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| イメージカラー = 深緑
 
| イメージカラー = 深緑
 
| 特技 = 短距離走
 
| 特技 = 短距離走
| 好きな物 = 森(Apo)、子供(FGO)
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| 好きな物 = 森(Apo)<br>子供(FGO)
| 苦手な物 = 悪賢い男、リンゴ(Apo)、子供を傷つける人(FGO)
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| 苦手な物 = 悪賢い男、リンゴ(Apo)<br>子供を傷つける人(FGO)
 
| 天敵 = [[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
| 天敵 = [[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
| デザイン = 輪くすさが<ref group = "注">Apocryphaでは'''唖采弦二'''名義。</ref>
 
| デザイン = 輪くすさが<ref group = "注">Apocryphaでは'''唖采弦二'''名義。</ref>
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;略歴
 
;略歴
:『[[Fate/Apocrypha]]』では赤のサーヴァントとして現界した。赤の陣営に属しているが、彼女のマスターはシロウ達によって召喚される前から傀儡と化しており、以後、マスターとの「仲介人」を名乗る[[シロウ・コトミネ|シロウ]]の思惑で行動することになってしまった。
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:『[[Fate/Apocrypha]]』では赤のサーヴァントとして現界した。赤の陣営に属しているが、彼女のマスターは[[天草四郎時貞|シロウ達]]によって召喚される前から傀儡と化しており、以後、マスターとの「仲介人」を名乗るシロウの思惑で行動することになってしまった。
 
:暴走した[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]を止めようと説得を行うが敢え無く失敗、迎撃に現れた黒のサーヴァント達と[[アキレウス|赤のライダー]]と共に戦闘を行うことになる。ライダーの援護射撃を行い、戦局を有利に進めるが、[[ケイローン|黒のアーチャー]]の超絶的な技量の前に撤退を強いられる。
 
:暴走した[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]を止めようと説得を行うが敢え無く失敗、迎撃に現れた黒のサーヴァント達と[[アキレウス|赤のライダー]]と共に戦闘を行うことになる。ライダーの援護射撃を行い、戦局を有利に進めるが、[[ケイローン|黒のアーチャー]]の超絶的な技量の前に撤退を強いられる。
 
:ミレニア城塞での戦いにおいては開戦の狼煙を上げ、[[カルナ|赤のランサー]]の支援を行うが、黒の側についたバーサーカーの猛攻で劣勢に立たされる。空中庭園での戦いでは[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の命令によって、吸血鬼化した[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]の脅威を前に、黒のサーヴァント達との共闘を余儀なくされる。
 
:ミレニア城塞での戦いにおいては開戦の狼煙を上げ、[[カルナ|赤のランサー]]の支援を行うが、黒の側についたバーサーカーの猛攻で劣勢に立たされる。空中庭園での戦いでは[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の命令によって、吸血鬼化した[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]の脅威を前に、黒のサーヴァント達との共闘を余儀なくされる。
 
:戦闘終了後、自分たちのマスターがシロウに傀儡とされていたことを知る事となる。憤慨しライダーと共にシロウ達に刃を向けるが、結局、自分を召喚する前に用心を怠り醜態を晒したマスターを「惰弱」と呼んで切り捨て、シロウをマスターとして認めた。
 
:戦闘終了後、自分たちのマスターがシロウに傀儡とされていたことを知る事となる。憤慨しライダーと共にシロウ達に刃を向けるが、結局、自分を召喚する前に用心を怠り醜態を晒したマスターを「惰弱」と呼んで切り捨て、シロウをマスターとして認めた。
:その後シロウの命令で、同盟側と[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|黒のアサシン]]の動きを監視するため、単独で斥候としてトゥリファスに赴く。そこで黒のアサシンが起こした惨劇に居合わせるが、子供を巻き込んだことが彼女の逆鱗に触れたためマスターである[[六導玲霞]]を殺害。しかしそのサーヴァントである黒のアサシンこそが子供の怨霊の集合体だったことを知り遅まきながら救おうするが、居合わせた[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]が洗礼詠唱によって怨霊を祓わんとするところで問答になり、決裂。以後、ルーラーを滅ぼすべき仇敵として付け狙うようになった。この後に黒のアサシンの残滓が彼女の身体に巣食い、呪いとなって蝕んでいるが、彼女はそれを知りつつも敢えて受け容れている。
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:その後シロウの命令で、同盟側と[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|黒のアサシン]]の動きを監視するため、単独で斥候としてトゥリファスに赴く。そこで黒のアサシンが起こした惨劇に居合わせるが、子供を巻き込んだことが彼女の逆鱗に触れたためマスターである[[六導玲霞]]を殺害。しかしそのサーヴァントである黒のアサシンこそが子供の怨霊の集合体だったことを知り遅まきながら救おうするが、居合わせたルーラーが洗礼詠唱によって怨霊を祓わんとするところで問答になり、決裂。以後、ルーラーを滅ぼすべき仇敵として付け狙うようになった。この後に黒のアサシンの残滓が彼女の身体に巣食い、呪いとなって蝕んでいるが、彼女はそれを知りつつも敢えて受け容れている。
 
:最終決戦では自身を魔獣化させる禁断の宝具を使用。憎悪のままにルーラーに襲いかかり、振り切ろうとする彼女を追い詰めるが、その魔獣に変わり果てた姿を看過できなかった赤のライダーに妨害される。そして彼の捨て身の行動で魔獣の皮を引き剥がされて正気を取り戻し、致命の槍を受ける。消滅の間際、彼女を想うライダーの涙と言葉に少しの救いを感じ、最後に無念ではなく思い出を刻みつつ、微笑みながら共に消滅していった。
 
:最終決戦では自身を魔獣化させる禁断の宝具を使用。憎悪のままにルーラーに襲いかかり、振り切ろうとする彼女を追い詰めるが、その魔獣に変わり果てた姿を看過できなかった赤のライダーに妨害される。そして彼の捨て身の行動で魔獣の皮を引き剥がされて正気を取り戻し、致命の槍を受ける。消滅の間際、彼女を想うライダーの涙と言葉に少しの救いを感じ、最後に無念ではなく思い出を刻みつつ、微笑みながら共に消滅していった。
:『[[Fate/Grand Order]]』の第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与された[[バーサーク・サーヴァント]]として、西暦1431年のフランスに召喚される。主人公一行と戦うも敗北して消滅。
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:『[[Fate/Grand Order]]』の第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与された[[バーサーク・サーヴァント]]として、西暦1431年のフランスに召喚される。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]一行と戦うも敗北して消滅。
 
:コミカライズ版『-turas rèalta-』では子供を殺させたことに怒り狂っていたが、キャスターの[[ジル・ド・レェ]]の海魔によって拘束され、矯正を受けていた。
 
:コミカライズ版『-turas rèalta-』では子供を殺させたことに怒り狂っていたが、キャスターの[[ジル・ド・レェ]]の海魔によって拘束され、矯正を受けていた。
 
:その後第三特異点『[[封鎖終局四海 オケアノス]]』にて、一章での記憶を持った状態で[[アルゴナウタイ|アルゴノーツ]]の一員として西暦1573年の大海原に召喚されるが、[[イアソン]]を裏切り脱退。彼よりも先に[[ダビデ|ダビデ王]]を見つけ出し、主人公の陣営の味方として活躍する。
 
:その後第三特異点『[[封鎖終局四海 オケアノス]]』にて、一章での記憶を持った状態で[[アルゴナウタイ|アルゴノーツ]]の一員として西暦1573年の大海原に召喚されるが、[[イアソン]]を裏切り脱退。彼よりも先に[[ダビデ|ダビデ王]]を見つけ出し、主人公の陣営の味方として活躍する。
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、ダビデ、アルテミスや[[オリオン]]と共にⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦する。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、ダビデ、アルテミスや[[オリオン]]と共にⅢの座を統括する[[フォルネウス|観測所フォルネウス]]と交戦する。
 
;人物
 
;人物
:翠緑の衣装を纏った野性味と気品を併せ持つ少女。耳や尻尾はライオンの物である。
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:翠緑の衣装を纏った野性味と気品を併せ持つ少女。耳や尻尾は獅子の物である。
 
:眼差しは獣のように鋭く、髪は無造作に伸ばされ、貴人の如き滑らかさは欠片も無いため一見すると粗野な女性に見える。しかし他人を「汝」と呼び、自分達を「吾々」と呼ぶなど非常に古風な話し方をするため、不思議な気品がある。
 
:眼差しは獣のように鋭く、髪は無造作に伸ばされ、貴人の如き滑らかさは欠片も無いため一見すると粗野な女性に見える。しかし他人を「汝」と呼び、自分達を「吾々」と呼ぶなど非常に古風な話し方をするため、不思議な気品がある。
 
:考え方や死生観が獣と同じであるため、彼女にとって生きる糧は奪って手に入れるのが当たり前であり、過度な誇りは犬にでも喰わせるべき代物。あっさりとシロウの傀儡になった自分のマスターにも容赦がない。
 
:考え方や死生観が獣と同じであるため、彼女にとって生きる糧は奪って手に入れるのが当たり前であり、過度な誇りは犬にでも喰わせるべき代物。あっさりとシロウの傀儡になった自分のマスターにも容赦がない。
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| rowspan="3" |[[アーチャー]]||?||D||E||A||B||C||C||?||アルカディア越え:?<br>追い込みの美学:?<br>黄金のリンゴ:?|| style="text-align:left" |企画段階。
 
| rowspan="3" |[[アーチャー]]||?||D||E||A||B||C||C||?||アルカディア越え:?<br>追い込みの美学:?<br>黄金のリンゴ:?|| style="text-align:left" |企画段階。
 
|-
 
|-
|[[シロウ・コトミネ]]||D||E||A||B||C||C|| rowspan="2" |対魔力:D<br>単独行動:A||アルカディア越え:B<br>追い込みの美学:C|| style="text-align:left" |
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|[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]||D||E||A||B||C||C|| rowspan="2" |対魔力:D<br>単独行動:A||アルカディア越え:B<br>追い込みの美学:C|| style="text-align:left" |
 
|-
 
|-
|[[主人公 (Grand Order)]]||D||E||A||B||C||C||アルカディア越え:B→A<br>追い込みの美学:C<br>カリュドーン狩り:A|| style="text-align:left" |幕間の物語クリアで「アルカディア越え」のランクがAに上昇。
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|[[主人公 (Grand Order)]]||D||E||A||B||C||C||アルカディア越え:B→A<br>追い込みの美学:C<br>カリュドーン狩り:A|| style="text-align:left" |幕間の物語クリアで「アルカディア越え」がAランクに上昇。
 
|}
 
|}
    
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
   
;訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)
 
;訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)
 
:ランク:B<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:2~50<br>最大捕捉:100人
 
:ランク:B<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:2~50<br>最大捕捉:100人
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==真名:アタランテ==
 
==真名:アタランテ==
:アタランテ。ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神[[オリオン|アルテミス]]の加護を授かって生まれた「純潔の狩人」。
+
:ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神[[オリオン|アルテミス]]の加護を授かって生まれた「純潔の狩人」。
   −
:アルカディアの王女として生まれるが、男児が望まれていたため父親はアタランテを疎み、森へ捨ててしまった。それを哀れに思った女神アルテミスによって聖獣である雌熊に育てられる。<br>山に踏み入った狩人に見出され、成長したアタランテはやがて並ぶ者なき狩人となり、ギリシャ中の勇者が揃ったというアルゴナイタイのメンバーにも加わり、カリュドンの猪の討伐を果たしていた。
+
:アルカディアの王女として生まれるが、男児が望まれていたため父親はアタランテを疎み、森へ捨ててしまった。それを哀れに思った女神アルテミスによって聖獣である雌熊に育てられる。
 +
:山に踏み入った狩人に見出され、成長したアタランテはやがて並ぶ者なき狩人となり、ギリシャ中の勇者が揃ったというアルゴナイタイのメンバーにも加わり、カリュドンの猪の討伐を果たしていた。
    
:しかしカリュドンの猪を討伐したのはメレアグロスであり、彼女に手柄を与えたのも、彼女への好意とも、単に英雄としてそうであるべきとも言われたが、これに不満を抱いた親族たちとの戦いは勃発し、メレアグロスは呪殺されてしまう。
 
:しかしカリュドンの猪を討伐したのはメレアグロスであり、彼女に手柄を与えたのも、彼女への好意とも、単に英雄としてそうであるべきとも言われたが、これに不満を抱いた親族たちとの戦いは勃発し、メレアグロスは呪殺されてしまう。
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:何しろ当時のギリシャ戦士といえば、戦闘は即ち神への供物であり蹂躙である。獣を狩る時も必要以上に乱暴に振舞う彼らは、いずれもアタランテの好むものではなかった。
 
:何しろ当時のギリシャ戦士といえば、戦闘は即ち神への供物であり蹂躙である。獣を狩る時も必要以上に乱暴に振舞う彼らは、いずれもアタランテの好むものではなかった。
   −
:数々の冒険を成し遂げた彼女の下には求婚者が押し寄せ、父も結婚を勧めるが、アルテミスを信仰しているアタランテは純潔の誓いを立てており、そういった輩が出てきた事には困っていたのだ。<br>加えて、自分を愛そうとした男が悲劇に巻き込まれたことが、より結婚を忌避するようになってしまった。<br>そこで、求婚者に対して自分と徒競走で勝負し、勝った男には求婚を承諾するが、負けた男は殺害されるという条件を立てた。
+
:数々の冒険を成し遂げた彼女の下には求婚者が押し寄せ、父も結婚を勧めるが、アルテミスを信仰しているアタランテは純潔の誓いを立てており、そういった輩が出てきた事には困っていたのだ。
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:加えて、自分を愛そうとした男が悲劇に巻き込まれたことが、より結婚を忌避するようになってしまった。
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:そこで、求婚者に対して自分と徒競走で勝負し、勝った男には求婚を承諾するが、負けた男は殺害されるという条件を立てた。
    
:アタランテは持ち前の瞬足がある為、あらゆる男に徒競走で負けなかったものの、女神アフロディテの力を借りたヒッポメネスという男による「授かった3つの黄金のリンゴを投げることで、アタランテの気を逸らす」という卑劣な策に敗れ、半ば強引に娶られてしまう。その後は神域で情事を行い、罰を受けて姿を獅子に変えられたとも伝えられている。
 
:アタランテは持ち前の瞬足がある為、あらゆる男に徒競走で負けなかったものの、女神アフロディテの力を借りたヒッポメネスという男による「授かった3つの黄金のリンゴを投げることで、アタランテの気を逸らす」という卑劣な策に敗れ、半ば強引に娶られてしまう。その後は神域で情事を行い、罰を受けて姿を獅子に変えられたとも伝えられている。
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;メレアグロス
 
;メレアグロス
 
:カリュドンの猪狩りで猪に止めを刺した英雄。アタランテに恋していたのか、あるいは単に公平であろうとしたのか、猪に最初に血を流させたアタランテに猪の頭と皮を譲ろうとしたが、それが原因で猪狩りに参加した生き残りの間での無意味な殺し合いを招いてしまった。
 
:カリュドンの猪狩りで猪に止めを刺した英雄。アタランテに恋していたのか、あるいは単に公平であろうとしたのか、猪に最初に血を流させたアタランテに猪の頭と皮を譲ろうとしたが、それが原因で猪狩りに参加した生き残りの間での無意味な殺し合いを招いてしまった。
   
;ヒッポメネス
 
;ヒッポメネス
 
:生前の夫。
 
:生前の夫。
:アタランテの結婚後についてはほとんど語られていなく、夫婦仲も不明。
+
:アタランテの結婚後についてはほとんど語られておらず、夫婦仲も不明。
:神域内で交わったためにアタランテと共にライオンに変えられた。
+
:神域内で交わったためにアタランテと共に獅子に変えられた。
    
==名台詞==
 
==名台詞==
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;「それはそうだ。相手を出し抜くべき聖杯戦争において、毒を飲まされる方が悪い。<br> 私を召喚するまでは用心するべきだった。それすら怠るような惰弱なマスターに、未練はない。<br> 死んでいないだけ、救いはある」
 
;「それはそうだ。相手を出し抜くべき聖杯戦争において、毒を飲まされる方が悪い。<br> 私を召喚するまでは用心するべきだった。それすら怠るような惰弱なマスターに、未練はない。<br> 死んでいないだけ、救いはある」
:[[シロウ・コトミネ|シロウ]]の謀略で自身のマスターを毒づけにされた事を「仕方ない」の一言で済ませすんなりマスターの鞍替えを了承する彼女に対し[[アキレウス|ライダー]]が呆れて「仕方ないで済ませていいのか?」という問いに対しての返答。生後すぐに捨てられ、雌熊に乳を与えられて、狩人たちに見出された少女は「生きる糧は奪う」という単純な世界に生きており、それが故の酷薄であり正論。
+
:[[天草四郎時貞|シロウ]]の謀略で自身のマスターを毒づけにされた事を「仕方ない」の一言で済ませすんなりマスターの鞍替えを了承する彼女に対し[[アキレウス|ライダー]]が呆れて「仕方ないで済ませていいのか?」という問いに対しての返答。生後すぐに捨てられ、雌熊に乳を与えられて、狩人たちに見出された少女は「生きる糧は奪う」という単純な世界に生きており、それが故の酷薄であり正論。
    
;「私の願いは“この世全ての子供らが、愛される世界”だ。<br> 父に、母に、人に愛された子供が育ち、また子供を愛するという循環だ。<br> 誰であろうと、この願いを妨げるなら容赦はせん」
 
;「私の願いは“この世全ての子供らが、愛される世界”だ。<br> 父に、母に、人に愛された子供が育ち、また子供を愛するという循環だ。<br> 誰であろうと、この願いを妨げるなら容赦はせん」
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;「マスターには、私より足が速くなってもらわねばな」
 
;「マスターには、私より足が速くなってもらわねばな」
:マイルーム会話の一つ。
+
:マイルーム会話2。
 
:生前、求婚者達をあしらう為に、徒競走での勝利を結婚条件としたアタランテの意味深な発言。
 
:生前、求婚者達をあしらう為に、徒競走での勝利を結婚条件としたアタランテの意味深な発言。
   356行目: 357行目:  
:逆にアキレウスからは彼女がカルデアで笑って過ごせていることに安堵されている。
 
:逆にアキレウスからは彼女がカルデアで笑って過ごせていることに安堵されている。
   −
;「ケイローン……あの教えたがりか。が! 悪いが私にもプライドはある。
+
;「ケイローン……あの教えたがりか。が! 悪いが私にもプライドはある。<br> 矢で矢を撃ち落とすとか、とんでもないにも程があると思わないか!? 次は、私がやってみせるからなっ」
; 矢で矢を撃ち落とすとか、とんでもないにも程があると思わないか!? 次は、私がやってみせるからなっ」
   
:マイルーム会話「[[ケイローン]]」。
 
:マイルーム会話「[[ケイローン]]」。
 
:聖杯大戦で自身に向かってくる[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]を狙った矢を矢で撃ち落とされたことに驚愕していたアタランテ。同じ弓兵としてのプライドから彼に教わることを拒み、今度は自分がやって見せると張り合っている。
 
:聖杯大戦で自身に向かってくる[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]を狙った矢を矢で撃ち落とされたことに驚愕していたアタランテ。同じ弓兵としてのプライドから彼に教わることを拒み、今度は自分がやって見せると張り合っている。
389行目: 389行目:  
:『Grand Order』最速公式ガイドブックでの輪くすさが氏のお祝いイラスト漫画での衝撃発言。
 
:『Grand Order』最速公式ガイドブックでの輪くすさが氏のお祝いイラスト漫画での衝撃発言。
 
:この言動もさることながら、この後のコマの衝撃的言動&行動に目を疑うことになる。
 
:この言動もさることながら、この後のコマの衝撃的言動&行動に目を疑うことになる。
;「いかがですが? 今回のフェイトは」
+
;「いかがですか? 今回のフェイトは」
 
:上記の衝撃行動の後に言い放ったセリフ。
 
:上記の衝撃行動の後に言い放ったセリフ。
 
:衝撃的すぎる光景を見てセイバーは「OUCH! バビロニア!」、「いささかマニアックですね」と反応していた。
 
:衝撃的すぎる光景を見てセイバーは「OUCH! バビロニア!」、「いささかマニアックですね」と反応していた。
404行目: 404行目:  
*子殺しを行ったルーラーに対して怒り狂う程の激情を見せているが、彼女自身も子供の姿のアサシンを殺めている。これはサーヴァントは全盛期で喚ばれる性質を考慮しているからで、たまたま子供の姿が全盛期なだけで純粋に子供と言えない存在と判断しているからである。<br>つまり、彼女が子供と扱うのは外見と年齢が一致しているもの。
 
*子殺しを行ったルーラーに対して怒り狂う程の激情を見せているが、彼女自身も子供の姿のアサシンを殺めている。これはサーヴァントは全盛期で喚ばれる性質を考慮しているからで、たまたま子供の姿が全盛期なだけで純粋に子供と言えない存在と判断しているからである。<br>つまり、彼女が子供と扱うのは外見と年齢が一致しているもの。
 
*子供好きな彼女だが、逸話の中には彼女にも実子がおりその子をかつての自分同様に野に放ち捨てたという伝承もある。しかし、本作ではこの逸話は採用されていないようで、『Grand Order』では自分に子供はいないと語っている。
 
*子供好きな彼女だが、逸話の中には彼女にも実子がおりその子をかつての自分同様に野に放ち捨てたという伝承もある。しかし、本作ではこの逸話は採用されていないようで、『Grand Order』では自分に子供はいないと語っている。
*獣耳と尻尾は伝説にあるライオンに変えられた呪いの象徴、後遺症のようなもののはずだが、本人は割と気に入っているらしい。アスクレピオスに調べさせろと言われた時は流石に拒否していたが…
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*獣耳と尻尾は伝説にある獅子に変えられた呪いの象徴、後遺症のようなもののはずだが、本人は割と気に入っているらしい。アスクレピオスに調べさせろと言われた時は流石に拒否していたが……
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**アニメ版『Apocrypha』では生前の回想においても獣耳が生えていたものの、黒のアサシンとの戦闘時であったので正確でない可能性が高く、上記したように後年では生前に獣耳はないとされている。
 
*ちなみにイタリアに存在しているサッカークラブ、アタランタBCは彼女が名前の由来になっておりエンプレムも彼女を模したものとなっている。ビッグクラブではないものの、それなりの知名度があるのでサッカーファンならこちらを連想する、あるいはクラブを通してアタランテを知っていた人もいるかもしれない。英霊がサッカークラブに冠されている例としてはスパルタクス(ロシア)、ヘラクレス(オランダ)などがある。
 
*ちなみにイタリアに存在しているサッカークラブ、アタランタBCは彼女が名前の由来になっておりエンプレムも彼女を模したものとなっている。ビッグクラブではないものの、それなりの知名度があるのでサッカーファンならこちらを連想する、あるいはクラブを通してアタランテを知っていた人もいるかもしれない。英霊がサッカークラブに冠されている例としてはスパルタクス(ロシア)、ヘラクレス(オランダ)などがある。
*『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』には、アニメSeason2の第15話にて、シルエットクイズの答えとして初登場。同話でメインとなっていたアタランテ〔オルタ〕と見せかけて、通常霊基のアタランテが魔猪を抱えながら立っているというものだった。
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*『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』には、アニメSeason2の第15話にて、シルエットクイズの答えとして初登場。同話でメインとなっていたアタランテ〔オルタ〕と見せかけて、通常霊基のアタランテが魔猪を抱えながら立っているというものだった。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
416行目: 417行目:  
:コミック版『Fate/Grand Order-turas realta-』では、上記の展開に加えて「嫌いだが夢だけは綺麗だった」と評したイアソンがレフにその夢を嘲笑されて踏みにじられたために毛皮の使い方を思い出すレベルでブチ切れ、彼を魔神柱に変えたメディアリリィの気持ちも痛いほどにわかってしまったために涙ながらにとどめを刺すことになってしまった<ref group="注">さすがに思うところがあったのか、ギリシャの英雄を踏みにじった挙句自分の信奉者を泣かされたアルテミスは神的にアウト判定してレフを血の染みになるまで滅多撃ちにした。</ref>。
 
:コミック版『Fate/Grand Order-turas realta-』では、上記の展開に加えて「嫌いだが夢だけは綺麗だった」と評したイアソンがレフにその夢を嘲笑されて踏みにじられたために毛皮の使い方を思い出すレベルでブチ切れ、彼を魔神柱に変えたメディアリリィの気持ちも痛いほどにわかってしまったために涙ながらにとどめを刺すことになってしまった<ref group="注">さすがに思うところがあったのか、ギリシャの英雄を踏みにじった挙句自分の信奉者を泣かされたアルテミスは神的にアウト判定してレフを血の染みになるまで滅多撃ちにした。</ref>。
 
:終局特異点では他のオケアノスメンバーと共に登場するが、真面目な状況にも関わらず相変わらず恋愛スイーツ脳全開でイチャイチャし続ける[[オリオン|アルテミス&オリオン]]と空気を読まずにナンパしようとする[[ダビデ]]というメンバーに挟まれ、ヤケクソになったのか半分涙目で弓を撃ちまくっていた。挙げ句に「あの[[アキレウス|韋駄天馬鹿]]でも来てくれなかったものか」とメタなことを言い出す始末。なんともはや。
 
:終局特異点では他のオケアノスメンバーと共に登場するが、真面目な状況にも関わらず相変わらず恋愛スイーツ脳全開でイチャイチャし続ける[[オリオン|アルテミス&オリオン]]と空気を読まずにナンパしようとする[[ダビデ]]というメンバーに挟まれ、ヤケクソになったのか半分涙目で弓を撃ちまくっていた。挙げ句に「あの[[アキレウス|韋駄天馬鹿]]でも来てくれなかったものか」とメタなことを言い出す始末。なんともはや。
:第二部に入って[[永久凍土帝国 アナスタシア|第一異聞帯]]では[[アタランテ〔オルタ〕|別バージョンの彼女]]が登場しており、イヴァン雷帝の支配に抵抗する叛逆軍のトップという立ち位置で登場しており、多くの子供を守る立場に立っている。だが、いつからか異聞帯の真実に気がついてしまい、汎人類史を救う事と目の前で苦しむ異聞帯の人々を救う事の間で葛藤した挙げ句に主人公達と敵対して異聞帯の味方をする、という悲劇的なポジションになってしまった。周囲には気づかれていたが夜な夜な泣いていたらしい。
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:第二部に入って[[永久凍土帝国 アナスタシア|ロシア異聞帯]]では[[アタランテ〔オルタ〕|別バージョンの彼女]]が登場しており、イヴァン雷帝の支配に抵抗する叛逆軍のトップという立ち位置で登場しており、多くの子供を守る立場に立っている。だが、いつからか異聞帯の真実に気がついてしまい、汎人類史を救う事と目の前で苦しむ異聞帯の人々を救う事の間で葛藤した挙げ句に主人公達と敵対して異聞帯の味方をする、という悲劇的なポジションになってしまった。周囲には気づかれていたが夜な夜な泣いていたらしい。
 
:イベントでもその不遇は変わらず、2017年の『デッドヒート・サマーレース!』では[[オリオン|アルテミス]]の命令により、「モヒカン達の母親」ポジションをやらされる事になった。廃ビルが点在する荒野で[[水着サーヴァント]]に襲い掛かるモヒカン達という光景はさながら某世紀末救世主伝説の如しである。更に未来に向けて飢えをしのいでいくためという設定でステージに植えていた種籾リンゴを自分が仕掛けた地雷で吹き飛ばし、それを水着サーヴァント達に八つ当たりしていた(ちなみに地雷を用意したのは[[メフィストフェレス|例の悪魔]]である)。普通ならば吹き出したり心を折られるような状況下ではあるのだが、バトルで敗れ退場する直前まで真面目に汚れ役演を貫くことになった。
 
:イベントでもその不遇は変わらず、2017年の『デッドヒート・サマーレース!』では[[オリオン|アルテミス]]の命令により、「モヒカン達の母親」ポジションをやらされる事になった。廃ビルが点在する荒野で[[水着サーヴァント]]に襲い掛かるモヒカン達という光景はさながら某世紀末救世主伝説の如しである。更に未来に向けて飢えをしのいでいくためという設定でステージに植えていた種籾リンゴを自分が仕掛けた地雷で吹き飛ばし、それを水着サーヴァント達に八つ当たりしていた(ちなみに地雷を用意したのは[[メフィストフェレス|例の悪魔]]である)。普通ならば吹き出したり心を折られるような状況下ではあるのだが、バトルで敗れ退場する直前まで真面目に汚れ役演を貫くことになった。
 
:2018年のゴールデンウィークに「[[Fate/Apocrypha]]×Fate/Grand Orderスペシャルイベント」として開催された『Apocrypha/Inheritance of Glory』においては、全素材中最も需要が高いとされる素材の一つ、「鳳凰の羽根」をドロップしてしまうという不運に見舞われ、他にも撃退対象のサーヴァントがいるにも関わらず集中的に狙われる羽目になった。
 
:2018年のゴールデンウィークに「[[Fate/Apocrypha]]×Fate/Grand Orderスペシャルイベント」として開催された『Apocrypha/Inheritance of Glory』においては、全素材中最も需要が高いとされる素材の一つ、「鳳凰の羽根」をドロップしてしまうという不運に見舞われ、他にも撃退対象のサーヴァントがいるにも関わらず集中的に狙われる羽目になった。
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