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;能力
 
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:最悪の破戒僧だが法力は本物であり、旧校舎まで侵入してきたリップをダキニ天法で撃退するという実力を見せた。我欲を縛る我執封じの五蘊黒縄は隙さえあればサーヴァントでさえ拘束することができる。また[[ウィザード]]としての実力も天才的で、SGを摘出する目的でも使える、五停心観等の精神医療用のコードキャストを究め、それらを発展させ電脳体への侵入及び吸収を可能にする万色悠滞を開発した。<br>生まれつきフェロモンによって"愛されやすい"特殊体質を得ている。フェロモンとは動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称のことで、理性ではあらがえない本能的誘惑である。<br>物語の最終局面でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収した「魔人」となるが、[[主人公 (EXTRA)]]が言うにはムーンセルにやってきた段階ですでに「人」ではなくなっていたらしい(後述)。<br>「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。<br>若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となってからは神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。<br>終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルを介する事で文字通り、任意的な物であるが「全能」の力を手に入れており、TYPE-MOON世界における菩薩(宇宙規模の存在規模に軽く太陽系を管理できる神格)の位階に達している、「この世において人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[キャスター (CCC・青)]]は語る。<br>しかし、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだ事で唯一「全能の力」を行使出来ない(『桜』達が抵抗するため)存在である主人公に対し、その事に気づかぬまま挑んだ事が原因で敗北した(気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという)。タイトルにある「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。<br>なお、本来の身体は彼女を手放すことを恐れた狂信者の手にかかり既に死亡している。
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:最悪の破戒僧だが法力は本物であり、旧校舎まで侵入してきたリップをダキニ天法で撃退するという実力を見せた。我欲を縛る我執封じの五蘊黒縄は隙さえあればサーヴァントでさえ拘束することができる。また[[ウィザード]]としての実力も天才的で、SGを摘出する目的でも使える、五停心観等の精神医療用のコードキャストを究め、それらを発展させ電脳体への侵入及び吸収を可能にする万色悠滞を開発した。<br>生まれつきフェロモンによって"愛されやすい"特殊体質を得ている。フェロモンとは動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称のことで、理性ではあらがえない本能的誘惑である。<br>物語の最終局面でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収した「魔人」となるが、[[主人公 (EXTRA)]]が言うにはムーンセルにやってきた段階ですでに「人」ではなくなっていたらしい(後述)。<br>「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。<br>若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となってからは神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。<br>終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルを介する事で文字通り、任意的な物であるが「全能」の力を手に入れており、TYPE-MOON世界における菩薩(宇宙規模の存在規模に軽く太陽系を管理できる神格)の位階に達している、「この世において人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語る。<br>しかし、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだ事で唯一「全能の力」を行使出来ない(『桜』達が抵抗するため)存在である主人公に対し、その事に気づかぬまま挑んだ事が原因で敗北した(気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという)。タイトルにある「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。<br>なお、本来の身体は彼女を手放すことを恐れた狂信者の手にかかり既に死亡している。
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
===Fate/EXTRA CCC===
 
===Fate/EXTRA CCC===
;[[キャスター (CCC・青)]]
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;[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|キャスター (CCC・青)]]
 
:召喚したサーヴァント。戦闘ではサポート役に徹する(つまりマスターとサーヴァントの役割が通常と逆になっている)。戦闘では支援しか出来ないが、何故そんな彼が彼女のサーヴァントとして「選ばれた」かは、CCCルートの主人公の行動次第で明らかになる。
 
:召喚したサーヴァント。戦闘ではサポート役に徹する(つまりマスターとサーヴァントの役割が通常と逆になっている)。戦闘では支援しか出来ないが、何故そんな彼が彼女のサーヴァントとして「選ばれた」かは、CCCルートの主人公の行動次第で明らかになる。
 
:ちびちゅき!では彼女の暴走ぶりに頭を痛める日々を送っている。
 
:ちびちゅき!では彼女の暴走ぶりに頭を痛める日々を送っている。
 
;[[主人公 (EXTRA)]]
 
;[[主人公 (EXTRA)]]
 
:月の裏側で出会ったマスター。彼あるいは彼女のことを気に入っているようで、しばしば助言をしたり、コードキャストを譲渡したりして協力する。ルート(進め方)によっては最終的に彼女の目的である人類の滅亡を防ぎ、桜とBBを助けようとする主人公と戦うことになる。
 
:月の裏側で出会ったマスター。彼あるいは彼女のことを気に入っているようで、しばしば助言をしたり、コードキャストを譲渡したりして協力する。ルート(進め方)によっては最終的に彼女の目的である人類の滅亡を防ぎ、桜とBBを助けようとする主人公と戦うことになる。
;[[キャスター (EXTRA・青)]]
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;[[玉藻の前|キャスター (EXTRA・青)]]
 
:彼女の宗派である真言立川流のご本尊と、同一視される。彼女の本性を最も早く見抜いており、主人公には彼女の事を「理解するべき価値は全くない」と警告していた。また最終決戦前、彼女が黒幕であることを事前に見抜いており、「やはり現われましたか殺生院」と彼女達の偽装を看破していた。
 
:彼女の宗派である真言立川流のご本尊と、同一視される。彼女の本性を最も早く見抜いており、主人公には彼女の事を「理解するべき価値は全くない」と警告していた。また最終決戦前、彼女が黒幕であることを事前に見抜いており、「やはり現われましたか殺生院」と彼女達の偽装を看破していた。
 
;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
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;[[ORT]]
 
;[[ORT]]
 
:コハエースでの最強決定戦でのタッグ相手。精神最強と物理最強の相性もさることながら、ORTの上に鎮座ましましている姿が妙に絵になっている。
 
:コハエースでの最強決定戦でのタッグ相手。精神最強と物理最強の相性もさることながら、ORTの上に鎮座ましましている姿が妙に絵になっている。
;[[キャスター (Apocrypha・赤)]]
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;[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]
 
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*本来の予定は「自意識を開放して人間にした桜を陥落する」というものだったが、「保健室に数ヶ月も閉じこもった若い二人を応援したくなった」なんて理由であっさり予定を変更している。
 
*本来の予定は「自意識を開放して人間にした桜を陥落する」というものだったが、「保健室に数ヶ月も閉じこもった若い二人を応援したくなった」なんて理由であっさり予定を変更している。
 
*彼女に関する仏教用語に'''「他化自在天」'''というものが作中で登場している。これは欲界(欲望に囚われた生物が住む世界)の六欲天における最高位、あるいは天上界の第六天を指す。この天は他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とする、つまり他人の楽しみを自らの楽しみにすることができる世界である。裏を返せば快楽を他人に依存しているとも言え、その特性は殺生院キアラの歪んだ天性そのもの。<br>神の座へと辿り着き、魔人と化したキアラの存在は、欲界の主である第六天魔王波旬に近いものと思われる。波旬(天魔波旬)は、仏教の開祖[[セイヴァー|釈迦]]が悟りを開く際の瞑想を妨げるために現れた魔神マーラ・パーピーヤスの漢訳の一つであり、他には魔羅と訳されることがある。
 
*彼女に関する仏教用語に'''「他化自在天」'''というものが作中で登場している。これは欲界(欲望に囚われた生物が住む世界)の六欲天における最高位、あるいは天上界の第六天を指す。この天は他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とする、つまり他人の楽しみを自らの楽しみにすることができる世界である。裏を返せば快楽を他人に依存しているとも言え、その特性は殺生院キアラの歪んだ天性そのもの。<br>神の座へと辿り着き、魔人と化したキアラの存在は、欲界の主である第六天魔王波旬に近いものと思われる。波旬(天魔波旬)は、仏教の開祖[[セイヴァー|釈迦]]が悟りを開く際の瞑想を妨げるために現れた魔神マーラ・パーピーヤスの漢訳の一つであり、他には魔羅と訳されることがある。
*ムーンセルに訪れた現在でも真言立川詠天流の導師だと語っているが、破戒僧ゆえに信仰心なぞ欠片も持ち合わせていない。あろうことか[[キャスター (EXTRA・青)|ご本尊]]を「負け犬」呼ばわりする始末。
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*ムーンセルに訪れた現在でも真言立川詠天流の導師だと語っているが、破戒僧ゆえに信仰心なぞ欠片も持ち合わせていない。あろうことか[[玉藻の前|ご本尊]]を「負け犬」呼ばわりする始末。
 
*キアラ役の声優・田中理恵は、「[[劇場版 空の境界]]」にて[[巫条霧絵]]役を演じている。<br />なお、ドラマCDにおける巫条霧絵役は伊藤美紀であり、彼女はFateシリーズにおいて[[藤村大河]]を演じている。これはいったい、なんの因果か……。
 
*キアラ役の声優・田中理恵は、「[[劇場版 空の境界]]」にて[[巫条霧絵]]役を演じている。<br />なお、ドラマCDにおける巫条霧絵役は伊藤美紀であり、彼女はFateシリーズにおいて[[藤村大河]]を演じている。これはいったい、なんの因果か……。
 
*設定においては、同情するばかりで何もしてくれなかった周囲の人間に失望した事が彼女の人格形成の核になっているという事ではあるが、ただひとりの男性信者だけは彼女に具体的なかたちで手を差し伸べてくれ、その結果彼女は一命を取り留めており、その点整合性として若干の矛盾がある。彼女がこの件に感謝も自己の人間観に対する矛盾も感じるような描写もない事から、主人公の「ムーンセルに来る前から彼女は人間ではなくなっていた~」というくだりは、あるいはこの部分を揶揄した事なのかもしれない。
 
*設定においては、同情するばかりで何もしてくれなかった周囲の人間に失望した事が彼女の人格形成の核になっているという事ではあるが、ただひとりの男性信者だけは彼女に具体的なかたちで手を差し伸べてくれ、その結果彼女は一命を取り留めており、その点整合性として若干の矛盾がある。彼女がこの件に感謝も自己の人間観に対する矛盾も感じるような描写もない事から、主人公の「ムーンセルに来る前から彼女は人間ではなくなっていた~」というくだりは、あるいはこの部分を揶揄した事なのかもしれない。
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;TYPE-MOON世界最強?
 
;TYPE-MOON世界最強?
 
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*作中においては主人公に敗れたものの、その能力は次元違いで[[キャスター (CCC・青)]]は「全能の力」と称しており、あらゆる事を可能にする彼女に勝てる者はもはや存在しないと明言している。また「この世、全ての欲」は知性さえあれば地球外の生命体にも作用すると説明されている為に[[ORT]]や[[朱い月のブリュンスタッド]]といった[[アリストテレス]]にすら適用される可能性が高いので一部のファンの間では彼女こそがTYPE-MOON世界最強の存在なのではないかと囁かれている。
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*作中においては主人公に敗れたものの、その能力は次元違いで[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|キャスター (CCC・青)]]は「全能の力」と称しており、あらゆる事を可能にする彼女に勝てる者はもはや存在しないと明言している。また「この世、全ての欲」は知性さえあれば地球外の生命体にも作用すると説明されている為に[[ORT]]や[[朱い月のブリュンスタッド]]といった[[アリストテレス]]にすら適用される可能性が高いので一部のファンの間では彼女こそがTYPE-MOON世界最強の存在なのではないかと囁かれている。
**「人」に近い性質を持つ生命体であれば勝ち目はまず無いが、元々生命体とは言い難い物体に作用するかは不明。とはいえ、現在彼女を抑えられると「EXTRA material」で断言されているのは[[セイヴァー|性欲完全オフが可能な天(かみ)]]と、[[キャスター (EXTRA・青)|金色白面]]の二者のみである。
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**「人」に近い性質を持つ生命体であれば勝ち目はまず無いが、元々生命体とは言い難い物体に作用するかは不明。とはいえ、現在彼女を抑えられると「EXTRA material」で断言されているのは[[セイヴァー|性欲完全オフが可能な天(かみ)]]と、[[玉藻の前|金色白面]]の二者のみである。
 
**現に、[[BB]]らにとって庇護の対象である主人公は無論、そのサーヴァントらも宝具に耐えきっており、前哨戦では空間転移等もさしたる苦も無く乗り切っている。
 
**現に、[[BB]]らにとって庇護の対象である主人公は無論、そのサーヴァントらも宝具に耐えきっており、前哨戦では空間転移等もさしたる苦も無く乗り切っている。
 
*あくまで考察の範囲だが霊長の守護者を始め、ガイアやアラヤが顕現させた抑止力は自由意志を持たない。いわば欲望を出そうにも自我が無いに等しい状態なので、「全能の神」となったキアラが地上に顕現する、あるいは顕現しようとした場合抑止力と衝突するかもしれない、もっとも今の彼女を滅ぼすのは朱い月でも厳しそうだが。
 
*あくまで考察の範囲だが霊長の守護者を始め、ガイアやアラヤが顕現させた抑止力は自由意志を持たない。いわば欲望を出そうにも自我が無いに等しい状態なので、「全能の神」となったキアラが地上に顕現する、あるいは顕現しようとした場合抑止力と衝突するかもしれない、もっとも今の彼女を滅ぼすのは朱い月でも厳しそうだが。
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