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| 好きな物 = 瞑想
 
| 好きな物 = 瞑想
 
| 苦手な物 = 迷走
 
| 苦手な物 = 迷走
| 天敵 = 殺生院キアラ
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| 天敵 = [[殺生院キアラ]]
 
| マスター階梯 =  
 
| マスター階梯 =  
 
| 魔術系統 =  
 
| 魔術系統 =  
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}}
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
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近寄りがたい雰囲気を纏った巨漢。[[Fate/EXTRA|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[アルクェイド・ブリュンスタッド#バーサーカー|バーサーカー(白)]]のマスターとなる人物。通称「ガトー」。
近寄りがたい雰囲気を纏った巨漢。[[Fate/EXTRA|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[アルクェイド・ブリュンスタッド|バーサーカー(白)]]のマスターとなる。通称「ガトー」。
      
;略歴
 
;略歴
:[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の第四回戦の対戦相手。第一〜第三回戦の相手とは違い、猶予期間中は積極的に主人公と関係を持とうとしてはこない。例外は、監督役である[[言峰綺礼|言峰神父]]が仕掛けた追加の試練(タスク)『狩猟数勝負(ハンティング)』時のみ。「ラニルート」にて登場。<br>[[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]では主人公の味方の一人となる。<br>生徒会では応援団長という名の雑用係を勤める。相変わらず暑苦しく、暴走しっぱなしだが、暴走しているのは彼だけではないため余り気にならない。
+
:[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の第四回戦の対戦相手。第一~第三回戦の相手とは違い、猶予期間中は積極的に主人公と関係を持とうとしてはこない。例外は、監督役である[[言峰綺礼|言峰神父]]が仕掛けた追加の試練(タスク)『狩猟数勝負(ハンティング)』時のみ。「ラニルート」にて登場。
 +
:[[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]では主人公の味方の一人となる。
 +
:生徒会では応援団長という名の雑用係を勤める。相変わらず暑苦しく、暴走しっぱなしだが、暴走しているのは彼だけではないため余り気にならない。
    
;人物
 
;人物
:鋼の体躯を持つ巨漢。背には三度傘、首からはいくつもの数珠に十字架を一つ下げ、ポケットからはダビデの星が覗いている。声は太く、高硬度の金属のような力強さ。瞳には一縷の迷いもなく、何に対してのものかはわからないが、絶対の自信を持っている。<br>何をどう間違えたか、古今東西の宗教をミックスした宗教論を唱える、ごった煮(ミラクル)宗教家。一人称は「小生」。非常にテンションが高く、様々な宗教観から無節操に言葉を引用する言動は'''意味不明'''の一言に尽きる。<br>修行とか大好き。世界中のあらゆる宗教を学んでいくうちに、さまざまな宗教の欠点に気づき、絶望したという過去を持つ。修行の過程で出会った「原始の女」を「神」と崇め、その信仰を広げることを目的に聖杯戦争を戦う。<br>いろんな意味で間違ってはいるものの、人々を救いたいという強固な願い、信念は'''暑苦しいまでに'''本物である。………だが、それゆえ自身のサーヴァントに並び、近寄り難い(近寄りたくない)威圧感を放つ。<br>「EXTRA」においては敵対者の関係だった為に威圧的な言動が目立ったが、「CCC」では主人公達の協力者として面倒見の良い面を見せ、彼の宗教観の根底に何があったのか、またそこから得てしておバカキャラという印象をもたれがちだった彼の複雑な内面や、確固たる宗教観念とそこから得た悟りを見せてくれる奥深いキャラクターとなっている。
+
:鋼の体躯を持つ巨漢。背には三度傘、首からはいくつもの数珠に十字架を一つ下げ、ポケットからはダビデの星が覗いている。声は太く、高硬度の金属のような力強さ。瞳には一縷の迷いもなく、何に対してのものかはわからないが、絶対の自信を持っている。
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:何をどう間違えたか、古今東西の宗教をミックスした宗教論を唱える、ごった煮(ミラクル)宗教家。一人称は「小生」。非常にテンションが高く、様々な宗教観から無節操に言葉を引用する言動は'''意味不明'''の一言に尽きる。
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:修行とか大好き。世界中のあらゆる宗教を学んでいくうちに、さまざまな宗教の欠点に気づき、絶望したという過去を持つ。修行の過程で出会った「原始の女」を「神」と崇め、その信仰を広げることを目的に聖杯戦争を戦う。
 +
:いろんな意味で間違ってはいるものの、人々を救いたいという強固な願い、信念は'''暑苦しいまでに'''本物である。………だが、それゆえ自身のサーヴァントに並び、近寄り難い(近寄りたくない)威圧感を放つ。
 +
:「EXTRA」においては主人公と敵対者の関係だった為に威圧的な言動が目立ったが、「CCC」では主人公達の協力者として面倒見の良い面を見せ、彼の宗教観の根底に何があったのか、またそこから得てしておバカキャラという印象をもたれがちだった彼の複雑な内面や、確固たる宗教観念とそこから得た悟りを見せてくれる奥深いキャラクターとなっている。
    
;能力
 
;能力
:[[ウィザード|霊子ハッカー]]としての実力については詳細不明。一応固有のアバターを使ってたり、バーサーカーへの魔力供給に困っている描写もないので、一定以上の実力はあるともとれる。<br>また彼の各種神話への豊富な知識は真名の重要性が特に大きいムーンセルの聖杯戦争では強力な武器となるだろう。<br>だが、自身のサーヴァントを「神」と'''勘違い'''しており(実は勘違いではなく、どちらかというと自分の「神」の理想像に限りなく近しい存在である彼女に対する、一種の理想の押し付けあるいは精神的依存と言い換えた方が正鵠を射ている)、(そしてそれが逆効果となり)霊格を極端に下げてしまっているなど、上手く扱えていない。<br>サーヴァントがバーサーカー化していることに気付いているのかいないのか、「我が神がお声を発せない状態たる理由は天から与えられた小生への最後の試練故! この戦いを勝ち抜き、小生が万能の器を手に入れたその時――我が神は初めて微笑み小生にお声を聞かせてくださるのだ!」とのたまっている。<br>実はかなり武闘派のマスターで、生身でエネミーの相手が出来るらしく、その上修行の一貫として常に血に飢えた修羅を求めている。
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:[[ウィザード|霊子ハッカー]]としての実力については詳細不明。一応固有のアバターを使ってたり、バーサーカーへの魔力供給に困っている描写もないので、一定以上の実力はあるともとれる。
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:また彼の各種神話への豊富な知識は真名の重要性が特に大きいムーンセルの聖杯戦争では強力な武器となるだろう。
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:だが、自身のサーヴァントを「神」と'''勘違い'''しており(実は勘違いではなく、どちらかというと自分の「神」の理想像に限りなく近しい存在である彼女に対する、一種の理想の押し付けあるいは精神的依存と言い換えた方が正鵠を射ている)、(そしてそれが逆効果となり)霊格を極端に下げてしまっているなど、上手く扱えていない。
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:サーヴァントがバーサーカー化していることに気付いているのかいないのか、「我が神がお声を発せない状態たる理由は天から与えられた小生への最後の試練故! この戦いを勝ち抜き、小生が万能の器を手に入れたその時──我が神は初めて微笑み小生にお声を聞かせてくださるのだ!」と宣っている。
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:実はかなり武闘派のマスターで、生身でエネミーの相手が出来るらしく、その上修行の一貫として常に血に飢えた修羅を求めている。
    
== 使用技 ==
 
== 使用技 ==
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:前作に引き続き登場。生徒会応援団長。
 
:前作に引き続き登場。生徒会応援団長。
 
;[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
 
;[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]
:『CCC』で大活躍の彼はそのコミカライズでも…と思いきや登場早々'''死んでいた'''。彼がいない月の裏でジナコの救済等はどうなってしまうのか。
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:『CCC』で大活躍の彼はそのコミカライズでも…と思いきや登場早々'''死んでいた'''。彼がいない月の裏で[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]の救済等はどうなってしまうのか。
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
:礼装カードに登場している他、ドラマCD『The Blue Bird』に登場。
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:[[概念礼装]]に登場している他、ドラマCD『The Blue Bird』に登場。
:最後には主人公と玉藻同様にカルデアに姿を現すが、[[ロード・エルメロイⅡ世|諸葛亮孔明]]同様何らかの疑似サーヴァントになっていることが明かされた。言動は普段のままであったが、誰と融合したのかは不明。
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:最後には主人公と[[玉藻の前|玉藻]]同様にカルデアに姿を現すが、[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|諸葛亮孔明]]同様何らかの[[疑似サーヴァント]]になっていることが明かされた。言動は普段のままであったが、誰と融合したのかは不明。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:陸上部所属。相変わらずうるさい上、どう見ても学生には見えない。
 
:陸上部所属。相変わらずうるさい上、どう見ても学生には見えない。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[アルクェイド・ブリュンスタッド|バーサーカー]]
 
;[[アルクェイド・ブリュンスタッド|バーサーカー]]
:サーヴァント。彼にとってはほぼ自分の理想通りの「神(としての在り方を体現した存在)」。<br>もっとも、その理想の所為で彼女の能力を大幅に下げてしまうという本末転倒な事態をもたらしてしまったばかりか、当の「神」にとっては彼のそんな背景・事情などどうでもよい事でしかなかったようだが。
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:サーヴァント。彼にとってはほぼ自分の理想通りの「神(としての在り方を体現した存在)」。
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:もっとも、その理想の所為で彼女の能力を大幅に下げてしまうという本末転倒な事態をもたらしてしまったばかりか、当の「神」にとっては彼のそんな背景・事情などどうでもよい事でしかなかったようだが。
    
;[[主人公 (EXTRA)]]
 
;[[主人公 (EXTRA)]]
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;[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ]]
 
;[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ]]
:多少の濃さには動じない彼をドン引きさせた。曰く「お笑い芸人」。生徒会で、お茶汲み、トイレ掃除などの雑用を命じられる。<br>ちなみにガトーからすると彼は「麗しの神」にちょっと似ているらしく、いつも丁寧に応対する。
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:多少の濃さには動じない彼をドン引きさせた。曰く「お笑い芸人」。生徒会で、お茶汲み、トイレ掃除などの雑用を命じられる。
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:ちなみにガトーからすると彼は「麗しの神」にちょっと似ているらしく、いつも丁寧に応対する。
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
:雑用の監督・指導役。仕事も内容もそうだが、彼の世話役と言う途轍もなく面倒な仕事をレオに押し付けられてしまった可哀想な人。
 
:雑用の監督・指導役。仕事も内容もそうだが、彼の世話役と言う途轍もなく面倒な仕事をレオに押し付けられてしまった可哀想な人。
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:ジナコの様子を見に行くたび出会うので、実はかなり気心の知れた仲。彼の出自から「神の子」と敬っており、凄くカッコイイ名前を付けてあげた。
 
:ジナコの様子を見に行くたび出会うので、実はかなり気心の知れた仲。彼の出自から「神の子」と敬っており、凄くカッコイイ名前を付けてあげた。
 
;[[パッションリップ]]
 
;[[パッションリップ]]
:「リップちゃん」
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:彼女の事を気に入ったのか「リップちゃん」と呼ぶ。
 
;[[殺生院キアラ]]
 
;[[殺生院キアラ]]
:天敵。実はEXTRAの時点で彼女の事を知っていたのだが、CCCでは記憶を失っていたためすぐには思い出せなかった。<br>だが、覚者に近付きつつあった者としての本能からか、彼女との接触を避けるような行動をとる。
+
:天敵。実はEXTRAの時点で彼女の事を知っていたのだが、CCCでは記憶を失っていたためすぐには思い出せなかった。
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:だが、覚者に近付きつつあった者としての本能からか、彼女との接触を避けるような行動をとる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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:臥藤を象徴するセリフ。やたらとこう叫ぶ。
 
:臥藤を象徴するセリフ。やたらとこう叫ぶ。
   −
;「貴様が小生の相手か。………ぬるい面持ちをしている。後生戦いとは無縁な、僧を思わせる面構えだな。<br/> さしたる覚悟も高尚な目的も持たず、欲界に流されるままやってきた流浪者。そんなところかな?」<br/>「小生か? ふんっ。貴様のような流浪者と一緒にされては困る。<br/> 小生は、この浮世で最も尊き目的のために、戦地に赴いている。<br/> それは……我が神を世界の神とすること! まさにこれこそ浮世のレクイエム!<br/> 貴様も感じるだろう? 小生の全身から溢れる、この修羅にも勝る猛々しき力を!<br/> ふふふ、だがこれは小生の力にあらず。万能にして優美なる我が神が、脆弱なこの身に与えたもう御力!<br/> いわば後光! 大天使の羽にも引けを取らぬ、圧倒的な観無量寿経なり!!<br/> 我が神さえいれば、アポクリファも不要であり、ゴリアテも恐るるに足らず!<br/> 鬼子母神すらも凌駕し、世界を浄土へ導くその存在は、ヨハンネウム以上の絶対なるもの!<br/> これほどの力を持つ神が、小生だけの神であっていいものか?<br/> 否!!!そんなことはデミウルゴスも許しはしない!<br/> エデンに向かう資格は、全人類が平等に持ちえるものである! 貴様もそう思うだろう?<br/> だから小生は勝たねばならない。これはいわば因果であり定命なのだ!」
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;「貴様が小生の相手か。………ぬるい面持ちをしている。後生戦いとは無縁な、僧を思わせる面構えだな。<br> さしたる覚悟も高尚な目的も持たず、欲界に流されるままやってきた流浪者。そんなところかな?」<br>「小生か? ふんっ。貴様のような流浪者と一緒にされては困る。<br> 小生は、この浮世で最も尊き目的のために、戦地に赴いている。<br> それは……我が神を世界の神とすること! まさにこれこそ浮世のレクイエム!<br> 貴様も感じるだろう? 小生の全身から溢れる、この修羅にも勝る猛々しき力を!<br> ふふふ、だがこれは小生の力にあらず。万能にして優美なる我が神が、脆弱なこの身に与えたもう御力!<br> いわば後光! 大天使の羽にも引けを取らぬ、圧倒的な観無量寿経なり!!<br> 我が神さえいれば、アポクリファも不要であり、ゴリアテも恐るるに足らず!<br> 鬼子母神すらも凌駕し、世界を浄土へ導くその存在は、ヨハンネウム以上の絶対なるもの!<br> これほどの力を持つ神が、小生だけの神であっていいものか?<br> 否!!!そんなことはデミウルゴスも許しはしない!<br> エデンに向かう資格は、全人類が平等に持ちえるものである! 貴様もそう思うだろう?<br> だから小生は勝たねばならない。これはいわば因果であり定命なのだ!」
 
:対戦相手発表の場にて。いろんなものが混ざりすぎてて、何を言っているのかさっぱり意味がわからない。
 
:対戦相手発表の場にて。いろんなものが混ざりすぎてて、何を言っているのかさっぱり意味がわからない。
   −
;「小僧(小娘)! 佛敵に取り組むことなく、このような場所で、何をやっておるか!」<br/>「さあ! 我が神よ! 三千世界に遍く光をあらせたまえ!」<br/>「いかがなさいました? 神よ。おお、ここを修行の地と定めましたか!<br/> ならばこのガトー、いかなる針の山も、黄泉比良坂も、耐え抜いてみせましょう!<br/> いやいやご案じめなさるな、小生、修行とか大好きでござるから!<br/> と、いうわけだ小僧!今日はお前と遊ぶ暇はない。早々に立ち去る権利をやろう!」
+
;「小僧(小娘)! 佛敵に取り組むことなく、このような場所で、何をやっておるか!」<br>「さあ! 我が神よ! 三千世界に遍く光をあらせたまえ!」<br>「いかがなさいました? 神よ。おお、ここを修行の地と定めましたか!<br> ならばこのガトー、いかなる針の山も、黄泉比良坂も、耐え抜いてみせましょう!<br> いやいやご案じめなさるな、小生、修行とか大好きでござるから!<br> と、いうわけだ小僧!今日はお前と遊ぶ暇はない。早々に立ち去る権利をやろう!」
 
:一日目、アリーナにて。ちなみに「彼女」は一言もしゃべってはいない。
 
:一日目、アリーナにて。ちなみに「彼女」は一言もしゃべってはいない。
   −
;「おおおおおおお!!! さすがは我が神!! あぁ、ハレルヤ!!<br/> うむ、なんというか当然至極! 神の前には敵など皆無なのだからな! いやあ、小生の嫁ったら強ぇーーーーー!<br/> 眼前にはただ勝利のみ!目指すは栄光のサンピエトロ大聖堂!<br/> ふん。貴様ももう無駄なあがきはやめてそこで這いつくばっていたらどうだ?」
+
;「おおおおおおお!!! さすがは我が神!! あぁ、ハレルヤ!!<br> うむ、なんというか当然至極! 神の前には敵など皆無なのだからな! いやあ、小生の嫁ったら強ぇーーーーー!<br> 眼前にはただ勝利のみ!目指すは栄光のサンピエトロ大聖堂!<br> ふん。貴様ももう無駄なあがきはやめてそこで這いつくばっていたらどうだ?」
:初見時に戦闘を回避せず、戦ってしまった場合、圧倒的実力差の前に主人公側は敗北してしまう。<br>それにしても、「嫁」って……<del>志貴さんこっちです</del>。
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:初見時に戦闘を回避せず、戦ってしまった場合、圧倒的実力差の前に主人公側は敗北してしまう。
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:それにしても、「嫁」って……<del>[[遠野志貴|志貴]]さんこっちです</del>。
   −
;「見つけたぞ小僧(小娘)! よくぞ逃げずにいたと、神に代わってほめてやろう!<br/> その見上げた心がけッ! 我が聖典に更なる一節として加えてやろうではないか!<br/> モンジ奮闘記第四章第五節。かくして、小僧めはめでたく小生の軍門に下ったのでした、とな!<br/> では、我が神より直々に貴様らの体に聞いていただくとしよう。<br/> さあ! 我が神、我が主! 哀れな子羊に慈悲と無慈悲を!<br/> そして、無量の光と無量の時間に栄光あれ!」
+
;「見つけたぞ小僧(小娘)! よくぞ逃げずにいたと、神に代わってほめてやろう!<br> その見上げた心がけッ! 我が聖典に更なる一節として加えてやろうではないか!<br> モンジ奮闘記第四章第五節。かくして、小僧めはめでたく小生の軍門に下ったのでした、とな!<br> では、我が神より直々に貴様らの体に聞いていただくとしよう。<br> さあ! 我が神、我が主! 哀れな子羊に慈悲と無慈悲を!<br> そして、無量の光と無量の時間に栄光あれ!」
 
:ハンティングにて。意味のわからない演説とともに、ついに聖典がでてきた。
 
:ハンティングにて。意味のわからない演説とともに、ついに聖典がでてきた。
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=== Fate/EXTRA CCC ===
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
 
;「無論、知っておる。その単語にはこう振り仮名をつけるが良い。<br> イイワケ、とな。<br> 勝算がなければ、窮地に挑まぬのであれば、それは屍と同じこと。<br> 小生はこの通り、まだ生きているのでな。危険だからという理由だけでは足は止められぬのだ。<br> よいか、恥ずかしい少女よ。挑むこと、それ自体に価値の有るピンチ、これを逆境と呼ぶ。<br> そして逆境とは超えるために現れるもの。<br> この頂きを前にして、命の炎をぶつけなくてなんとする!」
 
;「無論、知っておる。その単語にはこう振り仮名をつけるが良い。<br> イイワケ、とな。<br> 勝算がなければ、窮地に挑まぬのであれば、それは屍と同じこと。<br> 小生はこの通り、まだ生きているのでな。危険だからという理由だけでは足は止められぬのだ。<br> よいか、恥ずかしい少女よ。挑むこと、それ自体に価値の有るピンチ、これを逆境と呼ぶ。<br> そして逆境とは超えるために現れるもの。<br> この頂きを前にして、命の炎をぶつけなくてなんとする!」
:サクラ迷宮に単独突撃した際、凛に「勝算って言葉知ってる」と問われて。あまりの格好良さに凛まで震撼することに。
+
:サクラ迷宮に単独突撃した際、[[遠坂凛 (EXTRA)|凛]]に「勝算って言葉知ってる」と問われて。あまりの格好良さに凛まで震撼することに。
    
;「豊満な胸は確かに母の象徴。豊穣の女神や地母神は軒並み巨乳である。なにしろ山脈の擬神化であるからな。<br> しかし、その答えは余りに即物的! 母性とは子を守る強さあってのもの。<br> そのあたり、リップちゃんはちょっと頭足りてないのである!まぁ、鬼子母神系ではあるが。」
 
;「豊満な胸は確かに母の象徴。豊穣の女神や地母神は軒並み巨乳である。なにしろ山脈の擬神化であるからな。<br> しかし、その答えは余りに即物的! 母性とは子を守る強さあってのもの。<br> そのあたり、リップちゃんはちょっと頭足りてないのである!まぁ、鬼子母神系ではあるが。」
:リップの特徴を「甘えたくなる」と答えた主人公に対して。宗教に造詣が深いため割とまともにアドバイスしてくれているが、いい年した男が「リップちゃん」はちょっと………。ジナコも「オッサンキモイ」と辛辣。<br>ちなみに彼は巨乳派らしくこの場面以外でもパッションリップのことを「リップちゃん」と呼ぶ。
+
:リップの特徴を「甘えたくなる」と答えた主人公に対して。宗教に造詣が深いため割とまともにアドバイスしてくれているが、いい年した男が「リップちゃん」はちょっと………。ジナコも「オッサンキモイ」と辛辣。
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:ちなみに彼は巨乳派らしくこの場面以外でもパッションリップのことを「リップちゃん」と呼ぶ。
   −
;「人間とは―――奪い、殺し、貪り、そして忘れるもの! おお、まさにスーパーニート!<br> 嘆かわしきかな、人間とはそもそもニートなのだ! 何も悪いことではない!」
+
;「人間とは───奪い、殺し、貪り、そして忘れるもの! おお、まさにスーパーニート!<br> 嘆かわしきかな、人間とはそもそもニートなのだ! 何も悪いことではない!」
:字面はアレだが、ガトーが到達した真理。かの英雄王も思わず「真理、此処に至ったか!」と感心することに。
+
:字面はアレだが、ガトーが到達した真理。かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]も思わず「真理、此処に至ったか!」と感心することに。
    
;「神々は人間を救わない。人々の理想によって性格を得た神は、人間の望み通り、人間を悪として扱う。<br> 神とはこれ、人間への究極の罰なのだ。これが地上を駆け回り、すべての宗教を学んだ小生の結論である。<br> うむ、おそろしい結論だった。<br> <RUBY><rb>愚僧</rb><rt>オレ</rt></RUBY>は怒りに任せ、完全な神を求めた。人間の悪性にまみれていない、原始の神性を探し続けたのだ。<br> ……その行為そのものが、悪であると理解しながらな。」
 
;「神々は人間を救わない。人々の理想によって性格を得た神は、人間の望み通り、人間を悪として扱う。<br> 神とはこれ、人間への究極の罰なのだ。これが地上を駆け回り、すべての宗教を学んだ小生の結論である。<br> うむ、おそろしい結論だった。<br> <RUBY><rb>愚僧</rb><rt>オレ</rt></RUBY>は怒りに任せ、完全な神を求めた。人間の悪性にまみれていない、原始の神性を探し続けたのだ。<br> ……その行為そのものが、悪であると理解しながらな。」
:信じるものを追い求めた先にあったのは理想とは大きくかけ離れた現実であった。<br>……が、しかしそれでも歩み続けた結果、とうとうその理想に限りなく近しい存在である「星の触覚」へと到達した…というのが『EXTRA』時点での彼である(但し、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|ある]][[遠野志貴|理由]]で「それ」は真に彼の理想とする「完全な神」たりえなかったわけだが)。
+
:信じるものを追い求めた先にあったのは理想とは大きくかけ離れた現実であった。
 +
:……が、しかしそれでも歩み続けた結果、とうとうその理想に限りなく近しい存在である「星の触覚」へと到達した…というのが『EXTRA』時点での彼である(但し、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|ある]][[遠野志貴|理由]]で「それ」は真に彼の理想とする「完全な神」たりえなかったわけだが)。
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;「どうして何処にも行けなかったのか。なぜ、悪行を犯していなかったのに、おぬしの人生は苦しかったのか。<br> それは誰のせいでもない。分かるか―――それはただ、間が悪かっただけなのだ。<br> そうだ。おまえ自身の選択も―――おまえをとりまく環境も―――お前が良しとして、しかし手に入らなかったささやかな未来の夢も。<br> それらすべてが、たまたまその時だけ、かみ合わなかっただけなのだ。おぬしの人生は、それだけの話である。」
+
;「どうして何処にも行けなかったのか。なぜ、悪行を犯していなかったのに、おぬしの人生は苦しかったのか。<br> それは誰のせいでもない。分かるか───それはただ、間が悪かっただけなのだ。<br> そうだ。おまえ自身の選択も───おまえをとりまく環境も───お前が良しとして、しかし手に入らなかったささやかな未来の夢も。<br> それらすべてが、たまたまその時だけ、かみ合わなかっただけなのだ。おぬしの人生は、それだけの話である。」
:言葉にすれば冷酷な結論だが、ガトーのそれは温かな肯定に満ちていた。それだけのものだったと言いながら、それだけでも良かったのだと…
+
:言葉にすれば冷酷な結論だが、ガトーのそれは温かな肯定に満ちていた。それだけのものだったと言いながら、それだけでも良かったのだと……
    
;「ジナコ、お主も悪い。だが周りも悪い。要は、全てが悪かったのだ。<br> 人生とはそんなものだ。全てが悪いのだから、悲観するのは馬鹿馬鹿しいぞ。」
 
;「ジナコ、お主も悪い。だが周りも悪い。要は、全てが悪かったのだ。<br> 人生とはそんなものだ。全てが悪いのだから、悲観するのは馬鹿馬鹿しいぞ。」
146行目: 161行目:  
*アルクとの出会いは、実はムーンセルではなく現実世界のヒマラヤの山頂。ガトーはアルクを布教するために、彼女を連れてムーンセルを訪れたとの事。ちなみにEXTRA本編開始の数年前の出来事らしい。
 
*アルクとの出会いは、実はムーンセルではなく現実世界のヒマラヤの山頂。ガトーはアルクを布教するために、彼女を連れてムーンセルを訪れたとの事。ちなみにEXTRA本編開始の数年前の出来事らしい。
 
**ヒマラヤ登山に単独挑戦して、山頂付近まで到着するというわりととんでもないことをしている人。あの規模の山に登るためには十分な訓練を積む必要があるので、ガトーの修行・鍛練好きが本物ということが分かる。それでも登山家でもない人が単独挑戦するのは無茶極まる所業であるため、いよいよもってガトーがまともな人間なのか怪しくなってきた。
 
**ヒマラヤ登山に単独挑戦して、山頂付近まで到着するというわりととんでもないことをしている人。あの規模の山に登るためには十分な訓練を積む必要があるので、ガトーの修行・鍛練好きが本物ということが分かる。それでも登山家でもない人が単独挑戦するのは無茶極まる所業であるため、いよいよもってガトーがまともな人間なのか怪しくなってきた。
*バーサーカー化が解けたアルクェイド曰く、「ちょっと見たコトない人間だったから付き合ってあげたけど、うん、ないわコレ!」<br />ちなみに劣勢になるとバーサーカー時でも「ガトオオオオ!!」と叫ぶ(EXTRAターン二回目、つまり完封時)。<br />CCCでは、「'''ショウジキナイワー'''」と神託を残して去ってしまったという。
+
*バーサーカー化が解けたアルクェイド曰く、「ちょっと見たコトない人間だったから付き合ってあげたけど、うん、ないわコレ!」<br>ちなみに劣勢になるとバーサーカー時でも「ガトオオオオ!!」と叫ぶ(EXTRAターン二回目、つまり完封時)。<br>CCCでは、「'''ショウジキナイワー'''」と神託を残して去ってしまったという。
 
*奈須氏曰く「肩の力を抜けば本物の聖人になる」とのこと。事実、アルクがおらず自らの立ち位置も変わったCCCにおいて、その一端を垣間見ることができる。
 
*奈須氏曰く「肩の力を抜けば本物の聖人になる」とのこと。事実、アルクがおらず自らの立ち位置も変わったCCCにおいて、その一端を垣間見ることができる。
 
*無駄に暑苦しくうざったい性格だが、だからこそ真っ直ぐな精神の持ち主。型月世界の聖職者に特有な歪んだ精神は持ち合わせていないため、彼のことを「'''型月でもっともまともな聖職者'''」と呼ぶ声もある。
 
*無駄に暑苦しくうざったい性格だが、だからこそ真っ直ぐな精神の持ち主。型月世界の聖職者に特有な歪んだ精神は持ち合わせていないため、彼のことを「'''型月でもっともまともな聖職者'''」と呼ぶ声もある。
**[[言峰璃正]]辺りもまともと言えばまともだが、彼は聖堂教会の利益も考えて行動していたりするので「裏表の無さ」「善人性」ならガトーに軍配が挙がるか。…流石にスポットライトの当たっていない一般人の聖職者にまともな者が一人もいない世界ではないとは思われるので、あくまで名有りの登場人物、かつ非サーヴァントで登場したキャラならガトーが「'''型月でもっともまともな聖職者'''」であることに他なるまい。
+
**[[言峰璃正]]辺りもまともと言えばまともだが、彼は[[聖堂教会]]の利益も考えて行動していたりするので「裏表の無さ」「善人性」ならガトーに軍配が挙がるか。…流石にスポットライトの当たっていない一般人の聖職者にまともな者が一人もいない世界ではないとは思われるので、あくまで名有りの登場人物、かつ非サーヴァントで登場したキャラならガトーが「'''型月でもっともまともな聖職者'''」であることに他なるまい。
 
*漫画版では流石に彼のバーサーカーを登場させると作品が脱線するという判断を受けたのか彼のみの登場。ムーンセルより公式にペナルティという名の実質の私刑を受けた[[ランルーくん]]と[[ヴラド三世 (EXTRA)|彼女のサーヴァント]]の最初の犠牲者となりかけるが、どうにかその場は生き延びた。バーサーカーは不在だったのか、霊体で見ていたが何もしてくれなかったのか。
 
*漫画版では流石に彼のバーサーカーを登場させると作品が脱線するという判断を受けたのか彼のみの登場。ムーンセルより公式にペナルティという名の実質の私刑を受けた[[ランルーくん]]と[[ヴラド三世 (EXTRA)|彼女のサーヴァント]]の最初の犠牲者となりかけるが、どうにかその場は生き延びた。バーサーカーは不在だったのか、霊体で見ていたが何もしてくれなかったのか。
 
**またその際に「神はいてもこの世に[[真祖|吸血鬼]]など存在しない」と、ある意味自分の神すらも全否定しかねない発言をしてしまった。
 
**またその際に「神はいてもこの世に[[真祖|吸血鬼]]など存在しない」と、ある意味自分の神すらも全否定しかねない発言をしてしまった。
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**また、実は『EXTRA』時点で彼女の名前を口にしている。尤もこの時点の彼の扱いは単なるアレな人扱いだった為(そしてそれが明らかになった時の状況が状況だった為)間違い無く当時のプレイヤー達は意にも介さなかった(に違いない)が、まさかこの言葉が後にあそこまで大きな意味を持とうとは…!?
 
**また、実は『EXTRA』時点で彼女の名前を口にしている。尤もこの時点の彼の扱いは単なるアレな人扱いだった為(そしてそれが明らかになった時の状況が状況だった為)間違い無く当時のプレイヤー達は意にも介さなかった(に違いない)が、まさかこの言葉が後にあそこまで大きな意味を持とうとは…!?
 
**その際に'''キアラを魔性菩薩と呼んでおり'''、彼女の本性に気づいていた節がある。だが、魔性菩薩に関しては、彼女の通った道にはほぼ死体しか残らない有様に対する世間一般の渾名なので、単にそれを知っていただけかもしれない。個人的にその本性に対し迫りつつあった可能性は無いでもないが。
 
**その際に'''キアラを魔性菩薩と呼んでおり'''、彼女の本性に気づいていた節がある。だが、魔性菩薩に関しては、彼女の通った道にはほぼ死体しか残らない有様に対する世間一般の渾名なので、単にそれを知っていただけかもしれない。個人的にその本性に対し迫りつつあった可能性は無いでもないが。
*意外にも料理の腕はあるようで、彼が作った五穀粥の味は誰もが賞賛し、キアラですらお代わりを頼んだほどである。<br/>もっとも、本人曰く「それしかまともに作れない」とのことだが……。
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*意外にも料理の腕はあるようで、彼が作った五穀粥の味は誰もが賞賛し、キアラですらお代わりを頼んだほどである。<br>もっとも、本人曰く「それしかまともに作れない」とのことだが……。
    
==脚注==
 
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== リンク ==
 
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*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
* [[ウィザード]]
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*[[ウィザード]]
    
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