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364 バイト追加 、 2015年11月19日 (木) 17:28
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戦いの舞台は「月の表側=Fate/EXTRA」から「月の裏側=Fate/EXTRA CCC」へ。
 
戦いの舞台は「月の表側=Fate/EXTRA」から「月の裏側=Fate/EXTRA CCC」へ。
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舞台は「[[Fate/EXTRA]]」と同様。<br>しかし、EXTRAの世界を生み出している霊子コンピュータに致命的なエラーが発生し、世界そのものの在り方が変異。<br>カギを握るのは、Fateシリーズの登場人物として知られる[[間桐桜]]。
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舞台は『[[Fate/EXTRA]]』と同様。<br>しかし、『EXTRA』の世界を生み出している霊子コンピュータに致命的なエラーが発生し、世界そのものの在り方が変異。<br>カギを握るのは、Fateシリーズの登場人物として知られる[[間桐桜]]。
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テーマは「少女の情念」、そして「エロス」。<br>これは月を焦がす愛の詩。<br>破綻した聖杯戦争を舞台に、もう一つのEXTRAが語られる。<br><br>「CCC」はそのまま「シーシーシー」と読む。意味は「例外処理」。
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テーマは「少女の情念」、そして「エロス」。<br>これは月を焦がす愛の詩。<br>破綻した聖杯戦争を舞台に、もう一つの『EXTRA』が語られる。<br><br>『CCC』はそのまま「シーシーシー」と読む。意味は「例外処理」。
    
月刊コンプエースで、制作途中で没になったキャラクターやシナリオを採用したコミカライズ作品『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』が連載中。
 
月刊コンプエースで、制作途中で没になったキャラクターやシナリオを採用したコミカライズ作品『[[Fate/EXTRA CCC FoxTail]]』が連載中。
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;サクラメント
 
;サクラメント
:月の裏側限定マネー。EXTRAにおける「PP」の名前を変えてしまったモノ。
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:月の裏側限定マネー。『EXTRA』における「PP」の名前を変えてしまったモノ。
 
:電脳空間において、何かを作る、変える、動かすのに必要な魔力(メモリ)。
 
:電脳空間において、何かを作る、変える、動かすのに必要な魔力(メモリ)。
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**蓋を開けてみると、確かにギルガメッシュは一歩先の展開を読んで発言するため、ストーリーに入っていく妨げになるので、一週目は避けるべきであった。<br>ただ「圧倒的な強さ」というのは序盤においては微妙な所で、正直なところ力押し一辺倒で扱いにくい。<br>その上鈍りきって大幅に弱体化しているため、遥か格下である筈の赤ランサーに選択肢を間違えれれば一撃で倒されてしまうなど、期待が大きかっただけに肩透かしを喰らってしまった感は否めない。宝具が解禁される頃にはチートに相応しい強さになるのだが。
 
**蓋を開けてみると、確かにギルガメッシュは一歩先の展開を読んで発言するため、ストーリーに入っていく妨げになるので、一週目は避けるべきであった。<br>ただ「圧倒的な強さ」というのは序盤においては微妙な所で、正直なところ力押し一辺倒で扱いにくい。<br>その上鈍りきって大幅に弱体化しているため、遥か格下である筈の赤ランサーに選択肢を間違えれれば一撃で倒されてしまうなど、期待が大きかっただけに肩透かしを喰らってしまった感は否めない。宝具が解禁される頃にはチートに相応しい強さになるのだが。
 
*某ゲーム雑誌の評価で「ロード時間が長い」という評価があったためファンの間で一時不安の声が上がったが、ちゃんとデータインストールに対応していたため、快適なプレイが楽しめ、杞憂に終わった。
 
*某ゲーム雑誌の評価で「ロード時間が長い」という評価があったためファンの間で一時不安の声が上がったが、ちゃんとデータインストールに対応していたため、快適なプレイが楽しめ、杞憂に終わった。
**しかし、インストールデータの容量が約900MBなため使用メモリーカードが1Gの場合使用できないので注意が必要。
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**しかし、インストールデータの容量が約900MBなため使用メモリーカードが1Gの場合使用できないので注意が必要。
 
*前作からではあるが、女主人公を選ぶと若干シナリオが不自然になる傾向がある。<br>多くのイベントにおいて男女共通のテキストが使用されているため、「王子様」だの「男同士」だのと、男性扱いされる事が多いのである。<br>また、女性なのに女性キャラから強い好意を持たれると言う問題もある……が、そちらに関しては割と'''些末な問題'''である(いうより各店舗購入特典のセイバーとBBのイラストからしてアレである)。むしろ'''女同士と言う事をほとんど意識されない'''と言う物足りなさを感じる事の方が多いかもしれない。
 
*前作からではあるが、女主人公を選ぶと若干シナリオが不自然になる傾向がある。<br>多くのイベントにおいて男女共通のテキストが使用されているため、「王子様」だの「男同士」だのと、男性扱いされる事が多いのである。<br>また、女性なのに女性キャラから強い好意を持たれると言う問題もある……が、そちらに関しては割と'''些末な問題'''である(いうより各店舗購入特典のセイバーとBBのイラストからしてアレである)。むしろ'''女同士と言う事をほとんど意識されない'''と言う物足りなさを感じる事の方が多いかもしれない。
 
**女主人公×男サーヴァントの組み合わせの場合も、好感度こそ上がるものの恋愛関係にまでは至らない。
 
**女主人公×男サーヴァントの組み合わせの場合も、好感度こそ上がるものの恋愛関係にまでは至らない。
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**凛・ラニのエンディングは、誰ともフラグを立てなかった場合の通常エンディング(前作エンディングとほぼ同じ)のみ。
 
**凛・ラニのエンディングは、誰ともフラグを立てなかった場合の通常エンディング(前作エンディングとほぼ同じ)のみ。
 
*奈須氏曰く「普通のRPGでは出来ない事を盛り込んでいった結果、Fateシリーズの集大成的な作品になった」とのこと。<br>またゲームの種類は「'''女の子に襲われたり襲ったりする思春期恋愛RPG'''」とのこと。どんなゲームだ………。
 
*奈須氏曰く「普通のRPGでは出来ない事を盛り込んでいった結果、Fateシリーズの集大成的な作品になった」とのこと。<br>またゲームの種類は「'''女の子に襲われたり襲ったりする思春期恋愛RPG'''」とのこと。どんなゲームだ………。
*前作『Fate/EXTRA』と比べると、最初から奈須氏が制作したためかストーリーは粗が少なく、質が高くなっている。代わりにドロッドロに濃い。<br>ギャグパートは登場人物たちが暴走気味で、お笑い要素が満載。一方のシリアスパートは極めてハードな内容で、後味の悪さを感じさせる描写も多い。<br>さらに各キャラは'''奈須きのこらしさ'''満載であり、主人公も(特に中盤で)個性を爆発させる。<br>一部ではファンディスクのノリとも言われており、Fate/EXTRA版hollowといえば大体伝わる。ただしギャグとシリアスの落差はそのhollow以上に大きい。ちなみにhollowに登場した[[カレン・オルテンシア]]も、名前だけであるがストーリー中にその存在が示唆されている。
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*前作『Fate/EXTRA』と比べると、最初から奈須氏が制作したためかストーリーは粗が少なく、質が高くなっている。代わりにドロッドロに濃い。<br>ギャグパートは登場人物たちが暴走気味で、お笑い要素が満載。一方のシリアスパートは極めてハードな内容で、後味の悪さを感じさせる描写も多い。<br>さらに各キャラは'''奈須きのこらしさ'''満載であり、主人公も(特に中盤で)個性を爆発させる。<br>一部ではファンディスクのノリとも言われており、『Fate/EXTRA版hollow』といえば大体伝わる。ただしギャグとシリアスの落差はその『hollow』以上に大きい。ちなみに『hollow』に登場した[[カレン・オルテンシア]]も、名前だけであるがストーリー中にその存在が示唆されている。
**基本的に評価は高いが、あまりに強いきのこ節や、ギャグとシリアスの過剰な落差などの、いわゆる「いつものTYPE-MOON」的なノリについていけなくなったプレイヤーもいる。この辺り、同じく桜をヒロインとするstay night桜ルートと境遇が似ているかもしれない(さすがにあそこまで賛否両論ではないが)。
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**基本的に評価は高いが、あまりに強いきのこ節や、ギャグとシリアスの過剰な落差などの、いわゆる「いつものTYPE-MOON」的なノリについていけなくなったプレイヤーもいる。この辺り、同じく桜をヒロインとする『stay night』桜ルートと境遇が似ているかもしれない(さすがにあそこまで賛否両論ではないが)。
 
*基本的に一日の間に何度でもサクラ迷宮に入れるため、前作と違いアイテムが足りなくなったりしても戻ってやり直すことが可能。<br>また前作ではエネミーは時間経過による復活しか出来できず、効率的にレベルアップが望めないという欠点があったが、セーブポイントでのこの迷宮の出入り、もしくはフロアの登り降りですぐに復活させられるようになった。<br>これによって前作より遥かに高いレベルが要求されても、レベルアップは以前ほど苦ではない。
 
*基本的に一日の間に何度でもサクラ迷宮に入れるため、前作と違いアイテムが足りなくなったりしても戻ってやり直すことが可能。<br>また前作ではエネミーは時間経過による復活しか出来できず、効率的にレベルアップが望めないという欠点があったが、セーブポイントでのこの迷宮の出入り、もしくはフロアの登り降りですぐに復活させられるようになった。<br>これによって前作より遥かに高いレベルが要求されても、レベルアップは以前ほど苦ではない。
 
*前作の問題点であった攻撃モーションが連続するスキルを使用すると、ダメージを受けたキャラクターが何度も同じ反応をしてしまう所は改善されていない。<br>例として挙げると、セイバーでは「'''程度があろう、程度があろう、程度が、て、て、て、程度があろう'''」となり、どうにも戦闘中、気が抜けてしまう。
 
*前作の問題点であった攻撃モーションが連続するスキルを使用すると、ダメージを受けたキャラクターが何度も同じ反応をしてしまう所は改善されていない。<br>例として挙げると、セイバーでは「'''程度があろう、程度があろう、程度が、て、て、て、程度があろう'''」となり、どうにも戦闘中、気が抜けてしまう。
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*エネミーとの戦闘で、開示されているコマンドに自動で対応するオート機能が追加されたことによって、レベル上げに手間がかかり過ぎるという前作の問題点が緩和された。<br>加えてアリーナ内での途中セーブも可能になったため、遊びやすくなっている。<br>また前作ではレベル差が出てくると、得られる経験値がそれに比例して少なくなるというシステムをとっていたため、余計にレベル上げが苦痛であったが、今作ではレベル差による獲得経験値のマイナス補正は撤廃されており、ここも改善されている。
 
*エネミーとの戦闘で、開示されているコマンドに自動で対応するオート機能が追加されたことによって、レベル上げに手間がかかり過ぎるという前作の問題点が緩和された。<br>加えてアリーナ内での途中セーブも可能になったため、遊びやすくなっている。<br>また前作ではレベル差が出てくると、得られる経験値がそれに比例して少なくなるというシステムをとっていたため、余計にレベル上げが苦痛であったが、今作ではレベル差による獲得経験値のマイナス補正は撤廃されており、ここも改善されている。
 
*地味に前作ではできなかった「戦闘からの逃走」が可能になったが、コマンドが開示されればエネミーなど経験値の肥やしでしかないため利用するプレイヤーはほとんどいない。強いて使うとすれば、二週目以降からエネミーにぶつかってしまい、「戦闘するのがめんどくさい」という場合だが、コマンドが開示されていれば一瞬で済んでしまうためやはり使われることが少ない。
 
*地味に前作ではできなかった「戦闘からの逃走」が可能になったが、コマンドが開示されればエネミーなど経験値の肥やしでしかないため利用するプレイヤーはほとんどいない。強いて使うとすれば、二週目以降からエネミーにぶつかってしまい、「戦闘するのがめんどくさい」という場合だが、コマンドが開示されていれば一瞬で済んでしまうためやはり使われることが少ない。
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*7つのクラスのうち、[[クラス (アサシン)|アサシン]]と[[クラス (ライダー)|ライダー]]のサーヴァントのみ登場しない。ただし[[パッションリップ]]と[[メルトリリス]]はそれぞれ「気配遮断」と「騎乗」のスキルを所持している。
 
*没キャラクターとして[[カズラドロップ]]、[[ヴァイオレット]]、[[キングプロテア]]なるキャラ達が制作初期段階では登場する予定だったことが公表されている。詳細はリンク先で。
 
*没キャラクターとして[[カズラドロップ]]、[[ヴァイオレット]]、[[キングプロテア]]なるキャラ達が制作初期段階では登場する予定だったことが公表されている。詳細はリンク先で。
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:結局キューブに入ったまま消滅せずに残留し「刑期を終えて戻ってくると宣言した赤ランサー」。
 
:結局キューブに入ったまま消滅せずに残留し「刑期を終えて戻ってくると宣言した赤ランサー」。
 
:CCCルートで「再会を約束したキャス狐」
 
:CCCルートで「再会を約束したキャス狐」
:……と、期待させてくれる物がかなり多い。またEXTRAの世界観には謎が多く、なぜ神秘が崩壊したのかも言及されていないため続編の発表は大いにありうる。
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:……と、期待させてくれる物がかなり多い。また『EXTRA』の世界観には謎が多く、なぜ神秘が崩壊したのかも言及されていないため続編の発表は大いにありうる。
    
:勿論次回作への期待はファンの間だけのものであったが、「竹箒日記」で奈須氏は
 
:勿論次回作への期待はファンの間だけのものであったが、「竹箒日記」で奈須氏は
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:''せっかくの電脳もの、せっかくのインフレSFものなんだし。''
 
:''せっかくの電脳もの、せっかくのインフレSFものなんだし。''
 
:''困った事に、やりたいネタはまだ半分も使い切れていないんだ。」''
 
:''困った事に、やりたいネタはまだ半分も使い切れていないんだ。」''
:との事。これからもEXTRAの世界観はまだまだ広がっていくようである。
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:との事。これからも『EXTRA』の世界観はまだまだ広がっていくようである。
:…が、肝心の'''EXTRAとCCCの開発元であるイメージエポックは2015年5月に破産手続き、倒産となってしまった'''。
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:…が、肝心の'''『EXTRA』と『CCC』の開発元であるイメージエポックは2015年5月に破産手続き、倒産となってしまった'''。
 
:少なくとも今後はやるとしても別の開発元になるわけだが、果たしてどうなるのか。
 
:少なくとも今後はやるとしても別の開発元になるわけだが、果たしてどうなるのか。
  
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