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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[Fate/Apocrypha]]』における主人公。[[ユグドミレニア]]に造られた、儚げな[[ホムンクルス]]の少年。
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『Fate/Apocrypha』における主人公。[[ユグドミレニア]]に造られた、儚げな[[ホムンクルス]]の少年。
    
;略歴
 
;略歴
 
: ユグドミレニア一族により、[[アインツベルン]]の技術を流用して作り出されたホムンクルス。彼を含むホムンクルスたちは元々、[[サーヴァント]]の宝具や自己治癒、[[魔術]]行使などによる魔力供給を肩代わりさせられるために生み出された、ただ消費されるだけの自我無き生命だった。だが、奇跡的な確率で自我に目覚めた彼は死への恐怖から魔術回路を駆動させ、魔力供給槽からの脱出に成功する。しかし、歩くことすら設計されていない欠陥を抱えた体では城の外までは逃げられず、命運が尽きようとしていたその時、[[アストルフォ|黒のライダー]]に助けられる。
 
: ユグドミレニア一族により、[[アインツベルン]]の技術を流用して作り出されたホムンクルス。彼を含むホムンクルスたちは元々、[[サーヴァント]]の宝具や自己治癒、[[魔術]]行使などによる魔力供給を肩代わりさせられるために生み出された、ただ消費されるだけの自我無き生命だった。だが、奇跡的な確率で自我に目覚めた彼は死への恐怖から魔術回路を駆動させ、魔力供給槽からの脱出に成功する。しかし、歩くことすら設計されていない欠陥を抱えた体では城の外までは逃げられず、命運が尽きようとしていたその時、[[アストルフォ|黒のライダー]]に助けられる。
:その後、[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]襲撃の混乱に乗じ、ライダーの助けを借りて脱走を試みるも、[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]の命で捕縛に現れた[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド]]に暴行を受け、瀕死の重傷を負う。だがライダーに英雄としての誇りを問い質された[[ジークフリート]]によって、彼の心臓を与えられ、蘇生に成功。サーヴァントの心臓を取り込んだことで肉体が変化し、錬金術の永い歴史の中でも例のない存在となる。
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:その後、[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]襲撃の混乱に乗じ、ライダーの助けを借りて脱走を試みるも、[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]の命で捕縛に現れた[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド]]に暴行を受け、瀕死の重傷を負う。だがライダーに英雄としての誇りを問い質された[[ジークフリート]]によって、彼の心臓を与えられ、蘇生に成功。サーヴァントの心臓を取り込んだことで肉体が変化し、[[錬金術]]の永い歴史の中でも例のない存在となる。
 
:それまでは無銘のホムンクルスだったが、恩人であるジークフリートへの感謝の念を込めて、この時から「ジーク」と名乗るようになった。
 
:それまでは無銘のホムンクルスだったが、恩人であるジークフリートへの感謝の念を込めて、この時から「ジーク」と名乗るようになった。
:ライダーと互いに別れを惜しみながら別々の道を行くこととなるが、事情を確認するために現れた[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]と出会い、同胞を救う手段を求めて彼女と行動を共にするようになる。その後、戦場でホムンクルス達を説得しながらライダーを探し、[[モードレッド|赤のセイバー]]の前に絶体絶命の窮地に陥っていた彼を救うため剣を取り、その戦いの中で特殊な令呪「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を左手に発現させ「黒のセイバー」として復活を遂げる。
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:ライダーと互いに別れを惜しみながら別々の道を行くこととなるが、事情を確認するために現れた[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]と出会い、同胞を救う手段を求めて彼女と行動を共にするようになる。その後、戦場でホムンクルス達を説得しながらライダーを探し、[[モードレッド|赤のセイバー]]の前に絶体絶命の窮地に陥っていた彼を救うため剣を取り、その戦いの中で特殊な[[令呪]]「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を左手に発現させ「黒のセイバー」として復活を遂げる。
 
:戦闘終了後、ライダーを奪われたと嫉妬に狂う[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]に襲撃されるが、偶然通りかかった赤のセイバーに救われ、難を逃れる。そしてマスターを失ったライダーを消滅から救うため彼と契約を交わし、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]との交渉の結果、ホムンクルス達の解放にも成功した。
 
:戦闘終了後、ライダーを奪われたと嫉妬に狂う[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]に襲撃されるが、偶然通りかかった赤のセイバーに救われ、難を逃れる。そしてマスターを失ったライダーを消滅から救うため彼と契約を交わし、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]との交渉の結果、ホムンクルス達の解放にも成功した。
 
:直後に現れた[[アヴィケブロン|キャスター]]の『王冠・叡智の光』をルーラー・[[ケイローン|アーチャー]]・赤のセイバーと共闘し、炉心を破壊する大戦果を挙げる。そして「ルーラーから聞いた聖杯戦争の異常」、「ライダーへの恩返し」、「フィオレがジークからの要求を呑む交換条件として提示したユグドミレニアへの協力」と複数の理由からマスターとして正式に参加する資格と戦う理由を得て、同盟に参加する。この際に、彼の命を削る事を危惧したルーラーから黒のセイバー用の令呪二画を補填している。
 
:直後に現れた[[アヴィケブロン|キャスター]]の『王冠・叡智の光』をルーラー・[[ケイローン|アーチャー]]・赤のセイバーと共闘し、炉心を破壊する大戦果を挙げる。そして「ルーラーから聞いた聖杯戦争の異常」、「ライダーへの恩返し」、「フィオレがジークからの要求を呑む交換条件として提示したユグドミレニアへの協力」と複数の理由からマスターとして正式に参加する資格と戦う理由を得て、同盟に参加する。この際に、彼の命を削る事を危惧したルーラーから黒のセイバー用の令呪二画を補填している。
 
:同胞を殺されたこともあって、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|アサシン]]の討伐にも積極的に参加し、ルーラーと共に探索を行う。だが一般人の被害者を装った[[六導玲霞]]の奇襲により心臓に銃撃を受けてしまう。瀕死の傷を負いながらも、未知の再生力により復活、一命を取り留めた。
 
:同胞を殺されたこともあって、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|アサシン]]の討伐にも積極的に参加し、ルーラーと共に探索を行う。だが一般人の被害者を装った[[六導玲霞]]の奇襲により心臓に銃撃を受けてしまう。瀕死の傷を負いながらも、未知の再生力により復活、一命を取り留めた。
:最終決戦では黒のライダーと共に空中庭園に接近、赤のランサーと対峙する。赤陣営のマスター5人の救助を彼から依頼され、その交換条件として「3分以内にジークを倒せなければ見逃す」という約束をフィオレとカウレスが取り付けたことで、赤のランサーと3分限りの対決を行うことになる。残された竜告令呪を全て注ぎ込み、赤のライダーの宝具を譲り受けた黒のライダーのアシストもあって辛うじてこれに勝利した。庭園中枢部ではシロウと対面、最後の戦いを開始する。ルーラーの宝具により満身創痍のシロウだが、それでも竜告令呪を使えないジークとの実力差は大きく、劣勢に追い込まれる。しかし黒のバーサーカーから得ていた第二種永久機関を活用し、捨て身の「磔刑の雷樹」によって勝利を掴んだ。
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:最終決戦では黒のライダーと共に空中庭園に接近、[[カルナ|赤のランサー]]と対峙する。赤陣営のマスター5人の救助を彼から依頼され、その交換条件として「3分以内にジークを倒せなければ見逃す」という約束をフィオレと[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|カウレス]]が取り付けたことで、赤のランサーと3分限りの対決を行うことになる。残された竜告令呪を全て注ぎ込み、[[アキレウス|赤のライダー]]の宝具を譲り受けた黒のライダーのアシストもあって辛うじてこれに勝利した。庭園中枢部では[[天草四郎時貞|シロウ]]と対面、最後の戦いを開始する。ルーラーの宝具により満身創痍のシロウだが、それでも竜告令呪を使えないジークとの実力差は大きく、劣勢に追い込まれる。しかし[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]から得ていた第二種永久機関を活用し、捨て身の「磔刑の雷樹」によって勝利を掴んだ。
:その後、既に起動してしまった大聖杯を止めるため、竜告令呪の代償により竜となりかけている自身の体と聖杯の残存機能を用いて完全な邪竜に変化、大聖杯と共に幻獣が住む世界の裏側へと消えた。竜種に変身したジークは既に肉体が消滅しており、聖杯への願いによって変化した、ジークの魂の形そのもの。それからは異界で静かに長い時を過ごしていたが、ジークを探し続けていたルーラーと再会を果たしている。
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:その後、既に起動してしまった[[聖杯|大聖杯]]を止めるため、竜告令呪の代償により[[ファヴニール|竜]]となりかけている自身の体と聖杯の残存機能を用いて完全な邪竜に変化、大聖杯と共に幻獣が住む世界の裏側へと消えた。竜種に変身したジークは既に肉体が消滅しており、聖杯への願いによって変化した、ジークの魂の形そのもの。それからは異界で静かに長い時を過ごしていたが、ジークを探し続けていたルーラーと再会を果たしている。
    
;人物
 
;人物
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:黒のライダーから譲渡された細身の剣を主武装とする。剣自体は宝具でもないただの武器にすぎないが、曲りなりにもサーヴァントの武装であり神秘を帯びているため、サーヴァントを傷つけることも可能。
 
:黒のライダーから譲渡された細身の剣を主武装とする。剣自体は宝具でもないただの武器にすぎないが、曲りなりにもサーヴァントの武装であり神秘を帯びているため、サーヴァントを傷つけることも可能。
 
:赤のセイバーに討たれた後に[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の宝具の余波により再度蘇生した際、黒のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いから通常の令呪とは完全に異なる黒き紋様「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を発現させた。また、その時に黒のバーサーカーの雷撃により彼女の第二種永久機関も引き継いでおり、膨大な魔力を獲得している。
 
:赤のセイバーに討たれた後に[[フランケンシュタイン|黒のバーサーカー]]の宝具の余波により再度蘇生した際、黒のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いから通常の令呪とは完全に異なる黒き紋様「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」を発現させた。また、その時に黒のバーサーカーの雷撃により彼女の第二種永久機関も引き継いでおり、膨大な魔力を獲得している。
:最終決戦では黒のセイバーの心臓による肉体強化、ルーラーから与えられた聖骸布による再生、黒のバーサーカーの永久機関からの魔力を用いて捨て身の戦いを行い、相手が満身創痍だったとはいえ、サーヴァントである[[シロウ・コトミネ|天草四郎時貞]]相手に竜告令呪を使わずに打ち勝っている。
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:最終決戦では黒のセイバーの心臓による肉体強化、ルーラーから与えられた聖骸布による再生、黒のバーサーカーの永久機関からの魔力を用いて捨て身の戦いを行い、相手が満身創痍だったとはいえ、サーヴァントである[[天草四郎時貞]]相手に竜告令呪を使わずに打ち勝っている。
    
:;竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)
 
:;竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)
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:ゲスト出演。次元を超えた世界の裏側で静かに佇んでいる。
 
:ゲスト出演。次元を超えた世界の裏側で静かに佇んでいる。
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
: 期間限定イベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』開催に伴い実装。イベント報酬。
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: 期間限定イベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』にて、ファヴニールとなった状態でNPCとして登場。
 
===その他===
 
===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
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:理性では迷惑でしかないと分かっているのに、「ただ会いたいから」と戦場で彼の姿を探してしまうほどに大切な友人。後に正式に契約を交わし、彼のマスターとなる。
 
:理性では迷惑でしかないと分かっているのに、「ただ会いたいから」と戦場で彼の姿を探してしまうほどに大切な友人。後に正式に契約を交わし、彼のマスターとなる。
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
:同行者。アニメ版では黒陣営から庇ってくれた恩人の1人。
+
:同行者。アニメ版では黒陣営から庇ってくれた恩人の1人。
 
:ルーラーは未知数の存在であるジークを管理すると言いつつ、「ジーク君」と呼んで先輩風、というよりお姉さん風を吹かそうとしている。  
 
:ルーラーは未知数の存在であるジークを管理すると言いつつ、「ジーク君」と呼んで先輩風、というよりお姉さん風を吹かそうとしている。  
 
:知り合って間もないが、互いに誠実な性格をしているため非常に相性が良く信頼し合っている。自分でも気付かない内に惹かれ合い、終盤では只「会いたかった」という理由で彼女の元へ駆けつけた。
 
:知り合って間もないが、互いに誠実な性格をしているため非常に相性が良く信頼し合っている。自分でも気付かない内に惹かれ合い、終盤では只「会いたかった」という理由で彼女の元へ駆けつけた。
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;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]
 
;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]
:自分を追ってきた魔術師。ゴルドは彼の無機質な瞳を嫌悪しており、内心、恐怖を抱いている。<br>能力的にも相性が悪く、彼の「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」は錬金術を会得しているゴルドには非常に効果が薄い。
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:自分を追ってきた魔術師。ゴルドは彼の無機質な瞳を嫌悪しており、内心、恐怖を抱いている。
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:能力的にも相性が悪く、自身の「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」は錬金術を会得しているゴルドには非常に効果が薄い。
 
:後に、ゴルドは自らの非を認めて考えを改め、解放したホムンクルス達の治療を行ってくれた事もあり、二人の仲は以前より大分改善されている。
 
:後に、ゴルドは自らの非を認めて考えを改め、解放したホムンクルス達の治療を行ってくれた事もあり、二人の仲は以前より大分改善されている。
    
;[[モードレッド|赤のセイバー]]
 
;[[モードレッド|赤のセイバー]]
:戦場で相まみえた因縁の相手。<br>ジークから見れば一度殺された相手であり、彼女の方も「父の名を冠する宝具」を真名開放したにもかかわらずジークを殺しきれなかった事に怒りと屈辱を感じ、必ず自らの手で討ち果たすことを誓っていた。
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:戦場で相まみえた因縁の相手。
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:ジークから見れば一度殺された相手であり、彼女の方も「父の名を冠する宝具」を真名開放したにもかかわらずジークを殺しきれなかった事に怒りと屈辱を感じ、必ず自らの手で討ち果たすことを誓っていた。
 
:後に彼女はジークの事情を知ってしまったためやり辛くなり、状況が切迫している事もあって彼をからかったりする事はあっても以前のように敵愾心を剥き出しにすることは無くなった。ジークも結果論とはいえ、彼女がセレニケから自分とライダーを救ってくれたのは紛れもない事実であるため、蟠りを消し去っている。
 
:後に彼女はジークの事情を知ってしまったためやり辛くなり、状況が切迫している事もあって彼をからかったりする事はあっても以前のように敵愾心を剥き出しにすることは無くなった。ジークも結果論とはいえ、彼女がセレニケから自分とライダーを救ってくれたのは紛れもない事実であるため、蟠りを消し去っている。
    
;[[トゥール]]
 
;[[トゥール]]
:最初に救ったホムンクルス。後に生き残ったホムンクルス達のリーダーとなる。<br>「選択する事」、「戦う事」、そして「生きる事」を教えてくれたジークに感謝と尊敬の念を抱いている。
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:最初に救ったホムンクルス。後に生き残ったホムンクルス達のリーダーとなる。
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:「選択する事」、「戦う事」、そして「生きる事」を教えてくれたジークに感謝と尊敬の念を抱いている。
    
;[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
 
;[[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]]
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;[[セルジュ]]
 
;[[セルジュ]]
:お腹のすいたルーラーを連れていた時、食事だけでなく一泊までさせてくれた農村の老人。<br>彼とルーラーが恋人同士と誤解しており、'''ベッドも一人分しか用意しない'''など、気が利くんだか気が利かないんだか良く分からない人物。因みに、ジークは彼の思惑に全く気付いていないがルーラーは……。
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:お腹のすいたルーラーを連れていた時、食事だけでなく一泊までさせてくれた農村の老人。
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:彼とルーラーが恋人同士と誤解しており、'''ベッドも一人分しか用意しない'''など、気が利くんだか気が利かないんだか良く分からない人物。因みに、ジークは彼の思惑に全く気付いていないがルーラーは……。
    
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
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; 「たす、けて」
 
; 「たす、けて」
 
: ライダーに願いを問われて生まれてから初めて口にした言葉。
 
: ライダーに願いを問われて生まれてから初めて口にした言葉。
: 彼にとっては余りにも分不相応な願いだったが、ライダーはこれを受け入れ、彼の信頼できるのかと疑う事すら馬鹿馬鹿しいと思わせる無邪気さに心の滲むような感動を受ける。そして――この日、運命が歩き出す。
+
: 彼にとっては余りにも分不相応な願いだったが、ライダーはこれを受け入れ、彼の信頼できるのかと疑う事すら馬鹿馬鹿しいと思わせる無邪気さに心の滲むような感動を受ける。そして──この日、運命が歩き出す。
   −
; 「――ああ、俺は誰も救えない」
+
; 「──ああ、俺は誰も救えない」
 
: 夢の中で同胞たちの声を聴いて。
 
: 夢の中で同胞たちの声を聴いて。
 
: 誰にも聞こえない彼らの嘆きに応えようと考えるが、明日も知れぬ非力な自分では、誰かの手を取ることなど出来ず、助けを求める声を振り払うしかないと自分を無理矢理納得させた。その時は……
 
: 誰にも聞こえない彼らの嘆きに応えようと考えるが、明日も知れぬ非力な自分では、誰かの手を取ることなど出来ず、助けを求める声を振り払うしかないと自分を無理矢理納得させた。その時は……
   −
; 「“望み、俺の望み、俺の夢は……救うこと。<br> このままでは死ぬはずの、かつての俺を……仲間を救うこと。<br> 腐汁に浸かり、ただ怯えるしかない。未来の確定事項として死が存在しているのは万物に共通であるが、<br> そこに至るまでに何を為すことも出来ない事が確定しているのは、余りに理不尽で、余りに悲しい。<br> 俺がライダーに救われたように、彼らを救う。<br> そうすれば、俺はライダーに再会しても胸を張れる気がする。俺は自由を求めた皆を助けたのだと――<br> 助けて欲しい、と彼らは願っている。その声を聞いてしまった。聞かなかったふりをする事も、逃げ出すことも、俺には出来ない。<br> 英雄から託された、この<RUBY><RB>心臓</RB><RT>ほこり</RT></RUBY>に懸けて、それだけは決して”」
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; 「“望み、俺の望み、俺の夢は……救うこと。<br> このままでは死ぬはずの、かつての俺を……仲間を救うこと。<br> 腐汁に浸かり、ただ怯えるしかない。未来の確定事項として死が存在しているのは万物に共通であるが、<br> そこに至るまでに何を為すことも出来ない事が確定しているのは、余りに理不尽で、余りに悲しい。<br> 俺がライダーに救われたように、彼らを救う。<br> そうすれば、俺はライダーに再会しても胸を張れる気がする。俺は自由を求めた皆を助けたのだと──<br> 助けて欲しい、と彼らは願っている。その声を聞いてしまった。聞かなかったふりをする事も、逃げ出すことも、俺には出来ない。<br> 英雄から託された、この<RUBY><RB>心臓</RB><RT>ほこり</RT></RUBY>に懸けて、それだけは決して”」
 
: 多くの助けを受けてジークが遂に見出した、『自らの願い』。
 
: 多くの助けを受けてジークが遂に見出した、『自らの願い』。
 
: この答えを聞いたルーラーは声の対象こそ違えど、彼が生前の自分と同じ決意をしたことを認め、同行する事を決心する。
 
: この答えを聞いたルーラーは声の対象こそ違えど、彼が生前の自分と同じ決意をしたことを認め、同行する事を決心する。
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: ちなみに体が成長し、知識はあっても彼はまだ子供なので、'''背中の触感'''に対する反応は一切ない。
 
: ちなみに体が成長し、知識はあっても彼はまだ子供なので、'''背中の触感'''に対する反応は一切ない。
   −
; 「……いや、そうとは限らない。<br> この家の息子が悪逆非道で、父であるセルジュ殿を完全に隷属させており、<br> 出立してからも部屋の掃除を毎日行うよう強制労働させているという可能性は――」
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; 「……いや、そうとは限らない。<br> この家の息子が悪逆非道で、父であるセルジュ殿を完全に隷属させており、<br> 出立してからも部屋の掃除を毎日行うよう強制労働させているという可能性は──」
 
: セルジュに貸してもらった息子の部屋が、持ち主が長期に渡って不在なのに管理が行き届いていて、セルジュの息子への愛が感じられると言うルーラーへの反論。彼自身、可能性は極わずかと考えていたが、ルーラーは即座にバッサリ。
 
: セルジュに貸してもらった息子の部屋が、持ち主が長期に渡って不在なのに管理が行き届いていて、セルジュの息子への愛が感じられると言うルーラーへの反論。彼自身、可能性は極わずかと考えていたが、ルーラーは即座にバッサリ。
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; 「これは……俺が選んだ道だ!」
 
; 「これは……俺が選んだ道だ!」
 
: アニメ版で追加されたオリジナルシーンにて、精神世界でジークフリートと対話しながら、「誰かの力になりたい」と地面に刺さった剣を引き抜いて。
 
: アニメ版で追加されたオリジナルシーンにて、精神世界でジークフリートと対話しながら、「誰かの力になりたい」と地面に刺さった剣を引き抜いて。
: かくして、己の心で進むべき道を選定したことで剣は抜かれ、'''地上に伝説の英雄――“竜殺し”が帰還した'''。
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: かくして、己の心で進むべき道を選定したことで剣は抜かれ、'''地上に伝説の英雄──“竜殺し”が帰還した'''。
    
; 「俺は確かに、お前の言う通り偽物だが。<br> この剣と力は紛れもない本物だ。<br> お前の相手をするのに、不足は無い。<br> 不足があるとすれば、それは俺の心だけだ」
 
; 「俺は確かに、お前の言う通り偽物だが。<br> この剣と力は紛れもない本物だ。<br> お前の相手をするのに、不足は無い。<br> 不足があるとすれば、それは俺の心だけだ」
188行目: 192行目:     
;「……俺は、貴女の祈りを美しいと思った。<br> 貴女の微笑みを美しいと思った。<br> 魅力、という言葉が心を奪われる様を意味するならば、まちがいなくジャンヌは魅力的だと思う」
 
;「……俺は、貴女の祈りを美しいと思った。<br> 貴女の微笑みを美しいと思った。<br> 魅力、という言葉が心を奪われる様を意味するならば、まちがいなくジャンヌは魅力的だと思う」
:ルーラー(というよりレティシアさん?)が聞いた「自分をどう思うか」という質問に対する答え。<br>余りに気障なセリフだがジーク自身に疚しい気持ちはなく、率直な意見を素直に話しているだけ。その上彼自身成長した事で、こんなセリフを言っても誰にも笑う事すら出来ない位の風格を既に身に着けているため、何の違和感もない。<br>因みにこの返答を聞いたルーラーの口からは「'''ひゃぁぁぁぁぁぁぁ'''」というヘンな声が漏れていた。
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:ルーラー(というより[[レティシア]]?)が聞いた「自分をどう思うか」という質問に対する答え。
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:余りに気障なセリフだがジーク自身に疚しい気持ちはなく、率直な意見を素直に話しているだけ。その上彼自身成長した事で、こんなセリフを言っても誰にも笑う事すら出来ない位の風格を既に身に着けているため、何の違和感もない。
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:因みにこの返答を聞いたルーラーの口からは「'''ひゃぁぁぁぁぁぁぁ'''」というヘンな声が漏れていた。
    
;「貴女は、まだ諦めていないのか」
 
;「貴女は、まだ諦めていないのか」
197行目: 203行目:  
:いつまでたっても起きないライダーに対しての辛辣な一言。
 
:いつまでたっても起きないライダーに対しての辛辣な一言。
   −
;「俺は、自分の名をジークと名付けた。俺に命を与えて、『生きろ』と無言で伝えてくれた男の名だ。<br>だから、貴方にもその名で呼んで欲しい。そして―――」
+
;「俺は、自分の名をジークと名付けた。俺に命を与えて、『生きろ』と無言で伝えてくれた男の名だ。<br> だから、貴方にもその名で呼んで欲しい。そして───」
 
:"赤"のランサーと戦う前に乞うた頼み。そして、その対価として自分でも愚かと思う選択を提示する。
 
:"赤"のランサーと戦う前に乞うた頼み。そして、その対価として自分でも愚かと思う選択を提示する。
   203行目: 209行目:  
:"赤"のランサーすら微かに目を見開く全く愚かな選択。そう思うのに何故だか少年の胸には涼しい風が流れ込んでいた。
 
:"赤"のランサーすら微かに目を見開く全く愚かな選択。そう思うのに何故だか少年の胸には涼しい風が流れ込んでいた。
   −
;「邪悪なる竜は失墜する」<br>「全てが果つる光と影に」<br>「世界は今、落陽に至る」<br>「撃ち落とす――『<RUBY><RB>幻想大剣・天魔失墜</RB><RT>バルムンク</RT></RUBY>』!!」
+
;「邪悪なる竜は失墜する」<br>「全てが果つる光と影に」<br>「世界は今、落陽に至る」<br>「撃ち落とす──『<RUBY><RB>幻想大剣・天魔失墜</RB><RT>バルムンク</RT></RUBY>』!!」
 
:最強の敵が放つ神殺しの槍に対抗するため、最大威力の幻想大剣を解放する。太陽の英雄に向けて放たれたのは、落陽を象徴する黄昏の剣気であった。
 
:最強の敵が放つ神殺しの槍に対抗するため、最大威力の幻想大剣を解放する。太陽の英雄に向けて放たれたのは、落陽を象徴する黄昏の剣気であった。
   −
;「ジークフリートの力はこんなものじゃない!押されている理由は…俺だ。<br>これでランサーを倒さなければ、ルーラーが死にライダーも死ぬ!当たり前の事実から目を逸らすな!<br>令呪を以て我が肉体に命ずる―――俺に自由なる勝利の輝きを!」
+
;「ジークフリートの力はこんなものじゃない!押されている理由は…俺だ。<br> これでランサーを倒さなければ、ルーラーが死にライダーも死ぬ!当たり前の事実から目を逸らすな!<br> 令呪を以て我が肉体に命ずる───俺に自由なる勝利の輝きを!」
 
:アニメ版において。神殺しの槍に押される事実に目を逸らさず、最後の令呪を使用。英雄から『自由』を与えられ、自らを『<RUBY><RB>勝利</RB><RT>ジーク</RT></RUBY>』と名付けた少年は高らかに叫ぶ。
 
:アニメ版において。神殺しの槍に押される事実に目を逸らさず、最後の令呪を使用。英雄から『自由』を与えられ、自らを『<RUBY><RB>勝利</RB><RT>ジーク</RT></RUBY>』と名付けた少年は高らかに叫ぶ。
   212行目: 218行目:  
:赤のランサーとの戦いを終えた後、ルーラーの後を追ってきたジークの偽らざる想い。既に黒のセイバーとしての力を失い、足手まといなのも分かっていたが、只純粋に彼女を想いそこまでやって来た。この時のジークは機械的に動くホムンクルスなどではなく、不安定な感情のままに動く一人の人間であった。
 
:赤のランサーとの戦いを終えた後、ルーラーの後を追ってきたジークの偽らざる想い。既に黒のセイバーとしての力を失い、足手まといなのも分かっていたが、只純粋に彼女を想いそこまでやって来た。この時のジークは機械的に動くホムンクルスなどではなく、不安定な感情のままに動く一人の人間であった。
   −
;「無論だ。……俺は知らないことだらけだからな。<br>もしかすると、これは一生掛かっても解き明かせない難問かもしれないけれど、それでも考えたい。<br>少しだけ、少しだけ<RUBY><RB>理解</RB><RT>わか</RT></RUBY>ってきたから」
+
;「無論だ。……俺は知らないことだらけだからな。<br> もしかすると、これは一生掛かっても解き明かせない難問かもしれないけれど、それでも考えたい。<br> 少しだけ、少しだけ<RUBY><RB>理解</RB><RT>わか</RT></RUBY>ってきたから」
 
:ルーラーからまだ人の善性と悪性を。人間そのものについて考えているかと問われて、生まれたてだった少年は、答えが未だ見つからずとも真正面から受け止め考えている。この答えにルーラーは天草四郎時貞は明白に誤っていることを悟る。
 
:ルーラーからまだ人の善性と悪性を。人間そのものについて考えているかと問われて、生まれたてだった少年は、答えが未だ見つからずとも真正面から受け止め考えている。この答えにルーラーは天草四郎時貞は明白に誤っていることを悟る。
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;「それは違う。<br>短い間だったが色々な物を見た。<RUBY><RB>機構</RB><RT>システム</RT></RUBY>としての悪、人一人の力ではどうしようもない存在も確かにあった。善が悪に裏返ることさえも…それは事実だ。<br>でも大抵の人間は善き者で在ろうとしている。在り方を間違えることは罪じゃない、悲しいだけだ。<br>俺も弱い。いつか間違えるかも知れない。だけどそれでも、救ってくれた皆が誇りに思ってくれるような自分で在りたい。<br>善性などないとそんな悲しいことを言わないでくれ!」
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;「それは違う。<br> 短い間だったが色々な物を見た。<RUBY><RB>機構</RB><RT>システム</RT></RUBY>としての悪、人一人の力ではどうしようもない存在も確かにあった。善が悪に裏返ることさえも…それは事実だ。<br> でも大抵の人間は善き者で在ろうとしている。在り方を間違えることは罪じゃない、悲しいだけだ。<br> 俺も弱い。いつか間違えるかも知れない。だけどそれでも、救ってくれた皆が誇りに思ってくれるような自分で在りたい。<br> 善性などないとそんな悲しいことを言わないでくれ!」
:アニメ版24話でジルが「この世に善性など存在しない」と吐き捨てる中、名も無き少年は否と答える。短く拙い生の中で少年は答えを模索し希望を信じた。その事実にルーラーは落涙し己を取り戻す。
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:アニメ版24話で[[ジル・ド・レェ〔セイバー〕|ジル]]が「この世に善性など存在しない」と吐き捨てる中、名も無き少年は否と答える。短く拙い生の中で少年は答えを模索し希望を信じた。その事実にルーラーは落涙し己を取り戻す。
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;「此処に至るまで、様々なサーヴァントが、マスターが敗れて散ってきた。敵対していた者も、味方だった者も、誰も彼もが戦い果てた。<br>だから……俺も、戦いから逃げないことだけは決めていたんだ」
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;「此処に至るまで、様々なサーヴァントが、マスターが敗れて散ってきた。敵対していた者も、味方だった者も、誰も彼もが戦い果てた。<br> だから……俺も、戦いから逃げないことだけは決めていたんだ」
:宿敵との最終決戦を前にして。<br>黒のライダーへの恩返し。フィオレとの契約。ジークが聖杯大戦に身を投じる理由は確かにあった。しかし彼自身の意志で戦い続けた理由も、それらとは別にあった。<br>ルーラーから戦場から離れるように言われても、最強の敵である赤のランサーとの一騎打ちを前にしてもジークが逃げなかった理由。それは、彼の中に彼自身の誇りが芽生えていたからだった。
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:宿敵との最終決戦を前にして。
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:黒のライダーへの恩返し。フィオレとの契約。ジークが聖杯大戦に身を投じる理由は確かにあった。しかし彼自身の意志で戦い続けた理由も、それらとは別にあった。
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:ルーラーから戦場から離れるように言われても、最強の敵である赤のランサーとの一騎打ちを前にしてもジークが逃げなかった理由。それは、彼の中に彼自身の誇りが芽生えていたからだった。
    
;「ああ……!俺はお前が許せない!必ず殺す!!」
 
;「ああ……!俺はお前が許せない!必ず殺す!!」
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;「天草四郎……俺は…お前をどこにも行かせは…しない!」
 
;「天草四郎……俺は…お前をどこにも行かせは…しない!」
:最後の力で黒のバーサーカーの宝具を発動したジークの怒り。救済を否定し、それがなった後の世界へ行かせまいとした。<br>ただし、聖人の救済と未来を奪ったとしてもジークとふれ合ったルーラーは戻ってこない。ならばこの行為に意味は無いのかもしれない。それでも[[ゲーティア|己が夢見た存在を奪った者を決して許すことが出来ない故に、その勝利を完膚無きまでに砕く]]という究極の悪の完遂をジークは今この時だけ望んだ。
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:最後の力で黒のバーサーカーの宝具を発動したジークの怒り。救済を否定し、それがなった後の世界へ行かせまいとした。
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:ただし、聖人の救済と未来を奪ったとしてもジークと触れ合ったルーラーは戻ってこない。ならばこの行為に意味は無いのかもしれない。それでも[[ゲーティア|己が夢見た存在を奪った者を決して許すことが出来ない故に、その勝利を完膚無きまでに砕く]]という究極の悪の完遂をジークは今この時だけ望んだ。
    
;「なら行こう。だって、待つ必要はもうないんだろう?」
 
;「なら行こう。だって、待つ必要はもうないんだろう?」
:アニメ版における最後のジークの台詞。<br>ジャンヌが約束を果たし、世界の裏側に辿りついたということは、人類から不死を奪うという竜の役割は終わったということを意味していた。<br>遠い昔、笑顔を求められても上手く笑えなかった少年は今度こそ晴れやかな笑みを見せ、そして二人は星を巡る旅へと歩き出す。
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:アニメ版における最後のジークの台詞。
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:ジャンヌが約束を果たし、世界の裏側に辿りついたということは、人類から不死を奪うという竜の役割は終わったということを意味していた。
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:遠い昔、笑顔を求められても上手く笑えなかった少年は今度こそ晴れやかな笑みを見せ、そして二人は星を巡る旅へと歩き出す。
    
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
;「――――定命の者、あるいは運命を切り開く者よ。我が呼びかけに応じよ。」
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;「────定命の者、あるいは運命を切り開く者よ。我が呼びかけに応じよ。」
 
:期間限定イベント「Apocrypha/Inheritance of Glory」冒頭にて。
 
:期間限定イベント「Apocrypha/Inheritance of Glory」冒頭にて。
 
:世界の裏側に召喚した主人公への呼びかけ。かつてのジークからは考えられない様子だが……。
 
:世界の裏側に召喚した主人公への呼びかけ。かつてのジークからは考えられない様子だが……。
257行目: 268行目:  
:かつての相棒であり、一度別れた相手である彼を照れ臭さから避けていたが、最後には彼への気持ちを隠すことなく伝える。
 
:かつての相棒であり、一度別れた相手である彼を照れ臭さから避けていたが、最後には彼への気持ちを隠すことなく伝える。
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;「あなたは竜の血を浴びていなくとも、幻想大剣を帯びていなくとも――――英雄になったと思う。」
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;「あなたは竜の血を浴びていなくとも、幻想大剣を帯びていなくとも────英雄になったと思う。」
 
:かつて命を捨ててまで自分を救ってくれた英雄への敬意。
 
:かつて命を捨ててまで自分を救ってくれた英雄への敬意。
   263行目: 274行目:  
:世界の裏側で待つ相手は誰なのかという問いへの答え。誠実なジークにしては珍しい言葉であり、それ故に特別な想いがあることが伺える
 
:世界の裏側で待つ相手は誰なのかという問いへの答え。誠実なジークにしては珍しい言葉であり、それ故に特別な想いがあることが伺える
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;「百年でも、千年でも、一万年でも。待つのは辛くないんだ。」<br>「だって、いつか必ず訪れるとわかっているからな。」<br>「そう信じられるだけの、人だったから――――」
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;「百年でも、千年でも、一万年でも。待つのは辛くないんだ。」<br>「だって、いつか必ず訪れるとわかっているからな。」<br>「そう信じられるだけの、人だったから────」
 
:永久にも等しい時間をただ独りで過ごすということも彼には辛くない。短くも誇り高い思い出と、いつか約束の人が訪れるという確信があるから。
 
:永久にも等しい時間をただ独りで過ごすということも彼には辛くない。短くも誇り高い思い出と、いつか約束の人が訪れるという確信があるから。
   275行目: 286行目:  
*どことなく初代Fate主人公[[衛宮士郎]]を彷彿とさせる。前述の型月作品主人公の伝統含め、類似点はかなり多い。
 
*どことなく初代Fate主人公[[衛宮士郎]]を彷彿とさせる。前述の型月作品主人公の伝統含め、類似点はかなり多い。
 
**まず士郎は「よく死ぬ主人公」の大先輩。最も彼も[[藤村大河|美人女教師]]と[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ロリブルマ]]の道場に通い詰めていたが、アレはメタとネタとギャグが混じりあったカオス空間での出来事であり、実際に士郎が何回も死と蘇生を繰り返している訳ではないのだが。
 
**まず士郎は「よく死ぬ主人公」の大先輩。最も彼も[[藤村大河|美人女教師]]と[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ロリブルマ]]の道場に通い詰めていたが、アレはメタとネタとギャグが混じりあったカオス空間での出来事であり、実際に士郎が何回も死と蘇生を繰り返している訳ではないのだが。
**また士郎もHFルートで、未来の自分が持つ「英霊の力」を手に入れたが、使う度に寿命が縮んでいた。
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**また士郎もHFルートで、[[エミヤ|未来の自分]]が持つ「英霊の力」を手に入れたが、使う度に寿命が縮んでいた。
 
**[[アルトリア・ペンドラゴン|人ならざる英霊の少女]]と出会い、惹かれ合い、一度は分かたれるも悠久の時を経て再会するという点も同様。最も士郎は彼を待ち続ける想い人を「追い続けた」のに対し、ジークの場合は想い人の方が彼を「探し続けた」という違いがある。士郎らは別れ際のやり取りで互いの想いを既に確認済である所も相違点。
 
**[[アルトリア・ペンドラゴン|人ならざる英霊の少女]]と出会い、惹かれ合い、一度は分かたれるも悠久の時を経て再会するという点も同様。最も士郎は彼を待ち続ける想い人を「追い続けた」のに対し、ジークの場合は想い人の方が彼を「探し続けた」という違いがある。士郎らは別れ際のやり取りで互いの想いを既に確認済である所も相違点。
 
*自我の希薄なはずのホムンクルスが生存欲求に目覚め、その後も人々の善意と奇跡に恵まれ続けた彼ではあるが、実際に「何者か」がジークの存在を後押ししていたことが作中で何度も示唆されている。それは彼を死地に向かわせることを意味しており、「啓示」でそれを知ってしまったルーラーを悩ますことになる。
 
*自我の希薄なはずのホムンクルスが生存欲求に目覚め、その後も人々の善意と奇跡に恵まれ続けた彼ではあるが、実際に「何者か」がジークの存在を後押ししていたことが作中で何度も示唆されている。それは彼を死地に向かわせることを意味しており、「啓示」でそれを知ってしまったルーラーを悩ますことになる。
282行目: 293行目:  
*生まれたばかりの存在である彼が同胞を救いたいと願うようになり、目的を果たしてなおも戦い続けたのは、自分を救ってくれた黒のライダーと黒のセイバー、そして聖杯大戦を戦い抜いた者たちの影響によるもの。自分1人が救われて逃げ延びるのは、彼に芽生えた責任感と誇りが許さなかった。
 
*生まれたばかりの存在である彼が同胞を救いたいと願うようになり、目的を果たしてなおも戦い続けたのは、自分を救ってくれた黒のライダーと黒のセイバー、そして聖杯大戦を戦い抜いた者たちの影響によるもの。自分1人が救われて逃げ延びるのは、彼に芽生えた責任感と誇りが許さなかった。
 
*生まれた時から知識は完成しているため、高等数学位はあっという間に解ける。その速さは余り勉強が得意ではないルーラーが感嘆する程。
 
*生まれた時から知識は完成しているため、高等数学位はあっという間に解ける。その速さは余り勉強が得意ではないルーラーが感嘆する程。
*サーヴァントの心臓を取り込んだことが原因で変質した存在としては、『stay night』の[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]という前例がある。
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*サーヴァントの心臓を取り込んだことが原因で変質した存在としては、『[[Fate/stay night]]』の[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]という前例がある。
*『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談によると竜告令呪の「三分間だけ英霊の変身出来る」という某光の巨人を意識した設定はジークフリートのビジュアルの胸にカラータイマーのようなものが付いていたために生まれた設定らしい。
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*『[[TYPE-MOONエース]] Vol.9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談によると竜告令呪の「三分間だけ英霊の変身出来る」という某光の巨人を意識した設定はジークフリートのビジュアルの胸にカラータイマーのようなものが付いていたために生まれた設定らしい。
**ファンの間でも囁かれてはいたが、コミケで付録として配布されたApocharypha Materialでは「こいつの胸がピカピカ光るんすよ! 三分過ぎると!」とまんますぎる初期案があったことが明かされる。最終的にはその光景が間抜けなので却下されたらしい。実際、掌に収まる程度の結晶体ならいざ知らず、ピンチに'''胸の入れ墨が点滅する'''のは流石に悪目立ちするか。
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**ファンの間でも囁かれてはいたが、コミケで付録として配布された『Apocrypha material [C86ver.]』では「こいつの胸がピカピカ光るんすよ! 三分過ぎると!」とまんますぎる初期案があったことが明かされる。最終的にはその光景が間抜けなので却下されたらしい。実際、掌に収まる程度の結晶体ならいざ知らず、ピンチに'''胸の入れ墨が点滅する'''のは流石に悪目立ちするか。
*マスターとサーヴァントを超えた恋は『stay night』と『hollow atalaxia』で確認されたが、彼とルーラーの場合は他のサーヴァントのマスターであるホムンクルスとマスター不要のサーヴァントの恋という極めて特殊な例。特に、最終巻のタイトル『邪竜と聖女』とはジークとルーラーのあり方を的確に表現している。
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*マスターとサーヴァントを超えた恋は『Fate/stay night』と『[[Fate/hollow ataraxia]]』で確認されたが、彼とルーラーの場合は他のサーヴァントのマスターであるホムンクルスとマスター不要のサーヴァントの恋という極めて特殊な例。特に、最終巻のタイトル『邪竜と聖女』とはジークとルーラーのあり方を的確に表現している。
 
**ジークは初対面の時点でルーラーの美しさに見惚れ、彼女の祈りと在り方にも心惹かれるが、世界の裏側で告白を受けてから初めて彼女への想いを自覚するに至った。一方のジャンヌも、ジークへの恋心を確認するために永劫に等しい時間を彷徨い続けたわけで……「お互い鈍いにも程があるな!」とは東出氏のコメント。
 
**ジークは初対面の時点でルーラーの美しさに見惚れ、彼女の祈りと在り方にも心惹かれるが、世界の裏側で告白を受けてから初めて彼女への想いを自覚するに至った。一方のジャンヌも、ジークへの恋心を確認するために永劫に等しい時間を彷徨い続けたわけで……「お互い鈍いにも程があるな!」とは東出氏のコメント。
 
*ジークのCVが決まったのは2017年時点で2年ぐらい前である。担当する花江氏も「そんな先なのにもう決まってるんだ!」とコメントしている。
 
*ジークのCVが決まったのは2017年時点で2年ぐらい前である。担当する花江氏も「そんな先なのにもう決まってるんだ!」とコメントしている。
299行目: 310行目:  
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[魔術師]]
 
*[[魔術師]]
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*[[ホムンクルス]]
    
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