20行目: |
20行目: |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 残忍・狡猾な性格であるが、慎重とは言い難い。大仰で持って回った言い回しが多いが、素の性格はそれなりに紳士的。だが、激昂すると異様に早口になり、口調も乱暴になる。 | | : 残忍・狡猾な性格であるが、慎重とは言い難い。大仰で持って回った言い回しが多いが、素の性格はそれなりに紳士的。だが、激昂すると異様に早口になり、口調も乱暴になる。 |
− | : [[聖杯]]の召喚に応じたのは[[ルーラー|聖処女ジャンヌ・ダルク]]の復活を求めるゆえであったのだが、[[セイバー]]のことをジャンヌであると誤解してしまっており、「もう願いは果たされた」と聖杯そっちのけで彼女を追い求める。目的(セイバー)のためなら後先を考えない。 | + | : [[聖杯]]の召喚に応じたのは[[ジャンヌ・ダルク|聖処女ジャンヌ・ダルク]]の復活を求めるゆえであったのだが、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のことをジャンヌであると誤解してしまっており、「もう願いは果たされた」と聖杯そっちのけで彼女を追い求める。目的(セイバー)のためなら後先を考えない。 |
| : 生前は深い信仰心の持ち主であったが、ジャンヌが異端として処刑されたことで深い絶望を味わい、神を見失う。彼の残虐行為は、(悪徳を罰する筈の)神の不在を証明する手段でもあった。 | | : 生前は深い信仰心の持ち主であったが、ジャンヌが異端として処刑されたことで深い絶望を味わい、神を見失う。彼の残虐行為は、(悪徳を罰する筈の)神の不在を証明する手段でもあった。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 騎士・[[魔術|魔術師]]としての能力は皆無だが、強力な魔道書である[[宝具]]「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」による補佐を得て召喚術を行使する。 | | : 騎士・[[魔術|魔術師]]としての能力は皆無だが、強力な魔道書である[[宝具]]「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」による補佐を得て召喚術を行使する。 |
− | : 戦闘スタイルは、ほぼ無限に召喚が可能なヒトデに似た海魔による物量作戦。シンプルな戦法ながら、対人宝具しか持たない相手への効果は絶大で、対城宝具を封じられていたセイバーは劣勢に追い込まれ、[[ランサー (第四次)|ランサー]]の加勢後も途中までは有利に戦いを進めていた。 | + | : 戦闘スタイルは、ほぼ無限に召喚が可能なヒトデに似た海魔による物量作戦。シンプルな戦法ながら、対人宝具しか持たない相手への効果は絶大で、対城宝具を封じられていたセイバーは劣勢に追い込まれ、[[ディルムッド・オディナ|ランサー]]の加勢後も途中までは有利に戦いを進めていた。 |
| : その一方で対軍宝具に対しては通常サイズの海魔ではまったく歯が立たず、[[イスカンダル|ライダー]]には工房の守りとして大量に召喚してあった海魔を一方的に蹂躙されている。 | | : その一方で対軍宝具に対しては通常サイズの海魔ではまったく歯が立たず、[[イスカンダル|ライダー]]には工房の守りとして大量に召喚してあった海魔を一方的に蹂躙されている。 |
| : そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。 | | : そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。 |
103行目: |
103行目: |
| ; [[雨生龍之介]] | | ; [[雨生龍之介]] |
| : 聖杯戦争中のマスター。美学・哲学・芸術面でお互い共感するものがある。 | | : 聖杯戦争中のマスター。美学・哲学・芸術面でお互い共感するものがある。 |
− | ; [[セイバー]] | + | ; [[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]] |
| : 彼女の正体を、生前憧れたジャンヌ・ダルクであると勘違いしている。 | | : 彼女の正体を、生前憧れたジャンヌ・ダルクであると勘違いしている。 |
| : その勘違いが元で彼女にストーカーじみた妄執を見せる。 | | : その勘違いが元で彼女にストーカーじみた妄執を見せる。 |
| | | |
| === Fate/Apocrypha === | | === Fate/Apocrypha === |
− | ; [[ルーラー|ジャンヌ・ダルク]] | + | ; [[ジャンヌ・ダルク]] |
| : 英仏百年戦争の英雄であり、麗しの聖処女。彼女に崇拝に近い感情を抱いていた。 | | : 英仏百年戦争の英雄であり、麗しの聖処女。彼女に崇拝に近い感情を抱いていた。 |
| : 彼女の悲惨な最期から、彼は神に絶望し、殺人鬼へと堕ちて行く。が、『Fate/Apocrypha』では…? | | : 彼女の悲惨な最期から、彼は神に絶望し、殺人鬼へと堕ちて行く。が、『Fate/Apocrypha』では…? |
121行目: |
121行目: |
| | | |
| ===その他=== | | ===その他=== |
− | ; [[セイバー (EXTRA・赤)]] | + | ; [[ネロ・クラウディウス|セイバー (EXTRA・赤)]] |
| : 度々出会うセイバーのそっくりさん。 | | : 度々出会うセイバーのそっくりさん。 |
| : だが一目で、彼女がジャンヌではないと看破。地獄のアーティストとしては、それなりに尊敬している。 | | : だが一目で、彼女がジャンヌではないと看破。地獄のアーティストとしては、それなりに尊敬している。 |
171行目: |
171行目: |
| | | |
| ;「……………違うのですよねぇ。金髪ショートで男装をしているからジャンヌ、というワケではないのです。<br> そこの貴女、チェンジです。 <br>私生活を改めてから出直してきてください。」 | | ;「……………違うのですよねぇ。金髪ショートで男装をしているからジャンヌ、というワケではないのです。<br> そこの貴女、チェンジです。 <br>私生活を改めてから出直してきてください。」 |
− | :同上。[[セイバー (EXTRA・赤)|赤セイバー]]をジッと見つめて、ジャンヌと勘違いしているのかと思いきや、すぐに別人と看破してこう言い放つ。 | + | :同上。[[ネロ・クラウディウス|赤セイバー]]をジッと見つめて、ジャンヌと勘違いしているのかと思いきや、すぐに別人と看破してこう言い放つ。 |
| :彼なりの基準があるようだが、それにしてもあまりにも扱いがぞんざいである。 | | :彼なりの基準があるようだが、それにしてもあまりにも扱いがぞんざいである。 |
| :ちなみに彼女の真名を見抜いており、これは彼の保有スキル『芸術審美』の効果と思われる。本編で活躍の無かったこのスキルが漸く日の目を見た。 | | :ちなみに彼女の真名を見抜いており、これは彼の保有スキル『芸術審美』の効果と思われる。本編で活躍の無かったこのスキルが漸く日の目を見た。 |
207行目: |
207行目: |
| | | |
| ;「その彼女の魂が煉獄にいるのなら、私が救い行かず誰が救うというのです!!」 | | ;「その彼女の魂が煉獄にいるのなら、私が救い行かず誰が救うというのです!!」 |
− | :自分は救われたが、[[ルーラー|ジャンヌ]]が果たして救われたのか?という事が気がかりで、ただでさえ出てる目がますます出てくる勢いで彼女を語る。 | + | :自分は救われたが、[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]が果たして救われたのか?という事が気がかりで、ただでさえ出てる目がますます出てくる勢いで彼女を語る。 |
| | | |
| ;「い、いまのは、飛び出しがちな私の眼球を隙あらばいさめてきた、ジャンヌの目つぶし…!」 | | ;「い、いまのは、飛び出しがちな私の眼球を隙あらばいさめてきた、ジャンヌの目つぶし…!」 |
217行目: |
217行目: |
| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| ;「またまたお目にかかれましたなぁ、転生せし第二のジャンヌ。再会の記念です。このタコのごとき海魔を食べるのです」 | | ;「またまたお目にかかれましたなぁ、転生せし第二のジャンヌ。再会の記念です。このタコのごとき海魔を食べるのです」 |
− | :[[セイバー]]との会話。…それ食えるのか? | + | :[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]との会話。…それ食えるのか? |
| | | |
| ;「ん~、何か違うのですよねぇ……金髪で女騎士ならよいというワケではなくて……貴方には清楚さ、可憐さ、慎ましさ、清らかさが足りないというか……無いというか……」 | | ;「ん~、何か違うのですよねぇ……金髪で女騎士ならよいというワケではなくて……貴方には清楚さ、可憐さ、慎ましさ、清らかさが足りないというか……無いというか……」 |
− | :こちらは[[セイバー (EXTRA・赤)|赤い方のセイバー]]に対して。 | + | :こちらは[[ネロ・クラウディウス|赤い方のセイバー]]に対して。 |
| | | |
| ;「我が主よ!貴方は神か!貴方こそ神か!よくぞ……よくぞ私の前に彼女を招き寄せて下さいましたァ!」 | | ;「我が主よ!貴方は神か!貴方こそ神か!よくぞ……よくぞ私の前に彼女を招き寄せて下さいましたァ!」 |
239行目: |
239行目: |
| **オリジナルの中国語版(架空の書物なので、あくまで「そういう設定」である点に注意)は人皮で装丁されているとされており、この宝具もそれに倣ったのか同じく人皮で装丁されている。さらに表紙にデスマスク、背表紙に美少年の裸像の飾り付けがされており、かなり悪趣味なデザイン。 | | **オリジナルの中国語版(架空の書物なので、あくまで「そういう設定」である点に注意)は人皮で装丁されているとされており、この宝具もそれに倣ったのか同じく人皮で装丁されている。さらに表紙にデスマスク、背表紙に美少年の裸像の飾り付けがされており、かなり悪趣味なデザイン。 |
| **「螺湮城教本」はルビの通り、本来の持ち主は魔術師フランソワ・プレラーティーである。ジルの朋友であり導師であった彼の宝具だが、キャスターのクラス固有スキル「道具作成」を代償にして再現された。しかしプレラーティーが所持していたのはオリジナルではなくイタリア語版、それも部分的な翻訳を行っただけのものだという。つまりキャスターが使っているのは「ルルイエ異本」を何度も劣化コピーした物に過ぎないのだが、それでも神秘性が極めて高いランクA+になったのは、神霊級を呼び出せる聖杯もかくやという礼装を原典としているからだろう。 | | **「螺湮城教本」はルビの通り、本来の持ち主は魔術師フランソワ・プレラーティーである。ジルの朋友であり導師であった彼の宝具だが、キャスターのクラス固有スキル「道具作成」を代償にして再現された。しかしプレラーティーが所持していたのはオリジナルではなくイタリア語版、それも部分的な翻訳を行っただけのものだという。つまりキャスターが使っているのは「ルルイエ異本」を何度も劣化コピーした物に過ぎないのだが、それでも神秘性が極めて高いランクA+になったのは、神霊級を呼び出せる聖杯もかくやという礼装を原典としているからだろう。 |
− | **キャスター自身はあくまでプレラーティーのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。このイレギュラーは[[アヴェンジャー|第三次の影響]]によるものである。 | + | **キャスター自身はあくまでプレラーティーのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。このイレギュラーは[[アンリマユ|第三次の影響]]によるものである。 |
| **ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズにも登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルー神話が反映されているものがあり、Fate/Zeroにクトゥルーが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルー神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。 | | **ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズにも登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルー神話が反映されているものがあり、Fate/Zeroにクトゥルーが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルー神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。 |
| *宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。 | | *宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。 |