69行目:
69行目:
第四次聖杯戦争の後、臓硯は「この世全ての悪」に染まった聖杯の器の欠片を回収し、刻印虫の形で桜に埋め込んだ。これにより桜と「この世全ての悪」の間に繋がりができるが、条件が満たされなければ聖杯の器として完成しない。<br>
第四次聖杯戦争の後、臓硯は「この世全ての悪」に染まった聖杯の器の欠片を回収し、刻印虫の形で桜に埋め込んだ。これにより桜と「この世全ての悪」の間に繋がりができるが、条件が満たされなければ聖杯の器として完成しない。<br>
−
しかしHFルートではその条件が満たされてしまい、聖杯の器として覚醒してしまう。桜にとってFateルートやUBWルートでの士郎は「手に入らなかったもの」だが、HFルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」である。加えて凛に対する負の感情が徐々に膨らんでいき、「この世全ての悪」の成長を促した。<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ">「奈須きのこ・一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130</ref><br>
+
しかしHFルートではその条件が満たされてしまい、聖杯の器として覚醒してしまう。桜にとってFateルートやUBWルートでの士郎は「手に入らなかったもの」だが、HFルートでの士郎は手に入った後の「失くしたくないもの」である。加えて凛に対する負の感情が徐々に膨らんでいき、「この世全ての悪」の成長を促した<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130ページ">「奈須きのこ・一問一答-『Fate』の素朴な疑問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.130</ref>。<br>
サーヴァントが死ぬと「この世全ての悪」は桜の影を通してこれを吸収し、1つの人体に英霊の魂が集まって、桜は押し潰されていく。この補助として聖杯の器は大聖杯から魔力を引き出すが、同時に「この世全ての悪」の呪詛も流れ込む。この過程で時間感覚や味覚は正常でなくなり、理性は働かなくなっていった。また全身を刺し貫かれ首を落とされても死ななくなるなど、人間離れしつつあった。<br>
サーヴァントが死ぬと「この世全ての悪」は桜の影を通してこれを吸収し、1つの人体に英霊の魂が集まって、桜は押し潰されていく。この補助として聖杯の器は大聖杯から魔力を引き出すが、同時に「この世全ての悪」の呪詛も流れ込む。この過程で時間感覚や味覚は正常でなくなり、理性は働かなくなっていった。また全身を刺し貫かれ首を落とされても死ななくなるなど、人間離れしつつあった。<br>
総仕上げとして臓硯がかけた罠に嵌って慎二を殺した時、簡単だった以外に感想が無い事、夢だと思って笑っていた殺人は本当の事だと自覚し、「この世全ての悪」を受け入れる。<br>
総仕上げとして臓硯がかけた罠に嵌って慎二を殺した時、簡単だった以外に感想が無い事、夢だと思って笑っていた殺人は本当の事だと自覚し、「この世全ての悪」を受け入れる。<br>
175行目:
175行目:
;[[Fate/Apocrypha]]
;[[Fate/Apocrypha]]
:設定のみ語られている。大聖杯は強奪され、後継者に恵まれなかった間桐家は魔術師として滅び、桜は[[エーデルフェルト家|遠縁]]に引き取られ、プロレスラーとして[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|ドリルロール少女]]と共に来日した。
:設定のみ語られている。大聖杯は強奪され、後継者に恵まれなかった間桐家は魔術師として滅び、桜は[[エーデルフェルト家|遠縁]]に引き取られ、プロレスラーとして[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|ドリルロール少女]]と共に来日した。
−
:……が、この世界でも想像を絶するナイスバディであったようだ。凛は泣いてもいい。<ref group="出">「Fate/Apocrypha用語辞典-御三家」『Fate/Apocrypha material』p.166</ref>
+
:……が、この世界でも想像を絶するナイスバディであったようだ。凛は泣いてもいい<ref group="出">「Fate/Apocrypha用語辞典-御三家」『Fate/Apocrypha material』p.166</ref>。
;[[Fate/unlimited codes]]
;[[Fate/unlimited codes]]
:「マキリの杯」。2人目に解禁となった隠しキャラクター。黒桜での参戦。直接登場しないものも含めれば、8ルートで聖杯として目覚めている。
:「マキリの杯」。2人目に解禁となった隠しキャラクター。黒桜での参戦。直接登場しないものも含めれば、8ルートで聖杯として目覚めている。
213行目:
213行目:
===その他===
===その他===
;[[TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
;[[TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
−
:2013年の「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」では酉の宮を守るゴールドヒロイン、メガ林桜子として登場。
+
:2013年の「[[路地裏さつき ヒロイン十二宮編]]」では酉の宮を守るゴールドヒロイン、メガ林桜子として登場。
:2015年の「TMitter2015」ではインペリアルローマプロダクション所属の正統派アイドルとして登場。
:2015年の「TMitter2015」ではインペリアルローマプロダクション所属の正統派アイドルとして登場。
;[[ALL AROUND TYPE-MOON]]
;[[ALL AROUND TYPE-MOON]]
277行目:
277行目:
;「先輩。私、処女じゃないんですよ?」
;「先輩。私、処女じゃないんですよ?」
−
:桜が今までどのような辱めにあったのかが察せられる発言。それでなくてもかなり印象が強いので、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。<br>当然ながら『Réalta Nua』では変更されているが、劇場版HF第二章でまさかの復活を遂げた。<ref group="注">PC版の要素を取り入れたい須藤監督の意向によるもの。</ref>多くのファンが劇場版は『Réalta Nua』のストーリーに準ずると予想していたため、驚く反応が多かった。
+
:桜が今までどのような辱めにあったのかが察せられる発言。それでなくてもかなり印象が強いので、制作サイドの数人が「印象に残るセリフ」として挙げている。
−
:もっとも、その後に描写された'''Fateアニメ史上初の濡れ場'''の方が衝撃的だったが。<ref group="注">そのためか、劇場三部作で唯一のPG12指定となっている。</ref>
+
:当然ながら『Réalta Nua』では変更されているが、劇場版HF第二章でまさかの復活を遂げた<ref group="注">PC版の要素を取り入れたい須藤監督の意向によるもの。</ref>。多くのファンが劇場版は『Réalta Nua』のストーリーに準ずると予想していたため、驚く反応が多かった。
+
:もっとも、その後に描写された'''Fateアニメ史上初の濡れ場'''の方が衝撃的だったが<ref group="注">そのためか、劇場三部作で唯一のPG12指定となっている。</ref>。
;「だってあの人、私には勝てないもの」
;「だってあの人、私には勝てないもの」
410行目:
411行目:
=== その他 ===
=== その他 ===
−
; 「間違っているのはそれを許す大衆よ。いつだってシステムは純真なもの。杯に毒を混ぜるのは、いつだって人間です。<br> その結果の極北がこのわたし。格闘ゲームでは悪役、アニメはノールート、CCCにいたってはあの始末!<br> おかげでわたしも覚悟ができました! 怨念系の役回りとか超☆上等! 一周まわって楽しくなってきたところです!」
+
; 「間違っているのはそれを許す大衆よ。いつだってシステムは純真なもの。杯に毒を混ぜるのは、いつだって人間です。<br> その結果の極北がこのわたし。格闘ゲームでは悪役、アニメはノールート、CCCにいたってはあの始末!<br> おかげでわたしも覚悟ができました! 怨念系の役回りとか超☆上等! 一周まわって楽しくなってきたところです!」
−
: エイプリルフール企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」より、「メガ林桜子」と化した桜が、シオンから「ここまで暗黒面に満ちたヒロインがトップアイドルになる世界は、間違っている」と言われた際の返答。<br>なお『CCC』でも扱いが悪いような発言をしているが、これはシナリオ担当の磨伸映一郎が、『CCC』発売前にこのシナリオを書いたためである。
+
: エイプリルフール企画「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」より、「メガ林桜子」と化した桜が、シオンから「ここまで暗黒面に満ちたヒロインがトップアイドルになる世界は、間違っている」と言われた際の返答。
+
:なお『CCC』でも扱いが悪いような発言をしているが、これはシナリオ担当の磨伸映一郎氏が『CCC』発売前にこのシナリオを書いたためである。
−
; 「オモチャ遊びはこれでおしまいです。ゆっくり、じっくりと潰してあげます。例えばそう……例えば……」<br> 「(……なんかカッコイイ言い回しをしなくちゃ……頭のいい比喩表現は……え、えーと、そうだ!)そう、ぎゅっと、おにぎりを握るように!」
+
; 「オモチャ遊びはこれでおしまいです。ゆっくり、じっくりと潰してあげます。例えばそう……例えば……」<br>「(……なんかカッコイイ言い回しをしなくちゃ……頭のいい比喩表現は……え、えーと、そうだ!)そう、ぎゅっと、おにぎりを握るように!」
: 同上。オシリスの砂と化したシオンの操るヘルメスを圧倒し、大破寸前まで追いやった際の台詞。メッセージに「桜の ボキャブラリーの 限界!」と突っ込まれている。
: 同上。オシリスの砂と化したシオンの操るヘルメスを圧倒し、大破寸前まで追いやった際の台詞。メッセージに「桜の ボキャブラリーの 限界!」と突っ込まれている。
:また戦闘前にも「ジャガイモを煮るように潰してあげます!」と発言している。
:また戦闘前にも「ジャガイモを煮るように潰してあげます!」と発言している。
451行目:
453行目:
*『stay night』を見るとノーマルエンドでは独学で学びなお弟子を取ったり、トゥルーエンドではライダーから教わり遠坂としての管理を継ぐなど、いずれも魔術に関わる道を進むことになる彼女だが、唯一『hollow』では樹医になることを考えているなど、雁夜の望んでいた魔術には関わらない道を歩む可能性も持っている。
*『stay night』を見るとノーマルエンドでは独学で学びなお弟子を取ったり、トゥルーエンドではライダーから教わり遠坂としての管理を継ぐなど、いずれも魔術に関わる道を進むことになる彼女だが、唯一『hollow』では樹医になることを考えているなど、雁夜の望んでいた魔術には関わらない道を歩む可能性も持っている。
*『Fate/stay night[Réalta Nua]』で差し替えられたイベントには、体内の蟲が魔力を欲しがったために'''士郎の指から血を吸う'''、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない(CGあり)。
*『Fate/stay night[Réalta Nua]』で差し替えられたイベントには、体内の蟲が魔力を欲しがったために'''士郎の指から血を吸う'''、というものがある。桜いわく「魔術師の血にはよく魔力が溶ける」との事で、もちろん桜が吸血鬼というわけではない(CGあり)。
−
*序盤で士郎が慎二の暴力だと思った手の痣は、本当に慎二は関係ないとのこと。<ref group = "出">「[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971564708159488 Fate/stay night公式アカウントTwitter-2014年10月12日1:17]」</ref>。令呪の兆しをたまたま士郎が見つけて勘違いしただけ。
+
*序盤で士郎が慎二の暴力だと思った手の痣は、本当に慎二は関係ないとのこと<ref group = "出">[https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/520971564708159488 Fate/stay night公式アカウントTwitter-2014年10月12日1:17]</ref>。令呪の兆しをたまたま士郎が見つけて勘違いしただけ。
== 話題まとめ ==
== 話題まとめ ==