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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 「正義の味方」になる為に修練を続け、とある未来の世界で死すべき百人を救うために「世界」と契約した[[衛宮士郎]]のなれの果て。 | + | : 「正義の味方」になる為に修練を続け、とある未来の世界で死すべき百人を救うために「世界」と契約した[[衛宮士郎|ある人物]]のなれの果て。 |
− | : 全てを救うという理想を追い求め続け限界にぶつかった彼は「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と、死後に「守護者」となる契約を世界と交わしその百人を救った。その後世界の危機をも救い遂には英雄とすら呼ばれたが、自分の行為に対して何の見返りも求めない彼の姿勢は人々の恐怖を買い、裏切られ続ける日々の中で最後にはある争いを引き起こした張本人と全責任を押し付けられ、自分が助けたはずの人物に罪を被せられた後、処刑された。 | + | : 第五次聖杯戦争ではアーチャーのサーヴァントとして登場。 |
− | : 理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく多くのものに裏切られてきたが、それでもなお誰一人恨むことはなかった。しかし、その後に待ち受けていたのは「[[抑止力|霊長の守護者]]」という残酷な現実であった。
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− | : 死後は英霊の力で更に多くの人を救うことを望んだが、守護者は彼の願った「人を救う」などという役割ではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする「掃除屋」に過ぎなかった。信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、拒絶する事も許されずに殺戮を続けた末に彼の信念も遂に磨耗し、かつての理想に絶望する。
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− | : この過程で彼は「過去の英霊になる以前の自分(衛宮士郎)を自らの手で殺す」ことでタイムパラドックスを引き起こせば自分は消滅できるのではないかという考えに至り、その希望だけを胸に抱いたまま、守護者の役割に徹してきた。
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 基本的に気障で皮肉屋な現実主義者。それでいて、根本的にはお人好し。現在の性格に至ったのは「正義の味方」を貫こうと奮闘しながら、最後には世界に裏切られてしまったが故の絶望から。 | | : 基本的に気障で皮肉屋な現実主義者。それでいて、根本的にはお人好し。現在の性格に至ったのは「正義の味方」を貫こうと奮闘しながら、最後には世界に裏切られてしまったが故の絶望から。 |
− | : かつての理想を憎悪するが故に、その理想を追っていた頃の自分(士郎)に対しては時には殺意を向けるほどに刺々しく接するが、生来のお人好し故か、士郎に対し主に魔術面でのアドバイスをすることも。 | + | : かつての理想を憎悪するが故に、その理想を追っていた頃の自分に対しては時には殺意を向けるほどに刺々しく接するが、生来のお人好し故か、士郎に対し主に魔術面でのアドバイスをすることも。また、ここぞと言う時にニヒルな冗談を口にするプレイボーイとしての一面を見せている。 |
| : 辿ってきた数奇な人生を語るかのような、その背中が印象的な漢。今でも本心では「正義の味方」の理想を諦めきれていない事も凛ルートの彼の結末だけでなくセイバールートでの凛との会話で「世界平和」を語った事からも仄めかされている。 | | : 辿ってきた数奇な人生を語るかのような、その背中が印象的な漢。今でも本心では「正義の味方」の理想を諦めきれていない事も凛ルートの彼の結末だけでなくセイバールートでの凛との会話で「世界平和」を語った事からも仄めかされている。 |
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| == 真名:エミヤ== | | == 真名:エミヤ== |
| + | 守護者と呼ばれるもので、人類の“存続するべき”集合無意識が生み出した防衛装置のようなもの。この防衛の在り方は人類側の抑止力とも呼ばれる。「名も無い人々」が選出した、「顔の無い正義」の代表者。 |
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| + | 英霊エミヤ。錬鉄の英雄。投影魔術を用い、多くの名剣、魔剣を模造する贋作者(フェイカー)。「正義の味方」になることを目指し、たどり着いた衛宮士郎の成れの果て。――厳密に言えば、彼が辿りうる可能性の一つ。 |
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| + | ―――衛宮切嗣に助けられ、死した彼の代わりに「全てを救う」という理想を追い求め続け限界にぶつかった彼は「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と、死後に「守護者」となる契約を世界と交わしその百人を救った。 |
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| + | その後世界の危機をも救い遂には英雄とすら呼ばれたが、自分の行為に対して何の見返りも求めない彼の姿勢は人々の恐怖を買い、裏切られ続ける日々の中で最後にはある争いを引き起こした張本人と全責任を押し付けられ、自分が助けたはずの人物に罪を被せられた後、処刑された。 |
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| + | 理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく多くのものに裏切られてきたが、それでもなお誰一人恨むことはなかった。しかし、その後に待ち受けていたのは「[[抑止力|霊長の守護者]]」という残酷な現実であった。 |
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| + | 死後は英霊の力で更に多くの人を救うことを望んだが、守護者は彼の願った「人を救う」などという役割ではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする「掃除屋」に過ぎなかった。<br>信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、拒絶する事も許されず、数え切れないほど殺戮を続けた末に彼の信念も遂に磨耗し、かつての理想に絶望する。 |
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| + | この過程で彼は「過去の英霊になる以前の自分を自らの手で殺す」ことでタイムパラドックスを引き起こせば自分は消滅できるのではないかという考えに至り、その希望だけを胸に抱いたまま、守護者の役割に徹してきた。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ; [[Fate/stay night]] | | ; [[Fate/stay night]] |