152行目:
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: 伊織の太刀筋に、生前の信濃で共に駈けた友垣を思い返した。
: 伊織の太刀筋に、生前の信濃で共に駈けた友垣を思い返した。
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;「悪しき鬼を討ち滅ぼす。それが我が使命、此度の現界の宿願であった。
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;『悪しき鬼を討ち滅ぼす。それが我が使命、此度の現界の宿願であった。
; だが……ゆめ忘れるな。鬼は、それだけで悪を成すモノではない。
; だが……ゆめ忘れるな。鬼は、それだけで悪を成すモノではない。
; 悪鬼とは、悪心である。
; 悪鬼とは、悪心である。
; 世を乱す悪たらんとする心こそが、鬼であれ人であれ、悪鬼と化して衆生を貪る───。
; 世を乱す悪たらんとする心こそが、鬼であれ人であれ、悪鬼と化して衆生を貪る───。
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; 故に衆生を愛し、正しさを貫くべし。」
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; 故に衆生を愛し、正しさを貫くべし。』
:「恩讐の焔」ルートにて開放される自身の異傅「助之進の言伝」にて、彼が助之進を通して伊織に送った手紙に書かれた一文。
:「恩讐の焔」ルートにて開放される自身の異傅「助之進の言伝」にて、彼が助之進を通して伊織に送った手紙に書かれた一文。
:悪鬼滅殺を掲げながらも、鬼種だから悪であると切り捨てるのではない。その上で伊織の剣鬼としての本性に気づきつつも、それを悪鬼と断じることはせず、己に燻る鬼を抑えながらも人の道を歩む伊織を最後まで尊重した。
:悪鬼滅殺を掲げながらも、鬼種だから悪であると切り捨てるのではない。その上で伊織の剣鬼としての本性に気づきつつも、それを悪鬼と断じることはせず、己に燻る鬼を抑えながらも人の道を歩む伊織を最後まで尊重した。