20行目:
20行目:
== 概要 ==
== 概要 ==
−
様々な技術系統の[[魔術]]を吸収して発展してきた[[ユグドミレニア]]一族の長にしてトゥリファスのセカンドオーナー。[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]のマスター。
+
様々な技術系統の[[魔術]]を吸収して発展してきた[[ユグドミレニア]]一族の長にして、トゥリファスのセカンドオーナー。<br>[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]のマスター。
;略歴
;略歴
29行目:
29行目:
;人物
;人物
+
: ダークスレートグレイの長髪に杖を持った青年。
: かつて[[時計塔]]の最高[[階位]]である王冠(グランド)に上り詰めた程の人物で、二級講師として元素変換を教えていた。当時の教え子達からの評価は低かったが、「政治」の分野で才能を発揮するようになる。
: かつて[[時計塔]]の最高[[階位]]である王冠(グランド)に上り詰めた程の人物で、二級講師として元素変換を教えていた。当時の教え子達からの評価は低かったが、「政治」の分野で才能を発揮するようになる。
−
: 派閥抗争や権力闘争の場面において抜群の政治的手腕を発揮し、裏切り寝返りは当たり前、信じる者は勿論信じていない者まで利用する超一流の詐欺師として知られ、"八枚舌"のダーニックと呼ばれようになった。
+
: 派閥抗争や権力闘争の場面において抜群の政治的手腕を発揮し、裏切り寝返りは当たり前、信じる者は勿論信じていない者まで利用する超一流の詐欺師として知られ、"八枚舌" のダーニックと呼ばれようになった。
: 80年程前、新進気鋭の魔術師として華々しいデビューを飾った彼は貴族の縁談を持ちかけられるほどの勢いがあった。だが「ユグドミレニアの血は濁っている。五代先まで保つことがなく、後は零落するだけだ」と、ある魔術師が流した噂が広まり、周囲は掌を返し彼を冷遇するようになった。彼と彼に続くユグドミレニアの魔術師達の未来は閉ざされ、根源に到達するという夢を放棄することを強いられる。自分がそのような境遇になるのは仕方ない、だが後に続く者たちの未来すらその魔術師は奪い去ったことが彼の怒りと復讐心を生んだ。その後もプライドから世間に隠れ潜みつつ研究を続ける方針を拒み、屈辱に耐えながら一族の未来を奪った魔術協会で復讐の機会を伺っていた。
: 80年程前、新進気鋭の魔術師として華々しいデビューを飾った彼は貴族の縁談を持ちかけられるほどの勢いがあった。だが「ユグドミレニアの血は濁っている。五代先まで保つことがなく、後は零落するだけだ」と、ある魔術師が流した噂が広まり、周囲は掌を返し彼を冷遇するようになった。彼と彼に続くユグドミレニアの魔術師達の未来は閉ざされ、根源に到達するという夢を放棄することを強いられる。自分がそのような境遇になるのは仕方ない、だが後に続く者たちの未来すらその魔術師は奪い去ったことが彼の怒りと復讐心を生んだ。その後もプライドから世間に隠れ潜みつつ研究を続ける方針を拒み、屈辱に耐えながら一族の未来を奪った魔術協会で復讐の機会を伺っていた。
: 既に100歳近いはずだが外見は若々しく、第三次聖杯戦争に参加したときから外見が変化していない。普段は紳士として振る舞っているが、悪辣な事を考えている時の彼の表情は普段の鷹揚さが消え去り、酷薄で凍り付くように冷えていて、一片の情すら窺うことは出来ない。
: 既に100歳近いはずだが外見は若々しく、第三次聖杯戦争に参加したときから外見が変化していない。普段は紳士として振る舞っているが、悪辣な事を考えている時の彼の表情は普段の鷹揚さが消え去り、酷薄で凍り付くように冷えていて、一片の情すら窺うことは出来ない。