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;略歴
 
;略歴
:元[[魔術協会|時計塔]]の生徒。[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]の門下生。魔術師としての歴史が浅い家柄の出身で、それを努力と才能でどうにかしようと奮闘していたが、周りからは相手にされていなかった。名門魔術師に対してコンプレックスを持っており、特にケイネスとは確執がある。<br>ケイネス宛てに送られる予定であった遺物を持ち逃げし、それを触媒にライダーを召喚する。<br>当初は自らが望んだものとは正反対であるライダーとそりが合わなかった。しかし、勝ち進んでいくに連れ、ライダーのカリスマ性と度量に感銘を受ける。
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:元[[魔術協会|時計塔]]の生徒。[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]の門下生。祖母から数えて三代目と、魔術師としての歴史が浅い家柄の出身で、それを努力と才能でどうにかしようと奮闘していたが周りからは相手にされていなかった。名門魔術師に対してコンプレックスを持っており、特にケイネスとは確執がある。<br>時計塔管財課の手違いで、直接ケイネスに手渡されるはずだった聖遺物が手中に転がり込んできたのを機に聖杯戦争への参戦を決意、朽ち果てたマントの布一片を触媒としてライダーを召喚する。<br>当初は自らが望んだサーヴァント像とは何もかも正反対のライダーと反りが合わなかったが、次第とライダーのカリスマ性と度量に感銘を受けるようになり、一方で己の卑小さと非才を自覚させられ深く葛藤する。<br>最終的には自らマスターとしての立場を放棄し、征服王の臣下としてその生き様を語り継ぐ使命を負うこととなる。
    
;人物
 
;人物
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;能力
 
;能力
:「優秀である」と自称しているが、魔術師としての力量は平凡。一般人への暗示も失敗してしまうほどに非才である。ケイネスの教え子である由縁か、専門ではないが錬金術も行使可能。魔術師が嫌悪しがちな現代技術や機械操作を苦としない庶民派。<br>一方で、かなりの強運の持ち主でもある。魔術師としての未熟さが、結果的に幾度となく自身の危機(自身の与り知らぬところでではあるが)を救うことになる。最終的に第四次聖杯戦争の参加者中、唯一無傷で生還するという偉業を成す。<br>後にわかることだが、講師としての技量は超一流。学べば間違いなく大成するとまで讃えられる名教師である。しかし、ウェイバー自身は魔術師として一流であることを望んでおり、教師としての手腕に誇りは持っていない。
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:「優秀である」と自負しているが、魔術師としての力量は平凡。一般人への暗示も失敗してしまうほどに非才である。ケイネスの教え子であるため、専門ではないが錬金術の心得もある。魔術師が嫌悪しがちな現代技術や機械操作を苦としない庶民派。<br>一方で、かなりの強運の持ち主でもある。魔術師としての未熟さや軍資金不足が、本人の与り知らぬところで幾度となく生命の危機を救うことになり、結果として第四次聖杯戦争の参加者中、唯一無傷で生還するという快挙を果たす。<br>後にわかることだが、教育者としての技量は超一流。学べば間違いなく大成するとまで讃えられる名講師である。しかし、ウェイバー自身は魔術師として一流であることを望んでおり、教師としての手腕に誇りは持っていない。
    
=== ロード・エルメロイII世 ===
 
=== ロード・エルメロイII世 ===
後の世界における彼の通り名。他にも、「プロフェッサー・カリスマ」「マスター・V」「グレートビッグベン☆ロンドンスター」「女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男」など。「絶対領域マジシャン先生」を考案した生徒は「死ね!」の一言で撃退。
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後の世界における彼の通り名。他にも「プロフェッサー・カリスマ」「マスター・V」「グレートビッグベン☆ロンドンスター」「女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男」などの異名を捧げられる名物講師である。「絶対領域マジシャン先生」を考案した生徒は「死ね!」の一言で撃退。
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第四次聖杯戦争でケイネスが敗退したことにより、アーチボルト家は一気に没落してしまう。そのことに関して自分も責任があると考えたウェイバーが奔走、家を立て直すことに成功した。<br>
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第四次聖杯戦争でケイネスが敗退したことにより、アーチボルト家は一気に没落してしまう。そのことに関して自身にも責があると考えたウェイバーが奔走、家を立て直すことに成功した。<br>
 
現在のアーチボルト家当主は、ケイネスが健在であった頃には末席であった少女。彼女は「ロード・エルメロイ」の称号をウェイバーに贈ることによって、彼の功を讃えるとともに、名前をもって自らの下においたのである。
 
現在のアーチボルト家当主は、ケイネスが健在であった頃には末席であった少女。彼女は「ロード・エルメロイ」の称号をウェイバーに贈ることによって、彼の功を讃えるとともに、名前をもって自らの下においたのである。
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時計塔の講師であり、彼の元で学んだ魔術師の全員が大成している。彼の弟子になって「王冠(グランド)」階位を得なかった者はいない。<br>彼が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わるとまで言われている。<br>もっとも彼にそんな野心などなく、「笑い話にもならん。いまだ四階級どまりのこの私が、何で他人の面倒を見てやらなきゃいかんのだ」という感じで教え子たちとは関わりたくもないらしい。他人をプロデュースすることに関しては当代一の傑物だが、彼にとってはそんなことはどうでもよく、自分自身が魔術師として大成したいらしい。なので講師として大人気の自分には全く興味がなく、それどころかその事実にイライラしているため、ここ数年は常に不機嫌そうに院内を歩いている。
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自身は魔術師としてどうしようもないほど平均的で凡庸だが、他人の埋もれた才能を見抜き、鍛え上げることにかけては時計塔随一。ゆえに彼の元で学んだ魔術師の全員が大成している。<br>彼の弟子になって「王冠(グランド)」階位を得なかった者はおらず、彼が教え子たちを集めれば時計塔の勢力図が変わる、とまで言われることも。<br>もっとも、彼にそんな野心などはなく「笑い話にもならん。いまだ四階級どまりのこの私が、何で他人の面倒を見てやらなきゃいかんのだ」といった感じで教え子たちとは必要以上に関わりたくもないらしい。<br>他人をプロデュースすることに関しては当代一の傑物だが、彼にとってはそんなことはどうでもよく、自分自身が魔術師として名を成したいのに教え子ばかりがどんどん伸びていくという事実にイライラしているため、ここ数年は常に不機嫌そうに院内を歩いている。
    
[[遠坂凛]]の時計塔での後見人。ただし、教師として魔術の指導はしない。<br>日本も日本人も大嫌いだが、唯一の娯楽が日本製のゲーム。私服のTシャツには『大戦略』(アドミラブル大戦略)の文字がプリントされている。この点、ゲームオンチの凛とは相性が悪いらしい。
 
[[遠坂凛]]の時計塔での後見人。ただし、教師として魔術の指導はしない。<br>日本も日本人も大嫌いだが、唯一の娯楽が日本製のゲーム。私服のTシャツには『大戦略』(アドミラブル大戦略)の文字がプリントされている。この点、ゲームオンチの凛とは相性が悪いらしい。
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:いきなり自身の真名を堂々と名乗ったライダーへの魂の叫び。この時から、ウェイバーの苦労が始まった。
 
:いきなり自身の真名を堂々と名乗ったライダーへの魂の叫び。この時から、ウェイバーの苦労が始まった。
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;「ら、い、だぁぁぁ……」<br>「ど〜すんだよぉ。征服とか何とか言いながら、けっきょく総スカンじゃないかよぉ……オマエ本気でセイバーとランサーを手下にできると思ってたのか?」
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;「ら、い、だぁぁぁ……」<br>「ど~すんだよぉ。征服とか何とか言いながら、けっきょく総スカンじゃないかよぉ……オマエ本気でセイバーとランサーを手下にできると思ってたのか?」
 
:セイバーとランサーへの勧誘が失敗したライダーへの恨み言。これに対し、「"ものは試し"」と答えたものだから……
 
:セイバーとランサーへの勧誘が失敗したライダーへの恨み言。これに対し、「"ものは試し"」と答えたものだから……
    
;「"ものは試し"で真名バラしたんかい!!」
 
;「"ものは試し"で真名バラしたんかい!!」
 
:殺伐とした『Zero』での数少ないコミカルな場面だが、アニメ版ではカットされてしまった。
 
:殺伐とした『Zero』での数少ないコミカルな場面だが、アニメ版ではカットされてしまった。
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;「オマエだって不満だろうが! こんなボクがマスターだなんて! 本当はもっと違うマスターと契約してれば、よっぽど簡単に勝てたんだろ!」
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:絶大な宝具「王の軍勢」を、死してもなお幾万もの英雄たちに慕われるライダーの姿を見たことでウェイバーの小さなプライドは根底から覆される。偉大すぎるサーヴァントに比して、卑小で無力な名ばかりのマスターである己を思い知らされた彼は、新都からの帰り道でつい癇癪を爆発させるが――返ってきたライダーの答えは、この契約を「快い」と肯定するものだった。
    
;「我がサーヴァントよ、ウェイバー・ベルベットが令呪をもって命ずる」<br>「ライダーよ、必ずや、最後までオマエが勝ち抜け」<br>「重ねて令呪をもって命ずる。――ライダーよ、必ずやオマエが聖杯を掴め」<br>「さらに重ねて、令呪で命ずる」<br>「ライダーよ、必ずや世界を掴め。失敗なんて許さない」
 
;「我がサーヴァントよ、ウェイバー・ベルベットが令呪をもって命ずる」<br>「ライダーよ、必ずや、最後までオマエが勝ち抜け」<br>「重ねて令呪をもって命ずる。――ライダーよ、必ずやオマエが聖杯を掴め」<br>「さらに重ねて、令呪で命ずる」<br>「ライダーよ、必ずや世界を掴め。失敗なんて許さない」
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'''Fate/Apocrypha'''
 
'''Fate/Apocrypha'''
 
;「II世だ。私を尊重したがるご老体の下心はありがたいが、II世をつけてくれ。そうでなければエルメロイの名など痒くてとても耐えられない」
 
;「II世だ。私を尊重したがるご老体の下心はありがたいが、II世をつけてくれ。そうでなければエルメロイの名など痒くてとても耐えられない」
:召喚科学部長ベルフェバンに「ロード・エルメロイ」と呼びかけられての第一声。第四次聖杯戦争の起こらなかった『Apocrypha』の世界ではどういう経緯でエルメロイの名を継いだのかはまだ定かではないが、やはり色々と複雑な事情があるらしいということだけは伝わってくる。<br>一つの台詞の中で、敢えてなのか失礼な物言いをやたらに重ねているが、言われた相手のベルフェバンは何事もなかったかのように流している。
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:召喚科学部長ベルフェバンに「ロード・エルメロイ」と呼びかけられての第一声。第四次聖杯戦争の起こらなかった『Apocrypha』の世界ではどういう経緯でエルメロイの名を継いだのかはまだ定かではないが、やはり色々と複雑な事情があるらしいということだけは伝わってくる。<br>一つの台詞の中で、敢えてなのか失礼な物言いをやたらに重ねているが、言われた相手のベルフェバンはあっさりと流している。
    
'''氷室の天地 Fate/school life'''
 
'''氷室の天地 Fate/school life'''
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**事実、奈須氏曰く「虚淵玄の固有結界によって登場人物の幸運が一律ランクダウンしている」とされる『Zero』において、何も失わずに済んだはこの2人だけである。
 
**事実、奈須氏曰く「虚淵玄の固有結界によって登場人物の幸運が一律ランクダウンしている」とされる『Zero』において、何も失わずに済んだはこの2人だけである。
 
**ちなみに、ウェイバーのマスター補正なのかどうかは分からないが、ライダーの幸運値は第四次最高のA+。もともと破天荒な征服王であるので、最初からそれなりに高かった可能性もあるが、サーヴァントの常として、マスターの適正の影響は必ず受けていると思われる。
 
**ちなみに、ウェイバーのマスター補正なのかどうかは分からないが、ライダーの幸運値は第四次最高のA+。もともと破天荒な征服王であるので、最初からそれなりに高かった可能性もあるが、サーヴァントの常として、マスターの適正の影響は必ず受けていると思われる。
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**『Fate/Zero アニメビジュアルガイドI』内の虚淵・鋼屋・東出誌上コメンタリーによれば「ウェイバーは幸運のパラメータに255ポイント振ってますから」とのこと。TRPGのキャラメイキングにおいて255ポイントとは、即ちまるっと全部である。
 
*原作者曰く、「(ライダーかウェイバーの)どちらかを女の子にしてたら、その、なんだ。Fate2だぜ、マジで!」。<br>実際、「低階位の魔術師と最強クラスのサーヴァント」というコンセプトで見れば、[[Fate/Prototype|旧Fate]][[沙条綾香|主人公]]の設定に近いようにも思える。
 
*原作者曰く、「(ライダーかウェイバーの)どちらかを女の子にしてたら、その、なんだ。Fate2だぜ、マジで!」。<br>実際、「低階位の魔術師と最強クラスのサーヴァント」というコンセプトで見れば、[[Fate/Prototype|旧Fate]][[沙条綾香|主人公]]の設定に近いようにも思える。
 
*後に師の[[魔術礼装]]「月霊髄液」を改良進化させ、メイドゴーレムにしたとかしてないとか。<br>簡単な家事雑役を行える程度の思考力を持つが、時々自分は未来から来た殺人兵器だと言って暴走するバグがあるらしい。
 
*後に師の[[魔術礼装]]「月霊髄液」を改良進化させ、メイドゴーレムにしたとかしてないとか。<br>簡単な家事雑役を行える程度の思考力を持つが、時々自分は未来から来た殺人兵器だと言って暴走するバグがあるらしい。
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