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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
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『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に登場する、もうひとりの[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]。
『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』に登場する、もうひとりの[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]。
      
;略歴
 
;略歴
:任務中、危機に陥ったイリヤから突然分離して誕生した、もうひとりのイリヤ。オリジナルを殺害してそれに成り代わろうとするも、罠にかかって捕らえられ、[[遠坂凛]]の施したイリヤとの痛覚共有の呪いによって一旦は諦める。<br>元が同一の存在であり、名前も同じ「イリヤスフィール」を名乗ったが、ややこしいので凛が「クロ」と命名(肌の色がイリヤと違って浅黒いことに由来)。その後、周囲の人々にその存在が知られるに際し、「クロエ・フォン・アインツベルン」を名乗った。[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]と取引をし、騒ぎを起こさない代わりに捏造された戸籍等を入手し、イリヤの従姉妹として[[穂群原学園]]小等部へ通うことになる。通称は「クロ」のまま。
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:任務中、危機に陥ったイリヤから突然分離して誕生した、もうひとりのイリヤ。オリジナルを殺害してそれに成り代わろうとするも、罠にかかって捕らえられ、[[遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)|遠坂凛]]の施したイリヤとの痛覚共有の呪いによって一旦は諦める。
:しばらくはエーデルフェルト邸で暮らしていたが、イリヤの不用意な一言で再び敵対。[[美遊・エーデルフェルト]]、そしてイリヤと戦う。<br>しかし、突然現れた母・[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の仲裁?により対決は中断。行き場のない憤りの矛先を母に向けるも、魔力が枯渇しかかり、存在が消えそうになる。最終的に、イリヤからの魔力供給ともともと持っていた[[聖杯]]の力の発現によりなんとか事なきを得た。<br>その後はアイリのはからいで、正式に家族として衛宮家で暮らすようになる。
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:元が同一の存在であり、名前も同じ「イリヤスフィール」を名乗ったが、ややこしいので凛が「クロ」と命名(肌の色がイリヤと違って浅黒いことに由来)。その後、周囲の人々にその存在が知られるに際し、「クロエ・フォン・アインツベルン」を名乗った。[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト (プリズマ☆イリヤ)|ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]と取引をし、騒ぎを起こさない代わりに捏造された戸籍等を入手し、イリヤの従姉妹として[[穂群原学園]]小等部へ通うことになる。通称は「クロ」のまま。
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:しばらくはエーデルフェルト邸で暮らしていたが、イリヤの不用意な一言で再び敵対。[[美遊・エーデルフェルト]]、そしてイリヤと戦う。
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:しかし、突然現れた母・[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の仲裁?により対決は中断。行き場のない憤りの矛先を母に向けるも、魔力が枯渇しかかり、存在が消えそうになる。最終的に、イリヤからの魔力供給ともともと持っていた[[聖杯]]の力の発現によりなんとか事なきを得た。
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:その後はアイリの計らいで、正式に家族として衛宮家で暮らすようになる。
 
:『ドライ!!』ではイリヤと共に「美遊の世界」に転移してしまい、合流後はエインズワースを撃破するべく戦うが、[[ダリウス・エインズワース]]との戦いの中で絶望的な状況で血路を開くために核になっているアーチャーのカードを砕かれそうになった瞬間に相打ち覚悟で起源弾を叩き込み、イリヤに発破をかけつつ諸共に消滅した。
 
:『ドライ!!』ではイリヤと共に「美遊の世界」に転移してしまい、合流後はエインズワースを撃破するべく戦うが、[[ダリウス・エインズワース]]との戦いの中で絶望的な状況で血路を開くために核になっているアーチャーのカードを砕かれそうになった瞬間に相打ち覚悟で起源弾を叩き込み、イリヤに発破をかけつつ諸共に消滅した。
 
;人物
 
;人物
 
:もともとはイリヤが赤ん坊だった頃に、アイリによって機能と知識と記憶を封印された「本来のイリヤ(生前から施された[[魔術]]的処置により、赤ん坊ながら様々な知識を有していた)」。この封じられた記憶がいつしかイリヤの中で育ち「一つの人格」が出来上がり、ついに肉体を得た存在。イリヤが危機におちいった際、封印が一時的に解かれ、危機を回避した後に再封印される、というプロセスを経るはずだったが、円蔵山の地下大空洞の地脈逆流時に危機を回避しようとした際、地下に眠っていた『大聖杯の術式』の力により「[[エミヤ|弓兵]]」の[[クラスカード]]を核として受肉化した。
 
:もともとはイリヤが赤ん坊だった頃に、アイリによって機能と知識と記憶を封印された「本来のイリヤ(生前から施された[[魔術]]的処置により、赤ん坊ながら様々な知識を有していた)」。この封じられた記憶がいつしかイリヤの中で育ち「一つの人格」が出来上がり、ついに肉体を得た存在。イリヤが危機におちいった際、封印が一時的に解かれ、危機を回避した後に再封印される、というプロセスを経るはずだったが、円蔵山の地下大空洞の地脈逆流時に危機を回避しようとした際、地下に眠っていた『大聖杯の術式』の力により「[[エミヤ|弓兵]]」の[[クラスカード]]を核として受肉化した。
:顔の造りはイリヤと同一だが、「弓兵」のクラスカードを触媒に現界している影響のためか、イリヤと違って肌が浅黒く、髪もより銀に近い色合いになっている。当初は髪型も一緒だったが、クロエと名乗るようになってからは左側頭部の髪をまとめたものに変えている。アーチャー化すると髪は後ろにまとめたものに変化。基本ラインは一緒だが、イリヤがアーチャー化したものと衣装も異なる。デザインイメージは'''割れたハート'''。<br>封印中もイリヤとは記憶を共有していたらしく、分裂直後でも美遊といった周囲の人々のことは把握している。
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:顔の造りはイリヤと同一だが、「弓兵」のクラスカードを触媒に現界している影響のためか、イリヤと違って肌が浅黒く、髪もより銀に近い色合いになっている。当初は髪型も一緒だったが、クロエと名乗るようになってからは左側頭部の髪をまとめたものに変えている。アーチャー化すると髪は後ろにまとめたものに変化。基本ラインは一緒だが、イリヤがアーチャー化したものと衣装も異なる。デザインイメージは'''割れたハート'''。
:性格の基本骨子はイリヤと同じだが、「もしイリヤが魔術師として育っていたら」という存在であるため「stay night」本編のイリヤに近い性格で、小悪魔的な言動が多い。封印の反動か、「日常」や「家族の愛情」といったものに飢えていた。最初にイリヤの命を狙ったのもそれを手に入れるための手段であって、イリヤを憎んでいたというわけではない。家族として暮らすようになってからは、義兄・[[衛宮士郎 (プリズマ☆イリヤ)|衛宮士郎]]に積極的に迫っては、イリヤと喧嘩する。ちなみに、イリヤとどちらが姉でどちらが妹かを争っているが、決着はついていない。
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:封印中もイリヤとは記憶を共有していたらしく、分裂直後でも美遊といった周囲の人々のことは把握している。
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:性格の基本骨子はイリヤと同じだが、「もしイリヤが[[魔術師]]として育っていたら」という存在であるため『[[Fate/stay night]]』本編の[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]に近い性格で、小悪魔的な言動が多い。封印の反動か、「日常」や「家族の愛情」といったものに飢えていた。最初にイリヤの命を狙ったのもそれを手に入れるための手段であって、イリヤを憎んでいたというわけではない。家族として暮らすようになってからは、義兄・[[衛宮士郎 (プリズマ☆イリヤ)|衛宮士郎]]に積極的に迫っては、イリヤと喧嘩する。ちなみに、イリヤとどちらが姉でどちらが妹かを争っているが、決着はついていない。
 
:この他、キス魔で同性に対して非常にアグレッシブ。イリヤの周囲の女子5人のファーストキスを奪った。
 
:この他、キス魔で同性に対して非常にアグレッシブ。イリヤの周囲の女子5人のファーストキスを奪った。
 
;能力
 
;能力
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;偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
 
;偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
:『[[Fate/Grand Order]]』のコラボイベントの『プリズマ・コーズ』で記念すべきカルデアに所属して最初の任務をくだらない茶番にした、ミニスカートを着用した[[エドワード・ティーチ]]に使用した。
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:『[[Fate/Grand Order]]』における『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』とのコラボイベントの『プリズマ・コーズ』で記念すべきカルデアに所属して最初の任務をくだらない茶番にした、ミニスカートを着用した[[エドワード・ティーチ]]に使用した。
    
;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
 
;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
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;約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 
;約束された勝利の剣(エクスカリバー)
 
:現状、クロが使える最強の攻撃。
 
:現状、クロが使える最強の攻撃。
:黒化[[ギルガメッシュ]]に対しては「壊れた幻想」を使って攻撃を行い、イリヤに喝を入れるための戦いでは刀剣として使用した。だが黒化[[ギルガメッシュ]]には防がれ、イリヤには真作の「約束された勝利の剣」によってへし折られている。
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:黒化[[ギルガメッシュ]]に対しては「壊れた幻想」を使って攻撃を行い、イリヤに喝を入れるための戦いでは刀剣として使用した。だが黒化ギルガメッシュには防がれ、イリヤには真作の「約束された勝利の剣」によってへし折られている。
 
:かつて[[エミヤ|アーチャー]]のカードを夢幻召喚したイリヤは何故か本来不可能な筈の完全な再現と真名解放をやってのけたが、クロの投影は分離の影響によって能力が低下しており、彼女曰く「<ruby><rb>偽物</rb><rt>できそこない</rt></ruby>の<ruby><rb>偽物</rb><rt>ハリボテ</rt></ruby>」しか作れない。
 
:かつて[[エミヤ|アーチャー]]のカードを夢幻召喚したイリヤは何故か本来不可能な筈の完全な再現と真名解放をやってのけたが、クロの投影は分離の影響によって能力が低下しており、彼女曰く「<ruby><rb>偽物</rb><rt>できそこない</rt></ruby>の<ruby><rb>偽物</rb><rt>ハリボテ</rt></ruby>」しか作れない。
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;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
:もうひとりの自分。当初は敵対していたが、イリヤ自身がクロの気持ちを理解したことやアイリの介入もあってなんやかんやで和解。正式に家族となる……のだが想いを寄せる士郎を巡って火花を散らすこともしばしば。
 
:もうひとりの自分。当初は敵対していたが、イリヤ自身がクロの気持ちを理解したことやアイリの介入もあってなんやかんやで和解。正式に家族となる……のだが想いを寄せる士郎を巡って火花を散らすこともしばしば。
:そして'''定期的に魔力供給を行っている'''。他の人間よりもその効率は10倍ほど良いらしい。
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:そして'''定期的に魔力供給を行っている'''。他の人間よりもその効率は10倍ほど良いらしい。
    
;[[美遊・エーデルフェルト]]
 
;[[美遊・エーデルフェルト]]
:色んな意味でお気に入り。キスの相性がいいらしい。<br>美遊の方も彼女に濃密なキスをされても実は嫌がっておらず'''意外と悪くなかった'''らしい……。
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:色んな意味でお気に入り。キスの相性がいいらしい。
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:美遊の方も彼女に濃密なキスをされても実は嫌がっておらず'''意外と悪くなかった'''らしい……。
    
;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]
 
;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]
:初めて会った時にいきなり襲われ、その怪物振りから「バーサーカー女」という仇名を付ける。<br>ただ相性自体はそう悪くないのか、平行世界に迷い込んでからは相棒の様な関係になる。
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:初めて会った時にいきなり襲われ、その怪物振りから「バーサーカー女」という仇名を付ける。
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:ただ相性自体はそう悪くないのか、平行世界に迷い込んでからは相棒の様な関係になる。
    
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
:ママ。大好きな人でもあり、ある意味で自分を「捨てた」人間でもあることから当初は複雑な感情を向けていた。<br>アニメ版『ツヴァイ!』ではわだかまりが解け、互いに向き合うシーンが追加された。
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:ママ。大好きな人でもあり、ある意味で自分を「捨てた」人間でもあることから当初は複雑な感情を向けていた。
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:アニメ版『ツヴァイ!』ではわだかまりが解け、互いに向き合うシーンが追加された。
    
;[[衛宮切嗣]]
 
;[[衛宮切嗣]]
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;「油断してたら殺しちゃうからねお姉ちゃん」<br>「じゃーねー」
 
;「油断してたら殺しちゃうからねお姉ちゃん」<br>「じゃーねー」
 
:可愛らしい笑顔でイリヤへ宣戦布告。
 
:可愛らしい笑顔でイリヤへ宣戦布告。
:なにげに『fate/stay night』にてイリヤがお兄ちゃんにかけた言葉のオマージュになっている。
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:なにげに『Fate/stay night』にてイリヤがお兄ちゃんにかけた言葉のオマージュになっている。
   −
;「お兄ちゃんはどんな女の子が好きなの?」<br>「お兄ちゃんってば、妹の肌がそんなに気になるんだー」「お兄ちゃんの肌フェチ―♪」
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;「お兄ちゃんはどんな女の子が好きなの?」<br>「お兄ちゃんってば、妹の肌がそんなに気になるんだー」「お兄ちゃんの肌フェチー♪」
 
:エーデルフェルト邸の地下室から脱走したクロは、イリヤのふりをして士郎に近づき、思う存分に甘えながら。
 
:エーデルフェルト邸の地下室から脱走したクロは、イリヤのふりをして士郎に近づき、思う存分に甘えながら。
 
:「なんか日焼けしてないか?」と肌の色を指摘されると、蠱惑的な仕草とセリフでからかいながら誘惑するという小悪魔ぶりを発揮。
 
:「なんか日焼けしてないか?」と肌の色を指摘されると、蠱惑的な仕草とセリフでからかいながら誘惑するという小悪魔ぶりを発揮。
   −
;「逢いたかったわママ 十年前…」<br>「私を『なかったこと』にした素敵なママ!」<br>「――んない」<br>「わかんないよ…<RUBY><RB>自分</RB><RT>わたし</RT></RUBY>の<RUBY><RB>感情</RB><RT>きもち</RT></RUBY>が…わからない」
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;「逢いたかったわママ 十年前…」<br>「私を『なかったこと』にした素敵なママ!」<br>「──んない」<br>「わかんないよ…<RUBY><RB>自分</RB><RT>わたし</RT></RUBY>の<RUBY><RB>感情</RB><RT>きもち</RT></RUBY>が…わからない」
:自分を勝手な理由で封印したアイリを恨み攻撃を仕掛けるがイリヤに邪魔され咎められる。だがクロエ本人も自分の気持ちが分からず混乱していた。<br>切羽詰ったクロエはアイリに「いらっしゃい」と腕を広げられ――
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:自分を勝手な理由で封印したアイリを恨み攻撃を仕掛けるがイリヤに邪魔され咎められる。だがクロエ本人も自分の気持ちが分からず混乱していた。
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:切羽詰ったクロエはアイリに「いらっしゃい」と腕を広げられ──
    
;「わたしの居場所はどこにあるのよ!!」
 
;「わたしの居場所はどこにあるのよ!!」
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:寝ている士郎の布団に潜り込むなど朝飯前。
 
:寝ている士郎の布団に潜り込むなど朝飯前。
   −
;「ひいきしないで公正にね!」<br>「そして―勝った方にはキス♡」
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;「ひいきしないで公正にね!」<br>「そしてー勝った方にはキス♡」
 
:イリヤとの家庭科のパウンドケーキ勝負の判定を士郎に依頼。
 
:イリヤとの家庭科のパウンドケーキ勝負の判定を士郎に依頼。
 
:龍子の(悪意無き)妨害によって無残な出来となったイリヤのケーキに対して、クロエのケーキは料理上手な美々に作らせたもの。
 
:龍子の(悪意無き)妨害によって無残な出来となったイリヤのケーキに対して、クロエのケーキは料理上手な美々に作らせたもの。
:美味しければだれが作ったものでも関係ないというのがクロエの主張だが、士郎の判定は――
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:美味しければだれが作ったものでも関係ないというのがクロエの主張だが、士郎の判定は──
    
;「はいはい、写さないわよ。ノートの名前をクロに書き換えて提出するわ」
 
;「はいはい、写さないわよ。ノートの名前をクロに書き換えて提出するわ」
:単行本「ツヴァイ!4巻 特典CD」ズルを通り越して悪魔の所業を行おうとするクロエ。ジャイアンも真っ青である。
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:単行本「ツヴァイ!4巻 特典CD」より。
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:ズルを通り越して悪魔の所業を行おうとするクロエ。ジャイアンも真っ青である。
    
;「それじゃあ始めましょうか、私たちの聖杯戦争を」
 
;「それじゃあ始めましょうか、私たちの聖杯戦争を」
:同上。小学生3人が士郎を巡り戦闘態勢である。その頃、高校生たちは――。
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:同上。小学生3人が士郎を巡り戦闘態勢である。その頃、高校生たちは──。
    
;「「「三人同時でお願いします!」」」<br>「三人、平等に愛して!お兄ちゃん!」
 
;「「「三人同時でお願いします!」」」<br>「三人、平等に愛して!お兄ちゃん!」
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===Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!===
 
===Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!===
;「…知らない世界にひとりぼっちの寂しさも、とても敵わないような敵への恐怖も、ミユは口にしなかったわ<br>あなたが今抱えてる不安は、恐怖は、かつてミユがわたしたちの世界で抱えていたものよ<br>どれだけ心細かったか、怖かったか…今ならわかるでしょう?」<br>「でもミユはそんな気持ちを、ついに誰にも打ち明けなかった」<br>「あの子の友だちだって言うなら、わたしたちは弱音なんて吐いちゃだめなのよ<br>ミユを助け出して、あの子がちゃんと自分の口で…わたしたちに弱音をこぼしてくれるまでは」
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;「…知らない世界にひとりぼっちの寂しさも、とても敵わないような敵への恐怖も、ミユは口にしなかったわ<br> あなたが今抱えてる不安は、恐怖は、かつてミユがわたしたちの世界で抱えていたものよ<br> どれだけ心細かったか、怖かったか…今ならわかるでしょう?」<br>「でもミユはそんな気持ちを、ついに誰にも打ち明けなかった」<br>「あの子の友だちだって言うなら、わたしたちは弱音なんて吐いちゃだめなのよ<br> ミユを助け出して、あの子がちゃんと自分の口で…わたしたちに弱音をこぼしてくれるまでは」
:自分の存在を涙ながらに喜ぶイリヤの姿に胸を打たれたクロだったが、そんな状態では美遊を助けられないかもしれないと感じ、イリヤと一対一で戦う。そこでイリヤが漏らした本音に、それはかつて美遊が感じていながら必死にこらえていたものだと諭す。<br>そんな美遊を助けるのだから、自分たちは弱音を吐いてはいけない――そう言いつつも、クロの顔に浮かぶのは決意ではなく哀しい笑み。まるで、何故美遊の気持ちをわかってあげられなかったのかと自分を責めるような――
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:自分の存在を涙ながらに喜ぶイリヤの姿に胸を打たれたクロだったが、そんな状態では美遊を助けられないかもしれないと感じ、イリヤと一対一で戦う。そこでイリヤが漏らした本音に、それはかつて美遊が感じていながら必死にこらえていたものだと諭す。
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:そんな美遊を助けるのだから、自分たちは弱音を吐いてはいけない──そう言いつつも、クロの顔に浮かぶのは決意ではなく哀しい笑み。まるで、何故美遊の気持ちをわかってあげられなかったのかと自分を責めるような──
   −
;「……神の鎚だかなんだかしらないけど…ブッとばしてやりなさい!<br>人の願いは、神様にだって届くんだから…!!」
+
;「……神の鎚だかなんだかしらないけど…ブッとばしてやりなさい!<br> 人の願いは、神様にだって届くんだから…!!」
 
:弱気になっているイリヤに発破をかけるクロエの力強い言葉。イリヤのその手に握られた星の聖剣は、そう簡単に折れはしない。
 
:弱気になっているイリヤに発破をかけるクロエの力強い言葉。イリヤのその手に握られた星の聖剣は、そう簡単に折れはしない。
    
;「女の子の命は世界より重いのよ!!」
 
;「女の子の命は世界より重いのよ!!」
:世界か美遊か。イリヤを混乱させた選択にクロは迷わない。たとえどうなろうと、何を背負おうとも、それは自身の責任の埒外。ただ自身は友情を貫くのみ――
+
:世界か美遊か。イリヤを混乱させた選択にクロは迷わない。たとえどうなろうと、何を背負おうとも、それは自身の責任の埒外。ただ自身は友情を貫くのみ──
   −
;「間違って…いるんでしょうね わたしは…<br />それでも…わたしは世界を…正義を選べないの」<br />「あなたたちと同じような人…………知ってるわ<br />たくさんの人を救うために少しの犠牲を切り捨てる…そんな…正義の味方になろうとした人」<br />「でもね その人は たった一人のために全てを捨てたわ。間違ってると知りながら 正義の味方じゃなくて『人間』になる道を選んだ」
+
;「間違って…いるんでしょうね わたしは…<br> それでも…わたしは世界を…正義を選べないの」<br>「あなたたちと同じような人…………知ってるわ<br> たくさんの人を救うために少しの犠牲を切り捨てる…そんな…正義の味方になろうとした人」<br>「でもね その人は たった一人のために全てを捨てたわ。間違ってると知りながら 正義の味方じゃなくて『人間』になる道を選んだ」
 
:その脳裏に浮かぶのは自身の世界での父の背中。クロエは選ぶ。正義の味方ではなく人間として生きる、自分たちの父親が選んだ「人間としての正しさ」を信じて。
 
:その脳裏に浮かぶのは自身の世界での父の背中。クロエは選ぶ。正義の味方ではなく人間として生きる、自分たちの父親が選んだ「人間としての正しさ」を信じて。
   −
;「……ミユの事とか その投影魔術のこととか 聞きたいことは山ほど」<br>「…だけど ひとまず今は<br>手を貸すわ お兄ちゃん!!」
+
;「……ミユの事とか その投影魔術のこととか 聞きたいことは山ほど」<br>「…だけど ひとまず今は<br> 手を貸すわ お兄ちゃん!!」
 
:アンジェリカの猛攻に膝を屈しかける衛宮士郎の前に立ち、背中を向けつつ一言。
 
:アンジェリカの猛攻に膝を屈しかける衛宮士郎の前に立ち、背中を向けつつ一言。
 
:今日は私とお前でダブルエミヤだとか言い出しそうな感じである。
 
:今日は私とお前でダブルエミヤだとか言い出しそうな感じである。
205行目: 214行目:  
:「お兄ちゃん」こそが自らの存在を確立し、この世に繋ぎとめてくれていたという事実に、クロは感慨深げに胸を押さえる。
 
:「お兄ちゃん」こそが自らの存在を確立し、この世に繋ぎとめてくれていたという事実に、クロは感慨深げに胸を押さえる。
   −
;「――忘れないで」<br>「ミユの幸せのためには」<br>「<ruby><rb>シロウ</rb><rt>・・・</RT></RUBY>が隣に居なきゃだめ」
+
;「──忘れないで」<br>「ミユの幸せのためには」<br>「<ruby><rb>シロウ</rb><rt>・・・</RT></RUBY>が隣に居なきゃだめ」
 
:同じ力を持ち、似たような自己犠牲の意識を持つがゆえに美遊の兄から、それを危惧される。だが、それは彼も同じ。ゆえにそれを逆に諭した言葉。
 
:同じ力を持ち、似たような自己犠牲の意識を持つがゆえに美遊の兄から、それを危惧される。だが、それは彼も同じ。ゆえにそれを逆に諭した言葉。
:なお、この台詞はHFルートで[[メドゥーサ|ライダー]]が士郎に言った「桜の隣には、あなたが必要」の台詞のオマージュとなっている。
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:なお、この台詞はHFルートで[[メドゥーサ|ライダー]]が士郎に言った「桜の隣には、あなたが必要」の台詞のオマージュとなっている。
    
;「寂しかったら クロお姉ちゃんを 呼びなさい」<br>「いつでもなでてあげるわよー?」
 
;「寂しかったら クロお姉ちゃんを 呼びなさい」<br>「いつでもなでてあげるわよー?」
214行目: 223行目:  
===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦===
 
===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦===
 
;「YES、子供!NOタッチ!」
 
;「YES、子供!NOタッチ!」
:プリヤ陣営ルート。襲ってきた[[ジル・ド・レェ]]と[[雨生龍之介]]の変態コンビを叩きのめして。<br>この作品のクロはとにかく不遇すぎる……。
+
:プリヤ陣営ルート。襲ってきた[[ジル・ド・レェ]]と[[雨生龍之介]]の変態コンビを叩きのめして。
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:この作品のクロはとにかく不遇すぎる……。
    
;「口調がいつものおバカっぽい感じじゃないわ!冗談にしても酷いわよママ!」<br>「確かにイリヤ達の格好は恥ずかしいけど、ひどい言い草じゃないパパ!?」
 
;「口調がいつものおバカっぽい感じじゃないわ!冗談にしても酷いわよママ!」<br>「確かにイリヤ達の格好は恥ずかしいけど、ひどい言い草じゃないパパ!?」
230行目: 240行目:  
*アーチャーの能力は全て使えると思われるが、『ドライ!!』七巻時点まで一度も『無限の剣製』を使用していない。コミックスの解説コーナーでも「無限の剣製」の存在については触れられていない。
 
*アーチャーの能力は全て使えると思われるが、『ドライ!!』七巻時点まで一度も『無限の剣製』を使用していない。コミックスの解説コーナーでも「無限の剣製」の存在については触れられていない。
 
**対決した[[アンジェリカ・エインズワース]]からの「そのカードは、そう使うのではなかった」という指摘や、平行世界の士郎と共闘した際の「彼を見ていると…この英霊の使い方が解る…!」というクロ自身の独白から察するに、現時点のクロはアーチャーの能力の本質を理解していない様子。これが彼女の言う「カンニング」の反動や不具合によるものなのか、それ以外に何かしらの問題があったのか、原因の詳細は不明。
 
**対決した[[アンジェリカ・エインズワース]]からの「そのカードは、そう使うのではなかった」という指摘や、平行世界の士郎と共闘した際の「彼を見ていると…この英霊の使い方が解る…!」というクロ自身の独白から察するに、現時点のクロはアーチャーの能力の本質を理解していない様子。これが彼女の言う「カンニング」の反動や不具合によるものなのか、それ以外に何かしらの問題があったのか、原因の詳細は不明。
***これが起因しているのか、『Grand Order』ではエミヤが『心眼(真)』を持つのに対しクロは『心眼(偽)』になっていた。
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***これが起因しているのか、『Grand Order』ではエミヤが『心眼(真)』を持つのに対しクロは『心眼(偽)』になっていた。
 
**後に士郎の口から「無限の剣製」について語られてクロが聞いたので、最終決戦で使用する可能性が高くなってきている。ただ、固有結界は世界の修正力で魔力消費が激しいのと、クロエ自身は自分で魔力生成できなく、外から供給することしかできなく、魔力がなくなったら死ぬのでどうやって発動するのかは不明である。
 
**後に士郎の口から「無限の剣製」について語られてクロが聞いたので、最終決戦で使用する可能性が高くなってきている。ただ、固有結界は世界の修正力で魔力消費が激しいのと、クロエ自身は自分で魔力生成できなく、外から供給することしかできなく、魔力がなくなったら死ぬのでどうやって発動するのかは不明である。
 
*要点はきちんと捉えているものの、絵が凄まじくヘタ。結果をたぐり寄せる機能は芸術には発揮されないようである。
 
*要点はきちんと捉えているものの、絵が凄まじくヘタ。結果をたぐり寄せる機能は芸術には発揮されないようである。
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