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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[ユグドミレニア]]の[[魔術師]]で、[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]のマスター。<br>癖っ毛の小柄な少年。
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[[ユグドミレニア]]の[[魔術師]]で、[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]のマスター。
;略歴
;略歴
:ユグドミレニアのマスターの中でも最も若輩でありながら、人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名を馳せるゴーレム使い。自ら召喚したキャスターを同じゴーレム使いとして尊敬しており、主従ではなく、教師と教え子の関係を結んでいる。
:ユグドミレニアのマスターの中でも最も若輩でありながら、人形工学(ドール・エンジニアリング)の分野で名を馳せるゴーレム使い。自ら召喚したキャスターを同じゴーレム使いとして尊敬しており、主従ではなく、教師と教え子の関係を結んでいる。
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:[[聖杯戦争|聖杯大戦]]開始2か月前、[[ダーニック・ユグドミレニア・プレストーン|ダーニック]]とほぼ同じタイミングでサーヴァントを召喚しており、それ以来キャスターと共に城内の工房でゴーレムの生産に明け暮れている。他のユグドミレニアのマスター達にゴーレムを低く評価されていることが不満なものの、自分とキャスターのコンビならどんな敵も対処できるだけのゴーレムを造る自信があった。
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:[[聖杯戦争|聖杯大戦]]開始2か月前、[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]とほぼ同じタイミングでサーヴァントを召喚しており、それ以来キャスターと共に城内の工房でゴーレムの生産に明け暮れている。他のユグドミレニアのマスター達にゴーレムを低く評価されていることが不満なものの、自分とキャスターのコンビならどんな敵も対処できるだけのゴーレムを造る自信があった。
:キャスター達が空中庭園に乗り込んだ後、マスターとサーヴァントとしての契約が切れたことに泣くほど戸惑うが、キャスターからの連絡がきたことで安心する。
:キャスター達が空中庭園に乗り込んだ後、マスターとサーヴァントとしての契約が切れたことに泣くほど戸惑うが、キャスターからの連絡がきたことで安心する。
:そして、キャスターの指示で「炉心」を持ってイデアル森林最北端の湖に赴き、そこでキャスターが目指していた至高のゴーレム『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の完成を目の当りにする。だがこの時キャスターは情勢が[[天草四郎時貞|シロウ]]に傾いたことでユグドミレニアを裏切りシロウと契約していた。そして突然ゴーレムの胸部に投げ込まれ、自分は既にマスターではなく、「炉心」として使うために呼び出されたという真実を聞かされることになる。
:そして、キャスターの指示で「炉心」を持ってイデアル森林最北端の湖に赴き、そこでキャスターが目指していた至高のゴーレム『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の完成を目の当りにする。だがこの時キャスターは情勢が[[天草四郎時貞|シロウ]]に傾いたことでユグドミレニアを裏切りシロウと契約していた。そして突然ゴーレムの胸部に投げ込まれ、自分は既にマスターではなく、「炉心」として使うために呼び出されたという真実を聞かされることになる。
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;人物
;人物
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:13歳と一族の中では最年少に当たるが、やや背伸びした大人の口調で話し、相手が誰でも変わらない。
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:癖っ毛の小柄な少年。13歳と一族の中では最年少に当たるが、やや背伸びした大人の口調で話し、相手が誰でも変わらない。
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:彼の生家であるフレイン家は人形工学において名の知れた一族で、生まれた子供の養育をゴーレムに任せ、刻印の移植が可能になるまで工房からほとんど出る事もなく、一度も顔を合わせることさえしないという魔術師の中でも特に異色な教育方法をとっていた。
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:彼の生家であるフレイン家は人形工学において名の知れた一族で、生まれた子供の養育をゴーレムに任せ、刻印の移植が可能になるまで工房からほとんど出る事もなく、一度も顔を合わせる事さえしないという、魔術師の中でも特に異色な教育方法をとっていた。
:そんな奇矯な教育を受けた彼は父母の顔は覚えていないのに、自分を世話したゴーレムは形状の一つも残さず記憶しており、人間に対して興味を持てない少年として成長した。例えそれが如何なる魔術師であろうと例外ではなく、彼にとっては一般人と大差は無い。言葉を交わすのに不自由は無いし、他の魔術師と取引や貴重な材料を巡って殺し合いをすることもあったが、そこに人間同士の心の交歓は一切なく、犬猫が喋っているのと変わりはなかった。
:そんな奇矯な教育を受けた彼は父母の顔は覚えていないのに、自分を世話したゴーレムは形状の一つも残さず記憶しており、人間に対して興味を持てない少年として成長した。例えそれが如何なる魔術師であろうと例外ではなく、彼にとっては一般人と大差は無い。言葉を交わすのに不自由は無いし、他の魔術師と取引や貴重な材料を巡って殺し合いをすることもあったが、そこに人間同士の心の交歓は一切なく、犬猫が喋っているのと変わりはなかった。
:だが自分を遥かに上回るゴーレムの作り手であるキャスターは別で、その技術に感服し、常に年相応のはきはき明るい口調で『先生』と呼び、絶対的な信頼と崇拝をするようになる。
:だが自分を遥かに上回るゴーレムの作り手であるキャスターは別で、その技術に感服し、常に年相応のはきはき明るい口調で『先生』と呼び、絶対的な信頼と崇拝をするようになる。
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:召喚したサーヴァント。『先生』と呼ぶ。
:召喚したサーヴァント。『先生』と呼ぶ。
:世界の全ての基準がゴーレムで、両親から関心すら向けられたことがなかったロシェにとって、初めて「他者と交わることが面白いと思える」「尊敬できる大人」である彼との出会いは喜びだった。
:世界の全ての基準がゴーレムで、両親から関心すら向けられたことがなかったロシェにとって、初めて「他者と交わることが面白いと思える」「尊敬できる大人」である彼との出会いは喜びだった。
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:聖杯大戦中のロシェの行動と熱意は全て彼のための物。彼が夢を叶える光景を見てみたいと思っていた。
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:聖杯大戦中のロシェの行動と熱意は全て彼のための物であり、その夢を叶える光景を見てみたいと思っていた。
:キャスターもロシェの事を生前であれば弟子として側に置いていたかもしれないと思うほど気に入っており、互いに全幅の信頼を寄せている。
:キャスターもロシェの事を生前であれば弟子として側に置いていたかもしれないと思うほど気に入っており、互いに全幅の信頼を寄せている。
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:ただしそれはあくまでゴーレム製作という趣味嗜好が一致しているだけにすぎず、実はお互いが相手のことを理解していなかったことを最期に悟る。
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:ただし、それはあくまでゴーレム製作という趣味嗜好が一致しているだけにすぎず、実はお互いが相手のことを理解していなかったことを最期に悟る。
:しかし、ロシェはキャスターのことを最期まで信じ、恨まなかったため、宝具を完成させたキャスターの心に影を落とし、次の登場作品である『Grand Order』も含めロシェを裏切った後味の悪さだけは未来永劫残り続けることになった。
:しかし、ロシェはキャスターのことを最期まで信じ、恨まなかったため、宝具を完成させたキャスターの心に影を落とし、次の登場作品である『Grand Order』も含めロシェを裏切った後味の悪さだけは未来永劫残り続けることになった。
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
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:一族の長で、先生のスポンサー。序列に興味がないためタメ口で話す。
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:一族の長で、先生のスポンサー。序列に興味がないためタメ口で話す。彼もロシェの実力を高く評価しているので、対等な立場で話す事を許している。
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:ダーニックも彼の実力を高く評価しているので対等な立場で話す事を許している。
;[[ジーク]]
;[[ジーク]]