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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
国籍、ジャンルを超えて[[魔術師]]達が立ち上げた、名目上は自衛の為の団体。[[魔術]]を管理し、隠匿し、その発展を使命とする。<br>
 
国籍、ジャンルを超えて[[魔術師]]達が立ち上げた、名目上は自衛の為の団体。[[魔術]]を管理し、隠匿し、その発展を使命とする。<br>
外敵(教会、自分たち以外の魔術団体、禁忌に触れる人間を罰する怪異)に対抗するための武力と、魔術の更なる発展(衰退ともいう)のための研究機関を持ち、魔術犯罪の防止法律を敷く。<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73">「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73</ref><br>
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外敵([[聖堂教会|教会]]、自分たち以外の魔術団体、禁忌に触れる人間を罰する怪異)に対抗するための武力と、魔術の更なる発展(衰退ともいう)のための研究機関を持ち、魔術犯罪の防止法律を敷く<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73">「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73</ref><br>
 
一般社会で魔術がらみの事件を起こしたものは処刑されるが、「正義」、「道徳」ではなく、「神秘の漏洩」を防ぐことがその最大の目的。<br>
 
一般社会で魔術がらみの事件を起こしたものは処刑されるが、「正義」、「道徳」ではなく、「神秘の漏洩」を防ぐことがその最大の目的。<br>
 
[[アトラス院]]は特に徹底されているが、魔術師は己の研究を公表することはなく、魔術師同士の研究の交流などというものはない(交流などというものがあるとすれば、それは世俗的な権力闘争くらいである)。隣り合った研究室を持つ魔術師同士が、互いが何を研究しているのか知らないなんてことは当たり前。<br>
 
[[アトラス院]]は特に徹底されているが、魔術師は己の研究を公表することはなく、魔術師同士の研究の交流などというものはない(交流などというものがあるとすれば、それは世俗的な権力闘争くらいである)。隣り合った研究室を持つ魔術師同士が、互いが何を研究しているのか知らないなんてことは当たり前。<br>
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[[聖堂教会]]とは表向きは不可侵であるが、裏では記録に残さないことを条件に現在も殺し合いが続いている。また、中東圏の魔術基盤、及び大陸(中国)の[[螺旋館|思想魔術]]とは互いに相容れず、やはり不可侵を装っている<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73" />。
 
[[聖堂教会]]とは表向きは不可侵であるが、裏では記録に残さないことを条件に現在も殺し合いが続いている。また、中東圏の魔術基盤、及び大陸(中国)の[[螺旋館|思想魔術]]とは互いに相容れず、やはり不可侵を装っている<ref group="出" name="「Fate用語辞典-魔術協会」『Fate/side material』p.73" />。
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『[[ALL AROUND TYPE-MOON]]』によれば時計塔は秋葉原支部を有している。北米にも支部があるが、協会のエージェントの数はとても少ない。
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『[[ALL AROUND TYPE-MOON]]』によれば時計塔は秋葉原支部を有している。[[アメリカ合衆国|北米]]にも支部があるが、協会のエージェントの数はとても少ない。
    
===[[時計塔]]===
 
===[[時計塔]]===
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*プラハの協会(錬金術師が所属しており、アトラス院とは仲が悪い)<ref group="出">「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175</ref>
 
*プラハの協会(錬金術師が所属しており、アトラス院とは仲が悪い)<ref group="出">「月姫用語辞典-アトラス院」『月姫読本PlusPeriod』p.175</ref>
 
*シュポンハイム修道院(次期院長に[[コルネリウス・アルバ]]を予定していた)
 
*シュポンハイム修道院(次期院長に[[コルネリウス・アルバ]]を予定していた)
*トゥーレ協会(ルーン文字のオリジナルを魔術基盤の衰退すら気に留めずに死蔵し続けている)
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*トゥーレ協会([[ルーン魔術|ルーン文字]]のオリジナルを魔術基盤の衰退すら気に留めずに死蔵し続けている)
 
*カリフォルニアのコンベンション(現代科学を下敷きにした魔術論文が発表されている。実際の魔術とは関係の薄いオカルトや神秘学の範疇が多いが、原子力を題材にしたり電子書籍を販売したりと先進的)
 
*カリフォルニアのコンベンション(現代科学を下敷きにした魔術論文が発表されている。実際の魔術とは関係の薄いオカルトや神秘学の範疇が多いが、原子力を題材にしたり電子書籍を販売したりと先進的)
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==[[Fate/Grand Order]]における魔術協会==
 
==[[Fate/Grand Order]]における魔術協会==
人理保障機関カルデアを天文科のロードであるアニムスフィア家が仕切っているが、魔術協会そのものは特に前面には出てこない。<br>
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人理保障機関カルデアを[[天体科]]のロードである[[アニムスフィア家]]が仕切っているが、魔術協会そのものは特に前面には出てこない。<br>
[[死界魔霧都市 ロンドン|第一部四章]]の舞台は1888年のロンドンなので、その関係上、当時の「時計塔」が登場するが、[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]、[[チャールズ・バベッジ|バベッジ]]らの襲撃を受けて壊滅している。<br>
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[[死界魔霧都市 ロンドン|第一部第四章]]の舞台は1888年のロンドンなので、その関係上当時の「時計塔」が登場するが、[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]、[[チャールズ・バベッジ|バベッジ]]らの襲撃を受けて壊滅している。<br>
ただし、そもそも時計塔の人材はロンドンに集中していないことに加え、ロンドンにいた上位陣も襲撃から早々に逃亡しているため、人類史に影響を与えるほどの被害を受けているわけではないという。<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 「竹箒日記-2016/12/14 : 無題。(きのこ)」]</ref><br>
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ただし、そもそも時計塔の人材はロンドンに集中していないことに加え、ロンドンにいた上位陣も襲撃から早々に逃亡しているため、人類史に影響を与えるほどの被害を受けているわけではないという<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 「竹箒日記-2016/12/14 : 無題。(きのこ)」]</ref><br>
 
また、地下には様々な厄ネタが封印されているのは上記の設定の通りだが、その中でも一際危険なモノとして登場した悪魔(「第六架空元素」と言いかけていたのでほぼ確定と言ってもよいと思われる)は[[ファヴニール]]に匹敵するほどの脅威とされており、危険性が伺える。<br>
 
また、地下には様々な厄ネタが封印されているのは上記の設定の通りだが、その中でも一際危険なモノとして登場した悪魔(「第六架空元素」と言いかけていたのでほぼ確定と言ってもよいと思われる)は[[ファヴニール]]に匹敵するほどの脅威とされており、危険性が伺える。<br>
[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム|第一部五章]]ではアメリカ以外の主要国家が全て滅んでいるため魔術協会自体が存在しないという。<br>
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[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム|第一部第五章]]ではアメリカ以外の主要国家が全て滅んでいるため魔術協会自体が存在しないという。<br>
[[神聖円卓領域 キャメロット|第一部六章]]では、人理焼却によって焼き尽くされた現代のアトラス院が登場している。<br>
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[[神聖円卓領域 キャメロット|第一部第六章]]では、人理焼却によって焼き尽くされた現代のアトラス院が登場している。<br>
人理修復が果たされたあと、カルデアに人理焼却の真相を調査するように命じたが、魔術協会から派遣された第一次が到着次第、人事の再編が行われ、そこら中の学部から、名だたる魔術師がどっと押し寄せてくる。<br/>
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人理修復が果たされたあと、カルデアに人理焼却の真相を調査するように命じたが、魔術協会から派遣された第一次が到着次第、人事の再編が行われ、そこら中の学部から、名だたる魔術師がどっと押し寄せてくる。<br>
 
第二部では人理漂白によって時計塔とは連絡が取れなくなり、アトラス院も同じく消息不明ながら[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]が漂白への対処の為に脱出して彷徨海に行き、彷徨海は現地メンバーは引き蘢っているものの訪れたカルデア残党とシオンがエントランスの敷地を利用して「[[ノウム・カルデア]]」を再編成し、漂白への対処に当たっている。
 
第二部では人理漂白によって時計塔とは連絡が取れなくなり、アトラス院も同じく消息不明ながら[[シオン・エルトナム・ソカリス (Grand Order)|シオン]]が漂白への対処の為に脱出して彷徨海に行き、彷徨海は現地メンバーは引き蘢っているものの訪れたカルデア残党とシオンがエントランスの敷地を利用して「[[ノウム・カルデア]]」を再編成し、漂白への対処に当たっている。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
*土地(霊地)を持っている魔術師であれば、封印指定などとは関わりなく最初から、協会には所属しないという道を選ぶ場合もある(『Fate』に登場する[[アインツベルン]]の一門や、『[[魔法使いの夜]]』に登場する[[久遠寺有珠]]、当時の蒼崎青子など)。<br>ただし、協会の目的は「神秘の漏洩の防止」であるので、協会に所属していなくても魔術師として最低限のルールは存在する。例え外部の魔術師でも、神秘を漏洩するようなことがあれば、協会は刺客を送り込む。
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*土地(霊地)を持っている魔術師であれば、封印指定などとは関わりなく最初から、協会には所属しないという道を選ぶ場合もある(『Fate』に登場する[[アインツベルン]]の一門や、『[[魔法使いの夜]]』に登場する[[久遠寺有珠]]、当時の[[蒼崎青子]]など)。<br>ただし、協会の目的は「神秘の漏洩の防止」であるので、協会に所属していなくても魔術師として最低限のルールは存在する。例え外部の魔術師でも、神秘を漏洩するようなことがあれば、協会は刺客を送り込む。
*亜種聖杯戦争が存在する『Fate/Apocrypha』世界では他の世界とは違い、本来降霊科の下位組織であるはずの召喚科がサーヴァントに関連する召喚技術等を全て集約した学科として極めて重要視されている。
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*亜種聖杯戦争が存在する『[[Fate/Apocrypha]]』世界では他の世界とは違い、本来降霊科の下位組織であるはずの召喚科がサーヴァントに関連する召喚技術等を全て集約した学科として極めて重要視されている。
*2010年エイプリルフール企画「[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|Tmitter]]」では、封印指定執行者であるバゼットに指示を与えるらしき立場にある「ミリョーネカリオン」という存在について言及されている。また封印指定総与「ミリョネカリオン」と封印指定を発令するという天文台「カリオン」は名前が重複しているが、どちらも関係は定かで無い。
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*2010年エイプリルフール企画「[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|Tmitter]]」では、封印指定執行者である[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|バゼット]]に指示を与えるらしき立場にある「ミリョーネカリオン」という存在について言及されている。また封印指定総与「ミリョネカリオン」と封印指定を発令するという天文台「カリオン」は名前が重複しているが、どちらも関係は定かで無い。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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