差分

編集の要約なし
13行目: 13行目:  
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
| 一人称 = 私<ref group="注">周囲の状況に参ってしまった場合のみクリームヒルト。</ref>
+
| 一人称 = 私<ref group="注">周囲の状況に参ってしまった時は「クリームヒルト」とも。</ref>
| 二人称 = あなた
+
| 二人称 = 貴方/あなた
| 三人称 = ○○(呼び捨て)
+
| 三人称 = ○○(呼び捨て)、彼/彼女など
 
| 異名 = 復讐姫
 
| 異名 = 復讐姫
 
| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
24行目: 24行目:  
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| デザイン = 近衛乙嗣
 
| デザイン = 近衛乙嗣
| 設定作成 =  
+
| 設定作成 = 東出祐一郎
 
| レア度 = ☆4
 
| レア度 = ☆4
 
}}
 
}}
    
==概要==  
 
==概要==  
[[バーサーカー|狂戦士]]のサーヴァント。
+
[[バーサーカー|狂戦士]]の[[サーヴァント]]。
    
;略歴
 
;略歴
:第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』にて初登場。ある願いを胸に並み居るサーヴァント達を早々にまとめ上げ、早々に自身の領域である復讐界域を成立させる。<ref group="注">最も早く界域を成立させた事からか、他の界域にはない赤空の浸食という特殊支援まで獲得している。</ref>
+
:第2部第6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』にて登場。ある願いを胸に並み居るサーヴァント達を早々にまとめ上げ、早々に自身の領域である復讐界域を成立させる<ref group="注">最も早く界域を成立させた事からか、他の界域にはない赤空の浸食という特殊支援まで獲得している。</ref>
:彼女の願いというのは、かつて果たせなかった復讐を果たすこと。即ち、汎人類史が自身の対抗馬として召喚するであろう、とある龍殺しの英霊──生前愛した[[ジークフリート|夫]]への復讐である。
+
:彼女の願いというのは、かつて果たせなかった復讐を果たすこと。即ち、汎人類史が自身の対抗馬として召喚するであろう、とある龍殺しの英霊───生前愛した[[ジークフリート|夫]]への復讐である。
 
:終盤では、彼女の予期した通り汎人類史側の英霊として召喚されたジークフリートと再会。凄絶な戦いを繰り広げることになる。
 
:終盤では、彼女の予期した通り汎人類史側の英霊として召喚されたジークフリートと再会。凄絶な戦いを繰り広げることになる。
 
:そして戦いの果て、夫の本心を知ったクリームヒルトは、初めて自身の復讐を後悔しながら消滅した。
 
:そして戦いの果て、夫の本心を知ったクリームヒルトは、初めて自身の復讐を後悔しながら消滅した。
39行目: 39行目:  
;人物
 
;人物
 
:喪服を身に纏った女性。愛した者が死んだ後が全盛期なので、基本的に病みきっている。
 
:喪服を身に纏った女性。愛した者が死んだ後が全盛期なので、基本的に病みきっている。
:前述の通り、ジークフリートとは夫婦関係にある……のだが型月世界では色々と複雑な関係性。
+
:かつては貞淑にして誇り高い淑女であったが、愛した夫の死により豹変。狡猾で執念深く、一度受けた恨みは忘れず、周囲を巻き込んででも復讐を遂げようとする人物になってしまった。
 +
:前述の通り、ジークフリートとは夫婦関係にある……のだがFate世界では色々と複雑な関係性。
 
:というのも、原典であるニーベルンゲンの歌の顛末とは異なりジークフリートとハーゲンが親友であり、ジークフリートは自らが原因で起こった事態の責任を取るため、自ら望んでハーゲンに暗殺されていたのである。
 
:というのも、原典であるニーベルンゲンの歌の顛末とは異なりジークフリートとハーゲンが親友であり、ジークフリートは自らが原因で起こった事態の責任を取るため、自ら望んでハーゲンに暗殺されていたのである。
 
:この事をクリームヒルトが知ったのはいよいよハーゲンの首を刎ねて復讐を遂げようというまさにその時であり、彼を夫の愛剣で斬首した後自分の復讐は何の意味もなかったと呆然としながらフン族の客将ヒルデブラントによって殺害されることとなった。
 
:この事をクリームヒルトが知ったのはいよいよハーゲンの首を刎ねて復讐を遂げようというまさにその時であり、彼を夫の愛剣で斬首した後自分の復讐は何の意味もなかったと呆然としながらフン族の客将ヒルデブラントによって殺害されることとなった。
46行目: 47行目:  
:カルデアに召喚された後の彼女はアーカイブ等でトラオムの件を把握したのか、少しだけジークフリートに素直になったりと病んでいた部分がある程度改善されている。
 
:カルデアに召喚された後の彼女はアーカイブ等でトラオムの件を把握したのか、少しだけジークフリートに素直になったりと病んでいた部分がある程度改善されている。
 
:特に、[[ワンジナ]]の起こした騒動では保護者側として基本的に冷静かつ落ち着いた振る舞いを見せており、お子様系サーヴァントを制したり悩む面々に発破をかけたり等、面倒見の良さが強く出ていた。
 
:特に、[[ワンジナ]]の起こした騒動では保護者側として基本的に冷静かつ落ち着いた振る舞いを見せており、お子様系サーヴァントを制したり悩む面々に発破をかけたり等、面倒見の良さが強く出ていた。
:全体的にノリがよく、バレンタインシナリオ等ではキレのあるノリツッコミを見せてくれる。照れ屋でもあり、トラオムクリア後のマイルームボイスではまだジークフリートを好きなことを認めつつも「絶対に黙っていて欲しい」とマスターに頼んでいる。
+
:全体的にノリがよく、自身のバレンタインシナリオ等ではキレのあるノリツッコミを見せてくれる。照れ屋でもあり、トラオムクリア後のマイルーム会話ではまだジークフリートを好きなことを認めつつも「絶対に黙っていて欲しい」とマスターに頼んでいる。
 +
:基本的にマスターは「魔力供給のタンク」程度の認識。だが絆を一定以上に上げると復讐計画に巻き込み始め、更に絆を上げると同志、あるいは弟(妹)として認めてくれる(どちらにしろ巻き込まれることに変わりはない)。
    
;能力
 
;能力
52行目: 54行目:  
:特に指揮官としての手腕は確かなものであり、前述のように最も早く自身の界域を成立させた他、部下の叛意を早々に看破し処刑の手筈を整える、他の界域との戦力差を鑑みて積極的に攻勢には出ず、(いずれジークフリートが召喚されることも見越して)慎重な用兵を行うなど、戦略眼に優れる。
 
:特に指揮官としての手腕は確かなものであり、前述のように最も早く自身の界域を成立させた他、部下の叛意を早々に看破し処刑の手筈を整える、他の界域との戦力差を鑑みて積極的に攻勢には出ず、(いずれジークフリートが召喚されることも見越して)慎重な用兵を行うなど、戦略眼に優れる。
 
:一方で生前は箱入りの王女だったこともあってか、バーサーカークラスの狂化スキルによる補正を加味してもなおステータスを含む戦闘能力自体はそれ程高い部類ではない。実際、様々な援護があったとは言えジークフリートに対し聖杯を複数取り込んだ状態で真っ向から対決を挑み、敗れている。
 
:一方で生前は箱入りの王女だったこともあってか、バーサーカークラスの狂化スキルによる補正を加味してもなおステータスを含む戦闘能力自体はそれ程高い部類ではない。実際、様々な援護があったとは言えジークフリートに対し聖杯を複数取り込んだ状態で真っ向から対決を挑み、敗れている。
 +
:会話も一応可能だが、縁を深めない限りは意思疎通ができない。仮に意思疎通が可能になったとしても、復讐だけは止められない。逆に言えば復讐以外ではちゃんと言うことを聞いてくれるので、その意味では他のバーサーカーよりも扱いやすい。
 
:武器としては夫が使っていた[[聖剣]]であるバルムンクを使用。しかし自身の場合、バルムンクは魔剣と化している。
 
:武器としては夫が使っていた[[聖剣]]であるバルムンクを使用。しかし自身の場合、バルムンクは魔剣と化している。
   59行目: 62行目:  
!クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考
 
!クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考
 
|-
 
|-
|[[バーサーカー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||C++  ||D ||C ||A ||EX ||A ||狂化:EX||復讐計画(狂奔):B++<br />殺戮応酬:A<br />位高き乙女の愛:EX|| style="text-align:left" |
+
|[[バーサーカー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||C++  ||D ||C ||A ||EX ||A ||狂化:EX||復讐計画(狂奔):B++<br>殺戮応酬:A<br>位高き乙女の愛:EX|| style="text-align:left" |
 
|}
 
|}
    
==[[宝具]]==  
 
==[[宝具]]==  
 
;流離魔剣・聖妃失墜(バルムンク・クリームヒルト)
 
;流離魔剣・聖妃失墜(バルムンク・クリームヒルト)
:ランク:A+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
+
:ランク:A+<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0~3<br>最大捕捉:1人
:バルムンク・クリームヒルト。
   
:バルムンクの魔剣としての要素を抽出した、邪悪の斬撃。
 
:バルムンクの魔剣としての要素を抽出した、邪悪の斬撃。
 
:手にした者すらも傷つけ、守ることなき魔剣だが、対象を殺害するという一点に於いては凄絶な働きを見せる。
 
:手にした者すらも傷つけ、守ることなき魔剣だが、対象を殺害するという一点に於いては凄絶な働きを見せる。
 
:クリームヒルトはバルムンクを奪ってハーゲンの首を斬ったが、直後にそれに憤慨した男によって殺害された。
 
:クリームヒルトはバルムンクを奪ってハーゲンの首を斬ったが、直後にそれに憤慨した男によって殺害された。
:……残心など一切なく、ただ目の前の相手を殺せばそれで良い、という絶殺の一撃。
+
:……残心など一切なく、ただ目の前の相手を殺せばそれで良い、という絶殺/全力の一撃。
 
:『Grand Order』では「敵単体の防御強化状態を解除&超強力な〔竜〕特攻攻撃[Lv]&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
 
:『Grand Order』では「敵単体の防御強化状態を解除&超強力な〔竜〕特攻攻撃[Lv]&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
    
;我が声を聞け、灼熱にして復讐の神々よ(ヘールト・グルート・ラッヘゲッター)
 
;我が声を聞け、灼熱にして復讐の神々よ(ヘールト・グルート・ラッヘゲッター)
:ランク:D+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~5<br>最大捕捉:30人
+
:ランク:D+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~5<br>最大捕捉:30人
:ヘールト・グルート・ラッヘゲッター。
   
:復讐のために実兄やハーゲンを含めた戦士たちを火付けで纏めて始末してしまおうとした逸話の具現化宝具。
 
:復讐のために実兄やハーゲンを含めた戦士たちを火付けで纏めて始末してしまおうとした逸話の具現化宝具。
 
:ハーゲンの助言により、戦士たちはわずかな犠牲を出すに留まったため、適切な助言と対策を講じればダメージは減少する。
 
:ハーゲンの助言により、戦士たちはわずかな犠牲を出すに留まったため、適切な助言と対策を講じればダメージは減少する。
91行目: 92行目:  
==登場作品と役柄==  
 
==登場作品と役柄==  
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
:第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』の開幕に伴い、ストーリーガチャ限定サーヴァントとして実装(第2部6.5章クリア後に追加)。
+
:第2部第6.5章『死想顕現界域 トラオム』の開幕に伴い、ストーリーガチャ限定サーヴァントとして実装(第2部6.5章クリア後に追加)。
 
:以前よりジークフリートの妻として名前が出ることはあったが、サーヴァントとしては同章が初登場となる。
 
:以前よりジークフリートの妻として名前が出ることはあったが、サーヴァントとしては同章が初登場となる。
 
:かつて愛した夫への復讐の念を胸に、人理に叛逆する立場として主人公らカルデアと敵対する。
 
:かつて愛した夫への復讐の念を胸に、人理に叛逆する立場として主人公らカルデアと敵対する。
100行目: 101行目:  
:[[Fate/Apocrypha|とある世界線]]でジークフリートに救われ、他に例のない奇異な存在となったホムンクルス…の端末。
 
:[[Fate/Apocrypha|とある世界線]]でジークフリートに救われ、他に例のない奇異な存在となったホムンクルス…の端末。
 
:やはりというべきか初見で夫と何かしら縁があることを勘付いており、ジークという名前を聞くや、すぐに凡庸な名前に改名するよう圧力をかける。
 
:やはりというべきか初見で夫と何かしら縁があることを勘付いており、ジークという名前を聞くや、すぐに凡庸な名前に改名するよう圧力をかける。
:『さもないと何か英雄っぽい行動をとって満足して死ぬハメになる』というのがその理由であり、彼を気遣っての事だったのだろうが──時すでに遅し。[[Fate/Apocrypha]]でまさにそんな感じの顛末を辿った経緯のある彼は思わず目を逸らしてしまい、それを目敏く見咎めた彼女に何をやらかしたのか追及される羽目に。
+
:『さもないと何か英雄っぽい行動をとって満足して死ぬハメになる』というのがその理由であり、彼を気遣っての事だったのだろうが──時すでに遅し。『[[Fate/Apocrypha]]』でまさにそんな感じの顛末を辿った経緯のある彼は思わず目を逸らしてしまい、それを目敏く見咎めた彼女に何をやらかしたのか追及される羽目に。
 
:後にジークのほうに追加されたセリフによると、案の定正座させた上で滾々とお説教したようである。
 
:後にジークのほうに追加されたセリフによると、案の定正座させた上で滾々とお説教したようである。
   107行目: 108行目:  
:生前では彼女との口論が巡り巡ってジークフリートの死に繋がった経緯があるため、初対面で名前を聞くや頭に血が昇りかけたようだが、流石に見た目や言動から別人である事はすぐに把握したらしく<ref group="注">「ニーベルンゲンの歌」におけるブリュンヒルデは、求婚者に槍投げ・石投げ・幅跳びの三競技で対決し、敗北すれば殺すという条件を課した上で、全ての求婚者を破ってきた女傑。グンターはジークフリートの助力を得て勝利したが、新婚初夜の際にはブリュンヒルデに手を出すこともできず逆に縛られて天井から吊るされる羽目になった。</ref>衝突は回避。
 
:生前では彼女との口論が巡り巡ってジークフリートの死に繋がった経緯があるため、初対面で名前を聞くや頭に血が昇りかけたようだが、流石に見た目や言動から別人である事はすぐに把握したらしく<ref group="注">「ニーベルンゲンの歌」におけるブリュンヒルデは、求婚者に槍投げ・石投げ・幅跳びの三競技で対決し、敗北すれば殺すという条件を課した上で、全ての求婚者を破ってきた女傑。グンターはジークフリートの助力を得て勝利したが、新婚初夜の際にはブリュンヒルデに手を出すこともできず逆に縛られて天井から吊るされる羽目になった。</ref>衝突は回避。
 
:その後、言葉を交わすうちに彼女の知る存在とは似ても似つかぬ儚さや生前愛した者を自ら手に掛けた悲惨な末路を知り、態度が軟化。不器用ながらお茶に誘おうとする等、歩み寄ろうとする姿勢が見受けられる。
 
:その後、言葉を交わすうちに彼女の知る存在とは似ても似つかぬ儚さや生前愛した者を自ら手に掛けた悲惨な末路を知り、態度が軟化。不器用ながらお茶に誘おうとする等、歩み寄ろうとする姿勢が見受けられる。
 +
:「ニーベルンゲンの歌」における同名の人物とは別人枠だとしているものの、やはり思うところがあるのか改名を提案している。
 
:[[ブリュンヒルデ〔バーサーカー〕|水着霊基の彼女]]に対しては宝具のチェーンソーギミックを羨ましがっているものの、愛する人に対して夜な夜な刺しまくっている事についてはドン引きしている。
 
:[[ブリュンヒルデ〔バーサーカー〕|水着霊基の彼女]]に対しては宝具のチェーンソーギミックを羨ましがっているものの、愛する人に対して夜な夜な刺しまくっている事についてはドン引きしている。
   112行目: 114行目:  
:夫ジークフリートと起源を同じくする存在。
 
:夫ジークフリートと起源を同じくする存在。
 
:『なんだか腹が立つ』ということで首を刎ねたい衝動に駆られている。
 
:『なんだか腹が立つ』ということで首を刎ねたい衝動に駆られている。
 +
:曰く「私の夫はもっと伊達男」とのことだが、直後に「ダメ男」だと言い直している。
    
;[[張角]]
 
;[[張角]]
123行目: 126行目:     
;[[セミラミス]]、[[メディア]]
 
;[[セミラミス]]、[[メディア]]
:[[イアソン]]の幕間の物語において、自分以外にアルゴー号の新しい船長に立候補した他の2人。
+
:[[イアソン]]の[[幕間の物語]]「第二、あるいは三回アルゴノーツ乗員募集大会」において、自分以外にアルゴー号の新しい船長に立候補した他の2人。
 
:当然ながら張り詰めた空気となり、イアソンの「誰が船長になるかはそっちで勝手に決めてくれ」の一言で互いに足を引っ張りながらの対決となった。
 
:当然ながら張り詰めた空気となり、イアソンの「誰が船長になるかはそっちで勝手に決めてくれ」の一言で互いに足を引っ張りながらの対決となった。
    
;[[ゴルドルフ・ムジーク]]
 
;[[ゴルドルフ・ムジーク]]
:バレンタインイベントで「チョコレートを贈る相手」として(すっとぼけたマスターに)水を向けられた際「世話になっているのは事実だけど」と育ちの良い返答であった。
+
:自身のバレンタインシナリオで「チョコレートを贈る相手」として(すっとぼけたマスターに)水を向けられた際「世話になっているのは事実だけど」と育ちの良い返答であった。
 
:なお、[[Fate/Apocrypha|とある並行世界]]においては旦那が[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|彼の父親]]と縁があったりもする。
 
:なお、[[Fate/Apocrypha|とある並行世界]]においては旦那が[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|彼の父親]]と縁があったりもする。
   140行目: 143行目:  
:彼との婚姻は実兄グンター王がブリュンヒルデと結婚する際にジークフリートが尽力したことへの褒賞として決めたものであり、彼女に選択の余地はなかったのだが、もともと初対面の時点でクリームヒルトはジークフリートに一目惚れしていたため、彼女にとっても何ら異存は無いものだった。
 
:彼との婚姻は実兄グンター王がブリュンヒルデと結婚する際にジークフリートが尽力したことへの褒賞として決めたものであり、彼女に選択の余地はなかったのだが、もともと初対面の時点でクリームヒルトはジークフリートに一目惚れしていたため、彼女にとっても何ら異存は無いものだった。
 
:それだけに夫に対する愛情は極めて深く、彼の死後は13年もの間片時も喪服を脱がず日がな1日部屋の片隅で泣き腫らしながら過ごしていたという。
 
:それだけに夫に対する愛情は極めて深く、彼の死後は13年もの間片時も喪服を脱がず日がな1日部屋の片隅で泣き腫らしながら過ごしていたという。
:一方、(彼女は誤解していたが)ジークフリートもとある理由で言葉にしなかっただけでクリームヒルトを心から愛しており<ref group="注">余談だが、この2人に関しては原典のニーベルンゲンの歌の時点でこんな感じである。具体的にはジークフリートは結婚前に美貌で名高いクリームヒルトと面会する権利を要求した事があるのだが、いざ2人きりになると彼女の美しさに気後れしてしまい、結局一度も言葉を交わさないまま逃げ帰るように去ってしまったとか。</ref>、それ故に彼は6.5章終盤での戦いの後ある衝撃的な行動に出ることになる。
+
:一方、(彼女は誤解していたが)ジークフリートもとある理由で言葉にしなかっただけでクリームヒルトを心から愛しており<ref group="注">余談だが、この2人に関しては原典のニーベルンゲンの歌の時点でこんな感じである。具体的にはジークフリートは結婚前に美貌で名高いクリームヒルトと面会する権利を要求した事があるのだが、いざ2人きりになると彼女の美しさに気後れしてしまい、結局一度も言葉を交わさないまま逃げ帰るように去ってしまったとか。</ref>、それ故に彼は第6.5章終盤での戦いの後ある衝撃的な行動に出ることになる。
 +
:召喚されても会えたことには「死んでもいい」と言うほどに喜んでいる様子。最終的には「あなたを殺して私も死ぬ」との結論に至るも、それも駄目だと思い直している。<del>テンションがおかしくなってしまったのだろうか。</del>
    
;グンター
 
;グンター
157行目: 161行目:  
:だが、その復讐の果てに彼からジークフリートが何を考えていたかを洗いざらいぶちまけられ、自分の復讐には何の意味もなかったことを思い知らされる結果となった。
 
:だが、その復讐の果てに彼からジークフリートが何を考えていたかを洗いざらいぶちまけられ、自分の復讐には何の意味もなかったことを思い知らされる結果となった。
 
:当然ながら「嫌いなもの」のリストに入っている。彼女曰く「人を騙して弱点を聞いてきたくせに、『お前に何が分かる』って言いたげだった嫌味男」。
 
:当然ながら「嫌いなもの」のリストに入っている。彼女曰く「人を騙して弱点を聞いてきたくせに、『お前に何が分かる』って言いたげだった嫌味男」。
 +
:何度でも彼を殺すとしているが、当の彼が開き直っている様子だったようで「絶対に殺す」と殺意を爆発させている。
    
;[[アルテラ]]
 
;[[アルテラ]]
162行目: 167行目:  
:互いに言及はないため、実際の関係は不明。なお、アルテラ的には政略結婚は何度かあったが関心はなかったためよく覚えていないとのこと。
 
:互いに言及はないため、実際の関係は不明。なお、アルテラ的には政略結婚は何度かあったが関心はなかったためよく覚えていないとのこと。
 
:『ワンジナ・ワールドツアー!』では[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタの姿の彼女]]と会話があるが、クリームヒルトとしても当時は復讐の事ばかり考えていたとはいえ「アルテラが女であった」とあったらさすがに覚えていたはずであると述べている<ref group="注">アルテラとしては「部族の長老が政略結婚を仕組んで自分が知らない間に行い、クリームヒルトには影武者の男性を引き合わせたのではないか」と推測している。</ref>。
 
:『ワンジナ・ワールドツアー!』では[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタの姿の彼女]]と会話があるが、クリームヒルトとしても当時は復讐の事ばかり考えていたとはいえ「アルテラが女であった」とあったらさすがに覚えていたはずであると述べている<ref group="注">アルテラとしては「部族の長老が政略結婚を仕組んで自分が知らない間に行い、クリームヒルトには影武者の男性を引き合わせたのではないか」と推測している。</ref>。
 +
:自身としては、色々と申し訳なさがある様子。
    
;ヒルデブラント
 
;ヒルデブラント
179行目: 185行目:     
===マイルーム===
 
===マイルーム===
;「ッ……! ……何でしょう、ジークフリート様?<br/> 愛してもいなかった妻に何か御用ですかコノヤロー。<br/> ……触らないでください英雄が感染しますぅっ!<br/> 私は所詮、バーサーカーの身の上ですのでぇ!!<br/> 貴方のようにたぁいへんご立派な英雄様が気にかける存在ではありませんよそれではこれにて失礼しまっすぅっ!!」
+
;「ッ……! ……何でしょう、ジークフリート様?<br> 愛してもいなかった妻に何か御用ですかコノヤロー。<br> ……触らないでください英雄が感染しますぅっ!<br> 私は所詮、バーサーカーの身の上ですのでぇ!!<br> 貴方のようにたぁいへんご立派な英雄様が気にかける存在ではありませんよそれではこれにて失礼しまっすぅっ!!」
:マイルーム会話「[[ジークフリート]](トラオム攻略前)」。
+
:マイルーム会話「[[ジークフリート]]」。
 
:凄まじいテンションとイントネーションで捲し立てる。いろいろと誤解している状態なので仕方ないのだが。
 
:凄まじいテンションとイントネーションで捲し立てる。いろいろと誤解している状態なので仕方ないのだが。
   −
;「貴方、私の関係者の匂いがするわね……。<br /> 名前は……? そう……ジーク。ジークって言うのぉ……? 悪いこと言わないわ、改名しなさい今すぐに。ハンスとかシュミットとか、そのあたりで妥協しなさい?<br /> ……さもないと……何か英雄っぽい行動を取って、満足して死ぬ羽目になるわよ?<br /> ───待ちなさい。今貴方、目を逸らしたわね……?<br /> 待ちなさいちょっと待ちなさい、ハイ正座!! きっっちり聞かせてもらうわよぉ? 貴方がやらかした事を……!」
+
;「貴方、私の関係者の匂いがするわね……。<br> 名前は……? そう……ジーク。ジークって言うのぉ……? 悪いこと言わないわ、改名しなさい今すぐに。ハンスとかシュミットとか、そのあたりで妥協しなさい?<br> ……さもないと……何か英雄っぽい行動を取って、満足して死ぬ羽目になるわよ?<br> ───待ちなさい。今貴方、目を逸らしたわね……?<br> 待ちなさいちょっと待ちなさい、ハイ正座!! きっっちり聞かせてもらうわよぉ? 貴方がやらかした事を……!」
 
:マイルーム会話「[[ジーク (Grand Order) |ジーク]]」。
 
:マイルーム会話「[[ジーク (Grand Order) |ジーク]]」。
 
:自分の夫に関する拗れた感情が伺える。そして隠し事があると判断して即座に尋問モード。
 
:自分の夫に関する拗れた感情が伺える。そして隠し事があると判断して即座に尋問モード。
 
:[[Fate/Apocrypha|彼の経歴]]を聞いたら確実にお説教が待っていることであろう。後にジークの側のセリフで、実際に正座でのお説教コースになりマスターも道連れにされかかった模様。
 
:[[Fate/Apocrypha|彼の経歴]]を聞いたら確実にお説教が待っていることであろう。後にジークの側のセリフで、実際に正座でのお説教コースになりマスターも道連れにされかかった模様。
   −
;「ちょっとマスター? あなたは観測者よねぇ?<br /> だったら、教えてちょうだい? 本当に、どうしてああなったのぉ?<br /> んん……クリームヒルト……わかんないわぁ、もう……!」
+
;「ちょっとマスター? あなたは観測者よねぇ?<br> だったら、教えてちょうだい? 本当に、どうしてああなったのぉ?<br> んん……クリームヒルト……わかんないわぁ、もう……!」
: 絆4(トラオムクリア後)。
+
: マイルーム会話「絆4」(トラオムクリア後)。
 
:トラオム終盤での出来事は後から事実だけ知った本人にとってはいろいろと謎のようである。そしてまさかの一人称である。
 
:トラオム終盤での出来事は後から事実だけ知った本人にとってはいろいろと謎のようである。そしてまさかの一人称である。
   196行目: 202行目:  
:『アークティック・サマーワールド!』より。若モリアーティに反抗されるモリアーティに。
 
:『アークティック・サマーワールド!』より。若モリアーティに反抗されるモリアーティに。
   −
;「そう、節分!<br /> 豆をね、こう、ばーって撒いて、鬼さんにぶつけるのね!<br /> おにはーそと! ふくはーうち! ……違うわよ。」
+
;「そう、節分!<br> 豆をね、こう、ばーって撒いて、鬼さんにぶつけるのね!<br> おにはーそと! ふくはーうち! ……違うわよ。」
 
:自身のバレンタインシナリオで、「近々イベントがあるらしい」という話に主人公が「節分」と返した際の返答。
 
:自身のバレンタインシナリオで、「近々イベントがあるらしい」という話に主人公が「節分」と返した際の返答。
:ここに限らず、彼女のバレンタインストーリーはそれとなく(露骨に)話をもっていこうとするクリームヒルト、(選択肢によっては)すっとぼけるマスター、冴え渡るノリツッコミのオンパレードである。
+
:ここに限らず、彼女のバレンタインシナリオはそれとなく(露骨に)話をもっていこうとするクリームヒルト、(選択肢によっては)すっとぼけるマスター、冴え渡るノリツッコミのオンパレードである。
   −
;「つまり私が自分で自分にリボンを撒いて、チョコを口に銜えて―――<br>『ハァイ、アナタ。私がプレゼントよ♥』<br> ……ってそんなコトできてたまるかァッ!」
+
;「つまり私が自分で自分にリボンを撒いて、チョコを口に銜えて───<br>『ハァイ、アナタ。私がプレゼントよ♥』<br> ……ってそんなコトできてたまるかァッ!」
:バレンタインで「私を食べて的な~」の選択肢を選ぶとこのセリフに派生。[[清姫|どっかで聞いたような案]]だが、当然却下されてしまう。
+
:同上、「私を食べて的な~」の選択肢を選ぶとこのセリフに派生。[[清姫|どっかで聞いたような案]]だが、当然却下されてしまう。
    
;「そうね!その通りね! ぐうの音も出ない正論ね!でも覚えておきなさいマスター!」<br>「人は正論をぶつけられると、時に暴れる生き物なのよ!」
 
;「そうね!その通りね! ぐうの音も出ない正論ね!でも覚えておきなさいマスター!」<br>「人は正論をぶつけられると、時に暴れる生き物なのよ!」
209行目: 215行目:     
;「お爺ちゃんがそうやって甘やかすからいけないんです。」<br>「……誰がヒル子だ!!」
 
;「お爺ちゃんがそうやって甘やかすからいけないんです。」<br>「……誰がヒル子だ!!」
:「ワンジナ・ワールドツアー!」より、柳生但馬守に「ヒル子さん」と呼ばれ、またもノリツッコミしてしまう。
+
:『ワンジナ・ワールドツアー!』より、柳生但馬守に「ヒル子さん」と呼ばれ、またもノリツッコミしてしまう。
    
==メモ==
 
==メモ==
 +
*『死相顕現界域 トラオム』にて、界域を早々に成立させつつも一気呵成に攻め込まなかった理由は『Grand Order material ⅩⅥ』で語られている。
 +
**一つは「自身の兵士の質と量を考慮すると、どの界域に攻め入るにせよ一種の賭けになるため、それを忌み嫌った」こと。もう一つは「かつて果たせなかった復讐を果たす」ため。
 +
***後者に関しては、人理が正常を保とうとするなら自分への対抗馬として[[ジークフリート|彼]]を召喚するという奇妙なまでの確信があったことも一因な模様。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
218行目: 227行目:  
**実際、高貴な生まれの令嬢である事や頭の回転の速さ、想い人に対する愛情深さ、にも拘らず面と向かっては中々素直になれないツンデレ具合など、キャラクター性にも共通点は少なからず見受けられる。トラオム終盤の顛末から、アニメ『かぐや様』の副題と掛けて『ウルトラロマンティック』等と評するマスターもいたとかいないとか。
 
**実際、高貴な生まれの令嬢である事や頭の回転の速さ、想い人に対する愛情深さ、にも拘らず面と向かっては中々素直になれないツンデレ具合など、キャラクター性にも共通点は少なからず見受けられる。トラオム終盤の顛末から、アニメ『かぐや様』の副題と掛けて『ウルトラロマンティック』等と評するマスターもいたとかいないとか。
 
*コメディタッチな場面では典型的なツンデレないしはヤンデレなキャラとして描かれる。
 
*コメディタッチな場面では典型的なツンデレないしはヤンデレなキャラとして描かれる。
**「アークティック・サマーワールド! ~カルデア真夏の魔園観光~」イベントのミニサバフェス会場には「俺の嫁がヤンデレですまない」というポスターが飾られていた。元ネタは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」でこの作品のヒロインもツンデレキャラ。
+
**イベント『アークティック・サマーワールド! ~カルデア真夏の魔園観光~』のミニサバフェス会場には「俺の嫁がヤンデレですまない」というポスターが飾られていた。元ネタは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」でこの作品のヒロインもツンデレキャラ。
    
==脚注==  
 
==脚注==  
6,734

回編集