が叶った。
 
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