15行目: |
15行目: |
| | | |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :「太陽の騎士」と謳われ、生真面目な性格だが重苦しく構えたところがなく、その態度はまさに清廉潔白を思わせる。<br />忠節の騎士であり、王への鉄の忠誠心と揺るぎない信頼により、ただ王のための一振りの剣であることを望んでいる。<br />その様はいっそ盲目的であると言ってよく、[[セイバー (EXTRA・赤)]]の「ならば貴様は信頼する友を斬れと命ぜられれば、その通りにするというのか?」という問いに、「無論。主が望むのなら、私はいかなる醜行にも手を染めます。剣を預けるとはそういう事です。主に間違いはありません。間違えがあったとしたら、それは王ではなく、斬刑を下された友と思います」と答えるほど。<br />その絶対の忠誠は、生前の後悔がゆえ。<br />主人公のサーヴァント達に散々「犬」と揶揄される妄信ぶりだったが、彼自身それは百も承知で、その真意は「太陽の騎士」の名に恥じない真の忠誠であった。<br />CCCでは味方側のサーヴァントとして登場し、共に月の表側に行くために協力し合うことになる。<br />清廉潔白でさわやかなイケメン……なのは変わらないが、頭でも打ったのかと思うほど天然な発言が増え、主人公にレオ共々「黙っていてくれないものか、この主従は」と頭を抱えられることもあったが、一方(思春期的な意味で)親しみやすい一面も増加した。 | + | :「太陽の騎士」と謳われ、生真面目な性格だが重苦しく構えたところがなく、その態度はまさに清廉潔白を思わせる。<br />忠節の騎士であり、王への鉄の忠誠心と揺るぎない信頼により、ただ王のための一振りの剣であることを望んでいる。<br />その様はいっそ盲目的であると言ってよく、[[セイバー (EXTRA・赤)]]の「ならば貴様は信頼する友を斬れと命ぜられれば、その通りにするというのか?」という問いに、「無論。主が望むのなら、私はいかなる醜行にも手を染めます。剣を預けるとはそういう事です。主に間違いはありません。間違えがあったとしたら、それは王ではなく、斬刑を下された友と思います」と答えるほど。<br />その絶対の忠誠は、生前の後悔がゆえ。<br>主人公のサーヴァント達に散々「犬」と揶揄される妄信ぶりだったが、彼自身それは百も承知で、その真意は「太陽の騎士」の名に恥じない真の忠誠であった。<br>CCCでは味方側のサーヴァントとして登場し、共に月の表側に行くために協力し合うことになる。<br>清廉潔白でさわやかなイケメン……なのは変わらないが、頭でも打ったのかと思うほど天然な発言が増え、主人公にレオ共々「黙っていてくれないものか、この主従は」と頭を抱えられることもあったが、一方(思春期的な意味で)親しみやすい一面も増加した。 |
| | | |
| ;能力 | | ;能力 |
22行目: |
22行目: |
| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
| ; 転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン) | | ; 転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン) |
− | : ランク:A+、種別:対軍宝具、レンジ20~40、最大補足:三百人、由来:ガウェインの愛剣・ガラティーン | + | : ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ20~40<br>最大補足:三百人<br>由来:ガウェインの愛剣・ガラティーン |
− | : 柄に擬似太陽が納められた日輪の剣。[[セイバー|アーサー王]]の持つ「約束された勝利の剣」と同じく、妖精「湖の乙女」によってもたらされた姉妹剣。伝承では多くを語られる事のない聖剣だった。<br />王とその剣が月の加護を受けるのに対し、彼とその剣は太陽の恩恵を受ける。「約束された勝利の剣」が星の光で両断するならば、「転輪する勝利の剣」は太陽の灼熱で焼き尽くす。その出力は「約束された勝利の剣」に匹敵する。<br />なお、「約束された勝利の剣」は一点集中型だが、「転輪する勝利の剣」は押し寄せる敵兵をなぎ払うために真横への放射型となっている。<br />さらに抜刀し、魔力をこめることで内部の疑似太陽が連動し、剣の刀身を可視できる範囲まで伸ばすことが可能だという。<del>13キロや。</del><br />マスターであるレオが最強クラスのマスターであるため、その豊富な魔力供給によって、2ターン連続で使用してくる時もある。<br />ゲーム的には、相手の最大HPの120%のダメージを与えるという、単純ながら強力な性能を持つ。 | + | : 柄に擬似太陽が納められた日輪の剣。[[セイバー|アーサー王]]の持つ「約束された勝利の剣」と同じく、妖精「湖の乙女」によってもたらされた姉妹剣。伝承では多くを語られる事のない聖剣だった。<br>王とその剣が月の加護を受けるのに対し、彼とその剣は太陽の恩恵を受ける。「約束された勝利の剣」が星の光で両断するならば、「転輪する勝利の剣」は太陽の灼熱で焼き尽くす。その出力は「約束された勝利の剣」に匹敵する。<br>なお、「約束された勝利の剣」は一点集中型だが、「転輪する勝利の剣」は押し寄せる敵兵をなぎ払うために真横への放射型となっている。<br>さらに抜刀し、魔力をこめることで内部の疑似太陽が連動し、剣の刀身を可視できる範囲まで伸ばすことが可能だという。<del>13キロや。</del><br />マスターであるレオが最強クラスのマスターであるため、その豊富な魔力供給によって、2ターン連続で使用してくる時もある。<br>ゲーム的には、相手の最大HPの120%のダメージを与えるという、単純ながら強力な性能を持つ。 |
| | | |
| == 真名:ガウェイン == | | == 真名:ガウェイン == |
− | 「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人であり、アーサー王の甥にあたる。もう一人の聖剣の担い手であり、王の影武者とも言われた。<br /> | + | 「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人であり、アーサー王の甥にあたる。もう一人の聖剣の担い手であり、王の影武者とも言われた。 |
| | | |
− | 完全なる理想の騎士。相手を軽んじる事もなく、侮辱する事もなく、相手が力不足であってもその戦意と覚悟を汲み取って、礼節をもって相対した。<br />王に対しては影に徹し、ひとたび号令が下れば颯爽と戦場に赴き涼やかな笑顔で勝利する。王の片腕と称されたランスロット卿に並ぶとされる高潔な騎士。<br />月を象徴とするアーサー王に対し、太陽を背負うガウェイン卿。王の影武者を務め、その姿も見目麗しい事もあり、王がもしも倒れた場合の代行候補の一人であると周囲には目されていたが、本人はその評価を意に介することなく、王の右腕であり続けた。<br />ただし、王を盲目的に崇拝していたがため、その苦悩を知ることはなかった。<br />そんな完璧ぶりを発揮した彼であったが、ランスロット卿に兄弟を殺された怨恨を拭い去ることが出来ず、最後まで相容れなかった。<br /> | + | 完全なる理想の騎士。相手を軽んじる事もなく、侮辱する事もなく、相手が力不足であってもその戦意と覚悟を汲み取って、礼節をもって相対した。<br>王に対しては影に徹し、ひとたび号令が下れば颯爽と戦場に赴き涼やかな笑顔で勝利する。王の片腕と称されたランスロット卿に並ぶとされる高潔な騎士。<br>月を象徴とするアーサー王に対し、太陽を背負うガウェイン卿。王の影武者を務め、その姿も見目麗しい事もあり、王がもしも倒れた場合の代行候補の一人であると周囲には目されていたが、本人はその評価を意に介することなく、王の右腕であり続けた<br>ただし、王を盲目的に崇拝していたがため、その苦悩を知ることはなかった。<br />そんな完璧ぶりを発揮した彼であったが、ランスロット卿に兄弟を殺された怨恨を拭い去ることが出来ず、最後まで相容れなかった。<br /> |
| | | |
| 「ランスロット卿に兄弟を殺されたばかりか、あの黒騎士は王さえ裏切った。王の妻を拐かしたのだ。許せるはずがあろうか」<br /> | | 「ランスロット卿に兄弟を殺されたばかりか、あの黒騎士は王さえ裏切った。王の妻を拐かしたのだ。許せるはずがあろうか」<br /> |
34行目: |
34行目: |
| 高潔であるが故に殺された兄弟への肉親の情も人一倍で、さらに王を裏切りその妃を奪ったランスロット卿は、許し難い存在であった。<br>しかし、最終的にアーサー王はランスロットを許す。すべては余が悪かったと。<br>だが彼はランスロット卿の裏切りを許せず、最後まで敵対してしまった。それが遂には、王の没落に繋がってしまう。<br>アーサー王最後の戦い・カムランの丘にて、ランスロット卿は破門されながらも王の下にはせ参じようとする。しかしそれを彼は拒み続け、結果王を戦死させ、自らの死も招いてしまった。また、彼の死因はかつてランスロット卿に受けた古傷を打たれたがゆえとされる。<br>彼はその死の淵で、自らが捨てることのできなかったランスロット卿への私怨が、アーサー王の破滅を招いたのだと悔いる。<br> | | 高潔であるが故に殺された兄弟への肉親の情も人一倍で、さらに王を裏切りその妃を奪ったランスロット卿は、許し難い存在であった。<br>しかし、最終的にアーサー王はランスロットを許す。すべては余が悪かったと。<br>だが彼はランスロット卿の裏切りを許せず、最後まで敵対してしまった。それが遂には、王の没落に繋がってしまう。<br>アーサー王最後の戦い・カムランの丘にて、ランスロット卿は破門されながらも王の下にはせ参じようとする。しかしそれを彼は拒み続け、結果王を戦死させ、自らの死も招いてしまった。また、彼の死因はかつてランスロット卿に受けた古傷を打たれたがゆえとされる。<br>彼はその死の淵で、自らが捨てることのできなかったランスロット卿への私怨が、アーサー王の破滅を招いたのだと悔いる。<br> |
| | | |
− | '''『――もし次があるのなら。まだ挽回する機会が、二度目の生があるのなら、今度こそ、自らの全てを王に捧げよう――』'''<br />英霊となり、多くの迷いから解き放たれた彼は、本来の太陽の騎士としての姿を取り戻す。<br>より完璧な騎士として、「王の補佐に徹する」という絶対の使命を自らに課す。<br />全てはひとりの、孤独な王の礎とならんがために。 | + | '''『――もし次があるのなら。まだ挽回する機会が、二度目の生があるのなら、今度こそ、自らの全てを王に捧げよう――』'''<br />英霊となり、多くの迷いから解き放たれた彼は、本来の太陽の騎士としての姿を取り戻す。<br>より完璧な騎士として、「王の補佐に徹する」という絶対の使命を自らに課す。<br>全てはひとりの、孤独な王の礎とならんがために。 |
| | | |
| === 関連 === | | === 関連 === |