差分

編集の要約なし
153行目: 153行目:  
:歴史に伝えられる上では、戦場に出るにあたってライオンの毛皮を兜とする姿をコスプレし、愛人バルシネーとの間に授かった男児にその名をつけたと言われるほどの大ファン。
 
:歴史に伝えられる上では、戦場に出るにあたってライオンの毛皮を兜とする姿をコスプレし、愛人バルシネーとの間に授かった男児にその名をつけたと言われるほどの大ファン。
   −
;[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]
+
;[[アキレウス]]
 
:母方、エペイロス王家の遠い祖とされる。
 
:母方、エペイロス王家の遠い祖とされる。
 
:彼の活躍が綴られた『イリアス』を生涯、肌身離さず持ち歩いて愛読し、縁の地ではすかさず聖地巡礼を行い、時には戦場でその行いを真似たとも伝えられるほどのリスペクトを捧げている。
 
:彼の活躍が綴られた『イリアス』を生涯、肌身離さず持ち歩いて愛読し、縁の地ではすかさず聖地巡礼を行い、時には戦場でその行いを真似たとも伝えられるほどのリスペクトを捧げている。
262行目: 262行目:  
*アサシン戦で「王の軍勢」を開帳したのは、セイバーとアーチャーに己の王道を見せ付ける、という意図もあったが、「マスターの天敵」と言われるアサシンの包囲からウェイバーを護るという必要性もあったため。<br>多大な消耗を強いられる固有結界を使用したのは、戦術的にもちゃんとした理由に則って選択された行動である。
 
*アサシン戦で「王の軍勢」を開帳したのは、セイバーとアーチャーに己の王道を見せ付ける、という意図もあったが、「マスターの天敵」と言われるアサシンの包囲からウェイバーを護るという必要性もあったため。<br>多大な消耗を強いられる固有結界を使用したのは、戦術的にもちゃんとした理由に則って選択された行動である。
 
*アインツベルン相談室では、迷いも悔いもなかったので立ち寄ることはなかった。
 
*アインツベルン相談室では、迷いも悔いもなかったので立ち寄ることはなかった。
*虚淵氏が『Fate/Zero アニメビジュアルガイドI』内の誌上コメンタリーで「(予定通りケイネス陣営に召喚されていた場合)普通にもう『(ケイネスとソラウを)両方抱いてやる』の勢いだったと思う」と言っていた事から、伝承通りに両性愛者であると思われる。[[ライダー |五次ライダー]]や[[セイバー (EXTRA・赤)|赤王様]]同様、キリスト教普及前の地中海世界ではままある事である。
+
*虚淵氏が『Fate/Zero アニメビジュアルガイドI』内の誌上コメンタリーで「(予定通りケイネス陣営に召喚されていた場合)普通にもう『(ケイネスとソラウを)両方抱いてやる』の勢いだったと思う」と言っていた事から、伝承通りに両性愛者であると思われる。[[メドゥーサ|五次ライダー]]や[[セイバー (EXTRA・赤)|赤王様]]同様、キリスト教普及前の地中海世界ではままある事である。
 
*奈須きのこの初期構想では第四次のイスカンダルは決まっていたが、クラスは基本以外の[[クラス (エクストラ)|エキストラクラス]]の予定だった。第四次ライダーにはドラゴンライダーの構想があったが、こちらはボツに。
 
*奈須きのこの初期構想では第四次のイスカンダルは決まっていたが、クラスは基本以外の[[クラス (エクストラ)|エキストラクラス]]の予定だった。第四次ライダーにはドラゴンライダーの構想があったが、こちらはボツに。
 
*奈須きのこ氏脚本のアインツベルン相談室のゼッちゃんの寝言によると、セイバーには弱いがランサーには強いとの事。王の軍勢の性質上、対人宝具しか持たないランサーにはその物量で押しつぶせるが、対城レベルの高火力と高範囲の攻撃手段を持つセイバーとは相性が悪いという事だと推察される。
 
*奈須きのこ氏脚本のアインツベルン相談室のゼッちゃんの寝言によると、セイバーには弱いがランサーには強いとの事。王の軍勢の性質上、対人宝具しか持たないランサーにはその物量で押しつぶせるが、対城レベルの高火力と高範囲の攻撃手段を持つセイバーとは相性が悪いという事だと推察される。
274行目: 274行目:  
*「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世。正しくは「アリスカンダル (Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル (Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>真名に「イスカンダル」が採用されたのは、「[[アレキサンダー]]」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すためなのかもしれない。
 
*「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世。正しくは「アリスカンダル (Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル (Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>真名に「イスカンダル」が採用されたのは、「[[アレキサンダー]]」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すためなのかもしれない。
 
**ちなみにどの程度ありふれているのかというと、イスカンダル(アレクサンドロスIII世)の父方の伯父、母方の叔父、彼の死後産まれた息子、甥(異母妹の子)がみなアレクサンドロスである。
 
**ちなみにどの程度ありふれているのかというと、イスカンダル(アレクサンドロスIII世)の父方の伯父、母方の叔父、彼の死後産まれた息子、甥(異母妹の子)がみなアレクサンドロスである。
*父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家は[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]を先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。
+
*父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家は[[アキレウス]]を先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。
 
**史実において先祖とされるヘラクレスについて敬意を払っていたのか獅子の皮を被り、彼のコスプレをしていたという逸話を持つ。アキレウスについても同様で、師アリストテレスから贈られたアキレウスが主人公の叙事詩『イリアス』を肌身離さず持ち歩いて愛読し、東方への進軍中にイリオス(トロイ)遺跡を通りがかった時には(オタク的な意味で)聖地巡礼もしていた。<br>特に『イリアス』はZero劇中において、召喚されたその夜から最後の決戦に赴く寸前まで身近に携え、彼の一面を象徴するアイテムとなった。
 
**史実において先祖とされるヘラクレスについて敬意を払っていたのか獅子の皮を被り、彼のコスプレをしていたという逸話を持つ。アキレウスについても同様で、師アリストテレスから贈られたアキレウスが主人公の叙事詩『イリアス』を肌身離さず持ち歩いて愛読し、東方への進軍中にイリオス(トロイ)遺跡を通りがかった時には(オタク的な意味で)聖地巡礼もしていた。<br>特に『イリアス』はZero劇中において、召喚されたその夜から最後の決戦に赴く寸前まで身近に携え、彼の一面を象徴するアイテムとなった。
 
*聖杯から現代の知識を得て地球が丸いことを知り、「最果ての海」が存在しなかったことに衝撃を受けていたが、彼の家庭教師だったアリストテレスは地球球体説を実証していた。理屈よりも実体験を重んじたのだろうか。
 
*聖杯から現代の知識を得て地球が丸いことを知り、「最果ての海」が存在しなかったことに衝撃を受けていたが、彼の家庭教師だったアリストテレスは地球球体説を実証していた。理屈よりも実体験を重んじたのだろうか。
*現存している絵画や彫刻などの多くで、軍装の胸当てに[[ライダー|メドゥーサ]]の首を掲げた姿が表されている。メドゥーサの首の意匠は魔除けとして、また勇者[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]の武勇にあやかるものとして、古代ギリシャ世界の戦士、軍人の間で人気があった。
+
*現存している絵画や彫刻などの多くで、軍装の胸当てに[[メドゥーサ]]の首を掲げた姿が表されている。メドゥーサの首の意匠は魔除けとして、また勇者[[ペルセウス]]の武勇にあやかるものとして、古代ギリシャ世界の戦士、軍人の間で人気があった。
 
*多くの英雄たちをリスペクトしていた彼もまた、後世の英雄・偉人たちから盛大にリスペクトされてる。特に帝政ローマ初期の皇帝たちは世界帝国建立の先駆者としてアレクサンドロス大王に対する一種の信仰を寄せており、[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]の伯父カリグラ帝などはアレキサンドリアの陵墓から持ち出した大王の胸当てを着け海上パレードを行うほどの傾倒ぶりを見せていた。皇帝たちを喜ばせるために、また逆に諌めるために、ローマ帝国の歴史学者は良きにつけ悪しきにつけ後世の脚色がふんだんに盛り込まれた大王伝を世に送り出し、それを受けた大衆文学で更に伝説が水増しされ、ついには『アレクサンドル・ロマンス』という一つの文学ジャンルが作られるまでに至った。
 
*多くの英雄たちをリスペクトしていた彼もまた、後世の英雄・偉人たちから盛大にリスペクトされてる。特に帝政ローマ初期の皇帝たちは世界帝国建立の先駆者としてアレクサンドロス大王に対する一種の信仰を寄せており、[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]の伯父カリグラ帝などはアレキサンドリアの陵墓から持ち出した大王の胸当てを着け海上パレードを行うほどの傾倒ぶりを見せていた。皇帝たちを喜ばせるために、また逆に諌めるために、ローマ帝国の歴史学者は良きにつけ悪しきにつけ後世の脚色がふんだんに盛り込まれた大王伝を世に送り出し、それを受けた大衆文学で更に伝説が水増しされ、ついには『アレクサンドル・ロマンス』という一つの文学ジャンルが作られるまでに至った。
 
**たとえばローマ時代に書かれた『アレクサンドロス大王東征記』では、インドからの撤退の際に突然[[セミラミス|セミラミス女王]]とキュロス大王の伝説を引き、先人の偉業を超えるため自らも更に厳しい条件のもとゲドロシア砂漠の横断を試みて、軍に大損害を与えたとも伝えられる。<!--『~東征記』のこのくだりは他の大王伝とは矛盾する表記が多く、後世の捏造説も疑われている-->
 
**たとえばローマ時代に書かれた『アレクサンドロス大王東征記』では、インドからの撤退の際に突然[[セミラミス|セミラミス女王]]とキュロス大王の伝説を引き、先人の偉業を超えるため自らも更に厳しい条件のもとゲドロシア砂漠の横断を試みて、軍に大損害を与えたとも伝えられる。<!--『~東征記』のこのくだりは他の大王伝とは矛盾する表記が多く、後世の捏造説も疑われている-->
10,592

回編集