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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
; 日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)
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;『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』
: 由来:彼の母クンティーが未婚の母となることに恐怖を感じ、 息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。  
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: 彼の母クンティーが未婚の母となることに恐怖を感じ、 息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。 太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難。彼の肉体と一体化している。<br />『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない。ムーンセルでも完全破壊することは不可能で、防具として使う物の中では、究極の宝具の一つ。<br>他者へ装備させる事も可能。また本人の「鎧が無いせいで傷が癒えない。ずっと瀕死のまま」という言葉から治癒能力も有する可能性がある。『Apocrupha』での自己治癒能力との関係性は不明。<br>ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。
: 太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難。彼の肉体と一体化している。<br />『CCC』における効果は、この宝具を身に纏う限り、彼への攻撃は物理、概念を問わず10分の1しかダメージが届かない。ムーンセルでも完全破壊することは不可能で、防具として使う物の中では、究極の宝具の一つ。<br>他者へ装備させる事も可能。また本人の「鎧が無いせいで傷が癒えない。ずっと瀕死のまま」という言葉から治癒能力も有する可能性がある。『Apocrupha』での自己治癒能力との関係性は不明。<br>ギルガメッシュの宝物庫にも存在せず、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つである。
     −
; 梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)
+
;『梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)』
<!-- : 由来:。 -->
+
:彼がバラモンのパラシュラーマから授けられた対軍、対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。<br>ブラフマー神の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。<br>『CCC』では'''目からビームを撃つ'''という演出になっている。実際はビームではなく、彼が放つ強烈な眼力を視覚化させたモノで、ビームのように見えるのはゲーム的な演出との事。
: 彼がバラモンのパラシュラーマから授けられた対軍、対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。<br>ブラフマー神の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。<br>『CCC』では'''目からビームを撃つ'''という演出になっている。実際はビームではなく、彼が放つ強烈な眼力を視覚化させたモノで、ビームのように見えるのはゲーム的な演出との事。
     −
; 梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)
+
;『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』
<!-- : 由来。 -->
+
:隠された彼の奥の手。飛び道具のブラフマーストラに、彼の属性である炎熱の効果を付与して発射する。<br>もとより広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲をさらに広め、威力を格段に上昇させる。<br>『CCC』では上空へ槍を投擲後、天から巨大な劫火を敵に落とす。ゲーム的には毎ターン、ランダムな手でダメージを発生させる。このダメージ効果はコードキャストと同じ扱いであるため、こちらのエクストラターンの発生を大幅に阻害するというかなり嫌な特性がある。
: 隠された彼の奥の手。飛び道具のブラフマーストラに、彼の属性である炎熱の効果を付与して発射する。<br>もとより広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲をさらに広め、威力を格段に上昇させる。<br>『CCC』では上空へ槍を投擲後、天から巨大な劫火を敵に落とす。ゲーム的には毎ターン、ランダムな手でダメージを発生させる。このダメージ効果はコードキャストと同じ扱いであるため、こちらのエクストラターンの発生を大幅に阻害するというかなり嫌な特性がある。
     −
; 日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)
+
;『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』
: ランク:A++<br>種別:対軍・対神宝具<br>レンジ:40~99<br>最大補足:千単位
+
:ランク:A++<br>種別:対軍・対神宝具<br>レンジ:40~99<br>最大補足:千単位
<!-- : 由来。 -->
   
: 神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。雷光でできた必滅の槍。<br>インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢があまりにも高潔であったため、 それに報いねばならないと思い与えた。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。<br>『CCC』では穂先から強烈な光の一撃を放つ。発動後、背中にある装飾は破壊される。ゲーム中では表示されないが、この宝具使用後、防御力が若干低下する代わりに、攻撃力が急上昇する。<br>伝承では鬼神ガトートカチャを倒すために使われたとされるが、Fateでは最後まで使用しないまま戦死したことになっているらしい。そのためギルガメッシュの宝物庫にも収蔵されていない。
 
: 神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。雷光でできた必滅の槍。<br>インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢があまりにも高潔であったため、 それに報いねばならないと思い与えた。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。<br>『CCC』では穂先から強烈な光の一撃を放つ。発動後、背中にある装飾は破壊される。ゲーム中では表示されないが、この宝具使用後、防御力が若干低下する代わりに、攻撃力が急上昇する。<br>伝承では鬼神ガトートカチャを倒すために使われたとされるが、Fateでは最後まで使用しないまま戦死したことになっているらしい。そのためギルガメッシュの宝物庫にも収蔵されていない。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
=== ルーマニア ===
+
'''''Fate/Apocrypha'''''
;[[セイバー (Apocrypha・黒)|黒のセイバー]]
+
;[[セイバー (Apocrypha・黒)]]
 
:聖杯大戦で出会った好敵手。<br>彼の眼差しから生前因縁のあった人物を見出し、夜明けまで打ち合い、別れ際共に再戦を願っていたが………。
 
:聖杯大戦で出会った好敵手。<br>彼の眼差しから生前因縁のあった人物を見出し、夜明けまで打ち合い、別れ際共に再戦を願っていたが………。
;[[ランサー (Apocrypha・黒)|黒のランサー]]
+
;[[ランサー (Apocrypha・黒)]]
 
:彼の王としての誇りを認め、自らの手で討ち果たそうと決意する。だが……
 
:彼の王としての誇りを認め、自らの手で討ち果たそうと決意する。だが……
   66行目: 62行目:  
:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。
 
:すべての事柄を「それも有り」と捉える性格が災いし、彼らに有用な駒として扱われている。
   −
=== ムーンセル ===
+
'''''Fate/EXTRA CCC'''''
 
;[[ジナコ=カリギリ]]
 
;[[ジナコ=カリギリ]]
 
:マスター。彼女のあまりのダメ人間ぶりには苦言を呈するが、マスターとして彼女の意思を尊重しており、命令には従う。<br>ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。<br>なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
 
:マスター。彼女のあまりのダメ人間ぶりには苦言を呈するが、マスターとして彼女の意思を尊重しており、命令には従う。<br>ジナコの態度にため息を付きつつ、甲斐甲斐しく付き合うその姿勢は「お父さん」あるいは「世話焼きな兄弟」にも見える。<br>なお、ジナコの父と言われた際は「すまんが、年齢的に無理がある。弟ということにして欲しい」と返答し、ジナコに憤慨された。
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:身を挺してまでジナコを救おうとしてくれた彼の行いに深く感謝している。<br>臥藤もカルナと会話した際、「神話に語られた通りの高潔な人物であったことが嬉しい」と述べている。<br />また「'''赤き翼を背負いし漆黒の太陽(レッドウィング・シュバルツさん)'''」という有り難い(?)別名を送られている。
 
:身を挺してまでジナコを救おうとしてくれた彼の行いに深く感謝している。<br>臥藤もカルナと会話した際、「神話に語られた通りの高潔な人物であったことが嬉しい」と述べている。<br />また「'''赤き翼を背負いし漆黒の太陽(レッドウィング・シュバルツさん)'''」という有り難い(?)別名を送られている。
   −
=== 生前 ===
+
'''生前'''
 
;アルジュナ
 
;アルジュナ
 
:「マハーバーラタ」における宿敵で、カルナと並ぶ大英雄。<br>異父兄弟でもあり、最期は彼に討たれる。尚、彼はカルナが兄だと知らぬまま闘っていたという。
 
:「マハーバーラタ」における宿敵で、カルナと並ぶ大英雄。<br>異父兄弟でもあり、最期は彼に討たれる。尚、彼はカルナが兄だと知らぬまま闘っていたという。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
=== Fate/Apocrypha ===
+
'''''Fate/Apocrypha'''''
;「——ああ、オレは実に運が良い。<br> 黒のセイバー、<br> 初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう」
+
;「——ああ、オレは実に運が良い。<br>黒のセイバー、<br>初戦にお前と打ち合えた幸運を心から感謝しよう。」
 
:好敵手への惜しみない賞賛。<br>「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
 
:好敵手への惜しみない賞賛。<br>「お前を打ち倒すのは我が剣であり、槍であって欲しい」という、無垢な少年の夢のような思いを込め、彼らは互いを称える。
   −
;「 ―――なるほど。苛烈だな、<RUBY><RB>串刺し公</RB><RT>カズィクル・ベイ</RT></RUBY>よ。お前にとって、この杭は攻撃であり防御であり、示威であり恐怖なのか。<br> 領地を定め、城を定め、守るべき物を定め、つまりお前はただ一騎で国家を形成しようとしている。<br> 祖国への愛が為せる業か。あるいは<RUBY><RB>為政者</RB><RT>おう</RT></RUBY>としての責任感故か。<br> だが、ここには従えるべき配下がいないぞ? 王とは孤高であるべきかもしれぬ。だが、供回りのおらぬ王など存在しない。<br> ……失策だったな、串刺し公。オレは英霊だ、国を相手取っても恐れはせん」
+
;「 ―――なるほど。苛烈だな、<RUBY><RB>串刺し公</RB><RT>カズィクル・ベイ</RT></RUBY>よ。お前にとって、この杭は攻撃であり防御であり、示威であり恐怖なのか。<br> 領地を定め、城を定め、守るべき物を定め、つまりお前はただ一騎で国家を形成しようとしている。<br> 祖国への愛が為せる業か。あるいは<RUBY><RB>為政者</RB><RT>おう</RT></RUBY>としての責任感故か。<br> だが、ここには従えるべき配下がいないぞ?王とは孤高であるべきかもしれぬ。だが、供回りのおらぬ王など存在しない。<br>……失策だったな、串刺し公。オレは英霊だ、国を相手取っても恐れはせん。」
 
:黒のランサーとの戦闘時。<br>「神」に対する考えの違いから、怒りと憎悪を滾らせる串刺し公に対し、彼の心を見抜きながら静かに闘志を燃やす。<br>領王の誇りを称えながらも、不遜なまでの戦意を以て対峙し、自らの手で獲る事を決意する。だが……
 
:黒のランサーとの戦闘時。<br>「神」に対する考えの違いから、怒りと憎悪を滾らせる串刺し公に対し、彼の心を見抜きながら静かに闘志を燃やす。<br>領王の誇りを称えながらも、不遜なまでの戦意を以て対峙し、自らの手で獲る事を決意する。だが……
   −
;「——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br> 未練を残すな、怪物。疾く消え去るがいい」
+
;「 ——執念、怨念、あるいは妄念か。<br> 魔術師でもなく、英雄でもなくなったお前は最早、誰でもない。<br> 『己ではない誰か』に為ったお前の苦痛は生半可なものではあるまい。<br>  未練を残すな、怪物。<RUBY><RB>疾</RB><RT>と</RT></RUBY>く消え去るがいい。」
 
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。<br>いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。 <br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味合せることなく、塵に帰すことだけであった。
 
:吸血鬼へと変貌し、ダーニックに取り込まれてしまった黒のランサーに対して。<br>いつもの冷たい口調で、ともするとヴラドを見下しているように聞こえる。<br>だが実際は、名誉も誇りも奪われ、堕ちていった強敵への深い憐憫の念が込められている。 <br>「施しの英雄」と呼ばれた彼でも、日輪から目を背ける「人間でなくなった者」を救う事は出来ない。<br>出来るのは、これ以上の屈辱を味合せることなく、塵に帰すことだけであった。
   −
=== Fate/EXTRA CCC ===
+
'''''Fate/EXTRA CCC'''''
 
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
 
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」
 
:ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。<br>マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。
 
:ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。<br>マスターに対して余りに失礼な発言だが、彼はずっとこの調子らしい。
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:協力を渋るジナコに対し誠実で粘り強い説得を繰り返し、見事口説き落とした[[主人公 (EXTRA)|主人公]]に対する称賛の言葉。
 
:協力を渋るジナコに対し誠実で粘り強い説得を繰り返し、見事口説き落とした[[主人公 (EXTRA)|主人公]]に対する称賛の言葉。
   −
;「真の英雄は眼で殺す!」
+
;'''「真の英雄は眼で殺す!」'''
 
:宝具「梵天よ、地を覆え」、発動。<br>妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br>高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。<br>正しくは「武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。
 
:宝具「梵天よ、地を覆え」、発動。<br>妙な笑いを誘う台詞だが、'''本当に目からビームを放つ'''。<br>高威力かつ1ターンに2度使用することもままあるので、直撃すれば言葉通りの状態にされるだろう。なお、このスキルの使用をきっかけに、ジナコから「ビームの英霊ランチャー」と呼ばれることとなる。<br>正しくは「武具など無粋。真の英雄は眼で殺す……!」だったが、尺の関係で前半がカットされたとのこと。
   −
;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br /> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ」
+
;「華々しいな、薔薇の皇帝。<br> 多くの市民はその在り方に喝采を送っただろうが、オレには悲劇にしか見えん。<br> 出来事という出来事を全て舞台にしなければ立ち行かぬほど、お前の生は絶望と悲哀に満ちている。<br> ……お互い様とはよく言ったものだ。オレにはお前の苦悩が分かる。何が救いになるのかさえもな。<br> 幕を下ろしてやろうセイバー。<br /> 主役が消えれば、その舞台もおしまいだ。」
 
:セイバーの彼女らしい、決戦を前にした口上を聞いて。多くの苦難にさらされながらも決して華やかさを失わなかったその在り方を称え、彼女が胸に秘めた悲しみに共感する 。<br />それは、自らと同じく、落陽が最後に見たものであるゆえか。
 
:セイバーの彼女らしい、決戦を前にした口上を聞いて。多くの苦難にさらされながらも決して華やかさを失わなかったその在り方を称え、彼女が胸に秘めた悲しみに共感する 。<br />それは、自らと同じく、落陽が最後に見たものであるゆえか。
   −
;「余計な世話だ、口にするな。<br> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ」
+
;「余計な世話だ、口にするな。<br> 正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。<br> いさめる相手を間違えているのはそちらだ。<br> 正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。<br> その矛盾に気づいているか、弱き者よ。<br> 非情になりきれぬのなら、正義に肩入れするのだけは止めておけ。」
 
:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br>誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
 
:アーチャーに「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。<br>誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。
   −
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ」
+
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br>お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」
 
:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br>かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
 
:キャスターに「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。<br>かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。<br />もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが……
   136行目: 132行目:  
:ジナコの「自分ってAランクのマスターなんじゃない?」という自惚れに対する一言。即座にそこは鼻が高いと言うべきと突っ込まれる。
 
:ジナコの「自分ってAランクのマスターなんじゃない?」という自惚れに対する一言。即座にそこは鼻が高いと言うべきと突っ込まれる。
   −
;「神々の王の慈悲を知れ。<br> インドラよ、刮目しろ。<br> 絶滅とは是、この一刺。<br> 焼き尽くせ、『<RUBY><RB>日輪よ、死に随え</RB><RT>ヴァサヴィ・シャクティ</RT></RUBY>』!!<br> ふ……是非もなし……」
+
;'''「神々の王の慈悲を知れ。<br> インドラよ、刮目しろ。<br> 絶滅とは是、この一刺。<br> 焼き尽くせ、『<RUBY><RB>日輪よ、死に随え</RB><RT>ヴァサヴィ・シャクティ</RT></RUBY>』!!<br> ふ……是非もなし……」'''
 
:最終宝具解放。<br>「日輪よ、死に随え」。一撃のみの神をも射殺す、必滅の槍。
 
:最終宝具解放。<br>「日輪よ、死に随え」。一撃のみの神をも射殺す、必滅の槍。
   −
;「アルジュナの真似事ではないがな………<br> 我が身を呪え………『<RUBY><RB>梵天よ、我を呪え</RB><RT> ブラフマーストラ・クンダーラ</RT></RUBY>』!!<br>「頭上注意だ、悪く思え」
+
;'''「アルジュナの真似事ではないがな………<br>我が身を呪え………『<RUBY><RB>梵天よ、我を呪え</RB><RT> ブラフマーストラ・クンダーラ</RT></RUBY>』!!<br>「頭上注意だ、悪く思え」'''
 
:宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br>師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br>というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
 
:宝具「梵天よ、我を呪え」、発動。<br>師から与えられた極意にして、三界を焼き尽くす天からの劫火。<br>というか、アルジュナも同じような事できるのか…。
   −
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している」
+
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br>貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br>だが―――その気持ちに応えよう。<br>以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br>自ら手にした場所へ帰るがいい。<br>………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」
 
:説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。<br>この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。<br>「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
 
:説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。<br>この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。<br>「利己的な母から生まれた」というもセイバーとの共通点だが、セイバーはいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
   151行目: 147行目:  
:自暴自棄に陥ったジナコに対して。<br>ガトーと同じ事を語り、彼女を諭す。
 
:自暴自棄に陥ったジナコに対して。<br>ガトーと同じ事を語り、彼女を諭す。
   −
;「無論だ。特別ではない君を、命ある限り、オレは庇護し続ける」
+
;「無論だ。特別ではない君を、命ある限り、オレは庇護し続ける。」
 
:彼にとって全ての人間は同じ価値。「施しの英霊」と呼ばれる彼のあり方を感じさせる。
 
:彼にとって全ての人間は同じ価値。「施しの英霊」と呼ばれる彼のあり方を感じさせる。
   157行目: 153行目:  
:ジナコに誤解される原因は伝えたい事を途中で切るからと指摘された際の一言。<br>全く自覚してなかったようで、思わず三回も呟く程ショックを受けた。
 
:ジナコに誤解される原因は伝えたい事を途中で切るからと指摘された際の一言。<br>全く自覚してなかったようで、思わず三回も呟く程ショックを受けた。
   −
;「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている」
+
;「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。」
 
:ジナコとの別れ。言いたいことを全て言う、最初の練習にして最後の言葉。<br>長年孤独と死を恐れていたジナコは、この言葉を受けて涙と共に息を呑む。
 
:ジナコとの別れ。言いたいことを全て言う、最初の練習にして最後の言葉。<br>長年孤独と死を恐れていたジナコは、この言葉を受けて涙と共に息を呑む。
   174行目: 170行目:  
**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしいが。
 
**ダメダメなマスターと小言を言いつつも静かに見守る彼の姿は、まるで親子のよう。サーヴァントとして現界した際の年齢的には彼の方が下らしいが。
 
**因みに、日本でこそ知名度は無いに等しいものの、彼の出身地であるインドでは絶大な人気を誇る。また1980年代の話になるがインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなどインド人にとって身近で知りぬかれた物語である。
 
**因みに、日本でこそ知名度は無いに等しいものの、彼の出身地であるインドでは絶大な人気を誇る。また1980年代の話になるがインドで放映されたドラマ「マハーバーラタ」は最高視聴率92%を誇るなどインド人にとって身近で知りぬかれた物語である。
<!-- *属性が二つあるのは、スキル「無冠の武芸」の影響。 -->
+
*属性が二つあるのは、スキル「無冠の武芸」の影響。
 
*自己主張の少ない彼だが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。
 
*自己主張の少ない彼だが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。
 
*滅多な事では怒りなどの負の感情を抱かない彼だが、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱には反応するという。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
 
*滅多な事では怒りなどの負の感情を抱かない彼だが、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱には反応するという。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。
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| マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考
 
| マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考
 
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| 不定 || B || C || A || B || D || EX || 企画段階
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|   || B || C || A || B || D || EX || 企画段階
 
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| ジナコ || B || A || A || B || A+ || A++ || 幸運のランクが急上昇しているが、これは本人の自己申告。そのため本来はもっと低いランクだと思われる(内部データ的にはDランク相当)。また、彼のクラスはランサーからランチャーに変化している。
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| ジナコ || B || A || A || B || A+ || - || 幸運のランクが急上昇しているが、これは本人の自己申告。そのため本来はもっと低いランクだと思われる(内部データ的にはDランク相当)。また、彼のクラスはランサーからランチャーに変化している。
 
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