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ページの作成:「{{サーヴァント概要 |タイトル = キラキラのキャスター | 真名 = 小野小町 | 読み = おののこまち | 外国語表記 = <!-- 公式作品で…」
{{サーヴァント概要
|タイトル = キラキラのキャスター
| 真名 = 小野小町
| 読み = おののこまち
| 外国語表記 = <!-- 公式作品で登場した表記のみを記述してください。 -->
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
| 声優 = 木村珠莉<br>山野井仁([[小野篁]])
| 演者 =
| 依代 =
| 身長 = 160cm
| 体重 = 49kg
| 誕生日 =
| 年齢 =
| 血液型 =
| 出典 = 史実、小野小町伝説など
| 地域 = 日本
| 属性 = 中立・中庸
| 副属性 = 天
| 性別 = 女性
| スリーサイズ =
| 一人称 = あたし
| 二人称 =
| 三人称 =
| 異名 =
| 愛称 =
| イメージカラー =
| サーヴァント階位 =
| 特技 =
| 好きな物 = 恋の詩歌<br>少女漫画(第二再臨)<br>不明<ref group ="注">「南無大慈大悲観世音菩薩」と言っているので、観世音菩薩(観音様)に帰依することだろうか。もっとも、本人はその化身である訳なのだが……</ref>(第三再臨)
| 苦手な物 = 不明<br>救われぬ者が在ること(第三再臨)
| 天敵 =
| 弱点 =
| デザイン = 兔ろうと
| 設定作成 =
| レア度 = ☆5
}}

== 概要 ==
[[キャスター|魔術師]]の[[サーヴァント]]。先行発表時は'''キラキラのキャスター'''という仮名が付いていた。
; 略歴
: 『小野小町古今抄』にて、カルデアに突如として召喚される。
: しかし霊基そのものが欠けており、記憶も自分の真名しか覚えていないという状態にあったため、カルデアの力を借りて霊基の欠片である"キラキラ"を集める事となった。
: 紆余曲折ありつつも五つ全ての欠片を集めきった際には、小町伝説に語られる仏性の要素も取り込んだ事で観音菩薩となってしまい、涅槃に至る───つまりその場から消滅しようと試みる。
: だがカルデア一行によって今回の現界で出会った「少女漫画」に対する未練を呼び起こされ、欲が出たために元の状態に戻り消滅は回避された。
: 最後には多数のサーヴァントの力を借りて、父であり霊基を共有する[[小野篁]]に自身の思いを伝える。
; 人物
: ピンク色の和服を纏った、瓶底眼鏡の少女。性格はおっとりとしていて控えめ。
: 第二再臨では衣服が煌びやかになり、性格も変化。
: ミステリアスな雰囲気を纏い、基本スペックの高さから本気を出せば大抵のことをこなすようになる。集団行動はやや不得意らしい。
: とはいえ、恋を題材とする作品───特に詩歌や少女漫画が好きなことは共通している。また、多数の伝承を内包するために生前の記憶が朧気だが、父や兄との記憶などはっきり覚えている部分もある。
: 彼女の眼鏡には「仏の視座」から「人の視座」にまで観測スケールを縮める(定める)効果があり、これによって小町の霊基は英霊の段階で抑えられ、現界を維持している(解脱させない)。
: 第三再臨では観音菩薩の化身となり、衣装はより煌びやかになって背後には仏像の光背のような金の輪が出現。
: この時は常に穏やかな笑みを浮かべるようになるも、言葉数が減って人間性をあまり感じられない。好きだった恋に関する作品や少女漫画についての言及もなくなって、時折真言を唱えるようになる。
; 能力
: 自分が詠んだ和歌を唱えたり、敵への突撃や持っている傘を使って攻撃を行う。父・篁の力を借りて攻撃する事もある。
: 第三再臨では物理攻撃を行わなくなり、眩い光を用いての攻撃が多くなる。これは[[太公望]]によると「概念とかそのあたりへの干渉」、[[玄奘三蔵]]によると「業や因果に触れている」とのことで、高次からの干渉である模様。

== ステータス ==
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
|-
|[[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || C || C || B+ || EX || B++ || 道具作成:D<br>陣地作成:A<br>菩薩の化身:B || 小町伝説・容彩:A<br>恋のうた:EX<br>篁のむすめ:B+ || style="text-align:left"|
|}
幸運の高さについて、本人は「自分は出逢いの運がよいからだと思う」という認識。

== [[宝具]] ==
; 小野小町伝説・佳人薄命(こまちでんせつ・かじんはくめい)
: ランク:B++<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~20<br>最大捕捉:40人
: 美しきものさえいつか儚く散る。
: ''───花の世は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに''
: 小倉百人一種の九つ目に数えられるこの名歌は、散って色あせてしまう桜のさまに己が美しさの衰えを重ねた、小野小町の詠んだ一首とされている。
: 他にも、能『卒都婆小町』、絵画『小野小町九相図』等々、絶世の美貌を具えていた小野小町が衰えてゆくさまは、形を変えながら各時代で伝えられてきた。
: それはもはや、小野小町という一個人のみならず、『美の終焉』という概念を扱った伝説と言えるだろう。
: 真名開放と同時に、概念としての小野小町を象徴する巨大な桜が咲き誇り───そして散る。これを目にしたものは、まさに『九相図』に描かれるように、衰え、倒れ、朽ちていく。
:『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&呪い状態を付与(5ターン)&HP回復量をダウン(5ターン)&『ターン終了時に強化状態が1つ解除される状態』を付与(5ターン)&中確率で即死効果」という効果のQuick宝具。

== 真名:小野小町==
: 平安期における日本の歌人。六歌仙、三十六歌仙の一人。
: 稀有な美貌の持ち主として知られ、世界三大美女としてクレオパトラや楊貴妃と並び称される。
: その出自や経歴には諸説あり、名の由来も定かではない。
: その存在は平安期から現代にいたるまで多く語られ、さまざまな伝説を有している。中には「絶世の美女であった小町は年を取って容姿が醜くなり、最期は誰にも看取られず野垂れ死んだ」とするものも存在している。
: また、野ざらしにされていた頭蓋が在原業平と歌を詠んだ伝説から、如意輪観音の化身とされる事もある。
: 
: 第三再臨の霊基───菩薩の化身へと昇華された状態にあっては、一少女としての小野小町の気配は薄れる。
: 衆生を救う慈悲に充ちて、常に柔和な笑みを浮かべた、超越者として顕現するのである。

=== 関連 ===
; 九相図
: 仏教絵画の一つのジャンルで、死体が朽ちていく様子を九段階で描く、無常観に即した作品。
: 肉体に対する執着を捨てるという仏教的観念を伝えるための作品であり、絶世の美女であったと伝わる小町を題材とした作品も存在している。

; 観音菩薩
: 仏教における菩薩の一尊。「観世音菩薩」とも。
: 一般的には「観音様」と呼ばれ、仏教が根付いた土地で広く信仰の対象となっている。『般若心経』といった経でも語られ、『観音経』ではその力や慈悲を信じ、観音菩薩の名を唱えれば救われるとされる。
: 小野小町がその化身であるとされる「如意輪観音」はその変化身として伝わる姿の一つ。
: Fate作品においても、その御真言である「オン アロリキヤ ソワカ」を[[巴御前|宝具の読みとして使用]][[木曽義仲|しているサーヴァント]]が存在しており、小町自身も第三再臨で唱えている。

== 登場作品と役柄 ==
=== Fateシリーズ ===
; [[Fate/Grand Order]]
: イベント『小野小町古今抄 ~雪消月のキラキラ蓮華~』にて、期間限定サーヴァントとして登場。

== 人間関係 ==
===Fate/Grand Order===
;[[紫式部]]、[[清少納言]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:平安時代の歌人としては後輩であり、先輩と慕われているようだがその事に困惑している。
:同イベントでは紫式部の「泰山解説祭」の力を借りて、父である篁へ想いを伝える事ができた。

;[[刑部姫]]
:『小野小町古今抄』で共に冒険したサーヴァント。
:日本のクリエイターの先達として尊敬されており、彼女から少女漫画について教えられて熱中した。
:自身が観音の化身となった際は、少女漫画への欲を掻き立てられて元に戻るきっかけを作られる。

;[[ドブルイニャ・ニキチッチ]]
:『小野小町古今抄』で共に冒険したサーヴァント。
:霊基の欠片を集めるのに全面的に協力され、消滅の危機に瀕した際にも全力で止めようとされていた。

;[[呼延灼]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:刑部姫が持っていた彼女の作品「ときめきアイアンウィップ」を読み、高評価していた。

;[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:[[マリー・アントワネット]]を装って接触され、揶揄われていたが後に正体を明かした彼女から欠片を取り戻す。
:自身としてはまた彼女と恋の話をしたいとしており、向こうからは「そういうひと、嫌いよ。」と返されたものの「ダメとは言われていない」と前向きに捉えている。

;[[クレオパトラ]]
:『小野小町古今抄』で戦ったサーヴァント。
:自身の欠片を賭けて「世界三大美女の頂点を決める」という名目で戦い、欠片を勝ち取った。
:その際には「自分の輝きに飲み込まれないよう」と忠告をされている。
:彼女や下記の楊貴妃と合わせて世界三大美女に数えられている事は、第一再臨では冗談だと受け取ったり畏れ多いとする一方で、第二再臨では「そういうものですか」と反応している。

;[[楊貴妃]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:飛竜が言うようにタイプは異なるのだが、互いに迷惑をかけた事を謝る内に仲良くなれそうだと思った模様。

;[[鬼一法眼]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:彼には覚えがなかったが向こうからはよく知られているようで、カルデアにやって来た事に触れられている。
:自身が観音菩薩の化身になる事を危惧した彼には欠片の譲渡を拒まれるも、強い意志を押し通して欠片を取り戻した。
:後に自身が観音菩薩となってしまった際は、消滅を防ぐための策を講じられる。

;[[紅閻魔]]
:『小野小町古今抄』で出会ったサーヴァント。
:法眼同様に自分のことを知っていたようで、自身が観音菩薩の化身となる可能性を危惧していた。
:彼女に対しては、父である篁が迷惑をかけていないかと心配している。

;[[葛飾北斎]]、[[曲亭馬琴]]
:父と子で共に現界しているサーヴァントたち。
:彼らに興味を持っている様子。

;[[玄奘三蔵]]
:彼女から「観音様に似ている」と言われたらしく、その事に驚きつつも否定している。
:第三再臨では彼女の名を聞き、笑みを浮かべている。

===生前===
;[[小野篁]]
:父または祖父。サーヴァントとしては霊基を共にしており、その力を借りて戦う。
:生前の記憶は不確かな部分が多いものの、彼に並々ならぬ愛情を注がれた事ははっきりと覚えており「お父様」と呼んでいる。
:第三再臨では彼の言葉が聞こえなくなってしまうらしく、寂しげな表情をする事も。

;小野良真
:兄もしくは養父。
:兄弟としては彼と蹴鞠で遊んだ記憶が、父子としては彼に拾われた記憶が存在しているらしい。

;深草少将
:自身に恋心を抱いた人物。
:彼に「百夜通えば想いに応える」という条件を出し、九十九夜毎晩通い続けられたものの、百夜目に彼が大雪で命を落としたために約束は果たされなかった。
:『卒塔婆小町』では彼の怨霊に取り憑かれ、物乞いに身をやつしたとされる。

;在原業平
:自身と同じく、詩歌で有名な平安の歌人であり貴族。
:彼が奥州の玉造にあった小野を訪ねた際、そこに野ざらしにされていた小町の髑髏と共に歌を詠んだとされる。

===その他===
;閻魔大王
:父・篁の地獄における上司。
:紅閻魔や鬼一法眼、[[蘆屋道満]]らの言動からして、自身が持つ眼鏡は彼が篁に持たせたものではないのか、という説が浮上しているらしい。

== 名台詞 ==

== メモ ==
*複数の伝承が重なり合っているという特徴は、一つ前のイベント『育て! マイ・リトル・ドラゴン』に登場した[[ビショーネ]]や[[黒姫]]、[[蛇女房]]と共通している。
**実際、『小野小町古今抄』でも「多くの伝説を同時に内包するサーヴァント」としてビショーネと黒姫の名が挙げられていた。
*日本では世界三大美女の一人とされる彼女だが、[[クレオパトラ#メモ|クレオパトラのメモの項]]にもある通り、世界的には彼女の代わりにギリシャ神話のヘレネ―がカウントされる。

== 話題まとめ ==
;真名予想
:『Fate/Grand Order カルデア・サテライトステーション 2024-2025 岡山会場』にて真名を伏せられた形で情報公開された小野小町だが、予想される正体は多数唱えられており、情報が限られていた事もあって中にはかなりトンチキな説も出ていた。
:まず外見やクラスから日本の文芸関係の人物とされ、CMで持っていた「なんて素直なジャポネーゼ」という本が平安時代を舞台とする少女小説『なんて素敵にジャパネスク』のパロディだと推測された点から平安時代に関連する、というのが考察の主流となる。
:多く予想されていたのは[[清少納言]]と同じ「キラキラの」という仮名から彼女に関連する「和泉式部」、紹介映像の最初に月が出ていた事と外見から「かぐや姫」、本を読んでいた事や梅の花の要素があった点から文学好きで家紋が梅の「菅原孝標女」など。
:また「女性として作品を書いた」という点で「女体化された紀貫之」ではないかという説もあり、他には清少納言関連で「藤原定子」という意見も見受けられたが、こちらは清少納言の[[幕間の物語]]「エモーショナルな私達」で英霊の座にいない事が明かされていたためか比較的少数意見ではあった。
:正解であった小野小町についても早い段階で候補に挙がっており、梅の花に関する伝承があった点などで和泉式部説と並び有力視する声が多かった。
:衣服から大正時代の雰囲気を感じ取れた点やモーションで現代風の自転車を使っていたために、『源氏物語』の現代語訳を試みていたという逸話がある「与謝野晶子」とも予想されていた。<del>そして力道山関連で無辜る可能性を危惧されていた。</del>
:しかしどの説も確定的と言えるまでの証拠が揃わず、中には上記の人物の複合といった説も出ており、予想の難易度はかなり高かった方だと言えよう。

;第三再臨について
:当初封印されており『小野小町古今抄』のメインストーリーで初登場した彼女の第三再臨の姿は、それまでとは打って変わって仏教的な要素が強かったためにプレイヤーへ大きなインパクトを与えた。
:見た目の神々しさや小町に関連する伝承がある事から「観音」ではないかという予想はすぐに登場していたが、真言を唱えながら柔和な笑みを浮かべる姿は[[殺生院キアラ〔アルターエゴ〕|キアラ]]を連想した人も多かったとか。
:そして翌日の更新分で観音菩薩の化身という実態が明かされると共に、主人公も「菩薩」という点からキアラを思い浮かべて恐怖していた。

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<references group = "注"/>

=== 出典 ===
<references group = "出"/>

== リンク ==
* [[登場人物]]
* [[サーヴァント]]

{{DEFAULTSORT:おののこまち}}

[[Category:登場人物あ行]]
[[Category:Fate/Grand Order]]
[[Category:サーヴァント]]
[[Category:キャスター]]
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